あなたの夢は?

9月の年中行事として、毎月一日開催の題目講

 

そして、2日には師匠のお寺「浄国寺」境内中、七面堂にて・・・

七面大明神大祭が、厳修されました。

紆余曲折あって、当地に勧請された七面大明神の大祭も、今回で2回目。

当行事が末永く続いていくことを、切に願います。

6日には、匝瑳市「朗生寺」さまを会場に、放生会(ほうじょうえ)が開催。

日蓮宗千葉県東部修法師会の会員として、出仕させていただきました。

法要後の放生供養(近場の河口にて)では、例年のウナギに加え・・・

(お寿司屋さんを営む)ご信者さまのご供養にて、ヒラメやカサゴを放生。

・・・あれやこれやで、もう明後日(20日)からは、秋のお彼岸が始まる訳で。

 

焦ります。

毎日が、毎月が、毎年が、あっと言う間で。

 

さて。

 

夏休みに開催された、てらこやで・・・

参加者全員に「わたしの夢」と題し、作文を書いてもらったんです。

 

実はこれは、夢さがし作文大賞という作文コンテストで・・・

日蓮聖人降誕800年慶讃事業の一環として、日蓮宗が関わっている事業でもあり。

 

当然、得手不得手はあるものですが、全員に書かせるとなると・・・

やはり、「夢なんか、無い」という子も、いたりします。

 

夢が無いことが、悪いことかと言われれば・・・

(良くはないのかもしれませんが)無いのだから、仕方ないとしか。

 

むしろ、「あなたの夢は?」と聞かれて、すぐに答えられる大人って?

経験や見聞、現実を見れば見るほど・・・ではないでしょうか。

 

毎日が、毎月が、毎年が、あっと言う間で焦るのは・・・

このまま年だけを重ねていくことに、焦るのでしょう。

 

いや、オブラートに包み過ぎました。

このまま、何もせず死んでいくことに、不安になるのでしょう。

 

そこに気付けば、対処法としては・・・夢を持つことに他ならない訳で。

「わたしの夢」

こじまちしん 36才

 

わたしが60才になったら、むすこたちは27才と24才です。

わたしは住職をいんたいして、むすこが住職になります。

 

そしてわたしは、寺男(てらおとこ)になります。

 

まいにち、お寺のそうじや草ぬきに、汗をながします。

もちろん、からだは健康そのものです。

 

ちょいちょい、むすこたちに、おこづかいをせびって、遊びにいきます。

よくを言えば、スポーツカーに妻をのせ、月イチ旅行にいきます。

 

わたしの夢は、定年退職することです。

 

・・・夢ってのは、叶いそうで叶わない、でも叶うかも、くらいが良いんです。

ワーカホリック

本日は、8月31日。

学生の皆さんは、夏休みも・・・もうお終いですね。

 

夏休み中に、夏休みの思い出を届けるという伝統のもと、発送。

てらこやの記念文集、参加の皆さまには、もう手にしていることと思います。

ひとつの事を為すには、見える部分の10倍以上、見えない部分がある訳です。

細かく書いたら愚痴になりますが・・・人間、色んなヤツがいますよね。

こういう作業日に、文句も言わず来てくれるヤツらが・・・

イケてるヤツだと、心から思ってます。

 

・・・それにしても、お盆が明けてからも今年はアツかった。

8月16日には、師匠のお寺「浄国寺」にて、施餓鬼会(せがきえ)を厳修。

出席者は約140名、今年も盛況のうちに修了させていただきました。

 

翌日(17日)は、成田市「東光寺」さまの、施餓鬼会へ。

10時・11時と、二座に渡って、法要を営みました。

また、今年も施餓鬼会の締めくくりは8月24日、多古町「能満寺」さまにて。

ひとまずこれで、一段落。

長い長い長い…夏、今年も何とか、乗り切ることが出来ました。

 

さて。

 

先日、同業の方々との会話の中で、言われました。

「それって、ワーカホリックじゃないですか」と。

 

初耳でしたので、調べるに・・・Workaholicとは、仕事中毒のことだそうで。

仕事に打ち込むあまり、私生活(家庭・健康 etc.)を犠牲にするような状態、と。

 

いやいや、全然当てはまってないから・・・と、思いきや。

仕事をしている状態の方が落ち着く、といった症状もあるそうで。

 

確かに今現在、このブログを書いている理由(?)が・・・

「印刷作業の待ち時間を、無駄に過ごしたくないから」だったり。

 

