輪番給仕団参

宗勝寺・(師匠のお寺)浄国寺の、共催にて・・・

「輪番給仕団参(りんばんきゅうじだんさん)」を、計画し。

 

先日(11月8~9日)、一泊二日の行程を、無事終えることが出来ました。

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日蓮大聖人が、晩年の“9年間”をお過ごしになった、身延(山梨県)の地には・・・

日蓮宗の“総本山”である、「身延山 久遠寺」がございます。

 

日蓮大聖人の、「いづくにて死に候とも墓をば身延の沢に。。。」とのご遺言に従い・・・

ご遺骨は、この身延山に祀られています。

 

さらに、“六老僧(6人の弟子)”には・・・

廟所(お墓)を、“輪番”で護持するように、と。

 

それを基として、今回行わせていただいたのが・・・

「輪番(ローテーション)給仕(お墓のお世話)団参(団体参拝)」と。

 

つまり、我々も日蓮大聖人のお弟子として・・・

その「ローテーションの輪」に入れさせていただいた、という訳です。

 

まず、「委嘱式(いしょくしき)」が行われます。

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法主猊下(身延山久遠寺の住職)に、なり替わり・・・

日蓮大聖人への、“給仕依頼”を頂戴する訳です。

 

次に「法儀」として、“御真骨堂”にて参拝を。

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読経・唱題に加え、参拝団としての“誓いの言葉”を、代表者が言上します。

ちなみに、「輪番給仕」を行わずして、日蓮大聖人の“御真骨”を拝することは出来ません。

 

最後に、「祖廟(日蓮大聖人のお墓)参拝」をして、終了となります。

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また、終了後は“祖師堂”にて、「御開帳」を。

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この日は、参道(門前町)での自由時間(買い物など)を経て・・・

宿坊(宿泊できるお寺)である「端場坊(はばのぼう)」さまに、参籠させていただき。

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翌朝、“大本堂”で6時から行われた“朝勤”にも参列を。

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身延の地からは、“観光”しながらの帰路道中。

 

個人的には、“沼津港”でいただいた海の幸が・・・

団体の食事とは思えないほど(…って言ったら怒られますが)美味しかったですね。

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画像では伝わりませんが、“紅葉”も始まりつつありました。

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現在は、「ホッとした。。。」の一言。

“主催者・引率者”の立場からすれば、大きな事故もなく帰ってくることが出来ましたので。

 

まぁ、細かいこと(?)を言えば・・・

キリは、ありません。

 

「御札の配り忘れ」とか。

(記念写真・会計報告に同封し、郵送します。。。)

 

宿坊で働く学生さんへの「お小遣いのあげ忘れ」とか。

(働きながら学校へ通う、お坊さんのタマゴさん、ごめんなさい。。。)

 

・・・・・・つづく。

感謝と懺悔

先日(10月26日)、“千葉県東部修法師会”主催による・・・

「放生会(ほうじょうえ)」が、匝瑳市「朗生寺」さまを会場に、開催されました。

 

私たちは、“両親・ご先祖さま”の命を通じて、この世に生まれ・・・

多くの命(食料など)を受け継ぎ、今日を生きています。

 

しかしながら、「命の大切さ」というものを想いながらも・・・

食べ物を廃棄したり、自身の命すら粗末にする者も存在する、という現実がある訳です。

 

古来、仏教では「六斎日(毎月8・14・15・23・29・30日、または甲子の6日間)」と、日を決め・・・

「殺生を行わない」ことや、「新たに生命を放す」ことを、行ってきました。

 

この日も、法要の後には近隣河川にて・・・

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“鯉”などの稚魚を、放生。

 

しつこいようですが、「放生会」は・・・

生命に対する、「感謝(ありがとう)と懺悔(ごめんなさい)」の法要。

 

「そんなの、当然!」って方は、それはそれで素晴らしいこと。

でも、例えば“畜産業・漁業・飲食業”などに従事されてる方など・・・

「建前では、済まされねぇ。。。」って方がいるからこそ、世の中が回ってる訳で。

 

“確信犯”が、良いか悪いのかは分かりませんが・・・

ひっくるめて、「感謝と懺悔」で暮らすことがいかに重要か、と思うのです。

 

さて。

 

こちらも、「生命に感謝(収穫を祝う)」といった分類?なのでしょうか??

