一息
本日(8月13日)より、“お盆”が始まりました。
お盆には、ご先祖さまが“里帰り”をする、と言われています。
つまり、“お盆休み”はあくまで、ご先祖さまと過ごすためのもの。
せっかくの、休日ですから・・・
「丸々3日間、家にいろよ。。。」って、訳じゃなく。
たまには、「一息」ついて・・・
古来から続いてきた尊い行事に、触れてみてはいかがでしょうか。
・・・とはいえ、この時期。
「一息」つくことが不可能なのが、我々の業界。
かくいう私も先日(8月8日)より、日がな一日・・・
“棚経(たなぎょう)”に、廻らせていただいております。
“棚経”とは、お帰りになったご先祖さまに対し、“お経”を差し上げる事。
ご先祖さまへの“おもてなし”として、様々なお供えをした飾り付けを・・・
“盆棚”と呼び、その前でお経を差し上げるので、“棚経”と。
さて。
この“お坊さんバラエティ”、結構見ている方いらっしゃるんですね。
“棚経”中にも、この話題を出す方が、何件もございました。
先日(お盆直前)の放送では、“棚経”に関し触れたそうで。
(私は拝見してませんので、誤りがあればご勘弁ください。。。)
「(朝5時半から)一日に“70件”も廻るので、時間との勝負。。。」とか。
「(お茶を出す等の)過剰な“接待”は、困る。。。」とか。
・・・そんな感じで、話題にしていました。
結論から言えば、それは一概には言えません。
私の場合、“丁寧”にお経をあげたいので、一日の件数を絞り・・・
その分、お盆前から“棚経”を開始しています。
・・・なんて書き方を、しますと。
(放送の)“70件”の方は、立場ありませんが。
実は、それも良し悪し。
“里帰り”されたご先祖さまへの、お経ですから・・・
本日(13日)から開始するのが、“本義”な訳で。
お盆という、“限られた期間”を重視するなら・・・
一日の件数が膨れ上がるのも、仕方ありません。
あくまでも、そのお寺の“方針”ということになるでしょうね。
今年は、“大豊作”だそうで。
今から収穫の秋が楽しみ、ですが・・・
“棚経”の際に、農業を営む檀家さんから頂戴し・・・
私が現在食べているのは、まさかの“新米”。
北海道で有名な“ゆめぴりか”という品種を、(温暖な)千葉で育てたところ・・・
穂をつけ始めたのは、なんと“6月”とのこと。
「前例がない→検査ができない→出荷できない」
・・・という事態で、私の口に入ることになった訳ですが。
これが、今の私の「一息」です。。。