絶対に儲かる話

お坊さんの仕事って、一言で言えば・・・

「“布教”すること」なんですよね。

 

つまり、それぞれの“宗教・宗派・経典”の教えを、弘めること。

皆さんが、豊かで幸せな日々を送っていただけるような“価値観”の、ご提案・・・

・・・と言いますと語弊があるかもしれませんが、“ニュアンス”だけはお分かり頂きたいと思います。

 

「布教 = “説教”」に限った話じゃありません。

それは、学校で習うことだけが勉強じゃない、ってのと同じこと。

 

そのためには、あらゆる方面から人と向き合わなければいけないのでしょうし・・・

またそれに加えて、その人の“人生”の節目節目において、お付き合いする存在でもあります。

それこそ、「ゆりかごから墓場まで」ってやつ。

 

結婚式の“プランニング”や、新郎新婦への“アドバイス”などを行うのが「ウエディングプランナー」で・・・

映画やテレビ番組などの作品の、製作全体を“統括”するのが「プロデューサー」。

 

・・・それどころじゃない。

お坊さんは、人生の「トータルコーディネーター」です。

 

「良い」とか「悪い」とかじゃないんです。

こんな「面白い」仕事、他にあったら教えてください。

69 書道をしている様子

しかしながら、そういった活動をするためには、やはり日々勉強ですね。

前回の話じゃありませんが)実は我々の業界、嫌になるほど“研修会”ってものがあります。

 

・・・以前、「どんな人の話を聞きたい?」と、講演内容を討議する“会議”がありまして。

私、ある“業種”が、これからの寺院経営に役立つと考え、その旨の発言をしましたところ。

「お前、訳の分からないこと言うな」と、一蹴。。。

 

やっぱり、我々の研修会における“スタンダード”って・・・

なぜか、偉いお坊さんの“講演”を拝聴する形式が、圧倒的に多いんです。

 

webにも絶対載ってないような特殊分野の研究をなさってる、“学者系”のお坊さんの話、とか。

また、「俺はこんなことやってきたぜ」なんていう、“ノウハウ系”のお坊さんの話、とか。

 

悪い言い方をすれば、「あぁ、こういう方もいらっしゃるんだなぁ。。。」と。

そんな感覚も、よくよく考えれば・・・

そもそも、坊主が坊主の話聞いたって、面白い訳ないんですよね。。。

 

結局、本当に興味がある人は・・・

お金を払って、一般開催されている“講演会”に行っている始末。

 

まぁ、「絶対に儲かる話」なんてものは、無いんです。

仮にあったとしても、間違いなく人には教えないでしょうから。

無いのに、有る

“本末制度”というものが、“江戸時代”にありまして。

 

各宗派の寺院を、「本山→末寺」という上下関係に位置付けることで・・・

幕府が、寺院の“統制支配”をするための制度だと言われております。

 

昭和16年には、本末制度は“廃止(本末解体)”され・・・

現在は、お寺同士での“上下関係・格付け”というものは無くなりました。

 

・・・とはいえ、未だに“総本山・大本山・本山”と名乗ることは、正式に認められています。

また現在、“本末制度”から由来される、“法縁(ほうえん)”というものが存在するのです。

 

“法縁”とは、いわゆる当時の「本山〇〇寺」をリーダーとする、“グループ分け”のこと。

古い業界には、よくある話かもしれません。

 

“相撲界”で言うところの、「〇〇一門」だとか。

“ヤ〇ザ”で言うところの、「〇〇会系」だとか。

そんな世界と照らし合わせていただけると、分かりやすいかもしれませんね。

 

“本山”しかり“法縁”しかり・・・

「無いのに、有る」という考え方自体が、実に“日本らしい”とは思いませんか?

