綿帽子

私どうやら、流行りの“急性胃腸炎(ノロウィルス?)”にかかってしまったらしく・・・

昨晩、帰路道中の車内では、“人生初”の激しい腹痛に、意識朦朧。

 

何とか帰宅したものの、嘔吐や下痢が止まらず・・・

これまた“人生初”の、“救急外来”にお世話になりまして。

 

現在は、回復しつつあるものの・・・

(昨夜のうちに)本日の予定を、“オールキャンセル”m(__)m

 

丸一日、引きこもらせていただきましたが・・・

よくよく考えれば、一日中お寺にいられたのは、今年に入って初めてのことでした。

 

・・・という訳で、前回のつづきです。

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上記画像は、前回書かせていただきました“日蓮聖人座像”ですが・・・

この時季のお姿として、“違和感”を感じる方もいらっしゃるかと思います。

 

そう、この時季は「綿帽子(わたぼうし)」をお掛けしたお姿が、通常ですからね。

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「綿帽子」は、「小松原法難(こまつばらほうなん)」に由来します。

 

文永元(1264)年、小松原の地(現在の千葉県鴨川市)において・・・

日蓮大聖人が、(地頭の)“東条景信”らに襲撃された事件のことです。

08 日蓮聖人 小松原法難

鏡忍坊(弟子)工藤吉隆公(信者)は、これにより殉死。

日蓮大聖人も、腕を折られ額に刀傷を負った、という凄惨なもので・・・

これは、日蓮大聖人「四大法難」のひとつに、数えられます。

 

日蓮大聖人が、額の刀傷から流れる血を小川や井戸の水で洗いながら・・・

岩高山の洞穴に、身を休めていた時のこと。

 

そこに通りかかった、老婆(おいち)が、

「傷口に風を当てると痛みますので、これで寒さをおしのぎ下さい」

・・・と、自分のかぶっていた“真綿”を差上げた、と。

 

「綿帽子」を、お掛けする期間は・・・

それぞれの寺院で、多少の違いがあります。

 

御会式(10月13日)から、“花まつり(お釈迦様の誕生日/4月8日)”まで、とか・・・

“小松原法難会(11月11日)”から、“立教開宗会(日蓮宗ができた日/4月28日)まで、とか。

 

また、「綿帽子」自体も、お寺によって多少の違いを見せてくれます。

単純に、“真綿”だったり・・・

真綿を中に入れた、“布団”だったり。

 

上記画像のように、“赤い綿”を挟むのは・・・

大聖人の刀傷の“血”が、滲んでいることを表しています。

 

前回お話しした“日蓮聖人座像”をお預かりしてから、約2年半。

「前々から、やらなきゃなと思ってた。。。」

・・・というのは、“言い訳”で。

 

「綿帽子」、制作してみました。

 

・・・って言うか、実は今回も「前置き」でした。

次回は、「綿帽子 制作編」です。

 

お楽しみに。

前置き

少々、長い「前置き」となりますが、お付き合いください。

 

平成23(2011)年“東日本大震災”から、早4年が経とうとしています。

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東北地方に比べたら、屁のような話かもしれませんが・・・

お寺(宗勝寺)も、それなりの被害を被りました。

 

うちの地元(千葉県香取市)も、“液状化現象”による被害を受けた訳ですが・・・

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以前書かせていただいた地域においては、その被害が深刻で。

 

昔から、宗勝寺の檀家さんも多く暮らすその地域には・・・

法華経の教えが、“地域の信仰”として根付いていました。

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上記画像は、地域所有の「題目堂」。

 

“信仰の場・コミュニティの場”として、地域の皆さんに重宝された・・・

・・・のは、“今は昔”の話。

 

交通の便が、良くなった。

娯楽が、増えた。

信仰が、薄れた。

僧侶が、怠慢した。

 

