ルーティン

葬儀専用設計で、利便性に優れた“セレモニーホール”は・・・

現在、多くの方にご葬儀の会場として、利用されるようになりました。

 

私の場合、セレモニーホールにお邪魔するのは・・・

関わらせていただくご葬儀の、“約半数”といったところ。

 

しかしながら、これは割合としてはかなり低い方ではないか、と。

檀家さんのほぼ100%が活用する、というお寺も少なくないでしょう。

 

一般(ご遺族以外)の方には、中々目にする機会も無いと思いますが・・・

こちらは、セレモニーホールの“(一般的な)僧侶控室”。

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こちらで、着替えや打ち合わせ(葬儀スタッフ・司会者)をする訳です。

 

地元(千葉県香取市)では、通夜・葬儀を僧侶ひとりで勤めることが多い(?)ため・・・

僧侶控室の広さは、やや狭め(3~6畳程度でしょうか)。

 

複数名の僧侶でお勤めをすることが、慣習となっている地域は・・・

やはり、広めに設定されています。

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以前、あるセレモニーホールで、スタッフの方が控室にお持ちくださったのは・・・

通常のお茶ではなく、“お白湯(さゆ)”でした。

 

「ご住職は法要前、お茶は飲まないと伺ったもので」とのこと。

(ちなみに、出されたものに文句を言ったことはございません。。。)

 

・・・実は私、ひとりでお勤めをする時に限って、なぜか“緊張”してしまい。

(自分なりに)上手くいった時の手順を乱すことに、抵抗があったりする訳です。

 

格好良く最近の言葉で言えば、「ルーティン」ってやつなんでしょうが・・・

during the 2015 Rugby World Cup Pool B match between USA and Japan at Kingsholm Stadium on October 11, 2015 in Gloucester, United Kingdom.法要2時間前からは固形物をとらず、口にするのは“水”だけだったりします。

 

そういった感情が強い時は、朝食に決まったものしか口にしない時もあるのですが・・・

まぁ、平たく言えば“気が小さい”んですね。

 

もし上記、僧侶控室を“覗き見”したのなら・・・

ソワソワと落ち着きのない私を、もれなくご覧いただくことが出来るでしょう。

 

しかしながら、葬儀スタッフの皆さまのお心遣いにより・・・

最大限、心穏やかに法要開式を迎えることが出来ることに、感謝しております。

 

さて。

 

実は、現在(2週間ほど前から)・・・

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私のクルマが、すべて“代車”になってしまいました。

(理由は、様々です。。。)

 

「ルーティン」ではありませんが、これがどうもしっくりこない。

どこに行くにも、人様からお借りしたクルマというのは、アガりません。

 

どうやら、私は・・・

仕事も遊びも、“テンション”でこなしているようです。。。

贅沢

本日(3月20日)は、(春の)お彼岸の“中日”。

→お彼岸について(その1)

→お彼岸について(その2)

 

“お彼岸”に関しましては、以前にも書かせていただいたので・・・

上記リンクを以て、割愛させていただきたいと思います。。。

 

さて。

 

自分が、いくら頑張ったとしても・・・

それが求められていないものだったとしたら、どうでしょうか??

 

全くの無意味だ、という方もいらっしゃるでしょう。

自分が納得出来れば、それで良いという方もいらっしゃるでしょう。

 

個人的には、大きな“温度差”があったとしたら、それなりにショックを受けますが・・・

とにかく、自分を客観視することは、大事なのかもしれません。

 

・・・では、あなたから見て「僧侶(寺院)に求めること」とは、何でしょうか??

 

「教えを説くこと(布教)」とか。

「困ったときに相談にのること」とか。

「先祖(故人)を弔うこと」とか。

「環境(諸堂・境内)の整備」とか。

「コミュニティとしての場を提供すること」とか。

「仏事を通した、特別な雰囲気づくり」とか。

 

人それぞれに、重要と思うことは違うと思います。

私としては、「何もない」という回答を除いては、どのようなご意見でも大歓迎ですが。

 

じゃ、「お前が重要だと思っていることは、何なんだ??」と、聞かれましたら・・・

私なら、「年中行事です」と、お答えします。。。

 

今月(3月)も、“題目講(毎月1日)”に始まり。

13日の旧初午には、“南横宿区”主催の「出世稲荷大明神祭」に、お招きいただき・・・

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18日には、多古町「能満寺」さまの、「彼岸会・大黒祭」に。

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そして本日(20日)は、東京は目黒区「妙見寺」さまにて・・・

「彼岸会」に、出仕させていただきました。

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こうして、自坊(宗勝寺)だけでなく、様々な地域・寺院の皆さまから、お声掛けいただき・・・

年中行事に関わらせていただけること、本当に有難く思っております。

 

正月とお盆とクリスマスを、まとめて行うお宅はありますか??

