千里の道も一歩から

本日、8月15日・・・午後7時。

お盆の終わりを告げるように、強風と大粒の雨が降ってきました。

お盆には、ご先祖さまが(この世に)帰ってくるという考えから・・・

私たちは、尊い客人をお迎えするにあたり、おもてなしをする訳です。

 

その方法は、多種多様ですが・・・

代表的なものとしては、やはり精霊棚(しょうりょうだな)の設置でしょうか。

精霊棚の御前にて、ご回向仕ることを棚経(たなぎょう)といい・・・

それが、お盆の街中に・・・お坊さんが出没する理由であります。

 

やっぱり、期間が限られますから、そうなる訳ですが・・・

かくいう私も、本日までそのような立場にありました。

 

スタートは、8月7日でした。

 

一日あたり、20~50件のお宅に、お伺いしています。

長いようで短い、短いようで長い・・・お坊さんの、夏。

 

いつまで、この過酷な肉体労働に耐えられるのかと・・・

少しでも頭によぎろうものなら、不安に駆られますが。

 

今年も、大きなミスなく、務めさせていただきました。

ありがとうございました。

棚経中に、数人の檀家さんより・・・

「墓地の裏、キレイになったねぇ!」と。

 

・・・そうそう、竹やぶをバッサリ、やりまして。

Googleマップですと、この部分ですね。

・・・ちなみに、元々は(ここ一帯が)こんな感じでした。

こちらは、開墾途中の画像ですが・・・

JRの線路際ですので、鉄道ファンには、たまらない感じでしょうか??

檀家さん「知り合いのお墓が、木に被さっちゃって・・・」

私「あぁ、そうなんですね・・・掃除も大変でしょう」

檀家さん「紹介してくれません??」

私「??」

檀家さん「同じ、業者で良いんで」

私「いや、私です」

檀家さん「??」

私「切ったの」

・・・という訳で、1か月半(6月頭~7月半ば)ほどかかりましたかね。

一日、1時間でも2時間でも時間をつくれたら、作業してました。

 

本当でしたら、処分まで自分で済ませようとしたんですが、タイムオーバー。

お盆に、この醜態を晒すまじと思い・・・処理業者さんにお願いすることに。

重機&4トン車ピストンで、まる一日作業。

総重量7トンと聞いた時には、我ながらビックリ。。。

 

千里の道も一歩から、ってのは本当ですね。

棚経も(リスト見た時は)ナーバスになりますけど、1件また1件と。

 

またひとつ、お寺に関わって、良い経験させていただきました。

・・・感謝、感謝です。

それにしても、見晴らし最高になりました!

利根川河川敷・道の駅・市役所などなど、一望です。。。