妻子が、実家に一泊するなんて聞くと・・・

なぜか「夜中まで、仕事が出来る」と思ってしまったり。

 

思い返せば・・・

土日祝日に出かけるなんて場合、罪悪感で気が気じゃなかった。

 

カレンダーで、一般の方の休日は、法務が入ることが多いせいか・・・

みんな(同業)が働いているのに、こんなことをしていて良いのだろうか、と。

前回の記事で、チラッと書きましたが・・・

長男&次男(4才&1才)の、合同誕生日パーティーも、無事に開催。

 

画像は、一升餅を背負う次男。

ひっくり返りもしないが、重すぎて一歩も歩けず、結果・・・直立でした。

 

長男が、保育園に通いだしてから・・・

休み(土日祝日)に併せて、遊ぶことに抵抗がなくなりつつある、この頃。

 

自分では気づかないうちに、泥沼にはまり込んでしまっていたのでしょうか。

いや、自分で泥沼に入ってしまっているだけなんでしょう。

 

やはり、自分ひとりでは、どうにもならないことってありますね。

感謝、感謝です。。。

ノントラブル

今年も無事・・・お盆が終わろうとしています。

8月5日、宗勝寺の年中行事「施餓鬼会(せがきえ)」には・・・

約80名の参列をいただき、滞りなく厳修させていただきました。

 

本堂から客間、全館(業務用)冷房ギンギンにて挑みましたが・・・

外は、命の危機を感じるほどの灼熱ゆえ、汗ダックダク。

 

・・・棚経(お盆のお経廻り)のスタートは、8月7日でした。

棚経中の、台風直撃(銚子市)は大変でしたが・・・ネタ的にはアリですな。

小学生以来でしょうか・・・傘が、バッとお猪口(ちょこ)になったのは。

8月8日には、市内(香取市)の「浄蓮寺」さまの施餓鬼会へ。

こちらでは、はじめての出仕ということもあり、勉強させていただきました。

 

9~15日までは、ノンストップの棚経、棚経、棚経です。

暑いとは言え、日本最高気温の時期を経験したせいで、感覚がマヒしてますが。

 

車内に数十分放置のスマホは、ご覧の表示。

お子さまやペットの車内放置は、ダメですよ!

・・・振り返るに、今年のお盆はノントラブルと言っても、過言ではなく。

まぁ、昨年が昨年だったせいも、あるのかもしれませんが。。。

 

加えて、長男が(マスコットキャラから)戦力になりつつあるのも、デカいです。

お茶やお菓子、並べてくれたりだとか・・・

塔婆、運んでくれたりだとか。

今のところ(もうすぐ4才)なら、まだ素直に言うこと聞いてくれるので。

・・・とか、照れ隠しで言ってみたりする、親バカネタでした。

 

でも、師匠のお寺「浄国寺」の受付業務も、手伝ってくれたようです。

妻、曰く・・・

 

檀家「あら、おりこうねー」

長男「お手伝いしてるの」

檀家「住職、良いわねー」

師匠「いやー(満面の笑みで)人出が、足りなくってさ」

 

・・・という、一連の流れが出来上がっていたそうで。

話を聞いただけで、光景が目に浮かぶようですが。。。

長男には、保育園のお盆休みに、どこにも連れていくことも出来ず。

次男には、誕生日(8月11日)のお祝いも出来ず。(後日長男と合同開催予定)

 

お寺ってのは、そういうもんです。

いや、家族労働ってのは、そんなもんなんです。

 

私も、お寺の子として生まれました。

 

夏休みは、家の中がピリピリしてるもんだと思ってました。

両親は、夏休みの終了間際、慌てて家族旅行に連れてってくれてました。

 

長男に、聞いてみました。

「お盆が終わったら、どこか行きたいとこある??」と。

・・・イオンだそうです。(ジュラシックパークのアーケードゲーム目当て)

 

がんばったご褒美に、一緒に全クリしてきます。

百円玉の、タワーを建てて。

五月病

ボチボチ、やってます。

6月6日には、多古町「法眼寺」さまの施餓鬼会に。

本堂での法要終了後は、(先の合戦の地となった)裏山へ登詣。

水戸谷(みとさく)城跡にて、ご回向させていただきます。

 

同日、午後からは多古町「妙光寺」さまへ。

三大竜玉神(日天竜玉神・月天竜玉神・明星竜玉神)例祭法要に、出仕を。

写真を撮りはぐり、画像(↑)は、以前のものですが・・・

この日は、天から甘露の法雨が降り注ぎ、祖師堂を中心に法要が行われました。

 