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昨日は、多古町「日本寺」さまへ。

関東三大檀林のひとつ、“中村檀林”旧跡の本山です。
(檀林(だんりん):お坊さんの学校)

 

こちらで開催されたのは、「妙心院日奠上人」の御祥月忌法要。

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私もお付き合いさせていただいている、千葉県の“奠師(でんし)法縁”主催にて・・・

奠師法縁の“縁祖”に、ご供養させていただいたという訳です。

 

また、法要後は“研修会”が開催されました。

今回、講師にお招きしたのは、「三升家う勝」師匠。

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来年(平成27年3月)に、真打昇進を控えた地元(多古町)出身の“噺家”さん。

千葉文学賞受賞の“小説家”で、現役の“大学生”。

 

また過去には、“ツアーコンダクター”や“海外赴任”と、様々な経験をされ・・・

私が初めて出会ったのは、地元の葬儀社さんの“司会者”として。

 

そんな、“経歴”を伺っただけでも、面白い方ですが・・・

いや、面白かったです。

 

“お寺・僧侶”に求められることや、望むこと。

“落語と日蓮宗(法華)”の関わり etc.

 

また、“葬祭業界”経験者として、“有識者”として・・・

“噺家”ならではの語り口で、お話しいただきまして。

 

これからの自分の“方向性”を再認識する意味でも、いくつか気付かされるものがあり・・・

そんな意味でも、非常に“有意義”な研修会でした!

御会式

昨日(10月19日)、銚子市「妙福寺」さまの「御会式」に、出仕させていただきました。

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「御会式」については、先般少しだけ触れさせていただきましたが・・・

日蓮大聖人のご命日(10月13日)に対し、“報恩感謝”の誠を捧げる法要のこと。

 

(“おかいしき”と読んでしまいそうな)「御会式」は、“おえしき”と読みます。

“会”という文字を“かい”と読んだ場合は、「(人が)集まること・集まり」を指しますが・・・

“え”と読んだ場合、「仏教における法要」のことをいいます。

 

言葉自体を直訳すれば、「御会式」が特定の法要を指す訳ではありませんが。

それが、あまりにも盛大に行われ、広く知られることから・・・

「日蓮聖人の報恩感謝の法要」のことをを言うようになった、という訳です。

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「妙福寺」さまは、通称を“妙見さま”と呼ばれ・・・

妙見宮には、“北辰妙見大菩薩”がお祀りされています。

 

午後からは、“妙見さま”の御神輿が市内中を渡御。

出発してから戻ってくるまでの、約3時間は・・・

お堂内で、お経の声を絶やすことはありません。
(“常経:じょうきょう”といいます)

 

夕方、お寺に戻ってくる頃には・・・

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“万灯”を率いて、総勢800名の大行列。


(動画は3年前のものです)

 

そして、夜には「御会式」が行われ・・・

法要終了後には、“懇親会”が開催される訳ですが。

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「何で毎度毎度、これが出るんだろう。。。」

・・・なんて言ったら怒られますが、ようやく謎が判明。

 

住職によれば、こちらの“ゆず味噌豆腐”は・・・

日蓮大聖人の“好物”だったそうで、その故事に由来しているんだそうな。

 

また昔は、日蓮聖人の御影(みえい:肖像のこと)の前で法要する意味で・・・

“御影供(みえいく)”とか、“御命講(おめいこう)”なんて呼び方もあったそうです。

 

かの“松尾芭蕉” が、「御影講や油のやうな酒五升」と読んだように・・・

「御影講・御会式」は、秋の季語。

 

この句からも、大勢の方がお酒をご供養し・・・

盛大に行われた、当時の「御会式」の様子を知ることができますね。

 

日蓮大聖人も、“般若湯(薬として飲まれるお酒)”をお召しになったそうです。

「そっか、“ゆず味噌豆腐”で一杯か。。。」

 

・・・なんて、不謹慎にも妄想しながら。

心地よい疲れの中、泥のように眠りについたのでした。

 

ちなみに私、お酒がほとんど飲めません(-_-;)

産屋明け

先日、檀家さんが「産屋明け」して、“初参り”にいらっしゃいました。

 

「産屋明け」ですが、(うちの地元の)読み方は“おぼやあけ”。

“おびやあけ・うぶやあけ”と読む場合もありますし、“産屋明き”という地域もあったり・・・

通称“おぼや”なんて、言ったりもします。

 

