スタート

先日、“満104歳”の方のご葬儀に、関わる機会を得ました。

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“明治生まれ”とひとくくりにしては、失礼な話ですが・・・

「明治→大正→昭和→平成」と、世の中の移ろいは、どうご覧になったのでしょうか。

 

「最近の若いもんは。。。」なんて、よく聞く言葉ですが。

見方を変えれば、その発言は・・・

世の中の流れに、ついていけなくなっているだけのことかもしれません。

 

私も、言われる立場から言う立場に、変わっていくのでしょうか??

時代の流れには、ついていきたいものですが。

 

さて。

 

季節は巡り、うち(宗勝寺)の“ソメイヨシノ”も・・・

「もう間もなく。。。」と、言ったところ。

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報道では、都内でも桜が“開花”したそうで。

 

(何とも味気ない話ですが)私が、“春”を実感するのは・・・

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車のタイヤを、「スタッドレス→サマータイヤ」に履き替えた時。

 

いずれにせよ、気候はめっきりと、春めいてまいりまして・・・

自然の摂理からしても、新たな「スタート」を切るには、良い季節なのかもしれません。

 

そういえば、昨年の研修会にてお世話になった「三升家う勝」師匠が・・・

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“真打”に昇進されたという話を、伺いました。

 

四代目「桂右女助(うめすけ)」を襲名し、素晴らしい「スタート」をお切りになった訳で・・・

(ほぼ)同郷の方の躍進に、期待を膨らませるばかりです。

 

落語の舞台のことを、“高座”といいますが・・・

その大元を辿ると、“高座説教”というものから派生したと言われています。

55 高座説教

特に、日蓮宗の“高座説教”は、有名で。

 

日蓮大聖人の御一代を踏まえながら語られる、伝統的な説教は・・・

特別な修練(詳細は割愛します)を積まなければ、行うことはできません。

 

・・・興味を抱いた、あなた。

 

なんと、明日(3月29日)。

檀信徒研修会「知恩報恩」にて、“高座説教”をご覧いただけます。


・・・“御報恩法要(動画は以前のものです)”も、厳修されます。

 

【檀信徒研修会「知恩報恩」】

主催:日蓮宗千葉県東部宗務所
共催:日蓮宗千葉県東部檀信徒協議会

会場:多古町コミュニティプラザ文化ホール
(千葉県香取郡多古町多古2855)

12:00~ 受付
13:00~ 開会式
13:10~ 御報恩法要
14:30~ 高座説教
15:45~ 閉会セレモニー

※入場無料/800名収容

 

お時間ある方は、ぜひお越しください。
(当日参加可能です。。。)

寺は、大黒でもつ

昨日は、多古町「能満寺」さまにて・・・

「彼岸会」に、出仕させていただきました。

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また、併せて「大黒祭」も、厳修。

 

“大黒天(大黒さま)”の秘法は、日蓮宗大荒行堂の・・・

参行僧(3度目の入行)に、相伝されるもの。

 

御宝前には、檀信徒の各家庭より持ち寄られた、“子大黒”のご尊像。

その秘法に則り、一体一体丁寧に“沐浴”され・・・

最後には、参列の皆さまへご祈祷させていただきました。

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“大黒さま” と言えば、「福徳・食糧(食堂)・生産・貿易」を司り・・・

「五穀豊穣・商売繁盛・長寿・出世・開運 etc.」の、ご利益が。

 

まさに、“福の神”というイメージで・・・

お寺だけでなく、様々なお宅でお祀りされるようになった訳です。

 

さて。

 

私が、“20代前半”の頃でしょうか。

ある檀家さん(女性)が、事有る毎に・・・

「早く、“大黒さん”をお迎えしなきゃねぇ。。。」と。

 

当時、荒行堂に入行するなんて、“これっぽっち”も思っていなかった私は・・・

「3回も、行って来いってことか。。。」

・・・と、“苦笑い”を浮かべたのでした。

 