・・・と、その理由を一言決めつけることはできませんが。

「題目堂」が活用されていないことは、事実。

そして、地震によって“全壊”の診断を受け、現在“解体”されていることも、事実なのです。

 

そして、「題目堂」に安置されていた、“日蓮聖人座像”は・・・

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話し合いの結果、宗勝寺にて“お預かり”することになったのです。

 

その期限は、「題目堂」が“再建”されるまで。

それが、1年後か10年後か100年後かは、分かりませんが。

 

地域の皆さんから、日蓮聖人座像“修復”のお話をいただいた時は・・・

「うれしい」と言うよりは、正直驚きました。

 

・・・とにかく、お預かりすると決めたならば、私も腹をくくらなければならない。

「修復作業が完成するまでに、相応の準備をしてお迎えしなければ」ということ。

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本堂の“脇間”を改修して、「遷座式(仏像を安置する式典のこと)」を行うことができたのは・・・

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“東日本大震災”から1年以上が経過した、平成24(2012)年6月のことでした。

 

脇間は、“位牌棚”へと姿を変え・・・

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“歴代住職”や、“東日本大震災物故者”の位牌も、整えたのでした。

 

・・・・・・つづく。

松の内

本日は、成田市「東光寺」さまへ。

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年頭の「祈祷会」に、出仕させていただきました。

法要に先立って、“水行(すいぎょう)”で心身を清め・・・

43 水行

参列の檀信徒の皆さまに、“ご祈祷”を。

 

また、先日も・・・

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匝瑳市「長福寺」さまにて、同じく出仕させていただきました。

 

「長福寺」さましかり、「東光寺」さましかり・・・

朝、伺った際には、そこはかとなく良い香りが漂っています。

それは、(檀信徒の)女性有志の方々が、いわゆる“煮炊き”をなさっているからで。

 

特に、「長福寺」さまでは・・・

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「煮物・唐揚げ・ぬた・なます・味噌汁 etc.」すべて“手作り”のものが、豪勢に並んでいました。

 

前々から思っていたのですが・・・

(なぜだかは分かりませんが)こちらの“おにぎり”は、やたら美味い。

 

今回は、「塩・ふりかけ・おかか」の三種類でしたが・・・

とりあえず、全種類手を出さなければ、気が済まない訳です。

 

話を聞けば、当番となった女性陣・・・

打ち合わせに“1日”、“2日間”をかけ準備をされたそうで。

 

“煮炊き”は、うち(宗勝寺)では(紆余曲折あり)廃れてしまった慣習でして・・・

現在でも、このような姿を見ることに、うらやましくも感じます。

 

・・・いずれにしても、本日(1月10日)。

私の、(平成27年度)“年頭行事”出仕も、一段落ということで。

 

「松の内」なんて、言いまして。

いわゆる、“正月飾り”を飾っておく期間のことですが・・・

ニュアンスとしては、「お正月 = 松の内」って感じですよね。

 

本来の「松の内」は、“1月15日”まで。

現在は、世の中のリズムが早いですから、“1月7日”が一般的かもしれません。

 

本義ではないかもしれませんが、うちの場合は・・・

この“年頭行事”出仕が終わったこのタイミングで、“正月飾り”を片付けます。

 

うちの“年頭行事”の際には、参列の皆さまに・・・

「昨年までの御札を、お持ちください」と、ご案内させていただきました。

 

“御札・塔婆”は、ゴミとして処理せず・・・

「お焚き上げ(浄梵式)」といい、“報恩・感謝”の意を込めて読経し、浄火に付します。

40 お焚き上げ

「お焚き上げ」が終わると・・・

私的には、「正月が終わったな。。。」と。

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そんな訳で、昨年までの“御札・お守り”に加え・・・

取り外した“正月飾り”も、本日「お焚き上げ」させていただきました。

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「オイ、“野焼き”だろ」って方。

 