“お産”は病気ではありませんが、それによって母子ともに命の危険にさらされる訳です。

そのため、語弊があるかもしれませんが、特に“神道”の考えでは・・・

“お産”は、忌むべき“穢(けが)れ”の意味を持ちます。

 

「産屋明け」は、その“穢れ”が明ける(終わる)こと。

“地域・男女”によって、差はありまして・・・

生後“21・22・23・31・32・33・75・100・110日 etc.”と、かなり多様。

 

「産屋明け」して、地域の神社(神様)にご挨拶に伺うのが「お宮参り」で・・・

菩提寺に行って、神仏にご挨拶する場合は、「初参り」といいます。

 

・・・まずは無事に出産できたことを、宗勝寺のご宝前に報告し、“御礼言上”を。

その後、お子さんの“発育増進・身体健全”などを願い、ご祈祷させていただきました。

 

最終的に、私は・・・

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・・・“カメラマン”になりました(-_-;)
(画像、左下に注目。。。)

 

今回いらっしゃったのは、以前“安産祈願”にお見えになった、檀家さん。

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画像は、妊娠中に妊婦さんのお腹に巻く、“腹帯守り”。

こちらをお授けして、ご祈祷した訳ですが。

 

その時印象に残ったのは、旦那さん。

終始、寡黙。

難しい顔をして、真剣すぎるほど真剣にご祈祷を受けてらっしゃいました。

 

それが、今回の「初参り」では、デレッデレ。。。

皆さん、お帰りになった後・・・

「旦那さん、あんなキャラだったんだね」と、我が家の話題に上ったくらい。

 

よくよく考えれば、今回いらっしゃったのは・・・

うちの息子と1か月違いの、“同級生”。

 

「人のふり見てわがふり直せ」という訳では、ありませんが・・・

私もせいぜい“親バカ”と言われぬよう、気を付けたいと思います(^^;)

まさかのリニューアル

お久しぶりです、住職です。

 

いきなりですが、ご覧の通りこの「宗勝寺ブログ」は・・・

本日(10月13日)をもって、“リニューアル”いたしました!

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・・・いやいや、おめでたくはないのですよ。

 

ぶっちゃけ、この“リニューアル”は、諸事情による“トラブル”に対応するためのもので。

よくよく見れば、お分かりかと思いますが・・・

過去4年間の“ブログ記事”、すべて消失(;゚;ж;゚; )ブッ

 

「まさかのリニューアル」という訳です。

 

しかしながら、そこまで“ショック”は受けておりません。

「そのネタ、前に書いてるよ!」って“ツッコミ”も、されずに済みますし(^^;)

 

さて。

 

本日(10月13日)は、日蓮大聖人の“ご命日”。

全国各地の日蓮宗寺院で、これに際し・・・

「御会式(おえしき:日蓮大聖人第733遠忌法要)」が、行われます。

 

有名なのは、大聖人ご入滅の地、“(東京都大田区)池上”の・・・

「池上本門寺・大坊本行寺」さまの「御会式」ですが。

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宗勝寺でも、毎年10月13日に・・・

「御会式」を、行わせていただいております。

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→宗勝寺「年中行事」ページへ

 

日蓮大聖人ご入滅の際、「季節外れの桜が咲いた」という故事がありまして。

いわゆる“御会式桜(の飾り)”をつくり、飾るお寺もありますが・・・

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宗勝寺では、若木ながら本物の“御会式桜”が・・・

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・・・参道にて、皆さまをお迎えしてくれます。

 

「御会式」とは、日蓮大聖人に対し“報恩感謝”の誠を捧げる法要のこと。

こんな日に、この「宗勝寺ブログ」を再開できるのも、嬉しい限りです!

 

今までの「宗勝寺ブログ」を、ご購読いただいていた皆さま。

これから新たに、ご購読いただける皆さま。

 

“心機一転”、がんばりたいと思いますので・・・

改めて、よろしくお願い申し上げます!

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