その後、「大黒 = お寺の奥さん」ということを知り・・・

それはそれで、“苦笑い”を浮かべることになった訳ですが。

 

お寺の奥さんは、(日蓮宗では)“寺庭夫人(じていふじん)”なんて。

“大黒”というのは、(多くの宗派で用いるものの)あくまで、“俗称”のようで・・・

大黒天が、“台所”にお祀りされることに、なぞらえているそうな。

 

「寺は、大黒でもつ」なんて言葉も、あるくらいで・・・

まさに、“大黒柱”をイメージしてしまいますが。

 

僧侶の“妻帯”が許されたのが、明治時代ということから考えれば。

よくぞこの短期間で、これだけ幅を利かせ・・・

・・・もう何も言うまい。。。

 

ちなみに。

 

私が結婚した際、(特に檀家さんから)最も質問されたのは・・・

「やっぱり、(相手は)お寺の娘さん??」ってやつ。

 

「寺 to 寺」のパターンは、(私の周りでは)指折り数える程度。

昔は、そんな感じが多かったんでしょうか。

 

(一般家庭で育った)妻に、聞いてみました。

「“寺に嫁ぐ”って言ったら、周りは何て言ってた??」と。

 

一番多かったのは、「大変そう/よく決断した」という意見だそうですが・・・

本人曰く、「勤めてた時の方が、よっぽど大変。。。」とのことで。

 

「肉とかお酒はダメなの??」なんてことも、聞かれたそうですが。

思わず、笑ってしまったのは・・・

「医者と坊主は“変態”だって聞いたけど、大丈夫??」ってやつ。

 

・・・もう何も言うまい。。。

あかんたれ

本日(3月18日)は「(春)彼岸」の、“入り”の日。

 

「春分/秋分」を中日とし、その前後3日間を合わせた・・・

合計7日間の期間のことを、「彼岸(ひがん)」といいます。

 

「彼岸」を読み下せば、「彼(か)の岸 = 向こう岸」と。

その“向こう岸”には、「迷いの無い世界」があるとされ・・・

言ってみれば、それが仏教でいうところの“悟り”ということになるのでしょう。

 

“向こう岸”があれば、“こちら岸”もある訳で。

「彼岸」に相対し、“迷い・苦しみ”にまみれた「此岸(しがん)」という世界が・・・

私たちがいる、この世界だということ。

 

つまり、「此岸/彼岸」の間には・・・

“煩悩(迷い)の川”が、流れているという考えになります。

 

仏教徒の“最終目標”は、「成仏(仏に成る)」すること。

それは、“悟り”を開くことであり、言い換えれば“煩悩(迷い)の川”を渡り・・・

「彼岸」に、行くことなのです。

094 彼岸花 その3

上記の話に、一切興味を持つことができなかった、あなた。

それは、至極当然のことかもしれません。

 

「仏に成る、成らない」なんて聞いたら・・・

「あ、私には関係ない話だ。。。」と。

 

あなたは、“結果”が遙か遙か彼方にあるものに、尽力できますか??

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(完全に個人的意見ですが)私は、“結果”がすべてだと思っています。

「過程が大事だ」なんて、言い訳に過ぎないとも思っています。

 

ただ、結果が“ダメ”と分かっていたとしても、“成功”に向けて尽力したなら・・・

その過程こそ、“結果”なのかもしれません。

むしろ、過程の無いものに“結果”なんて有り得ない訳ですから。

 

にも、似たようなこと書きましたが・・・

人生何事も、やらなきゃ“損”ですよ。

 

・・・と、いう訳で。

 

「彼岸」に近づくためには、“六波羅蜜(ろくはらみつ)”なる修行をせよ、と。

①「布施(ふせ)」は、分け与えること。

②「持戒(じかい)」は、戒律(ルール)を守ること。

③「忍辱(にんにく)」は、耐え忍ぶこと。

④「精進(しょうじん)」は、最善を尽くすこと。

⑤「禅定(ぜんじょう)」は、心を集中・安定させること。

⑥「智慧(ちえ)」は、真実の認識力を得ること。

 

