大難が小難

私事ですが、昨日“交通事故”に遭いました。

また現在、軽度ではあるものの、両ひざを“打撲”しております。

 

・・・それは、あるお寺さんからの、帰り道の事でした。

自坊までは、約30分の道のり。

その途中には、中央線の無い“農道”がありまして。

 

夕方とはいえ、この季節ですから、あたりは“真っ暗”。

本当に“真っ暗”なんですよ、街灯も無い田舎道は。

 

大型車同士なら、“徐行”してすれ違うほどの、細い道。

向こうから迫ってきたのは、大型の“コンクリートミキサー車”でした。

km
(画像は、事故とは無関係です)

それがまた、良い感じの“センターオーバー”で、こちらにいらっしゃる。

 

「危ねぇなぁ、でもすれ違うときは、端に寄るだろ。。。」

・・・という私の思いもむなしく、って訳です。

 

今から思えば私も、“ホーン”で警告すれば良かったな、と。

しかし私は、ギリッギリに端に寄って避けることに、“全神経”を集中してしまったのです。

 

「避けたっ♪」と思った、その瞬間。

「バコーン!」と音がし、私の“ミラー”と、相手のボディが接触。

DSC_077

相手の方は、年配の男性。

開口一番、「すいませんでした。。。」と。

 

すれ違い様の事故は、“お互い様”とは言え・・・

ご自身で、思い当たるようなことがあったのかもしれません。

 

その後、お互いの車の状態を、確認し・・・

すぐ近くの会社だということで、上司の方も合流。

広い場所に移動し、警察の到着を待つことになりました。

 

上司の方からも、誠実なお詫びの言葉を、頂戴いたしましたが・・・

私もふと気になり、伺ってみました。

「あのー、そちらのクルマ、保険とかで直します?」と。

 

「いや、うちのは“作業車”なんで、あれくらいは直さないです」

「あ、私のも“作業車”ですし、直しませんから」

「えっ!いや、そういう訳にはいかないです!」

「大したキズじゃないですし、そもそもこのクルマ、キズだらけですから」

 

・・・ちなみにその時、私が運転していたのは、(境内整備用)トラック。


「後日、改めてご挨拶を / いや、大丈夫ですから」的なのを繰り返し・・・

結局、お互いの“名刺交換”を、させていただくことに。

・・・で、会社名を見まして、ピンときました。

 

「お宅のお婆ちゃんって、〇〇な方ですか?」

「え?そうです!実は私、親戚で」

「いつも〇〇寺さんで、お目にかかるから」

「あ、ご住職さんだったんですね。。。」

「えぇ、今も〇〇寺さんからの帰り道で」

「そうでしたか、私あそこの檀家で、お世話になってて」

 

・・・なんて、絶妙な“盛り上がり”を見せ、帰路につくのでした(^^;)

 

あ、何で両ひざ、“打撲”したのかって?

 

事故直後、他の交通の邪魔にならないように・・・

路肩ギリギリに、“路上駐車”した訳ですが。

 

実はこのトラック、いわゆる“逆輸入車”ってやつで。

“左ハンドル&農道”だったため、降車した着地点が・・・

・・・農業用水路(-_-;)

 

あの“テレビ番組”見て、もう笑えません。

suiraku

いや、マジで焦りましたよ。

あると思った地面が、無いという恐怖。

 

あー、笑い話で済んで、本当に良かった。

「大難が小難」だ、こりゃ。

 

皆さまも、お気を付け下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です