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画像は、“ハロウィン”当日の渋谷だそうですが・・・

日本人特有・・・ってことで。。。

(田舎の“スルーっぷり”にも、失笑してしまいますが)

 

「体力、有り余ってんな。。。」

「他に、楽しいことが無ぇんだな。。。」

・・・ってのが、中高年の代表的なご意見だそうで。

 

それにしても、“体力が有り余ってるヤツ”の相手は、大変。

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(私に似ず)“いたずら坊主”に、なってしまったため・・・

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昨日(11月1日)の、題目講(終了後の茶話会)の際も・・・

何かやらかさないかと、常にハラハラ。

 

最近は、色々なものを“ゴミ箱”に入れるのが、ブームのようで・・・

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先日は、檀家さんからお預かりした“塔婆代”を、ゴミ箱へ。

気付かずに“廃棄”してしまう、という事件が勃発。

 

・・・大変、申し訳ございませんでした。

(私のお給料から、弁償させていただきました。。。)

 

でも、檀家さんやご近所さん、友人など・・・

自分の子や孫のように可愛がっていただき、本当に有難く思っております。

 

これがここ最近、私の「感謝と懺悔」でした。。。

宗勝寺参拝者 専用駐車場

前回も、書かせていただいたように・・・

現在、“お会式シーズン”真っただ中。

 

昨日(10月18日)は、銚子市「妙福寺」さまの“お会式”に、出仕させていただきました。

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画像の通り、夕方から渡御(とぎょ)される“御神輿”に併せ・・・

“万灯”のお練り供養の一団も。

 

市内を、約2時間の行程で廻るその間、我々は・・・

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本堂にて、ひたすら読経。

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一団が、お戻りになって後・・・

ひとしきりの賑わいを見せる、境内。

 

午後7時より、「お会式 御逮夜法要」が厳修され・・・

日蓮大聖人に、ご報恩の誠を捧げた訳です。

 

さて。

 

どうでも良い話ですが、不肖私・・・

夜分に外出すると、どうも眠れません。。。

 

そんな訳で、昨夜も結構な時間まで「ピリピリ」と。

それはもしかしたら、本日の「ワクワク」が、重なっていたからかもしれません。

 

お陰さまを、もちまして・・・

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本日、無事に「宗勝寺境内拡張工事」が、終了いたしました!

 

分かりやすく、“Before”で・・・

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・・・“After”です。。。

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「宗勝寺参拝者 専用駐車場」

・・・とか、“ケチ臭い”ことは言いません。

(参拝していただければ、うれしいですが。。。)

 

宗勝寺界隈の立地上、近隣には・・・

“駐車場”や子どもの“遊び場”、気軽に入れる“休憩所”等、ございません。

 

(今回舗装した部分は)基本的には、“駐車場”としての利用を考えていますが・・・

可能性は、無限ですからね。。。

 

地域の皆さまには、ぜひお気軽に・・・

様々な使途で、境内を“自由に”お使いいただきたい、と思っております。

 

それにしても、年中行事の際、頭を悩ませていた・・・

“駐車場問題”が解決したことは、本当に晴れやかな気分です。

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「敷地は(多分に)あっても、駐車スペースに乏しい」

・・・というお寺(神社)って、少なからずありますよね。

 

もちろん、自動車が無い時代に建立されていれば・・・

そんなこと、考える余地も無い訳で。

 

また、こんな石標(看板)をご覧になったことは??

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「下乗(げじょう)」といいまして、「ここより、“乗り物”から降りなさい」ということ。

神仏の領域に、“乗り物(昔なら、籠・馬を含む)”で入るのは失礼、ということですね。

 

余談ですが・・・

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お寺(玄関先やトイレ)で目にする、こちらは・・・

「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」と、いいまして。

 

「自分の足元(自分自身・本性)を、省みよ」と、いうことで・・・

転じて(平たく言えば)、「履物、揃えたか??」ってこと。

 

「知ってれば恥かかないよシリーズ」でした。。。

〇〇の秋

昨日(10月13日)、「お会式(おえしき)」を厳修させていただきました。

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「お会式」とは、日蓮大聖人の“ご命日”に際し・・・

そのご遺徳に、感謝の誠を捧げる法要のこと。

本年は、734回目の「お会式」となります。

 

ですから、正式に言えば・・・

「宗祖日蓮大聖人第734遠忌御報恩会式」と。

 

・・・弘安五(1282)年、持病のため身延を下山された、日蓮大聖人。

湯治にてお体を癒そうと出た、常陸への旅の途中・・・

武蔵国池上宗仲公の邸(東京都大田区池上:現 池上本門寺)にて、体調悪化。

14 日蓮聖人 入滅

10月13日、辰の刻(午前8~10時)、弟子・信者多数の唱題の中・・・

静かに、ご生涯を閉じられた訳です。

 

大聖人ご入滅の際には、大地が震え、季節外れの“桜の花”が咲き・・・

日昭上人の打つ、臨終を知らせる鐘の音が、悲しく響いたといいます。

 

今年も、宗勝寺の“お会式桜”は、この時季に合わせたように・・・

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しっかりと、“満開”に。

 

さて。

 

皆さまにとって、“秋”と言えば??