一般的には、「彼岸」の7日間には“六波羅蜜”をひとつずつ実践し・・・

「中日には、ご先祖さまの供養を。。。」なんて、言われています。

 

また、あくまでも“六波羅蜜”は、常に実践し続けなければならないもので・・・

「彼岸」は、その“強化週間”と言ったようなもの。

 

そんな“強化週間”を、設定しなければならないほど・・・

私たちは、「あかんたれ」ということでしょうか。。。

正五九

先日、申し上げました通り・・・

現在、年頭(旧正月)“お経廻り”の真っ最中。

 

「正五九(しょうごく)」という言葉を、ご存知でしょうか??

平たく言えば、“正月・五月・九月”のことで・・・

別の言い方で、“三斎月”とも。

 

「正月=物事の“始まり”」

「五月=物事が最も“盛ん”になる時」

「九月=物事が“実を結ぶ”時」

 

・・・ということ(“区切り”という意味)から。

「正五九」には古来より、“お参り・お祓い・お祭り”が盛んに行われてきました。

 

また、(諸説ありますが)いわゆる“冥土の鏡(?)”が。

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「私たちの方に向けられる」とも、言われており・・・

そのため、せめて「“正五九”の間は、清く正しい生活を。。。」と。

 

「“正五九”=お経廻り」とするお寺も、ありまして・・・

うち(宗勝寺)の“お経廻り”も、この風習(の名残)として行っている訳です。

 

本日は、3月3日(桃の節句)ですね。

お仏壇に、“桜餅”がお供えされているお宅も多く・・・

また、“おすそ分け”として頂戴いたしました。

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お蔭で、お仏壇だけでなく、移動中の“車内”も・・・

この“桜餅”の良い香りに、包まれました。

 

本日お伺いしたお宅でも、様々な“雛人形”を拝見することができましたが・・・

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現在、地元(千葉県香取市)では「さわら雛めぐり」なるイベントも。

 

・・・今回の“お経廻り”中、当主である旦那さんが仰いました。

 

「(離れて暮らす)息子は、寺に興味がなくて困る」と。

息子曰く、「“葬式と法事”程度の依頼できれば、他に用は無い」と。

 

「“葬式と法事”やる気があれば、十分じゃないですか。。。」

・・・なんて、冗談半分で申し上げてしまいましたが。

 

“お正月”だろうが、“誕生日”だろうが、“クリスマス”だろうが・・・

何もやらなきゃやらないで、別に何も問題ありません。

 

体を壊さない程度の、栄養が取れれば・・・

“食事”だって、何を食べても死にはしません。

 

ただ、それじゃ、つまんないでしょ??

 

日本には、ありがたいことに“四季”があります。

それに加え、先人たちから伝えられた“慣習”があります。

 

その“時季”にしか出来ないことを、その瞬間にやってみる。

その“時季(旬)”のものを、食べてみる。

 

絶対に、楽しく、面白く、豊かです。

 

逆に言えば、何もやらなきゃ面白くない訳で・・・

せっかくの人生、“損”ですよ。

 

・・・と、付けくわえさせていただき。

旦那さんから、深い“頷き”を頂戴したのでした。

 

あ、そうだ。

 

“お経廻り”が、終わったら・・・

(初節句を迎える)息子の“五月人形”を、見に行こう。。。

終わりと始まり

巡業シリーズ、“ファイナル”は・・・

→第一弾

→第二弾

→第三弾

2月25日、山武市「蔵光寺」さまにて。

 

日蓮宗大荒行堂第参行(300日)を、成満されました・・・

「小堀善光上人」の“帰山奉告式”が行われ、スタッフとして参加してまいりました。

 

私、事ある毎に申し上げることですが・・・

行事は、「準備(段取り)、8割」。

 

こと“帰山奉告式”に関しては、その準備が大がかりで・・・

さすがの私も、(これだけ続くと)心が折れかけました。

 

しかしながら、今回。

 

ここに来て初めて、多少の余裕を感じることができたのは・・・

この「こだわりの男」の“敏腕”に、助けられたからでしょう。

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お分かりでしょうか??