参加者の手分けにて、3日間を要し行われている「寺院参拝」は・・・

賛助会員(青年会OB)のご寺院に伺い、読経仕るという行事。

・・・以上の行事は、日蓮宗千葉県東部青年会の会員としての、出仕。

 

また、6月13日のご正当日には、宗勝寺の年中行事として・・・

開基檀越(お寺を開く上で、重要な役割を果たした人物)のご命日法要を。

今年は、403遠忌。無事に厳修させていただきました。

法要終了後は、昼食をはさみ・・・役員総会を。

 

例年、これが終わるとホッとするのも、事実。

ですが、ソワソワするのも、これまた事実。

 

・・・と言いますのも、役員総会を終えますと、資料が整ってしまうから。

7月1日付け発送予定の、お盆行事関連のご案内に関する、資料が。

 

今年も、そんな時期か。。。

まぁ・・・足掻いても、しょうがないっスね。

 

さて。

 

いわゆる、五月病。

新たな環境に適応する過程での、ストレスが原因のようですが。

 

今年4月から保育園に入園した、長男ですが・・・

今から思えば、そうだったんですかね。

 

何だか、帰宅してからの機嫌の悪さ・甘え・我儘が、ピークに。

これが、保育園だと・・・優秀園児のようで、その反動からかもしれません。

 

口で言っても効かず、とうとう・・・ケツを一発「ビシッ」と。

結論から申しますと、ありゃダメですな。

 

手を出すことは、親のうっぷん晴らしでしかないですね。

それより、罪悪感で、息子以上に私がグッタリしてしまうという始末。

 

・・・そんな悪循環を、思いもかけず脱することに。

これ、数年前のてらこやの研修で使用した、絵本「地獄」。

 

私も、子育て歴4年の新米ですので、何が正解なのかは分かりませんが・・・

今、長男はとにかく、地獄にビビりまくってます。

 

それが原因か、時期的(五月病終了?)なものか・・・

とにかく、今長男は(親が言うのも何ですが)過去イチ、素直な良い子です。

せっかく(?)なので、パンフレットスタンドを購入してみました。

お立ち寄りの際には、ご自由に手に取ってみてください。

 

【PS】てらこやの募集状況ですが、(告知早々)募集人員近い申し込みがありました。早期に募集を締め切ることもありますので、参加希望者はお早めにどうぞ。

人生の引き出し

僧侶として、様々な方と対話させていただく機会を得ることを、幸せに思います。

信頼は、対話なくして生まれないものではないでしょうか。

 

当然、信頼を得るために対話するなど、本末転倒ですが・・・

それでも、対話の中で得られるものは、あまりにも多い。

 

トークスキルだとか、聞き上手だとか、そんなテクニカルな話ではなく・・・

盛り上がる対話と言えば・・・ベタですが、やはり共通の話題ってやつ。

 

共通の話ってのは、知識では出来ないんですよね。

経験という人生の引き出しを持ってこそ、可能になる訳です。

先日、ドキドキの初体験を済ませてきました。

 

怯んで、全身麻酔で検査可能か伺うと、「うちでは、やってないんです」と。

鼻から検査可能か伺うと、経口の優位性を説かれ、腹を括りました。

 

(検査室まで)優しい看護師さんより誘導中、いわゆるコツを教わりました。

イメージも固まったころ、最後に看護師さんは、言いました。

 

「ま、私は胃カメラやったことないんですけどね、、、」

・・・あれは、リラックスのためのテクニックなのか、否か。

 

さておき・・・入室後、少量の薬液を飲んで、喉に麻酔スプレーを2プッシュ。

あとは、十二指腸までグイッと一直線。

 

結論から申し上げますと、余裕でした。

明日もう一回やれ、と言われても出来ますね。

 

・・・なんてことを、近しい医療従事者に話しますと、そんなはずはないと。

きっと、担当医師の手腕によるものだったのでしょう。

 

※行った検査の範囲では、私は健康だそうです。

宗勝寺境内の、梅を収穫・・・今年は、中々の豊作でした!