確かに、野焼きは“違法”です。

しかしながら、こうした「お焚き上げ」や“護摩・火渡り”などの・・・

いわゆる“宗教行事”は、これが“免除”されるのです。

 

ちなみに私、“甲種防火管理者資格”所有者ですから(-。-)y-゜゜゜

意識のズレ

先日、無事に年頭の行事を終えまして。

 

ひとつの“行事”を主催した経験がある方は、ご存知のことでしょうが・・・

“開始”は始まりではなく、“終了”は終わりではない。

 

つまり、長い時間をかけた“準備”に加え、大変な“残務処理”があって。

それを全部ひっくるめて、ひとつの“行事”だということ。

 

・・・だから、という訳ではありませんが。

(何かの催し etc.)誘いを受けた際には、“返事”をするのが、最低限のマナー。

 

「こんにちは」と声を掛けられたら、誰でも(会釈程度は)返しますよね。

これが、(直接顔を合わさない)“書面”だったりすると・・・

平気で“無視”する方がいらっしゃるので、不思議です。

 

さて。

 

檀信徒の皆さまには、今年もたくさんの“御札”のご依頼をいただきました。

“残務処理”という訳では、ございませんが・・・

行事にご欠席の方には、ご自宅まで届けさせていただいております。

 

市内の方には、(年始のご挨拶も兼ねて)“手渡し”で。

ご遠方の方には、“郵送”させていただいております。

 

今年は、昨秋に導入した“コイツ”が、大活躍。

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“シーラー”といいまして、ビニールを熱で“溶着・密封”するもの。

まず、“プチプチ(エアクッション)”で・・・

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このように、密封します。

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さらに、厚手のビニールで梱包したら・・・

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パッケージ、完了。

 

本日(1月6日)、発送いたしましたので・・・

該当檀信徒の皆さまは、しばらくお待ちください。

 

ちなみに。

 

宗勝寺 郵送祈願」にて、お申込みの方にも・・・

上記の方法で、発送させていただいております。

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OPENして、もうすぐ“3か月”が経とうとしている、このページですが。

現時点での、人気“ナンバーワン”は・・・

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こちらの、「交通安全ステッカー(ゴールド)」。

続いて・・・

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こちらの「交通安全ステッカー(シルバー)」が、人気第2位。

 

当初、「これは、人気出るだろ。。。」と思ってたものが、そうでもなかったり。

また、その逆もしかり。

 

とにかく、不特定多数の方を相手としているからこそ・・・

良くも悪くも、“裏切り”があって。

・・・我々(坊主)の「意識のズレ」を、痛感させてくれます。

 

そんな訳で、今年からは(昨年までのデータを引っ張り出し)・・・

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統計から見た、“傾向と対策”に力を入れようと思っています。

 

皆さまの“生の声”を、お聞かせください。。。

暗黙の了解

明けまして、おめでとうございます!

今年も、“更新”が待ち遠しくなるようなブログを目指しますので・・・

お付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

 

多くの寺社では、お正月のこの時季・・・

「新年のお祝い」や「一年間の祈願」などのため、行事が開かれます。

 

うち(宗勝寺)でも・・・

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昨日(1月4日)に、恒例の「新年祈祷会」を。

 

檀信徒の皆さまご依頼の、“平成27年度”の御札を前に、“ご祈祷”を。

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また、参列の皆さまにも。

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法要の最後には、ご出仕いただいたお上人より・・・

「平成27年度の運勢」と題し、お話をいただき。

皆さん(私の話よりよっぽど)真剣に、聞き入っておりました(-_-;)

 

・・・話は前後しますが。

先日(1月3日)には、多古町「能満寺」さまへ。

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年頭の「祈祷会(きとうえ)」に、出仕させていただきました。

 

さて。

 

こちらでの、法要終了後・・・

ご住職の娘さん(小学生)と、お話ししていた時のこと。

 

「ねー、うちが“お寺”って、嫌だね。。。」

「え゛っ、何で??」

「全然、遊びに連れてってもらえないから」

 