よく聞く「〇〇の秋」なんてのを、調べるに。

 

「スポーツの秋」 10月10日“体育の日(東京オリンピック開催)”より、定着

「読書の秋」 11月17日“読書週間(戦後)”より、定着

「芸術の秋」 日展・二科展など多くの“美術展開催”より、定着

 

なるほど、と思いつつも・・・

やはり「食欲の秋」は、作物の“収穫時期”からきているようで。

 

境内の“柘榴(ざくろ)”も、「大不作だった昨年 & 今年2月に行った移転植栽」により・・・

IMG_1068心配していたものの、今年はまずまずの出来。

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無事、鬼子母神さまにお供えすることが出来ました。

 

・・・とは言え、人間も“動物”の一種。

冬は“代謝”が上がるため、体がエネルギーを蓄えようと、食欲が旺盛になり・・・

結果、体脂肪を増やすんだそうな。

 

うん、気を付けよう。。。

 

5か月前にお譲り頂いた“土地”の、登記も無事に完了し・・・

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本日より、「宗勝寺境内拡張工事」が、開始されました!

 

言うまでもなく、やはり工事開始は・・・

「お会式」終了まで、お待ちいただいた訳で。

 

諸般の事情から、“役員・題目講”の皆さまのみに、お声掛けし・・・

しめやかに厳修させていただいている、「お会式」ですが。

 

そんな形でも、やはり我々にとっては、「秋と言えば“お会式”」。

無事に終えられることが出来れば、充実感と安堵に満ち溢れるものです。

地方創生

先日(10月2日)、「管内寺院顕彰参拝」なる行事に・・・

“スタッフ”として、参加して参りました。

 

小難しいタイトルですが、平たく言えば・・・

「地元のお寺に、お参りしようよ!」と、いったところ。

 

今回は、香取市「大乗寺」さまと・・・

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匝瑳市「朗生寺」さまに・・・

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多古町「妙光寺」さま。

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約160名(?)の参加者の皆さまと、3か寺をお参りさせていただきました。

 

さて。

 

近年、「地方創生」なんて言葉を、よく目にするようになりましたね。

地元の“有り方”を、築くべく・・・

地域住民が立ち上がったり、専門のコンサルタントに依頼をしたり、と。

 

そういえば、先日の“講習会”も・・・

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確か、そんなニュアンスのものでしたっけ。

 

余談ですが、この頃の講習会の“講師選定”は、秀逸。

坊主が坊主の話聞いて、面白い??」って書いたのが、一年前の事でしたが・・・

似たようなこと感じてる方も、多かったんでしょうかね。。。

 

(話を戻しますが)やはり大事なのは、地元の素晴らしさを知ること。

個人的には、自分の“ルーツ”というものも知っておいた方が良い、と思っています。

 

地元のお寺にお参りし、ご住職から様々なお話を伺うことで・・・

そんなことの、一助にもなるのかもしれません。

 

・・・ここまで言っておいて、アレですが。

001 身延山久遠寺 本堂

今般(11月8~9日)一泊二日の日程で、地元を離れ・・・

総本山「身延山 久遠寺」さまへの、団参(だんさん:団体参拝)を計画いたしました。

 

募集締め切り期日まで、あと半月ほどですが・・・

現時点での申し込み状況は、(定員の)7割ほど。

 

“リピーター”が多いことは、有り難いことなんですが・・・

やはり、“初参加”の人数が年々減少していくのが、寂しいですね。

 

いや、本音で言えば、寂しいのではなく、恐ろしい。

新陳代謝が無いものの行く末は、お察しの通りですから。

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母が、「良いもの、教えてもらったわ。。。」と、喜んでいたのは・・・

針に糸を通す、便利グッズ。

 

縫っていたのは、初めてお参りに行く孫のための・・・

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“行衣(ぎょうえ)”でした。。。

(行衣:お参りの際に着用し、御朱印を頂戴します)