私は、地に足を付けて生きてきましたので、高所作業は妻に任せっきりです。

妻が、梅の実を捩るたびに「バケツ、バケツ!」と、お呼びあそばすので・・・

今でも、バケツと聞くと返事をしそうになります。

(備忘録として書きますが)梅ドリンクは、8キロ瓶に梅3キロ+氷砂糖3キロ。

7~8キロの梅の実が余りましたので、数名の檀家さんにおすそ分けを。

 

こうして、毎年同じことが出来ることの、幸せ。

未知の体験が出来ることの、幸せ。

 

そんなこんなで、毎日楽しくやってます。

新規プロジェクトは・・・Coming Soon。。。

セルフコントロール

先般(5月6日)、銚子市「妙福寺」さまの、千部会(せんぶえ)に出仕を。

午前・午後と、計3座の法要に加え・・・

北辰妙見大菩薩の御神輿(おみこし)が、渡御されました。

 

例年、当行事は藤まつりの一環として・・・

樹齢750年の通称「臥竜の藤」を愛でるため、多くの参詣者を集めます。

住職曰く、前例がないそうですが。

例年この時季、7分咲きの藤の花が・・・今年はほぼ散り切っていまして。

 

ちなみに(↓)は昨年の千部会、見事な花房でした。

人間も、同じ地球上に生きるものとして、自然の一部だ。

そう仰る方も、いらっしゃいますが・・・実際は、どうなんでしょうか??

 

今年は暑いねとか、寒いねとか。

花が咲いた、咲かないとか・・・実が生った、生らないとか。

 

結局、自分(人間)を中心として、基準を設けている訳で・・・

基準を重ねて、統計だとか言ってみたりして。

 

本来、我々の側が、つべこべ言わずに合わせなければならないのでしょう。

そして、思い通りにならないことを、受け入れて生きる。

 

それは、今の私には・・・無理ですわ。

せいぜい、セルフコントロールするのが、関の山ですね。

本日は久々の境内掃除に、スッキリ。

 

きっと、これが私にとって、セルフコントロールのためのステップであり・・・

自己肯定感を、最大に高める行動かもしれません。

 

俺のストレス解消って、何だろう??と、考えた時・・・

真っ先に、趣味(詳しくは述べませんが)が、頭をよぎったんです。

 

でも趣味って、もの凄くストレスを生む存在でもあるんですよね。

その感覚は、趣味人間なら、ご理解していただけるかと。

仏教では、掃除のことを作務(さむ)といいまして・・・

いわゆる(心の垢を払うといったような)修行の一環と、捉えます。

 

・・・私が衣を纏った時は、そんなこじつけた発言をするかもしれません。

当記事の読者の皆さまは、鼻で笑ってやってください。

 

そんなもんか、って思えること、大事ですよ。

経験上、良いセルフコントロールに繋がったりするんです。

【告知】

今年も、「てらこや」開催が決定いたしました!

下記の募集要項をご覧いただき、ぜひご参加・お勧めください!

以下、申込み用紙です!

よろしくお願いいたします!

雰囲気は、(↓)動画にて、どうぞ!

人に相談したら、その人の言う通りにしなければいけない

5月のスタートは、今年も朝6時半より。

寺宿区主催による「三峯(みつみね)神社例祭」にて、ご祈祷仕りました。

 

当地区に、火災が相次いだ際・・・

(火除けの霊験が顕著な)三峯神社の本社(埼玉県)より分祀。

 

当地所、師匠のお寺「浄国寺」内というご縁を頂戴し・・・

今日に至るまで、法味を言上している次第です。

 

浄国寺の、話ついでと言っちゃ・・・アレですが。

先日まで山門を覆っていた足場が、ようやく取れました。

 

実は、年始の(地元ではレアな)大雪により、瓦の一部が損壊。

修理は・・・結構かかりましたね。

 

何が、かかったって??

そりゃ、時間(3ヶ月くらい?)とお金・・・一番は、手間でしょうか。

既存デザイン(↑)をベースに、新規複製制作(↓)していく訳ですから。

屋根全体の、チェック・補修もしていただきました。

 

いや、でもこれ・・・言わなきゃ誰も、気付かないでしょう。。。

お寺に関わらず、団体・組織にとって・・・

その管理・運営に関しては、当然誰かが判断をしていく訳ですが。

 

改善という名のもとに、変えていくもの、いかなければならないもの。

反対に、保ち続けていくもの、守っていかなければならないもの。

 

・・・私が宗勝寺の住職となって、早15年目となりますが。

当初、岐路に立たされた時、師匠のところに伺ったんですね。

 

相談・・・というか、判断を委ねるというか。

その時、言われた言葉です。

 

「人に相談したら、その人の言う通りにしなければいけない」と。

 