1才と2才と3才の誕生日(お祝い)を、一緒にやりますか??

・・・答えは決まっているでしょう。

 

その時にやるからこそ価値を持つことを、その時に行うということは・・・

豊かさ、いや「贅沢」と言っても良いかもしれません。

 

“百聞は一見に如かず”と言うように、体験することでしか感じられないこともありますし・・・

微力ながら、そのお手伝いが出来れば、と思っております。

 

たった一度の人生、せっかくなら「贅沢」しましょうよ。。。

かすり傷

昨日(3月11日)をもって、あの“東日本大震災”から、丸5年の歳月が経ちました。

 

そういえば、あれは・・・

まさに、“成田空港”へと出発する直前だったなぁ、と。

 

私は、震災の一か月前(2月10日)、日蓮宗大荒行堂の再行(2回目の修行)を成満し・・・

巡業(お互いの帰山奉告式の出仕のため、各地を移動すること)も、一段落。

 

数日後に予定されていた、「ハワイ日蓮宗別院(ホノルル)」さまの・・・

祈祷会に、出仕させていただく予定だった訳です。

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強い揺れが収まってからは、居ても立っても居られず、車に飛び乗っていました。

 

ショッピングモールの駐車場(アスファルト)が、一面ワニの背中みたいにめくれていて・・・

それが、“液状化”によるものだということを知るまでには、それなりの時間を要したように思います。

 

やはり、電気も水道も無い生活というものは、単純に辛く・・・

余裕がないから、心も毛羽立ってくる訳です。

 

「ローソク(法事用)だけは、いくらでもあるな。。。」とか。

「こんなに水が無いなら、(荒行堂で)あんなに水かぶんなきゃ良かったな。。。」とか。

 

家族の重い空気を打開したくて、クソみたいな冗談を言っても・・・

もちろん誰も、クスリともしなくて。

 

・・・環境が好転しないまま、数日が経ち。

 

「せっかく墓参りに来たのに、水が出ない」

「うちの墓石がズレてるのに、なぜ連絡してくれないのか」

 

被害がない地域からお越しになった檀家さんの言葉に、心が荒れる。

でも、実感がないのは、自分も同じことで。

 

カーナビのテレビで、東北の状況を見て、感じることはあっても・・・

「自分に何が出来るか」なんて、考えることも出来ない。

 

人から“余裕”を取り除いたら、かくも残酷になれるものか、と。

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今となっては、「忘れちゃいけない」なんて、あらゆるメディアで叫ばれていますが・・・

個人的には、もう忘れてしまいたくて。

 

私の周りにも、もう震災の話をする人も、あまりいないのは・・・

乗り越えたからなのか、それとも私と同じ思いなのか。

 

まぁ、忘れろと言われても、忘れられないのは分かっています。

少なくとも、朝勤(震災物故者のご回向)にて、一日1回は思い出しますし。

 

上を見ても下を見ても、キリがありませんが・・・

私にとっての震災は、大怪我でもなければ、無傷でもなく。

 

治りかけの「かすり傷」は、やっぱりムズ痒く、疼きます。。。

過去最高

本年も、この「SHUSHOJI Blog」を、よろしくお願い申し上げます!

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宗勝寺では、大晦日(夕刻)から本日(正月三が日)までの間・・・

“初詣”の方のために、本堂・鬼子母神堂を解放しておりました。

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堂内でのお参りの姿も、目にすることが出来まして・・・

住職という立場から、有り難く、うれしい限りでした。

 

昨年設置させていただいた“おみくじ”も、初めての正月を迎え・・・

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どうやら、それなりの反響を得たようです。。。

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昨年の“境内拡張工事”の、お蔭もあってか・・・

親戚の子どもたちとの“凧あげ”も、楽しむことが出来ました。

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日が暮れてからは、毎年恒例の“同窓会”に顔を出させせていただきましたが。

(元日に中学校、2日に高校と、連日の。。。)

 