 

階段の“遠近感”を、出すために・・・

幣束のサイズを、“3種類(小→大)”使い分けているのが。

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↑水行場  ↓本堂内

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見れば見るほど・・・

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その“こだわり”を、感じることが出来ます。

 

当日は・・・

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もちろん、無事に・・・

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“帰山奉告式”は、円成。

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・・・第参行の相伝は、“大黒天”の秘法。

 

御宝前には、多くの檀信徒より申し込まれた・・・

“大黒天”のご尊像が、並びました。

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また、第参行は「荒行堂の“華”」と、言われます。

 

その言葉に相応しい、“帰山奉告式”・・・と言うよりは。

素直に、「恰好良いな。。。」と。

 

とにかく。

 

この“(私にとっての)巡業”が、無事に「終わり」・・・

今は、「ホッ」としています。

 

でも、「終わりがあれば、始まりもある」

・・・と、いうことで。

 

うち(宗勝寺)の場合、“お経廻り”は・・・

「お盆/旧正月」の、年2回。

 

今年(平成27年)の“旧暦元日”は、2月19日でしたが・・・

今になってようやく、こちらの準備が整いました。

 

明日(2月27日)が、“お経廻り”の「始まり」。

該当の檀信徒の皆さま、よろしくお願いいたします。

 

・・・もうひとつ、「始まり」と言えば。

 

「蔵光寺」さまのある山武市は、ブランド材“山武杉”の宝庫。

こちらに、丸2日間お邪魔しましたところ・・・

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見事に、今年の“花粉症”が「始まり」ました。

 

今年の“飛散量”は、例年の2倍だそうですが・・・

こちらは、早く「終わり」を迎えていただきたいものです。

ソフトとハード

巡業シリーズ、“第三弾”ということで。

→第一弾

→第二弾

 

2月21日、日蓮大聖人の直弟子「日朗聖人」ご生誕の聖地・・・

匝瑳市「朗生寺」さまにて。

 

日蓮宗大行堂第再行(200日)を、成満されました・・・

「長谷川雄宣上人」の“帰山奉告式”、並びに“第20回平和祈願祭”が行われました。

 

“お孫さん”の帰山に先立ち、人もまばらの本堂を清めたのは・・・

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大荒行“一千日”成満、齢93歳になる院首(先代住職)さまの・・・

7年ぶりに振るという、力強い“木剣”。

 

私、スタッフとして参加したため・・・

この貴重な瞬間に、立ち会うことができました。

 

帰山の後、大勢の檀信徒が見守る中、“水行”が行われ・・・

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法要の途中には、住職より・・・

(平和を祈願する)“国祷文”が、読み上げられました。

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後半、檀信徒の皆さんに対し、行僧による“ご祈祷”が。

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最後には、“鏡開き”も行われ・・・

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涙あり、笑いあり、終始雰囲気の良い“帰山奉告式”でした。

 

さて。

 

本日、うち(宗勝寺)にて、“年回忌法事”を勤めに本堂に上がりますと・・・

何やら、“椅子取りゲーム”が始まっている訳です。

 

「俺は、ここで良いよ。。。」

「お前が、前に行け」と。

 

日本人の“美徳”ってやつなんでしょうか。

謙遜し、“下(しも)”から席を詰めるってのは。

 

しかしながら。

 

そこにお祀りされた“神仏”から、遠ざかりたがる。

安置された“お位牌”から、離れたがる。

 