確かに、自分の返答と相反する行動をされたら・・・

アレは何だったんだ、となりますしね。

 

自分の中で答えが決まっていて、後押しされたいだけとか・・・

アンケート紛いのことをさせたりとか・・・そんなのは、失礼じゃないかと。

5月5日、次男が端午の初節句を、無事に迎えました。

 

・・・息子たちが成長して後、私は口を出さずにいられるのでしょうか。

黙って見守るということが、どれだけ難しく大変なことなのか。

 

自分で決めれば、自分の成功も失敗も、自分のせい。

成功は自信になるし、失敗は反省と糧になる。

 

客観的に見れば、口を出すことが、単なる支配欲だって分かるんですけどね。

当然かもしれませんが、今の息子たちには、時期尚早ですから。

 

子離れというものは、放置することかもしれません。

背景

昨日(4月18日)は、東金市「福相寺」さまへ。

日蓮宗千葉県東部青年会の、報恩読誦会に参加してまいりました。

日蓮宗という組織の中で唯一、定年退会が定められているのが・・・

(名称からもお察しの通り)青年会、ということになります。

 

お世話になった先輩のお寺を会場に、会員一同お伺いし・・・

報恩感謝の読経、記念品の授与をさせていただきます。

 

今年度は、お二方の先輩が退会されるということで・・・

引き続き、大網白里市「等覚寺」さまへ。

終了後は、お寺を会場にお借りし、年度初めの通常総会が開催され・・・

昨年度の事業/決算報告、今年度の事業/予算計画など、承認されました。

 

さて。

 

先日のことですが、外出先からお寺に戻った時のこと。

私・・・目が点になりました。

 

前回前々回と、筍(タケノコ)ネタが続いてしまい、恐縮ですが・・・

現場となったのは、境内の宗勝寺古墳

 

不特定多数の方が、筍を求めて堀りにいらっしゃる。

お声掛けいただける方もあれば、そうでない方も。

 

いや、良いんですよ。

以前にも書いております通り、掘っていただければ、私も助かりますし。

 

私が目を点にしたのは、掘りっぱなしの穴ぼこだらけ・・・

ご丁寧に、皮を剥いて廃棄・散乱した光景を、目の当たりにしたからなのでした。

IMG_2080

プレゼントをもらった時に、「うれしい」と感じる。

そこには、単純にそのモノの魅力もありますが、それだけじゃないんですよね。

 

自分のために「何をあげよう」と考えてくれていた、とか。

「これ欲しいなぁ」と呟いた一言を覚えてくれていた、とか。

忙しい時間を割いて、こっそり買いに行ってくれていた、とか。

 

そんな背景が見えるから、うれしい訳で。

 

今回のようなことは初めてでしたので、一見さんだったのでしょうか。

宗勝寺の境内にて、その背景を見ていただくことは叶わなかったようです。

私感ですが、30代に入ってからでしょうか・・・

物事を判断・選択する基準が、カッコ良いか否か、になりました。

 

背景を見ることが出来るヤツは、もちろんカッコ良いですよ。

最近見た、カッコ悪いヤツは・・・飲食店員に横柄な口を利くジジイでした。

 

この考えを始めてから、自分がカッコ良くなったかは、分かりませんが・・・

ふと気づいた時、自分の周りが、カッコ良いヤツだらけでした。

 

・・・私が、青年会を卒業するまで、あと8年ほど。

昨日のように、カッコ良い先輩のためにと、盛大に送ってもらえるのでしょうか。

プロセス

去る4月3日、多古町「妙光寺」さまにて・・・

「千部会(せんぶえ)」に、出仕させていただきました。

 

直訳すれば、千部会は・・・千回、読経する法要。

たくさんの読経の功徳を以て、ご祈願・ご供養をする、という趣旨で・・・

例年、大勢の僧侶が一堂に会します。


(動画は、平成24年のものです。。。)

 

また、師匠のお寺「浄国寺」の千部会は、4月8日に。

当日が、花まつり(お釈迦さまの誕生日)ということもあり・・・

約50名の檀信徒の皆さまとともに、法味を言上いたしました。

 

千部会と言えば、時季としては・・・春

(理由は存じませんので、詳しい方はご教授ください。。。)

 

・・・とは言え、桜の花が散り気味(or 散り切った)の千部会も、珍しい。

まぁ、自然のものに対して、人間が不自然さを物申すのも、おかしな話ですが。

 

