地獄の時にお越しください。

過ぎてしまえば、あっと言う間ですが・・・

時季折の行事も、ひとつずつ修めさせていただいております。

 

まずは、多古町「能満寺」さまの、春季彼岸会ならびに大黒祭への出仕。

檀信徒の皆さまから持ち寄られた、子大黒への沐浴・ご祈祷を。

さらに本年も、お中日(21日)には、目黒区「妙見寺」さまの春季彼岸会へ。

思い返せば、今年のお彼岸は(過去に無いほど)予定が詰まったような。。。

有難いですね、ご依頼賜った皆さまに、感謝申し上げます。

 

また、先日(3月27日)は、旧暦の初午(お稲荷さんのご縁日)の日。

今年も「南横宿区」さまのご依頼、出仕稲荷大明神大祭にてご祈祷仕りました。

・・・うかうかしている間に、もう3月も終わってしまいますね。

 

暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものですが。

今年のお彼岸の中日の天気は・・・34年ぶりだったんだそうですよ。

上記、妙見寺さまの法要終了後、窓の外に目を向けると、まさかのボタ雪。

 

それにしても、この雪から本日(3月30日)まで、10日も経っていないとは。

もう私、長ズボンはタンスの奥に、仕舞いましたので。

 

関東地方は、桜も満開。

当然、お花見も済ませましたよ!

(頭、私です。。。)

 

・・・そういえば、先日。

師匠のお寺「浄国寺」の、メインツリー(銀杏)が、剪定されまして。

 

第一声は、「マジか!」でした。

そういえば、十数年前にも(ここまででは無いにしろ)ツンツルテンにして・・・

以降、モッサモサになりましたからね。

 

これで、大地からの養分がすべて新芽に注がれるようになり・・・

幹自体がリフレッシュ、より元気になるんですって。

 

大地の恵みと言えば、境内(宗勝寺古墳)の筍(タケノコ)。

今年の初堀りは、3月27日でした。

私くらいになると、パッと見で、すぐに見つけられるのですが・・・

ビギナーの方は、足で踏んで探すのが、分かりやすいようです。

初堀りモノは、絶対にお譲りいたしません。

ケチ臭いとか、強欲だとか、ズルいと言われても、一向に構いません。

冗談はさておき、例年お分けしている方には、順次お持ちいたします。

また、掘っている際にお参りの方にも、差し上げています。

まぁ、4月上旬くらいまでは、筍パラダイスですね。

それ以降は一転、タケノコ地獄(竹やぶ防止のため、掘りまくる)となります。

 

あ、(例年ながら)筍堀りツアー、募集いたします。

無料で掘っていただいて、お持ち帰りください。

 

味を求める方は、パラダイスの時にお越しください。

私の重労働を軽減させたいという奇特な方は、地獄の時にお越しください。

 

よろしくお願いいたします。

妻より1秒でも早く死ぬ

木鉦のバイ立てを、作ってみました。

春一番だったんですかね、先日の大風は。

境内の竹が数本倒れたお蔭で、こんなものをつくる羽目になった訳ですが。

 

とにもかくにも、春と言えば・・・毎年ながらの重労働。

今年の草抜きは、コイツ(Bluetoothスピーカー)に助けてもらってます。

(お参りの方が近くに見えると、速やかに一時停止。。。)

 

嫌なことを、嫌なことのままにしてしまうと、本当に嫌になってしまいます。

大事なのは、自分を欺くことなのかもしれません。

 

さて。

 

先日、長男(3才7ヵ月)に脈絡もなく問われました。

「ねぇ、ママが死んじゃったらどうする??」と。

 

頭の中が、真っ白になりました。

 

僧侶という立場上、人生の終焉と対峙する経験を積み重ねる日々。

人は、今この瞬間以降、いつ死ぬか分かりません。

 

重々承知、重々承知のはずでした。

しかしながらというか、当然と言ってしまって良いのか、そんな選択肢は無く。

 

恥ずかしながら、私に覚悟はありませんでした。

 

私は咄嗟に、長男に言いました。

「ママより先に(私が)死ぬから、大丈夫だよ」

 

何が大丈夫なのか意味不明ですが、長男は・・・

「トトが、絶対先に死んじゃうの??」と。

 