・・・確かに、我々の業界「年中無休、24時間勤務」なんて言いますが。

それでも、「何も無い時は、何も無い」と言いますか・・・

時間というものは「つくるもの」として、生活しなければいけない訳で。

 

・・・とは言え。

我々が時間を比較的取りやすい“平日”の日中には、小学生はもちろん“学校”に。

 

小学生が家にいる、“土日・祝日”には・・・

法務で相手をすることができないことも、多々あることでしょう。

 

さらに、“盆・暮れ・正月”なんて言ったら・・・

我々は、それどころじゃなくなってしまいますからね。

 

きっと、同級生との話の中で・・・

「こないだ、〇〇に連れてってもらった」的な話を、するのでしょう。

 

・・・子ども相手の話に限ったことでは、ありませんが。

我々の業界には、“法務優先”という「暗黙の了解」がございます。

 

例えば、お坊さん同士での“会議”しかり、“宴会”しかり・・・

前々からの“約束事”が、あったとして。

 

「法事が入っちゃったから。。。」

・・・的な“ドタキャン”が、いかに多いことか。

 

しかも、それに対して我々の業界の人間は・・・

“ドタキャン”されても、何とも思いません。

逆に言えば、“ドタキャン”しても、何の罪悪感も持たない。

 

それって、一般的な感覚としては、どうなんでしょうか??

ましてや、“家族・子ども”たちからしたら。

 

・・・考えさせられる、出来事でした。

 

こちらのご住職は、現在“日蓮宗大荒行堂”に、入行中。

きっと、“パパ”がいなくて、寂しくなってしまったのかもしれません。

 

私が袂(たもと)から、“お年玉”を出したときは・・・

そんな様子を、微塵も感じさせませんでしたが(^^ゞ

良いお年を

本日は、“大晦日”。

 

私が幼少の頃は、正月ともなれば、どの商店も閉まるのが当たり前で。

“おせち料理”の準備や、食料品の“買いだめ”に奔走するのが・・・

どこのご家庭でも、目にする光景でした。

 

今は、「元日から営業」ってのが、常識ですもんね。

“年の瀬”を感じることができないのも、当然かもしれません。

 

だからこそ(前回の話じゃありませんが)昔ながらの慣習を、しっかりと行うことが・・・

“自然のリズム”に沿うことができる、人間(日本人)らしい豊かな“ライフスタイル”なのではないでしょうか。

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宗勝寺の“お正月準備(飾り付け)”も、昨日(30日)までに何とか終え・・・

皆さまの“初詣”を、お迎えす用意が整いました。

 

一時は、“しっちゃかめっちゃか”だった本堂内も・・・

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現在は、ご覧の通り。

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大晦日に飾り付ける“一夜飾り”が、嫌われるのは・・・

皆さん、ご存知の通りですよね。

急な準備では、「お正月にお出でになる“神さま”に失礼」という説が、有力です。

 

「九餅=苦餅=苦持ち」で“餅つき”を嫌うように、29日も敬遠され・・・

30日は、昔(旧暦)は“大晦日”だったことから、良しとされない。

 

そんな訳で、お正月の準備(飾り付け)は・・・

厳密に言えば、“12月28日”がベストなんだとか。
(今更。。。)

 

・・・まぁ、今年は“年頭の行事”の準備も終えられたので。

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まぁ、満足というか・・・「ホッ」としています。

 

個人的な、“今年の総括”と言えば・・・

とにかく、時間に追われた一年でしたね。

 

振り返るに、20代の頃は、何であんなに時間があったんでしょうか。

仕事の合間合間に、“一服”かまして。

友達と、“夜遊び”したり・・・

「暇でしょうがねぇ」って、“パチンコ”行ったりもしてましたからね。

 