日常の生活において、「場の“上下”を意識する」ことは、大切ですが・・・

「どんな場なのか/自分が何をしに来ているのか」

・・・ということも、考えるべきかもしれません。

 

「ソフトとハード」という考え方を、お寺に当てはめるならば。

“ハード面”は、伽藍(お堂)や境内であって・・・

“ソフト面”は、住職(お坊さん)や檀信徒であるといえます。

 

今回、「朗生寺」さまでお手伝いさせていただきまして・・・

「非常に、“ソフト面”で優れたお寺だな」と。

 

ご住職は、やたらと「走るは、吠えるわ」で。

檀信徒の皆さんを、引っ張っているし・・・

檀信徒の皆さんも、“積極性・個性”があって、素晴らしい。

 

殊に、席が前から順に埋まっていく様は・・・

(うちを含め)他のお寺では、見かけることはありません。

 

「ソフトとハード」両方が備わっていれば、言うことはありませんが・・・

やはり、それは中々難しい。

 

では、「どちらに重きを置くか」という話になっても・・・

それはそれで、難しい話だとは思いますが。

ギリギリ

巡業より、“一時帰宅”いたしました。。。

 

“干支(えと)”といいますと、「子・丑・寅・卯…」の・・・

いわゆる“十二支”を思い出す方も、多いと思いますが。

 

昔の“通信簿”でお馴染み、「甲・乙・丙・丁…」の・・・

10種類(十干:じっかん)を、“十二支”に組み合わせたものが、本来の“干支”。

「12と10の“最小公倍数”」ですから、その組み合わせは“60種類”ある訳です。

 

昨日(2月17日)は、“甲子(きのえね)”の日。

その“60種類”の、スタートとなる組み合わせです。

19 大黒天

“甲子”は、大黒天の「縁日」。

 

ちなみに、いくつか「縁日」をご紹介しますと・・・

「鬼子母神」 8の日(毎月8日・18日・28日)
「稲荷大明神」 午(うま)の日
「八幡大菩薩」 毎月23日
「北辰妙見大菩薩」 毎月1・15日
「帝釈天」 庚申(こうしん)の日
「日蓮大聖人」 毎月13日

・・・などなど。

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こんな、“ポイントカード”と一緒くたにするのは、不謹慎な話ですが。

 

「縁日」にお参りすることで、普段よりも“ご利益・ご加護”が多くいただけるとされるのは・・・

その文字の通り、その神仏の“ゆかり・繋がり”が強い日だから。

 

そんな訳で。

 

先日は、匝瑳市「長福寺」さまにて・・・

「大黒天大祭」に、出仕させていただきました。

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開式に先立ち、今年度日蓮宗大荒行堂成満僧による、水行が行われ・・・

法要では、共に“読経・ご祈祷”させていただきました。

 

・・・そして、翌日。

 

今回、第再々行(400日)を無事成満されました・・・

「重田観真上人」の“帰山奉告式”が、多古町「能満寺」さまにて行われました。

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日蓮宗大荒行堂では、行を重ねるごとに異なった“秘法”を伝授されます。

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“水神相承(すいじんそうじょう)”が、加行400日の秘法。

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堂内に座りきれないほどの、檀信徒の方々がお迎えになられました。

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式の途中、共にご修行されましたお上人の“挨拶”に・・・

私、「ジ~ン」ときてしまい(最近、ますます涙腺が脆くなってきました。。。)。

 

それに加え、最後を締めくくる“謝辞”にて、ご住職が感極まった際には・・・

いや、どうしようかと。

 

・・・と、言いますのも。

私は、前回同様“司会”を務めさせていただき。

 

泣きながら、声を震わせて“アナウンス”なんかしたら・・・

笑いものになるのは良しとしても、“職務放棄”になりかねないと。

 

そんな私を、「ギリギリ」のところで、毎回助けてくれるのは・・・

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・・・私の経験上、この“名曲”なのです。

巡業

本年も、2月10日をもって・・・

日蓮宗大荒行堂、100日の結界が解かれました。

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→日蓮宗大荒行堂について

 