口コミ

朝夕、日ごとに涼しくなってまいりました。

 

あとひと月もたたないうちに、日蓮宗では・・・

大本山「法華経寺」さまにて、“日蓮宗大荒行堂”が開堂されます。

→日蓮宗大荒行堂について

 

上記リンクの通り・・・

日蓮宗の大荒行は、11月1日~2月10日までの寒壱百日間。

 

全国から集まった、大勢の僧侶が・・・

千葉県市川市中山の荒行堂にて、この苦修錬行に挑みます。

018 大荒行堂

これに先立ち、日蓮宗千葉県東部修法師会(荒行成満者が有資格者)では・・・

「一日荒行平和祈願祭(通称:一日行堂)」を、開催しています。

 

会員寺院を会場に、荒行堂での一日を“再現”し・・・

普段目にすることが出来ない修行の姿を、解放する訳です。

(動画は、平成24年のものです。。。)

今回(9月28~29日開催)の会場寺院は、大網白里市「正法寺」さま。

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自らの罪障を消滅させるため、寒水に身を清める「水行」は・・・

午前3時・6時・9時・正午・午後3時・6時・11時の、日に7回。

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・・・その他は、「読経三昧」。

日に2時間の睡眠と、朝夕2回の薄粥をすする生活となります。

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今年は、関東一円より・・・

(本年度入行者を含む)お上人方の参加を、いただきました。

 

2日目の、午後からは・・・

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檀信徒の皆さんがお集まりになり、ご祈祷を。

 

実は、昨年も同会場にて開催された「一日行堂」ですが・・・

今年は参詣者が、数倍に。

 

募集方法は、例年同じですから・・・

この結果は、恐らく「口コミ」なんでしょう。

 

さて。

 

いわゆる“広告宣伝費”が、売り上げに占める割合は・・・

その業種によって、大きく異なります。

 

大きいところでは、「通販・サービス業」が15~20%、「美容整形(美容外科)」業界では、40~50%を費やすこともあるらしく・・・

テレビCMや雑誌を見ると、納得してしまいます。

 

きっと、我が業界の“広告宣伝費”の割合は、恐ろしく低いでしょう。

(体質的に難しい面も、確かにありますが。。。)

 

かくいう私も、ホームページ・ブログ・SNSなどに頼るのが、関の山。

「最低限の費用で、最大限の効果を。。。」

・・・なんて言えば、聞こえは良いですが。

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先日、ペットのご供養にいらっしゃった方に、お伺いしました。

(いわゆる、一見さん(?)で。。。)

「ホームページ?ブログ?を、ご覧になって??」と。

 

・・・結果、「口コミ」でした。

 

肩透かしですけど、うれしいもんですね。

おばちゃんの“井戸端会議”は、相当な広告宣伝なのです。。。

イモ兄ちゃん

大変ありがたいことに、更新が“活動”に追いつきません。

順次更新して参りますので、ご容赦ください。

 

先日(9月27日)、八千代市「長妙寺」さまにて・・・IMG_0963

「痔の呪(まじな)い」なる行事に、出仕させていただきました。

 

長妙寺(第29世)日康上人が、法華経三千部を読誦し・・・

この“呪(まじな)い”によって、病気平癒のご祈祷を為されたことに由来する、この行事。

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朝から夕方まで、計8座にわたり、数百名の方がご祈祷を受けました。

 

やはり、恥部の病ということもあって、心身ともに苦悩される方々も多く・・・

全国各地より、申込者が訪れます。

 

ちなみに、昨年はテレビの取材もございまして・・・

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私も(手の)出演が、あったり。。。

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ご祈祷をした“苻”は、その年の恵方(良い方角)に、埋められ・・・

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その後、ご住職により、一年を通じてご祈願が続けられるそうです。

 

・・・この行事が行われるのは、(毎年)旧暦“八月十五夜”。

(最初に“呪(まじな)い”が行われた日、だそうです。。。)

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いわゆる、「中秋の名月」ですね。

 

旧暦では、3か月ごとに“四季”が移ろう、という考えのため・・・

「秋=7月・8月・9月」と、なり。

 

その真ん中である“8月”の、さらに“15日”ということは・・・

“秋のど真ん中”ということで、「中秋」という訳ですが。

 

日本人の感覚(?)としては、上記画像の通り・・・

お月見には、“ススキ・月見団子”といったところ。

 

しかし、お月見の発祥である“中国”の地では・・・

収穫祭の意味も込め、“里芋”をお供えすることが多いんだとか。

 

