明日やろうは、馬鹿野郎

先日、市川市の大本山「法華経寺」さまへ。

昨年11月1日、百数十名の修行僧たちが、この瑞門(ずいもん)をくぐり・・・

寒壱百日の、大荒行に入行されました。

 

次にこの門が開くのは、100日後の2月10日。

→「日蓮宗大荒行堂」について

 

入行より35日間(12月5日まで)を、「自行(じぎょう)」といいます。

ただひたすらに、自身の六根懺悔・罪障消滅を期し・・・

水行・読経三昧の日々を、過ごすのです。

 

12月6日からを、自行に対し「化他行(けたぎょう)」といいます。

自行で蓄えた法力を以て、他者を教化することを行とする・・・

・・・というと難しいですが、面会・ご祈祷が許されるようになる訳です。

例年、懇意にしているお上人が入行されますと・・・

ご祈祷を賜るために、家族で荒行堂へ足を運ぶのが、我が家の決まり。

 

本年も、お参りさせていただくことが出来たこと・・・

ありがたい次第です。

 

さて。

 

心身共に、スッキリさせていただいた、私・・・

これを機に、ようやく重い腰をあげてみました。

・・・それは、「過去帳(かこちょう)」の電子化。

 

過去帳とは、故人の法号(戒名)・俗名・歿年月日などが記載された、帳簿のこと。

ご自宅のお仏壇に、ご先祖さまの過去帳がある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

お寺の場合は、葬儀(法号授与)を行った檀家さんの情報が、記載されているのですが・・・

これに対し、時折お尋ねいただくことがあった訳です。

 

具体的にザックリ(?)言うと、ご自身の「ルーツ」を調べている方。

ご自身で、出来得る限りの家系図を作成しようとしているということでしょう。

 

(本当かどうか分かりませんが)これは、専門業者に依頼しても同じことだとか。

まず、戸籍で調べて・・・古いものは過去帳で、という流れ。

 

残念ながら、(どこのお寺でも)過去帳を開示・閲覧することは出来ません。

言わば、プライバシーの塊なので、お見せすることが出来ない決まりになっています。

 

つまり、尋ねられたことに関しては、住職(私)が調べて書き出し、お渡しするしかない。

これは、結構な作業です。

 

ちなみに、うち(宗勝寺)の場合ですと・・・

(昔は)石原・香取の姓が、檀家名簿の7割を占める、といった混乱具合。

(今でも、屋号でお互いを呼び合うのが通常です。。。)

・・・こんなの、打ち込んでソートしなきゃ、ムリだって。

 

「明日やろうは、馬鹿野郎」なんて、誰かが言ってましたが・・・

眼はシパシパ、肩はコリコリです。。。

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