今は、“タバコ”も吸わないし、“パチンコ”も止めてしまいました。

この年になれば、多くの友人に、それぞれの家庭があって・・・

むやみやたらに“夜遊び”なんか、しませんから。

 

それでも、何でこんなにも時間が無いのでしょう((+_+))

 

まぁ今年は、形として残せる“新規事業”も、スタートできましたし・・・

来年の“構想”も、だいぶ練ることができました。

 

・・・総じて今年も、自己評価は“120点”です。

 

また来年も、“バックギア”を外して突っ走りたいと思いますので・・・

何卒、よろしくお願い申し上げますm(__)m

 

これから、宗勝寺本堂にて・・・

本年(平成26年)の、“御礼言上”してまいります。

 

・・・良いお年を。

煤払い

先日、多古町「能満寺」さまにて、「星祭り」に出仕させていただきました。

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私たちは、“性別・年齢”によって“星回り”というものが決められます。

 

一生の間には、必ず良い時期と悪い時期があり・・・

これを、いわゆる「“星回り”が良い/悪い」と、いう訳です。

 

“星回り”が良い方は、より良い年であるように・・・

また、悪い方は無事であるようにご祈祷させていただくのが、「星祭り」という行事です。

 

この「星祭り」が開催されるのは、“冬至”のこと。

毎年ながら、これが終わりますと・・・

いよいよ、本格的な“大掃除 & 正月準備”に取り掛かる訳です。

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上記画像は、江戸時代の「煤払い(すすはらい)」の様子。

 

現代の住宅には、“竈(かまど)・囲炉裏(いろり)”も無いでしょうし・・・

“薪・炭・ロウソク”も使わないでしょうから、そもそも“煤”なんか出ませんよね。

 

・・・もちろんそれは、屁理屈であって。

「煤払い」が現代の“大掃除”だということは、皆さんご承知の通り。

 

「煤払い」は、“12月13日”に行うのが習わし。

この日に江戸城で「煤払い」していたことが由来だそうですが・・・

今でも“お寺・神社”では、この日に「煤払い」するのをニュースでも、目にします。

 

「煤払い」も“大掃除”も、考え方は同じ。

生活上、必要に迫られてするような行為ではなく・・・

新年を迎えるに当たっての、いわゆる“お清めの儀式”ですよね。

 

お正月には、皆さまのお宅に、“神さま”がお出でになる。

そのための準備(飾り付け)をするには、まず家中をきれいにしないといけない。

逆に言えば、きれいでないお宅には、“神さま”がいらっしゃらない、ということ。

 

・・・“外回り”に関しては、今年もコイツが大活躍。

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実内に関しては、今年は“寺務所”から手を付けました。

くつろぎ・・・もとい、“打ち合わせスペース”もご覧の通り。
(ビフォーアフターやる余裕は、ございませんでした。。。)

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・・・「物を探す」という行為は、何の“付加価値”も生みません。

 

一般的な人間は、「物を探す」ことに、“年間150時間”を費やすそうな。

これ、一日8時間労働の人にすれば、“約19日分”のこと。

 

つまり、経営者は社員に対し・・・

一か月分の給料を、その“ムダな行為”に支払っているという訳です。

 

そんなことから、私・・・

普段から“整理整頓”には、人一倍気を付けているつもりだったんですが。

 

それでも、(ゴミが)出るわ出るわ。

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おかげで、少しはきれいになったでしょうか。。。

鈴と鰐口

・・・・・・前回のつづきです。

 

お賽銭を投げる前に、「ジャラジャラ」ってやりますよね。

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単純に、「鈴(すず)」といいます。

 

宗勝寺の「鬼子母神堂」には、「鈴」ではなく・・・

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こちらは、「鰐口(わにぐち)」といいます。

 

まぁ、「どっちがどっち」という明確な決まりは、実際ございませんが・・・

「鈴」があるのは、概ね“神社”。

「鰐口」があるのは、概ね“お寺”。

 