「絶対だよ。だから、死んだらナムナムしといてよ」

「うん、わかった!」

 

・・・という訳で。

私の新しい目標に、「妻より1秒でも早く死ぬ」という項目が、追加。

上記会話にも、匂わせるように・・・

長男は、大人になったら、お坊さんになるんだそうです。

 

将来のビジョンについて、家族から指示したことはありませんので・・・

そう言い出したときは、ビックリしました。

 

もちろん、今がそうなだけであって、どう転ぶかは分かりませんが・・・

思いのほか、嬉しいもんですね。

 

同業の方とも、そんな話をする機会がございまして・・・

先輩曰く、「それは、お前のことを見て育ってるからだよ」と。

 

そして、「きっと、お坊さんは毎日遊んでる人だと思われてるよ」と。

心外ですが・・・まぁ、良しとします。

 

兎にも角にも、子どもってのは、ある意味怖いですね。

でも、人を傷つけない範囲での正直さは、見習うべきなのかもしれません。

 

通ってきた道・・・のはずなんですけどね。

尊く見えるのは、自分がそれだけ薄汚れてしまったからなのでしょう。

 

なんで、鹿の画像かって??

それは、先日長男に言われた、ショックな一言より。

 

「トトの頭、シカの匂いがする!」

 

36才・・・より一層、清潔感に気を付けて参ります。。。

聞かないと分からない

嵐の後の、青空・・・

目のかゆみ & 鼻水が、止まりません。

周りが、花粉症だと騒いでる時に、何も症状が無かったので・・・

「まさか、何かの拍子に治った?」と少しでも思った私が、バカでした。

 

3月1日、宗勝寺は今月も題目講からのスタートです。

今年の目標は、ひとりでもメンバーを増やすこと!

 

・・・のはずが、突然の新メンバー参入。

目標は見失いましたが、今月も変わらず和気藹々。

 

雰囲気(だけ)は日本一の題目講と、自負しています。

いつも、長男にお土産持参のAさんは、DIY感全開のベースボールセットを。

愛されてますね、感謝です。

(恐縮しますんで、ほどほどにお願いいたします!)

 

さて。

 

我々の業種は、(ある意味)職人さん的な要素もありまして。

殊にテクニカルな部分に関しては、習うより慣れろと言いますか、見て盗め的な。

 

ところが私、住職歴も今年で15年目。

さすがに、見たことがあるものの方が、多くなってまいりました。

 

そうなってくると、聞かないと分からないんですよね。

こういった会議に出席することが大事、という方もいらっしゃるでしょう。

 

・・・ところが私、ひねくれてますんで。

 

どうしても、100パーセント性善説という訳にはいかないのです。

つまり、(講演にしろ、ディスカッションにしろ)お前それ本音かよ、と。

 

もちろん、その方自体を理解している場合は、話が違ってきますので・・・

やはり大事なのは、普段のコミュニケーションということになるのでしょう。

 

そういえば。

 

以前、ある方(同業)に、お会いする機会をいただきまして。

久しぶりとはいえ、久々感がそれほど無いのは、SNSのお蔭かもしれません。

 

お寺を舞台にした様々な活動を、積極的に発信。

眩しくすら見えたその方は、口にしたのでした。

 

「小島ァ、俺は毎日葬式ばっかりやってるよ。。。」と。

そして、辟易としたように「俺みたいのを、葬式坊主って言うんだろうな」と。

 

私はその時、何も言うことが出来ませんでした。

そして、そのギャップが、思いのほかショックでもありました。

いつも寺務所に、ボラギ〇ールが転がっている先輩のクルマに同乗すると・・・

ドリンクホルダーには、やっぱり使いかけのボラギ〇ールが。

 

思い切って、聞いてみました。

「結構・・・症状的には、重い感じなんスか??」と。

 

「あぁ、これ・・・あかぎれに、めっちゃ効くんだよ!」と。

(本来の用法とは異なります、念のため)

 

上記画像↑は、先日購入した角質用やすり。

コイツで削ってクリーム塗ると、ヒビ割れ・あかぎれ、一発で治ります。

 

本当・・・聞かないと分からないもんですね。。。