鈴と鰐口

・・・・・・前回のつづきです。

 

お賽銭を投げる前に、「ジャラジャラ」ってやりますよね。

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単純に、「鈴(すず)」といいます。

 

宗勝寺の「鬼子母神堂」には、「鈴」ではなく・・・

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こちらは、「鰐口(わにぐち)」といいます。

 

まぁ、「どっちがどっち」という明確な決まりは、実際ございませんが・・・

「鈴」があるのは、概ね“神社”。

「鰐口」があるのは、概ね“お寺”。

 

・・・では、“何のため”のものか、と言えば。

 

まず、「神仏への“参拝合図”」として。

“インターホン”的扱いですね。

 

また、「神仏へ、音色を“供養(お供え)”するもの」として。

いわゆる“鳴り物”の仏具には、こういった意味合いのものが多数ございます。

 

さらに、その音自体に「魔障を祓う」という意味もありますが・・・

いずれにせよ、「鈴」も「鰐口」も、その“意味合い”としては同じ。

 

さて。

 

前回のブログを、ご覧いただいて・・・

「結局、“賽銭・浄財”はいくら入れたら良いんだよ。。。」って方。

 

それが、この「鈴と鰐口」に示されているのです。

 

一説によれば、「鈴」は“男”を表し・・・

「鰐口」は、“女”を表していると言われています。

 

上記画像を見て、「ピン」と来た方は、それが・・・

「男性/女性」を象徴とするような、“体の一部分”を指すということが、お分かりかと思います。

 

そして、色で言えば・・・

「男」は、“白”。

「女」は、“赤”。

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これも、勘の鋭い方は、“生殖機能の象徴色”と言えば、お分かりかと。

 

以上を、踏まえますと・・・

「神社 - 鈴 - 男 - 白」

「寺 - 鰐口 - 女 - 赤」

 

ここからは、うまく説明できませんが・・・

同じ“属性”というか、そういったニュアンスのものの方が、より“良い”と。

 

結論を言えば。

 

「“神社”にお参りの際には、“白いお金”」を。

“白いお金”っていうのは・・・

「1円硬貨・50円硬貨・100円硬貨・500円硬貨・千円札」のこと。

 

「“お寺”にお参りの際には、“赤いお金”」を。

“赤いお金”っていうのは・・・

「5円硬貨・10円硬貨・5千円札・1万円札」のこと。

 

上記、「覚えられねぇよ」って方は・・・

「お寺には、一万円」と、覚えてください(-。-)y-゜゜゜

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