メンテナンス

先日(7月22日)は、大網白里市「等覚寺」さまへ。

「大網白里海岸 唱題行脚」ならびに「施餓鬼会」に・・・

日蓮宗千葉県東部青年会にご依頼を賜り、会員として出仕させていただきました。

 

団扇太鼓を叩き、お題目を唱え歩を進める、唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)。

海難事故防止を呼びかけると共に・・・

海難事故物故者の慰霊として、点在する慰霊碑で読経仕ります。

(行脚中の画像は、昨年のものです。。。)

 

午前中は、海水浴客などで賑わう大網白里海岸を含めた、約2時間半の行脚。

午後からの法要は、前半に施餓鬼会(せがきえ)、後半に祈祷会(きとうえ)を。

 

個人的には、初めて副導師の席に着かせていただいたことに・・・

「苦節14年・・・」と、感慨にふけながらの法要出仕となりました。

また、終了後には女流講談師「一龍斎貞鏡」師の講談・・・

日蓮聖人御一代記を拝聴する機会にも、恵まれました。

 

お寺を後にする際には、ご住職のご厚意で、大量のご供養を頂戴しまして。

帰路道中、狭い車内は、むせ返るほどの芳しい香りに包まれ・・・

途中、(半分を)知人宅の玄関に置いて逃げたのは、ここだけの話。。。

 

・・・さて。

 

先日(最近クルマを買い替えた)後輩と、何気なく話をしておりましたら・・・

「今度からはオイル交換とか、やってもらおうと思ってて、、、」とのことで。

 

「えっ?今までのは、どうしてたの??」と、尋ねますと・・・

「(やらなくても)走るでしょ??そーゆーの興味なくって。。。」と。

 

衝撃でしたね、クルマ好きの私としては。

 

結果、壊れて大枚はたいて修理したりとか、買い替えたりとか。

結果、事故を起こしたりとか、人を傷つけたりとか、自分が傷ついたりとか。

 

そんな確率は、大して高くはないということなのでしょう。

本日、市の健康診断に行ってきました。

 

企業にお勤めの方でしたら、会社の健康診断を受けられるのでしょうが・・・

自営業(?)的な扱いですので、こういった形になります。

 

そんな訳で、会場を見渡せば周りは、ほとんどが中高年の方々。

案内が来ても、スルーしてしまう同業の方々の話を、よく耳にします。

 

我々の業界、そこそこの肉体労働のはずなんですけどね。

自覚症状が出ないと、腰を上げない方が多いように感じます。

 

言うまでもなく、「メンテナンス」は大事です。

特に身体は、パーツ交換できませんので。

 

先日、久しぶりに少し体調不良に。

なってみて改めて感じますが、健康が一番ですね。

 

30代半ばにして、ビビりだすのも・・・

早すぎではない・・・はずです。

エンバーミング

はい、無呼吸運動中です。

 

このスケジュールで、体を壊さない自分に、関心すらしますが・・・

実際は、お盆前にこの有様で大丈夫か、不安でなりません。

さて。

 

先日、ある方の葬儀をお勤めさせていただきまして・・・

やや遠方、地元から約100キロほどの土地へ、伺うことになりました。

 

葬儀(お葬式)に関しましては、その土地により慣習が異なります。

道(川)を挟んで・・・といったレベルで、違ったりもするんです。

 

いや、葬儀という法要に関して・・・

こちら(僧侶)が内容を変える、という意味ではなく。

 

参列者を含む、葬儀に関わる方の行動が、地域によって異なる訳です。

それは、単純に「昔から、こうやってるから」ってことも、あるでしょう。

 

また、いわゆる土着信仰と呼ばれるような・・・

何か謎めいた、儀式的な風習を目にすることもあります。

【土着信仰:土地・民族に(固有の)生活習慣と結びついた儀礼など】

 

(話を戻しまして)今回の葬儀、初めての経験だったのは・・・

式中、お棺のフタが閉じられることが無かったこと。

葬祭ホールですと、奥行5~60cmの机を挟んだ奥は、ご遺体。

常に眼に入るところに、ご尊顔があるというのは、独特の緊張感でした。

 

終了後、スタッフの方に「この辺の、風習ですか??」と、尋ねたところ・・・

「いえ、エンバーミングの方は・・・」とのことで。

 

「エンバーミング(embalming)」とは、 遺体を消毒・保存処理・修復し・・・

長期保存を可能にする、技法のこと。

 

土葬を主とする欧米諸国などでは、一般的ですが・・・

私も実際に目にしたのは、初めての経験でした。

 

時間の経過で見た目の変化が無く、感染症の心配も無いため・・・

お棺のフタを閉じるのは、出棺の時が最初になる、という訳で。

近年の終活ブームもあり、家族に迷惑を掛けたくない・・・

自分のことは自分で・・・という考えの方も、少なくないと思います。

 

しかしながら、弔いは残された方のためにも、大切なもの。

遺族が流す涙は、後悔の部分が大きいことも、否めません。

 

人生の最後の最後に、出来得る限りのことをしたと・・・

その、納得や達成・充実、もしかしたら贖罪かもしれませんが。

 

そんなことが、残された者の気持ちを楽にしたり・・・

区切りをつけてあげることになることも、あるんです。

 

終活ブームの開始当初は、いかにも葬儀・お墓の事前準備って感じで・・・

私自身も、少なからず疑問も持ったものですが。

 