「子どもが、〇〇だ。。。」とか。

「△△が、××と結婚したんだって。。。」とか。

「私はなぜ、結婚できないのか。。。」とか。

 

三十代も半ばとなりますと、話題の中心はこんな感じ。

まぁ、(かくいう私もそうですが)過半数が、“家庭”を持つようになったということですね。

 

そんな中、ザックリまとめますと・・・

「呑みに行くことを隠さないと、妻に叱責される」

・・・という旨の、話題があり。

 

それは、一例として・・・

様々なものに置き換えれば、個々に経験はあるのではないでしょうか。

 

“遊び・趣味・お金・食生活・タバコ・ギャンブル etc.”の娯楽によって・・・

“家族・親族・上司・同僚・友人・知人・取引先 etc.”に叱責される、とか。

 

現場での話題の、“落としどころ”で言えば・・・

「やること(仕事・家事・育児 etc.)やってねぇから、言われんだよ。。。」

・・・という結論に、落ち着いたのでした。

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本日(1月3日)は、仕事初め(?)として・・・

多古町「能満寺」さまの、年頭「祈祷会」に出仕させていただきました。

 

法要終了後には、ご住職より・・・

「丙にも申にも、“伸びる”という意味があり、、、」との、ご法話を。

(平成28年は、丙申(ひのえさる)の年です。。。)

 

私にとって、「過去最高」の年は、昨年でした。

ちなみに、昨年「過去最高」だったのは、一昨年でした。

 

毎年毎年、“紆余曲折”ありますが・・・

今年も人生最高の年、と“感じる”ことが出来る自分でいることが、大切だと思っております。

 

また、今年もそう思えるよう、精進してまいりますので・・・

お付き合いの程、よろしくお願いいたします!

 

先ほど、妻が帰省(実家)からお戻りになる、との連絡を頂戴いたしました。

さぁ、やることやっちゃおう。。。

アナログ

先日(11月23日)は、匝瑳市「常福寺」さまにて・・・

(私にとって)今年最後の“お会式”に、出仕させていただきました。

 

また、これに併せ厳修されたのは、「三十番神」の“開眼(入魂)法要”。

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「三十番神」に関しては、個人的に頭を悩ませたこともあり・・・

以前、書かせていただきましたが。。。

仏師もお見えになったこの日、貴重な情報も得ることが出来ました。

 

“お会式”が終われば、秋も終わり。

気候的には、「今年は、秋が長げぇな。。。」と思っていた、今日この頃。

 

ようやく、朝晩は冷え込むようになってまいりましたが・・・

「“冬の訪れ”を実感する瞬間TOP10」なんてものを、目にしました。

 

1位 朝、目覚めて布団から出るのが嫌になったとき
2位 風呂上がりに、寒さを感じるようになったとき
3位 日の短さを、実感したとき

 

何とも、当り障りのないデータではありますが・・・

私の場合は、“間違い電話”ですかね。

 

うちと電話番号が“1番違い”の、燃料屋さん。

「〇〇ですけど、灯油を・・・」ってやつ。

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天候にも恵まれた本日は、空き墓地区画などの“草刈り”を。

きっと、今年最後の草刈りですね(そう願います。。。)。

 

さて。

 

宗勝寺では、檀信徒の皆さまへのご案内は・・・

封書の郵送と、させていただいておりますが。

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こちらは、それに同封される“寺報(お寺の新聞)”の原稿。

その名も、「宗勝寺 瓦版」です。。。

 

“情報伝達”と、いうことならば・・・

直接顔を合わせ伝える、ということには敵わないのではないでしょうか。

 

しかしながら。

 

こちらが、懸命にお話ししても、聞き入れられなかったりすることが・・・

同じことでも、“書面”にするだけで伝わる、ということもあったりする訳です。

 

そして、老若男女にお目通しいただけるのも・・・

こういった、「アナログ」のもの。

 

・・・とはいえ。

近年の情報伝達のメインは、やはり“インターネット”になるのでしょうか。

 

まぁ、こうしてブログを書いておいてアレですが・・・

インターネット上の情報に関しては、信頼性(信憑性)に欠けるのが、常識。

(もちろん、“便利”ということに間違いはありませんが。。。)

 

そういえば。

 

どなたか、良い“スケジュール管理(カレンダー)アプリ”を、ご存知ないでしょうか??

iPhoneとPC(windows)で同期出来て、限りなくシンプルなもの。

「11:00~13:30」みたいに、時間指定するものは不必要です。

 

