断髪式

休日になると、境内には近所のKidsたちの姿が。

Kids「久しぶりー!」

私「おう!」

 

そう・・・荒行堂入行の関係上、彼らと会うのは約5か月ぶり。

身体的な成長に加え、言葉使いも成長しているように感じました。

 

Kids「髪、伸びてる!ヒゲもー!」

私「でも、もうすぐ切っちゃうんだよ、前みたいに。」

Kids「えー、こっちの方がカッコ良いよー!」

私「・・・・・・」

 

以前更新のBlog画像の通り、修行中は髪の毛やヒゲに、刃物を当てません。

入行前に剃髪(髪の毛をそること)し、そのまま100日を過ごす訳です。

 

その理由については、諸説ありますが・・・

髪やヒゲを剃る暇もない、という説が一般的かと思います。

先般、長男に手伝って(?)もらいながら・・・

無事、断髪式を行うことが出来ました。

 

4月8日(お釈迦さまの誕生日)の断髪が、スタンダードでしょうか。

私の場合、初行・再行(1回目・2回目)の時も、この日でしたので、今回も。

 

2月10日の成満後、修行僧としての行事(帰山式国祷会など)に、出仕。

行事終了のタイミングで、断髪する者もいます。

 

成満して100日後、なんて話も聞いたことありますが・・・

私の場合、早く切りたくて切りたくて、しょうがなかった。

 

・・・なぜか。

 

まずもって、法務の時なんか・・・

一見さんや、ご無沙汰の方(檀家外)の、私を見る目。

 

「あーはいはい、お坊さんつっても、最近はね、、、」とか。

「あーこいつ、前はアレだったのに、洒落っ気付いて、、、」とか。

 

私の、被害妄想・・・かもしれませんが、そう感じてしまう訳です。

何ら、やましいことも無いのに、言い訳がましく説明するのも、次第に面倒で。

 

そういえば、以前・・・

不特定多数の方と、食事の席についた時の事。

 

私に対し、お酒を召した中年男性が、仰る訳です。

「なんか、坊さんらしくないよねぇ、髪もそんなだし」なんて。

 

私は、前述の理由から「アハハ」と、笑って済ませようとしたところ・・・

(事情を知っている方が)隣からカットイン、血相を変えて反論なさる。

 

「こ、この人はねぇ!大変な修行から、帰ってきて#$%△●×」と。

結果、酔っ払いも私も、気まずくなるという始末。

 

単純に、寝癖を整えるのが大変だ、とか・・・

法衣が、似合わない(主観です)という理由もあります。

 

とにかく・・・スッキリしました。

 

ちなみに、当Blogは有髪の僧侶をdisるものでは、ございません。

しかしながら、そう感じたなら「アハハ」と、笑って済ませて下さい。

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