現在では「人生の終焉を通じ、今をより良く生きる活動」のことを言うそうな。

正解は、こっちですね。。。

地域差

先日、妻が友人の結婚式(& 披露宴)に、出席するとのことで・・・

場所を聞くに、偶然にも道の斜向かいが、友人のお寺。

 

良い機会と、久々に連絡を取りまして・・・

妻を迎えに行きがてら、お参りさせていただくことになりました。

実はこちら、学生時代の思い出の場所でもあります。

仮住まいの如く入りびたり、散々ご迷惑だっただろうかと。

 

いやー、それにしても懐かしい。

変わっていないことが、うれしかったですね。

 

・・・とは言え、周辺はすっかり変わりました。

当時、向かいは六〇木ヒルズではなく、テレビ〇日でしたし。

 

のり唐明太(唐揚げ・明太子入りの、のり弁)の、弁当屋も・・・

無くなってたし。(あったら、ごめんなさい。。。)

 

でも、友人のお母さんに、14~5年ぶりにご挨拶でき・・・

何となく、覚えていてくれて、それもまたうれしかったです。

 

そんな、思い出のお寺が、数年後に更地になると聞いた時は・・・

もう素直に、ビックリしました。

 

再開発の対象地となったそうで、跡地は約50階建てのビルに。

お寺ごと、数十メートルのお引越しを、なさるとか。

さて。

 

お寺も、それぞれの地域に根差している訳ですから・・・

当然、それぞれの地域ならではの問題・悩み・事情を、抱えている訳です。

 

ちなみに、うち(宗勝寺)が籍を置く、千葉県東部管区では・・・

いわゆる「代務寺院」関連の問題が、大きいと思います。

 

代務寺院とは、あるお寺を本務とする住職が・・・

兼任する形で、住職として名義を付けているお寺のこと。

 

中には、複数の代務寺院を管理する方も、いらっしゃいます。

我が管区には、そんなお寺が多い、ということですね。

 

じゃあ、なぜ代務寺院なんてものが、存在してしまうのかと言えば・・・

(多々、理由はありますが)ひとつの大きな原因としては、経済的なもの。

 

ざっくばらんに言えば、法人としての理想は、独立採算。

 

ランニングコストと、住職(家族)の生活を保証。

残念ながら、そんなお寺は限られているのが、現状ということでしょう。

 

寺院の独立採算の目安は、かなりの「地域差」がありますし・・・

収入体系によっても、かなりの違いがありますが。

 

残念ながら、独立採算のラインに、遙かに及ばない当山も・・・

何を隠そう、30年前までは代務寺院でした。

 

・・・貧乏くさい話なので、もうやめます。

 

「アンタの寺、立ち退いてくれ」なんて、言われたら・・・

私は、法人の責任者として、どんな条件を提示するのでしょうか。

 

ちょっとだけ、ワクワクしました。

管理

毎日、時間に追われる日々が続いております。

 

1年なんて、アッという間だなぁ。。。

・・・と、お盆の塔婆を書き始める時は、毎年思います。

・・・先日は、多古町峯「妙興寺」さまへ。

 

日蓮宗千葉県東部修法師会の、主催による・・・

「読誦会(どくじゅえ)」に、参加して参りました。

 

例年、多くの会員が参加しておりますが・・・

やはり、大勢で読むお経は、一味違います。

 

この読誦会は、震災後「災害復興祈願」として始められたものですが・・・

ご当山も、その伽藍に幾多の被害を被っております。

 

東日本大震災より、丸6年が過ぎ・・・

ご住職より、近いうちに本堂の改修工事が執り行われる旨、伺いました。

残すのか、壊すのか・・・

直すのか、直せるのか、作り変えるのか。

 

住職はある意味、お寺の管理責任者でもある訳ですから・・・

その判断には、頭を悩ませるようなこともある訳です。

 

うち(宗勝寺)も、260年以上前の建築物を、維持している立場として・・・

その「管理」に際して、正解がどこにあるか未だに模索中の部分も、ございます。

 

「お寺なんか、古い方が良いんじゃねぇの??」

・・・と、安易に決めつけるのは、あまりにもお粗末でしょう。

 

安普請が古くなれば、それはただのバラック。

様々なバランスを考えて、最善の策を考えるのも、住職の務めかもしれません。

 

さて。

 

先日の雷事件の、続報ですが・・・

恒例(毎月一日)の、題目講の際のこと。

 

参加者のお婆ちゃんより、「トイレが流れない」と。

題目講終了後、業者さんに連絡しまして。

 

「電源が、全く入らないですね」とのことで・・・

メーカー担当者に、バトンタッチ。

「へ~、ウォッシュレットって、結構ハイテクなんスね」とか言ってたら・・・

基盤からカバーまで、真っ黒く焦げてらっしゃる。

 

やはり、原因は落雷による、過電流でした。

 

「じゃあこれ、修理お願いします」って言ったら・・・

このモデル(12年前くらい?)は、部品もすべて生産中止とのことで。

車両価格が高額で、長年乗っても元を取れないことが、分かっていても・・・

日常のガソリン代は、払いたくない。

 

そんな訳で、日本人はハイブリッド車を好みます。

まぁ、車両代は「たまの贅沢」ってことで、気にしないんでしょう。

 

これは、クルマに限った話ではなく・・・

日本のインフラ整備の不備による事故、なんて話も多いですよね。

 

早め早めに直して、大事にすれば・・・

長持ちするものも、たくさんありますから。

 

・・・あ、トイレは新品に取り替えます。

今のモデルは、節水・節電で、おトクなんですって。。。