今現在、一番使い勝手が良いのは・・・

IMG_1196結局、この「アナログ」タイプなんですが。。。

 

お宝

久々の更新となってしまいました。。。

 

色々ありまして、遙か昔のことに感じますが・・・

秋の“お彼岸”も、無事に過ごすことが出来ました。

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(法務としては)多古町「能満寺」さまの、“彼岸会”に出仕させていただき。

 

また、“お中日”には・・・

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目黒区「妙見寺」さまの“彼岸会”にも、出仕させていただき・・・

大勢の檀信徒の皆さまとともに、“読経・唱題”を。

 

うち(宗勝寺)自体は、特に何もやっていない・・・

・・・なんて言ってしまうと、語弊がありますが。

 

やはりお彼岸中、ということだけあって・・・

“お墓参り”の方を中心に、境内は賑わいを見せてくれます。

 

お彼岸には、多くの檀信徒の方々が、お寺に“お供え”くださる。

お中元でもなく、お歳暮でもなし。

お正月でもなく、お盆でもなし。

 

なぜ“お彼岸”に、なのかというと・・・

それが、昔からの“慣習”というほか、ないのでしょうが。

 

もちろん、“御宝前”にお供えはいたしますが・・・

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今般、このような“掲示用レール”を設置してみました。

 

レントゲンを医師が確認するような、固定方法。

これで、粘着テープを多用せずに済みます。

 

注文して届いたは良いものの、切った貼ったする羽目になったのは、ご愛敬。

「畳1畳=1間(けん)」と決めつけず、メジャーで測るべきでした。。。

 

さて。

 

“清く正しく”なんて自分で書いたことが、自分の首を絞めることに・・・

・・・なった訳では、ありませんが。

 

(雨模様だからか)人出が無かったお彼岸後半戦も、ゴロゴロする訳にいかず・・・

この際、10年間見て見ぬ振りをしてきた、“開かずの納戸”の掃除に着手。

 

昔の“書類入れ”は、気の利いたデザインしてますね。。。

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これ、お分かりですか??

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いわゆる“煙草(タバコ)盆”、なぜか4セット一箱。

(使用方法は、ググってください。。。)

 

まぁ実際、うちにはこれといった「お宝」は、ございませんでした。

納戸の一番奥底に、ホコリをかぶっていたのは・・・

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檀家さん(お婆ちゃん)お手製の、“味噌”。

 

「このまま涼しいところにしばらく置いておけば、食べられるから!」

・・・と、いただいた際の記憶が一気に甦り、冷や汗を。

(11年前のことです。。。)

 

恐る恐る、開封すると・・・

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香りは、“芳醇”そのもの。

昔ながらの発酵食品は腐らないそうで、一安心。

 

この、時間でしか得ることが出来ない“熟成”というものが、「お宝」なのでした。

・・・と、綺麗にまとめてみる。

 

おしまい。

屈伸

先日は、埼玉県にて開催された“日蓮宗青年会”の会議に出席したり・・・

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消防署にて、年イチの“普通救命講習”を、受講したり・・・

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また、“会議”があったり・・・

“研修会・講演会”に、参加したり。

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来る事業に向けて、あんな“打ち合わせ”や・・・

こんな、“打ち合わせ”も。

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・・・その他、掲載する気が起きないようなことも、諸々。。。

 

よく言われるような言葉でいえば、「ジャンプ前の、屈伸」とか・・・

「我慢の時」ってやつですかね。

 

とにかく、私・・・

“地味”に、生きております。

 

さて。

 

どうでも良い話ですが、“我慢”という言葉は、古来・・・

現在のような意味合い(耐え忍ぶ、とか。。。)では、使用されていませんでした。

 

元々は、仏教用語である・・・

「四慢(4つの自惚れ)」の、ひとつ。

 

①邪慢(じゃまん) : 間違ったことをしても、正しいと言い張ること

②増上慢 (ぞうじょうまん): 自分の価値を高く見て、おごり高ぶること

③卑下慢 (ひげまん): 謙虚さを強調することで、自分を良く見せること

 

そして、④我慢とは、「“我”がものの“慢”心」と書きますから・・・

自分を偉いと思い、他人を軽視するということ。

 

・・・先日拝聴した、講演会でのこと。

 

登壇された講師の方は、ご自身の紹介において、進行役が・・・

「先生」という呼称を用いることが無きよう、打ち合わせしたそうな。

 