前回のSHUSHOJI Blogにて、筍(タケノコ)のことを書きましたが・・・

アレも、本来ならば・・・桜の花と収穫がリンク。

 

このズレが原因なのか、私の竹林管理が悪いのか、定かではありませんが・・・

今年はイマイチですね、出が悪く、質も良くない。

 

今年のBESTは、長男と掘ったコイツでしょうか。

そう言えば、うちの子は食わず嫌いというか、偏食というか・・・

とにかく、野菜を中々口にしません(子どもはそんなものかもしれませんが)。

 

・・・ですが、自分で収穫させると、食べますよ。

その時だけかもしれませんが、とにかく食べてくれます。

 

うちの場合、私の父が趣味で土をいじるので、他にも色々と。

これは、3か月くらい前ですかね、大根です。

初めて釣った魚を口にした感動から、釣りにハマった・・・なんて、よくある話。

やっぱり、プロセスがあると、盛り上がりますよね。

 

・幼稚園の時、はじめて料理した、サヤエンドウの味噌汁。

・高校生の時、夏合宿の稽古終わりに飲んだ、水。

・真冬のツーリング、コンビニの駐車場で飲んだ、缶コーヒー。

 

上記、この味は未だに忘れられません。

先日は、今年初の草刈りを。

今年は何回、これに挑むことになるのでしょうか。

 

何だかんだ言っても、やっぱり春。

花は咲き、大地は芽吹きます。

 

これに負けじと、次男(8か月)が立ち上がり始めました。

そして長男は、今月から保育園へ。

楽しそうに、通園しています。

家では食べない野菜も、保育園だと食べるんですって。

 

いや、別に、驚きませんよ。

男は、外ではカッコつける生き物ですから。

妻より1秒でも早く死ぬ

木鉦のバイ立てを、作ってみました。

春一番だったんですかね、先日の大風は。

境内の竹が数本倒れたお蔭で、こんなものをつくる羽目になった訳ですが。

 

とにもかくにも、春と言えば・・・毎年ながらの重労働。

今年の草抜きは、コイツ(Bluetoothスピーカー)に助けてもらってます。

(お参りの方が近くに見えると、速やかに一時停止。。。)

 

嫌なことを、嫌なことのままにしてしまうと、本当に嫌になってしまいます。

大事なのは、自分を欺くことなのかもしれません。

 

さて。

 

先日、長男(3才7ヵ月)に脈絡もなく問われました。

「ねぇ、ママが死んじゃったらどうする??」と。

 

頭の中が、真っ白になりました。

 

僧侶という立場上、人生の終焉と対峙する経験を積み重ねる日々。

人は、今この瞬間以降、いつ死ぬか分かりません。

 

重々承知、重々承知のはずでした。

しかしながらというか、当然と言ってしまって良いのか、そんな選択肢は無く。

 

恥ずかしながら、私に覚悟はありませんでした。

 

私は咄嗟に、長男に言いました。

「ママより先に(私が)死ぬから、大丈夫だよ」

 

何が大丈夫なのか意味不明ですが、長男は・・・

「トトが、絶対先に死んじゃうの??」と。

 

「絶対だよ。だから、死んだらナムナムしといてよ」

「うん、わかった!」

 

・・・という訳で。

私の新しい目標に、「妻より1秒でも早く死ぬ」という項目が、追加。

上記会話にも、匂わせるように・・・

長男は、大人になったら、お坊さんになるんだそうです。

 

将来のビジョンについて、家族から指示したことはありませんので・・・

そう言い出したときは、ビックリしました。

 

もちろん、今がそうなだけであって、どう転ぶかは分かりませんが・・・

思いのほか、嬉しいもんですね。

 

同業の方とも、そんな話をする機会がございまして・・・

先輩曰く、「それは、お前のことを見て育ってるからだよ」と。

 

そして、「きっと、お坊さんは毎日遊んでる人だと思われてるよ」と。

心外ですが・・・まぁ、良しとします。

 

兎にも角にも、子どもってのは、ある意味怖いですね。

でも、人を傷つけない範囲での正直さは、見習うべきなのかもしれません。

 

通ってきた道・・・のはずなんですけどね。

尊く見えるのは、自分がそれだけ薄汚れてしまったからなのでしょう。

 

なんで、鹿の画像かって??

それは、先日長男に言われた、ショックな一言より。

 

「トトの頭、シカの匂いがする!」

 

36才・・・より一層、清潔感に気を付けて参ります。。。

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