地域差

先日、妻が友人の結婚式(& 披露宴)に、出席するとのことで・・・

場所を聞くに、偶然にも道の斜向かいが、友人のお寺。

 

良い機会と、久々に連絡を取りまして・・・

妻を迎えに行きがてら、お参りさせていただくことになりました。

実はこちら、学生時代の思い出の場所でもあります。

仮住まいの如く入りびたり、散々ご迷惑だっただろうかと。

 

いやー、それにしても懐かしい。

変わっていないことが、うれしかったですね。

 

・・・とは言え、周辺はすっかり変わりました。

当時、向かいは六〇木ヒルズではなく、テレビ〇日でしたし。

 

のり唐明太(唐揚げ・明太子入りの、のり弁)の、弁当屋も・・・

無くなってたし。(あったら、ごめんなさい。。。)

 

でも、友人のお母さんに、14~5年ぶりにご挨拶でき・・・

何となく、覚えていてくれて、それもまたうれしかったです。

 

そんな、思い出のお寺が、数年後に更地になると聞いた時は・・・

もう素直に、ビックリしました。

 

再開発の対象地となったそうで、跡地は約50階建てのビルに。

お寺ごと、数十メートルのお引越しを、なさるとか。

さて。

 

お寺も、それぞれの地域に根差している訳ですから・・・

当然、それぞれの地域ならではの問題・悩み・事情を、抱えている訳です。

 

ちなみに、うち(宗勝寺)が籍を置く、千葉県東部管区では・・・

いわゆる「代務寺院」関連の問題が、大きいと思います。

 

代務寺院とは、あるお寺を本務とする住職が・・・

兼任する形で、住職として名義を付けているお寺のこと。

 

中には、複数の代務寺院を管理する方も、いらっしゃいます。

我が管区には、そんなお寺が多い、ということですね。

 

じゃあ、なぜ代務寺院なんてものが、存在してしまうのかと言えば・・・

(多々、理由はありますが)ひとつの大きな原因としては、経済的なもの。

 

ざっくばらんに言えば、法人としての理想は、独立採算。

 

ランニングコストと、住職(家族)の生活を保証。

残念ながら、そんなお寺は限られているのが、現状ということでしょう。

 

寺院の独立採算の目安は、かなりの「地域差」がありますし・・・

収入体系によっても、かなりの違いがありますが。

 

残念ながら、独立採算のラインに、遙かに及ばない当山も・・・

何を隠そう、30年前までは代務寺院でした。

 

・・・貧乏くさい話なので、もうやめます。

 

「アンタの寺、立ち退いてくれ」なんて、言われたら・・・

私は、法人の責任者として、どんな条件を提示するのでしょうか。

 

ちょっとだけ、ワクワクしました。