そういえば、我々(僧侶)のことを「先生」と呼ぶ方も、中にはいらっしゃいます。

(特に、葬儀社の方を中心とした、関係業者に多い気がします。。。)

 

講師曰く、「“先生”と呼ばれると、自分が偉くなったように勘違いする」と。

「講演料を頂戴する限り、聴講者は“お客様”だ」と、いうことで。

 

・・・それはともかく、私が「先生」と呼ばれた時の、あの何とも言えない違和感。

だって、彼(彼女)に対して、私は何かを教授する訳でもないし。

 

我々の業界、皆さまの前に出る時は・・・

ある意味、“華やか(?)”な部分があるのかもしれません。

 

でも、それはごく一部の事で。

(どこの業界でも同じだと思いますが)ほぼ毎日が、「屈伸」で。

 

どれだけジャンプ出来るか、分かりませんが。。。

 

心を映す鏡

毎月1日(午後2時~)は、「題目講(だいもくこう)」という行事を行っています。

 

平たく言えば、“お経・お題目(南無妙法蓮華経)”を、お唱えする会。

初心者でも、すぐに上達します・・・いや、させます。

 

「読経 → 住職の法話 → 茶話会」

・・・という流れで、開催中。

 

ぶっちゃけた話、私が住職になって12年目にして・・・

今が最も雰囲気よく、“和気あいあい”としているかもしれません。

(以前が決して、ギスギスしていた訳ではありませんが。。。)

 

会費等、一切のご負担もございませんので・・・

参加をご希望される方は、お気軽にご連絡ください。

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本日の「題目講」終了後、参加のある檀家さんは・・・

「今日は、お祖師さま(日蓮聖人像)の顔が、笑って見えた。。。」と。

 

よく言われる言葉ですが、“仏像(の顔)”は、(自分の)「心を映す鏡」だ、と。

きっと、穏やかで美しい心持ちをなさっていたのに違いない。

 

さて。

 

そういった現象を、「見る者の感受性」と片付けてしまう人は・・・

実に、面白みのない人間です。

 

そんな方には、それなりの見方として・・・

納得していただけるような、話をします。

 

そう、ここからは・・・

「ドライな話」です。。。

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一級品の“能面”は、顔の左右が“非対称”につくられているそうです。

もちろん、そうと言われなければ判らない程度に。

 

それは“能楽師”の舞を、より一層引き立てるものなのでしょうし・・・

“能面”自体の神秘性も、きっと増すのでしょう。

 

そして、それは恐らく“仏像”にも言えることで・・・

多くの仏像は、参拝者が「下から見上げる」ように、製作されます。

 

「参拝者 = お客さま」とする、現代の寺院の多くは・・・

参拝者が膝をつかずとも、“参拝・焼香”出来るよう、整えられています。

 

うち(宗勝寺)も、そのようなスタイルをとらせていただいておりますが・・・

本来のご尊顔として、拝してみるのも良いのではないでしょうか。

 

ちなみに。

 

よくいただくご質問として、上記画像からも分かるように・・・

「怒った顔した、仏像がいるけど。。。」と。

 

“憤怒相(ふんぬそう)”なんて、言いまして・・・

それぞれに、それぞれの“怒る理由”があり、一概には言えませんが。

 

「夜遊びして帰ってきた高校生を、家で迎える“母親”の顔」

・・・と、思っていただければ。

 

つまり、怒ってはいても、憎んではいないんですよ。

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本日の「題目講」に合わせ、遊びにいらしてくれたのは・・・

檀家さんの、“娘さん & お孫さん”。

(うちの息子と、ひと月違い)

 

これには、皆さん等しく“恵比寿顔”でした。。。

危ういバランス

先日(8月24日)は、多古町「能満寺」さまへ。

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施餓鬼会(せがきえ)”に、出仕させていただき・・・

これをもって、本年の“お盆関連行事”が、無事終了。

 

この時季ともなれば、うちのお寺は静かなもんです。

祭りのあと、ってやつでしょうか。

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このチャンスを生かすべく、ここ数日は・・・

“総代会”等の打ち合わせを経て、“公文書”の作成に奔走させていただいております。

 

“お寺”といっても、形式としては宗教法人なる“会社”ですからね。

宗門(日蓮宗)への提出書類に加え、対外的な申請書類の作成も。

 