・・・では、“何のため”のものか、と言えば。

 

まず、「神仏への“参拝合図”」として。

“インターホン”的扱いですね。

 

また、「神仏へ、音色を“供養(お供え)”するもの」として。

いわゆる“鳴り物”の仏具には、こういった意味合いのものが多数ございます。

 

さらに、その音自体に「魔障を祓う」という意味もありますが・・・

いずれにせよ、「鈴」も「鰐口」も、その“意味合い”としては同じ。

 

さて。

 

前回のブログを、ご覧いただいて・・・

「結局、“賽銭・浄財”はいくら入れたら良いんだよ。。。」って方。

 

それが、この「鈴と鰐口」に示されているのです。

 

一説によれば、「鈴」は“男”を表し・・・

「鰐口」は、“女”を表していると言われています。

 

上記画像を見て、「ピン」と来た方は、それが・・・

「男性/女性」を象徴とするような、“体の一部分”を指すということが、お分かりかと思います。

 

そして、色で言えば・・・

「男」は、“白”。

「女」は、“赤”。

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これも、勘の鋭い方は、“生殖機能の象徴色”と言えば、お分かりかと。

 

以上を、踏まえますと・・・

「神社 - 鈴 - 男 - 白」

「寺 - 鰐口 - 女 - 赤」

 

ここからは、うまく説明できませんが・・・

同じ“属性”というか、そういったニュアンスのものの方が、より“良い”と。

 

結論を言えば。

 

「“神社”にお参りの際には、“白いお金”」を。

“白いお金”っていうのは・・・

「1円硬貨・50円硬貨・100円硬貨・500円硬貨・千円札」のこと。

 

「“お寺”にお参りの際には、“赤いお金”」を。

“赤いお金”っていうのは・・・

「5円硬貨・10円硬貨・5千円札・1万円札」のこと。

 

上記、「覚えられねぇよ」って方は・・・

「お寺には、一万円」と、覚えてください(-。-)y-゜゜゜

賽銭

同じ物事を行うにしても、何も考えずに漠然とした“慣習”だけで、それを行うのか。

それとも、“理解”を深めた上で行うのか。

 

あなたは、どちらを選びますか?

 

・・・もうすぐ、今年も終わってしまいますね。

新しい年を迎えれば、多くの皆さまが、“初詣”にお出かけになることでしょう。

 

「あ、初詣の“作法”について書くんだろ。。。」

・・・と思った方は、残念でした。

 

今回は、「お賽銭(さいせん)」の話です。

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ある調査によれば、「賽銭(初詣)」の全国平均額は、“414円”だそうな。

これを、多いと見るか、少ないと見るか。

 

「どうしても叶えたいお願いがあるから、お賽銭を“奮発”して。。。」

「ご縁がありますように、“5円”を。。。」

「“15円”で、十分ご縁が。。。」

・・・はい、どれも“間違い”です。

 

お賽銭の「賽」という字には、「むくいまつる」という意味があります。

つまり、神仏から福を受けたことに対し、感謝してお祭りすること。

また、「お礼参り」という意味もあります。

 

ですから、「賽銭」は「願いを叶えてもらうため」のものではなく・・・

「願いが叶った(叶う過程に至った)事に対する、“お礼”」なのです。

 

まず、これだけは理解していただきたいのですが・・・

「お願い/お礼」

・・・これは、“セット”です。

 

「お賽銭=お礼」によって、今までの願い事を“チャラ(?)”にしてから・・・

次の“お願い”をする、という順序が大切な訳です。

 

別の言い方をすれば。

頼んだことに“お礼”も言わず、重ねて次の“お願い”をするようなヤツは・・・

絶対に、願い事なんか叶いません。

 

さて。

 

上記画像は、宗勝寺の“賽銭箱”です。

いや、厳密に言えば“賽銭箱”ではありません。

 

