面会
昨日は、多古町「能満寺」さまにて・・・
“御会式(おえしき)”に、出仕させていただきました。
今般、ご住職が“日蓮宗大荒行堂”に、入行中のため・・・
導師をお勤めになられたのは、ご住職の“ご師範”上人。
法要終了後は、“茶話会”が開かれるのですが・・・
やはり話題は、“荒行堂”関連のものとなりました。
上記リンクにも記してある通り、入行して35日間の“自行”が明けますと・・・
【自行(じぎょう):自分の罪障消滅のための、“水行・読経三昧”の修行】
家族や檀信徒との「面会」が、許されます。
檀信徒の中で、有志をつのり・・・
団体での「面会」を、計画なさっていました。
思い返せば・・・
入行前、最後の“年中行事”のお手伝いに、お邪魔した際のこと。
檀家役員さんがご住職に対し、力強くも・・・
「後の事は任せて、行ってらっしゃい!」
・・・的なことを仰ってたな、と。
こんなこと仰っていただければ、安心ですよね。
個人的には、うらやましい限りです。
今回、ご住職の入行も、“4回目”。
「きっと、無事に帰ってきてくださる」と、檀信徒の皆さんも・・・
“確信・自信”を持ってこその、発言なのかもしれませんが。
・・・それとは、対照的に。
本日、あるお上人と、話す機会がございまして。
今般、息子でもあるお弟子さんが、“初めて”の入行をなさっておりまして。
いや、心配そうでしたね。
顔では、笑ってましたが。
話を伺うに、お寺から入行者が出るのは、“約80年ぶり”とのこと。
こうなってきますと、檀家さんも含め、勝手が分からないものです。
私自身、血族の中では初の入行者でしたので、気持ちはよく分かります。
「何かしてやりたいんだけど。。。」とのことでしたので・・・
(実際、何もしてあげることはできませんが)
「それはもう、“面会”してあげるのが一番です」と、お答えしました。
あの、僅か“5分間”の「面会」が、唯一の楽しみですからね。
「荒行って、何?」って檀信徒さんも、同席すればすべて理解できます。
掃いても掃いても、“落ち葉”が舞う季節になりました。
まぁ、実際は“掃く”訳ではなく、“ブロアー”で吹き飛ばしていますが(^^;)
帰りを待って、お寺を“護持”することもそうですし・・・
“気持ち”の面でも、言えることですが。
待つ者も、これまた“修行”なのです。