この修行に挑むため、全国各地から参集した僧侶も・・・

現在は、自坊(自分の在籍するお寺)への帰路に。

 

100日ぶり(本当はそれ以上ですが)に、修行を終えて帰る訳ですから。

それぞれのお寺では、無事帰ってきたことを、御宝前に奉告するため・・・

“帰山奉告式(きざんほうこくしき)”という式典が、執り行われます。

 

違った言い方を、すれば。

 

修行僧にとって、初めてお寺に戻るのは“帰山奉告式”の当日で・・・

それまでは、(荒行堂を成満したとは言え)帰宅できません。

 

では、「当日までは、何してんの??」ということになりますが。

“帰山奉告式”には、共に100日間を修行した仲間に、出仕を願う訳です。

 

綿密なスケジュールを、組みながら・・・

それぞれが、それぞれの“帰山奉告式”のために、全国を渡り歩くことになります。

 

我々の業界では、これを「巡業」と。

 

・・・本日(2月15日)は、山武市「本行寺」さまへ。

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無事に“初行(初めての修行)”を終えた・・・

「冨永一真上人」の“帰山奉告式”が、執り行われました。

 

総代さんのお宅より、“行列”して帰山します。

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“帰山奉告式”を前に、“水行”で心身を清めます。

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御宝前も、“帰山奉告式”仕様に。

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大荒行成満の証である、“許證(きょしょう)”が授与されます。

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迫力ある、荒行僧の読経に続き、“帰山奉告文”が読み上げられ・・・

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お祝いに駆けつけた、檀信徒の皆さまへの“ご祈祷”を。

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私自身は、この日“(拙い)司会”を務めさせていただきました。

また、この日に至るまで、様々な“準備・打ち合わせ”を重ねてまいりましたが。

 

「待つ者も、修行」との、言葉通り。

両親でもある、ご住職夫妻の様子は、殊に印象的で・・・

帰山した副住職への“愛”を感じることのできる、“帰山奉告式”でした。

 

・・・“帰山奉告式”前日には。

荒行僧の皆さまの、送迎・打ち合わせ等の都合のため、近隣に宿を取るのが慣例。

もちろん、手伝う我々も、それに付き添うのが当然のことで。

 

決して、寝坊や怠慢で、“朝勤”をお休みしている訳ではないのですよ。

私の「巡業」も始まった、ということです。。。

無い

“千葉県民”に、「千葉県の“特産物”は??」と、お尋ねください。

 

きっと、尋ねられた方が「?」という顔をするでしょう。

答えが出たとしても、同じ答えは出ないでしょうし・・・

もしかしたら、「無い」と答える方もいらっしゃるかもしれません。

 

傍から見たイメージとしたら、“落花生”なんでしょうか。

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・・・とは言え、“千葉県民”からしたら、腑に落ちないところはあります。

(八街市を中心とした、一部地域のものですから。。。)

 

宗勝寺の所在地でもある“千葉県”は、調べるに・・・

「農業産出額“全国4位”」で、「漁業生産“全国5位”」なんだとか。

 

(比較的)高水準を保ちながら、これといった特徴も「無い」。

・・・何だか(自分を含め)“千葉県民”のことを表しているようで、落ち込みます。

 

「特産物が無い」ということに関しては、気にしている方も多いようで。

ミルフィーユ(mille-feuille)の、「mille=千/feuille=葉」ということで・・・

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(ラジオ局/菓子屋が“コラボ”し)“千葉ミルフィーユ”なるものを、開発。

(未だ、食べたことはありませんが。。。)

 

(実は)水揚げ量“全国1位”の、“伊勢海老”を・・・

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「“千葉エビ”という名で、売り出す」旨は、マジメに“議会”で討論されたらしく・・・