「奉納」と書いてあるのが、お分かりでしょうか。

「浄財」と書いてあるものがあれば、同じ意味です。

 

ここに入れるのは、「賽銭」ではなく「布施(ふせ)」です。

「布施」とは、財物などを施すことで功徳を積むという、仏教における“修行”のこと。

 

また、“お金”というものは、良くも悪くも・・・

「人それぞれの“感情”が入りやすい」と、言われています。

 

自分の“境遇”が、「良くない」と感じる方は・・・

(ある意味)“厄払い”のつもりで、入れるのも良いでしょう。

 

それに乗せられた“(いわゆる)厄”は、当然その“お寺”に行く訳ですが・・・

ご存知の通り、お寺では毎日の“勤行(読経)”が、行われます。

 

つまり、それで“浄化”されるということ。

「浄財」の“浄”という字には、そんな意味もあるのです。

 

全国の、“賽銭泥棒”さん。

あなたが盗ってるのは、“厄”がたっぷり乗ったお金かもしれませんよ。

 

・・・・・・つづく

折り合い

本日は、“丸一日”お寺にいることができた・・・

貴重な、貴重な、貴重な一日でした。

 

お寺にお嫁に来た女性が感じる、想像と現実の“ギャップ”として・・・

「(住職が)まさか、こんなに家を空けるとは」

・・・というのは、定番中の定番。
(寺から寺へ嫁いだ方を除く)

 

だからこそ、寺にいられる時にしかできないことが、山積みになるもので・・・

そんな、いわゆる“雑務”に追われた一日でもありました。

 

この時季の雑務の、“代表格”と言えば・・・

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そう、“年賀状”作製ですね。

 

・・・元々、年頭には“祝賀”を交換する風習が、古来からありました。

“年賀”として目上の方のお宅を回り、ご挨拶申し上げる。

 

その際、年賀を受ける側も、いらっしゃった方をもてなす訳です。

お酒や肴、お雑煮なんかを用意して。

 

しかしながら、年賀に行くことが叶わない方は・・・

(やむを得ず)年賀の挨拶を、“手紙”にして送る。

これが、現在の習慣で言うところの、“年賀状”ということです。

 

・・・皆さんは、“年賀状”出してますか?

 

近年は、「“メール”で、一斉送信」って方も少なくないでしょうし・・・

中には、「“SNS”に投稿するから、見てね」って方も、いらっしゃるでしょう。

 

まぁ、どこで「折り合い」を付けるか、ですよね。

 

「えっ、その件聞いて無ぇぞ」って、上司が言った時・・・

「あれ、メール打ったんスけど。。。」

・・・って、(いわゆる)今の若いモンは、平気で仰るそうですが。

 

現代の日本からしたら、“デジタル処理”の情報伝達は「アウト」ですからね。

そういった意味からも、私個人としては“時期尚早”かと思ってしまいます。

 

「“テンプレート”そのままじゃ、面白くない」

「“手書き”のコメントが無いと、心が込もっていない」

「“家族写真”は、幸せの押し売りだ」

 

・・・なんて言葉を“web”上で目にして、私が怯(ひる)んだのも、事実。

また、正月早々“センス”を問われているようでプレッシャーなのも、事実。

 

何だかんだ書きましたが、私は頂戴したら、単純にうれしいですけどね。

“年賀状”だけの付き合いって方も、貴重な繋がりだと思います。

 

あ、「これから、書くよ」って方に、ひとつ。

 

“賀詞”にも、色々ありますが・・・

「寿(めでたいですね)」

「賀正(正月を祝います)・迎春(新たな年を迎えました)」

・・・というように、“一文字/二文字”のものは、“同等 or 目下”の者へ。

 

“目上”の方に、対しては。

「謹賀新年(謹んで新年のお祝いを申し上げます)」のように、“四文字”か・・・

「新春のお慶びを申し上げます」

・・・のように、“文章”の賀詞を使いましょう。

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