そのため、美しき「中秋の名月」の別名は・・・

何とも野暮ったい、「芋名月」。

 

調べるに、「イモ=田舎者=野暮ったい」という感覚は・・・

薩摩藩士を小馬鹿にした、“芋侍”という言葉からだそうで。

 

・・・ということは。

「イモ兄ちゃん」の芋は、“サツマイモ”だったんですね。。。

 

かくいう我が千葉県も、“サツマイモ”の産地。

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先日も、箱いっぱいの“サツマイモ”を、頂戴しまして・・・

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本日(毎月一日開催)の、“題目講”の終了後・・・

茶話会にて、消費していただきました。

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女性は、こういうの本当好きですね。

 

俺ぁ、何だか・・・

口ん中、パサパサしちゃって。。。

お宝

久々の更新となってしまいました。。。

 

色々ありまして、遙か昔のことに感じますが・・・

秋の“お彼岸”も、無事に過ごすことが出来ました。

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(法務としては)多古町「能満寺」さまの、“彼岸会”に出仕させていただき。

 

また、“お中日”には・・・

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目黒区「妙見寺」さまの“彼岸会”にも、出仕させていただき・・・

大勢の檀信徒の皆さまとともに、“読経・唱題”を。

 

うち(宗勝寺)自体は、特に何もやっていない・・・

・・・なんて言ってしまうと、語弊がありますが。

 

やはりお彼岸中、ということだけあって・・・

“お墓参り”の方を中心に、境内は賑わいを見せてくれます。

 

お彼岸には、多くの檀信徒の方々が、お寺に“お供え”くださる。

お中元でもなく、お歳暮でもなし。

お正月でもなく、お盆でもなし。

 

なぜ“お彼岸”に、なのかというと・・・

それが、昔からの“慣習”というほか、ないのでしょうが。

 

もちろん、“御宝前”にお供えはいたしますが・・・

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今般、このような“掲示用レール”を設置してみました。

 

レントゲンを医師が確認するような、固定方法。

これで、粘着テープを多用せずに済みます。

 

注文して届いたは良いものの、切った貼ったする羽目になったのは、ご愛敬。

「畳1畳=1間(けん)」と決めつけず、メジャーで測るべきでした。。。

 

さて。

 

“清く正しく”なんて自分で書いたことが、自分の首を絞めることに・・・

・・・なった訳では、ありませんが。

 

(雨模様だからか)人出が無かったお彼岸後半戦も、ゴロゴロする訳にいかず・・・

この際、10年間見て見ぬ振りをしてきた、“開かずの納戸”の掃除に着手。

 

昔の“書類入れ”は、気の利いたデザインしてますね。。。

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これ、お分かりですか??

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いわゆる“煙草(タバコ)盆”、なぜか4セット一箱。

(使用方法は、ググってください。。。)

 

まぁ実際、うちにはこれといった「お宝」は、ございませんでした。

納戸の一番奥底に、ホコリをかぶっていたのは・・・

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檀家さん(お婆ちゃん)お手製の、“味噌”。

 

「このまま涼しいところにしばらく置いておけば、食べられるから!」

・・・と、いただいた際の記憶が一気に甦り、冷や汗を。

(11年前のことです。。。)

 

恐る恐る、開封すると・・・

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香りは、“芳醇”そのもの。

昔ながらの発酵食品は腐らないそうで、一安心。

 

この、時間でしか得ることが出来ない“熟成”というものが、「お宝」なのでした。

・・・と、綺麗にまとめてみる。

 

おしまい。

天の花

本日(9月20日)より、秋の「お彼岸」が始まりました。

 

言わずと知れた、「お彼岸」とはいえ。

「お彼岸って、何??」と、問われれば・・・

言葉に詰まる方も、少なくないのではないでしょうか。

 

「お彼岸」とは、仏道修行の“特別強化週間”のこと。

“悟り”の境地に至る(=仏教徒の最終目標)ために・・・

「六波羅蜜(ろくはらみつ)」なる、6種類の修行法が説かれています。

 

①「布施(ふせ)」 分け与えること

②「持戒(じかい)」 戒律(ルール)を守ること

③「忍辱(にんにく)」 耐え忍ぶこと

④「精進(しょうじん)」 最善を尽くすこと

⑤「禅定(ぜんじょう)」 心を集中・安定させること

⑥「智慧(ちえ)」 真実の認識力を得ること

 