さらに、来る行事への“構想・計画・折衝”など・・・

“水面下”での、地味で地道な活動に精を出しております。

 

さて。

 

打って変わって、地元(千葉県香取市)で、慌ただしくなるのは・・・

やはり、“農業(稲作)”を営む方々。

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稲刈り最盛期のこの時季は、(脱穀作業によって)境内もこんな状態。

 

洗車したって、数時間後には“真っ白”に粉が被ってますし・・・

洗濯物なんか、外に干すことも出来ません。

 

・・・あ、“文句”を言っている訳ではありませんよ。

そんな人に、お米を口にする資格は、ありません。

 

近年、いわゆる“悪質クレーマー”に関連した情報は・・・

(各種メディアにおいて)目にしないことは無い、と言って良いでしょう。

 

ごくごく一部の情報を、派手に報道しているがために・・・

大げさになってしまっている感も否めませんが、きっと事実は事実。

 

あるお寺では、その手の方から・・・

064 帰山式 その4

「朝のお勤めの音(木鉦や太鼓)が、うるさい。。。」と。

 

結果、古来より朝6時から続けられてきたものを・・・

午前10時に“時間変更”し、対応する始末。

 

そんな話、うちを含めた田舎のお寺には・・・

「ピンとこない話」かもしれません。

 

それは、周りに人がいないから・・・

・・・という訳でも、なさそうです。

(ちなみにうちの周りは、住宅ばかりです。。。)

 

昔の方は往々にして、乱暴にも・・・

「新参者のくせに。。。」なんて、仰いますが。

 

その地域に古くから根付いてきた、お寺と住民。

間違いなく、“良し悪し”ではありますが・・・

世の中は、そんな「危ういバランス」で、保たれているのでしょう。

 

昔から、続けられてきたものというのは・・・

そうなっただけの、“理由”というものがあって。

 

それに、文句を言ったら・・・

すべてが“ぶち壊し”になる、と思うのです。

子どもと大人の違い

このところ、幾人かの“同級生”が・・・

地元に帰ってきている(帰ってきていた)という話を、耳にしました。

 

男は、30歳にして「これで良いのか症候群」に、侵され・・・

35歳を、「人生のターニングポイント」とする、と聞いたことがあります。

 

えらくお兄さんに見えた“高校球児”が、年下になり・・・

いつの間にか、“横綱”が年下になる。

(次は、“総理大臣”が年下になるそうです。。。)

 

以前、学生時代以来、初めて“同窓会”に参加した後輩は・・・

その顔に、明らかな“緊張”を浮かばせていました。

 

しかしながら、20~30分もすれば・・・

子どもの頃と、何ら変わりがないことに安堵し、打ち解けたのでした。

 

「ねぇ、お盆の“塔婆”書いてる??」

・・・なんて“同業トーク”を耳にする、この時季。

 

思えば、「ねぇ、夏休みの“宿題”やった??」とか・・・

「ねぇ、昨日“テスト勉強”した??」とか。

 

やっぱり、話の内容も子どもの頃と・・・

・・・なんて、“感慨”にふけってる場合じゃない。。。

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明日(8月第一日曜)は、宗勝寺の年中行事・・・

「施餓鬼会(せがきえ)」が、厳修されます。

 

準備に追われ、脂汗だか冷や汗だか・・・

何だかよく分からない“汗”を、たっぷりかかせていただきました。

 

室内、オッケー。。。

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屋外、オッケー。。。

(年に一度の、プロによる“植木剪定”完了しました!)

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・・・それにしても、先月も先々月も、行事に次ぐ行事。

 

「終わったら、次」って感じで・・・

“慣れっこ”にならないようにしないと、いけませんね。

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そんな行事を、明日に控え・・・

今宵は、地元の“花火大会”に顔を出してこようかと。

 

いやいや、分かってます。

必要なのは“余裕”で、“油断”ではありませんから。

 

・・・八代将軍“吉宗”の、時代。

“飢饉・疫病”で、多数の死者が出たそうな。

 

その“慰霊”や、“(病の原因とされた)悪霊退散”を願って・・・

隅田川で、花火が打ち上げられてから、一般市民にも親しまれるようになった、と。

 

以来、“お盆”前後の時季に、花火大会が多いのは・・・

一説には、ご先祖さまの“供養”のため。

 

「子どもと大人の違い」ってのは・・・

こういった屁理屈を、堂々と言えるか言えないか、だと思う。。。

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