「“伊勢海老”のブランドネームには、敵わない」という理由で、ボツになったとか。

 

千葉県の“郷土料理”と言えば、“太巻き”なんです。

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「冠婚葬祭にはもちろんのこと、人が集まった時のごちそうには、もちろん。。。」

・・・なんて聞いても、ですよ。

 

こういったものが、“ハレの日”なんかに食卓に並ぶ・・・

・・・イメージが“皆無”なのは、私だけじゃないはず。

 

実家に寄った際、父が食べていたのは・・・

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やはり“(千葉の)太巻き”ではなく・・・

近年“ポッと出”の、“恵方巻(えほうまき)”でした。

 

・・・本日が“立春”ですから、昨日は“節分”。

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昨日は、多古町「妙光寺」さまの“節分会”に出仕させていただき・・・

“年男・年女”の皆さまへ、ご祈祷させていただきました。

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今年も、“豆まき”は大盛況。

 

・・・お年寄りって、あんなに素早く動けるんだ。。。

松の内

本日は、成田市「東光寺」さまへ。

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年頭の「祈祷会」に、出仕させていただきました。

法要に先立って、“水行(すいぎょう)”で心身を清め・・・

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参列の檀信徒の皆さまに、“ご祈祷”を。

 

また、先日も・・・

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匝瑳市「長福寺」さまにて、同じく出仕させていただきました。

 

「長福寺」さましかり、「東光寺」さましかり・・・

朝、伺った際には、そこはかとなく良い香りが漂っています。

それは、(檀信徒の)女性有志の方々が、いわゆる“煮炊き”をなさっているからで。

 

特に、「長福寺」さまでは・・・

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「煮物・唐揚げ・ぬた・なます・味噌汁 etc.」すべて“手作り”のものが、豪勢に並んでいました。

 

前々から思っていたのですが・・・

(なぜだかは分かりませんが)こちらの“おにぎり”は、やたら美味い。

 

今回は、「塩・ふりかけ・おかか」の三種類でしたが・・・

とりあえず、全種類手を出さなければ、気が済まない訳です。

 

話を聞けば、当番となった女性陣・・・

打ち合わせに“1日”、“2日間”をかけ準備をされたそうで。

 

“煮炊き”は、うち(宗勝寺)では(紆余曲折あり)廃れてしまった慣習でして・・・

現在でも、このような姿を見ることに、うらやましくも感じます。

 

・・・いずれにしても、本日(1月10日)。

私の、(平成27年度)“年頭行事”出仕も、一段落ということで。

 

「松の内」なんて、言いまして。

いわゆる、“正月飾り”を飾っておく期間のことですが・・・

ニュアンスとしては、「お正月 = 松の内」って感じですよね。

 

本来の「松の内」は、“1月15日”まで。

現在は、世の中のリズムが早いですから、“1月7日”が一般的かもしれません。

 

本義ではないかもしれませんが、うちの場合は・・・

この“年頭行事”出仕が終わったこのタイミングで、“正月飾り”を片付けます。

 

うちの“年頭行事”の際には、参列の皆さまに・・・

「昨年までの御札を、お持ちください」と、ご案内させていただきました。

 

“御札・塔婆”は、ゴミとして処理せず・・・

「お焚き上げ(浄梵式)」といい、“報恩・感謝”の意を込めて読経し、浄火に付します。

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「お焚き上げ」が終わると・・・

私的には、「正月が終わったな。。。」と。

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そんな訳で、昨年までの“御札・お守り”に加え・・・

取り外した“正月飾り”も、本日「お焚き上げ」させていただきました。

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「オイ、“野焼き”だろ」って方。

 

確かに、野焼きは“違法”です。

しかしながら、こうした「お焚き上げ」や“護摩・火渡り”などの・・・

いわゆる“宗教行事”は、これが“免除”されるのです。

 

ちなみに私、“甲種防火管理者資格”所有者ですから(-。-)y-゜゜゜

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