「お彼岸」の7日間には、一般的に・・・

この「六波羅蜜」を、ひとつずつ実践せよ、と。

 

さらに、中日である“秋分の日”は、日本国の法律(国民の祝日に関する法律)でも・・・

「祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ」と、定められています。

 

“特別強化週間”なんて、書き方をしたのは・・・

「六波羅蜜」は、あくまでも常に実践し続けなければならないものだから。

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先日、空き墓地区画の草刈り中、ふと思い立ち・・・

あえて、“彼岸花”を刈らずに残してみました。

 

その思惑(?)通り、お参りの方からは・・・

「お彼岸にキチンと咲くんだから、不思議だねぇ。。。」なんて声が、チラホラ。

 

“彼岸花”といえば、目にするのは・・・

概ね、堤防とか(田んぼの)あぜ道や、お墓ってところでしょうか。

 

実は、前述の場所は、自生ではなく・・・

過去に植えられた可能性が高い、と言われています。

 

“彼岸花”は、その球根に“毒性(球根ひとつに、ネズミ1500匹の致死量)”を持つため・・・

堤防・あぜ道は、“モグラ除け”として。

(穴を掘られると、強度が落ちるため)

 

お墓は、“ご遺体”をお守りするため。

これはもちろん、“土葬”の時代の話ですが。

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彼岸花の別名を、“曼珠沙華(まんじゅしゃげ)”なんて、呼びますが・・・

お経(妙法蓮華経 序品第一)にも、この花が登場します。

 

お釈迦さまが法華経をお説きになる前の、“瑞相(めでたいしるし)”として・・・

“曼珠沙華”が、(お釈迦さまや人々の上に)天から雨(ふ)った、と。

 

ただこれは、あくまで「天の花(実在しない、ということ)」。

経典上の“曼珠沙華”は、柔らかく白い花で・・・

見る者を悪業から離れさせる、と言われています。

 

皆さまも、この「天の花」を眺めながら、上記「六波羅蜜」の実践にて・・・

“清く正しい”一週間を、お過ごしになってはいかがでしょうか。

屈伸

先日は、埼玉県にて開催された“日蓮宗青年会”の会議に出席したり・・・

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消防署にて、年イチの“普通救命講習”を、受講したり・・・

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また、“会議”があったり・・・

“研修会・講演会”に、参加したり。

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来る事業に向けて、あんな“打ち合わせ”や・・・

こんな、“打ち合わせ”も。

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・・・その他、掲載する気が起きないようなことも、諸々。。。

 

よく言われるような言葉でいえば、「ジャンプ前の、屈伸」とか・・・

「我慢の時」ってやつですかね。

 

とにかく、私・・・

“地味”に、生きております。

 

さて。

 

どうでも良い話ですが、“我慢”という言葉は、古来・・・

現在のような意味合い(耐え忍ぶ、とか。。。)では、使用されていませんでした。

 

元々は、仏教用語である・・・

「四慢(4つの自惚れ)」の、ひとつ。

 

①邪慢(じゃまん) : 間違ったことをしても、正しいと言い張ること

②増上慢 (ぞうじょうまん): 自分の価値を高く見て、おごり高ぶること

③卑下慢 (ひげまん): 謙虚さを強調することで、自分を良く見せること

 

そして、④我慢とは、「“我”がものの“慢”心」と書きますから・・・

自分を偉いと思い、他人を軽視するということ。

 

・・・先日拝聴した、講演会でのこと。

 

登壇された講師の方は、ご自身の紹介において、進行役が・・・

「先生」という呼称を用いることが無きよう、打ち合わせしたそうな。

 

そういえば、我々(僧侶)のことを「先生」と呼ぶ方も、中にはいらっしゃいます。

(特に、葬儀社の方を中心とした、関係業者に多い気がします。。。)

 

講師曰く、「“先生”と呼ばれると、自分が偉くなったように勘違いする」と。

「講演料を頂戴する限り、聴講者は“お客様”だ」と、いうことで。

 

・・・それはともかく、私が「先生」と呼ばれた時の、あの何とも言えない違和感。

だって、彼(彼女)に対して、私は何かを教授する訳でもないし。

 

我々の業界、皆さまの前に出る時は・・・

ある意味、“華やか(?)”な部分があるのかもしれません。

 

でも、それはごく一部の事で。

(どこの業界でも同じだと思いますが)ほぼ毎日が、「屈伸」で。

 

どれだけジャンプ出来るか、分かりませんが。。。

 

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