有難さ

我が家の、気圧計。

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先日の、台風上陸直前の値ですが・・・

針が振り切るほどの、“低気圧”。

 

もう・・・だるくて、だるくて。

妻も眠そうにしてるし、息子も機嫌がすこぶる悪い。

 

・・・調べるに、低気圧の時って、体が“膨張”するんだとか。

大気から全身が抑えつけられている状態が、低下する訳ですからね。

 

つまり、血管やリンパの流れが生む圧力(勢い)も、低下するため・・・

血流・リンパ循環不良を起こし、体調不良となる、と。

 

悲しいかな、自分に直接、影響があった時くらいのものなのでしょうか。

人間が自然の一部として生かされていることに、改めて気付かされるのは。

 

さて。

 

昨日は、匝瑳市「朗生寺」さまへ。

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日蓮宗千葉県東部修法師会、主催による・・・

「放生会(ほうじょうえ)」に、出仕して参りました。

 

・・・お釈迦さまの前世、「流水長者(るすいちょうじゃ)」という方が、いらっしゃった。

「流水長者」が、(池の水が干上がり)死にかけた無数の魚たちを、助けたところ・・・

魚たちは、天界(忉利天)に生まれ変わり、報恩感謝の功徳をもたらした、と。

 

これによって、漁民が雑魚を捨てている様子を見て憐れみ・・・

自身の持ち物を売っては魚を買い取り、池に放したのが、天台宗の開祖である「智顗」と言われています。

 

「放生会」とは、(仏教における)殺生を戒め、懺悔する法要のこと。

生物(魚など)を野に放つことで、命を尊び、感謝する訳です。

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・・・今回、(諸般の事情から)うなぎの入手先を、新たに探さざるを得ませんでした。

 

ある会員が、近隣のうなぎ料理店に“飛び込み”で依頼をしたそうで。

「生きたうなぎ、譲ってくれませんか??」と。

 

始めは、怪訝な顔をされたそうですが・・・

趣旨を説明すると、「そういうことなら、ぜひ協力させてください」と。

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また当日、鮮魚店を営む檀信徒さんからの、ご奉納もあり・・・

多くの命を、放生することが出来ました。

 

私たちは、“両親・ご先祖さま”の命を通じて、この世に生まれ・・・

多くの命(食料など)を受け継ぎ、今日を生きています。

 

しかしながら、「命の大切さ」というものを想いながらも・・・

食べ物を廃棄したり、自身の命すら粗末にする者も存在する、という現実がある訳です。

 

・・・「有難さ」なんて、普段は分からないですよ。

有ることが難しい、と書くくらいですから。

 

でも、身の周りにアクションがあれば、それを感じることが出来るならば・・・

そのアクションを起こすのが、我々(僧侶)の役目のひとつなのかもしれません。

ご当地系

先日(7月18日)の“海の日”は、大網白里市「等覚寺」さまへ。

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9月の落慶に向け、建て替え中の“山門”が、見事でした。

 

こちらでは、毎年“日蓮宗千葉県東部青年会”への、ご依頼を賜り・・・

「水難事故防止唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)」に、今年も出仕させていただきました。

 

大勢の海水浴客で賑わう中、唱題行脚を。

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途中、数か所で水難事故犠牲者の慰霊として、読経させていただきましたが・・・

当(北今泉)地区は、江戸時代に63名の犠牲者を出した、“元禄津波”被災の地。

 

最後に読経させていただいた、“元禄津波慰霊碑(市指定文化財)”は・・・

津波から“13回忌”の年に、ようやく建てられたものだそうで。

 

そこからも、壊滅的被害の様子を伺い知ることが出来ますが・・・

今年は、慰霊碑建立から今年でちょうど300年、ということでした。

 

唱題行脚を終え、午後からは本堂にて・・・

「施餓鬼会(せがきえ)」並び「祈祷会」に、出仕させていただきました。

 

・・・唱題行脚、出発前。

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本堂前では、“波乗・海上安全”として、サーフボードへのご祈祷を受付中。

 

オリジナルのステッカーお守りも、お授け頂けるそうで・・・

「私もぜひ一枚、、、」と思ったら、なんと当日完売でした。。。

 

うち(宗勝寺)も、いつか「ご当地系」のラインナップを、、、

・・・なんて、とにかく良い刺激を、頂戴いたしました。

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宗勝寺 郵送祈願 ~遠方の方でもお気軽にご祈願を~】

 

こちらも、お陰さまで順調に、ご依頼を賜っている次第です。

また、ご遠方より直接お求めに、足をお運びいただける方も、あったり。

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(不躾乍ら、直接ご来山の際には、事前にご連絡いただくと確実です。。。)

 

ちなみに、最近の売れ筋(?)No.1は、こちら。

(交通安全ステッカー:シルバー)

 

当初、見向きもされなかったのが、ウソのようですが・・・

時代が、追いついてきたのでしょうか??

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そういえば、先日ご来山いただいたのは・・・

安産祈願のご依頼を賜り、ご祈祷させていただいた、ご夫婦。

 

今回は“お礼参り”のため、元気な赤ちゃんとともに・・・

当時の“お札・腹帯守り”をご持参の上、お越しいただきました。

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「お願いをしたら、お礼を言う」

 

「ありがとう」も言えない人の願いを、再び聞いてくれるような、お人よしなんて・・・

やっぱり、私はいないと思いますよ。。。

 

さて。

 

先般告知させていただいた、「てらこや」ですが・・・

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ついに明日より、開催の運びとなります。

今年も、定員を超えるお申込みを、頂戴しました!

 

先日は、青年会員が集まり、現地にて“準備・清掃”を。

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当日の様子は、また後日。

・・・行ってまいります!

寺の子

今年も無事、“7月盆”のお経廻りを、終了させていただきました。

該当の檀信徒の皆さま、お世話になりました。

 

「お盆って、8月じゃねぇの??」というのが、一般的な認識かと思いますが・・・

実は、お盆の日程は「7月13~15日」が、本義。

 

これは、「旧暦→新暦」の切り替えに、起因するもので・・・

季節感のズレを合わせるため、“月遅れ”で行うのが、8月盆。

 

7月盆は、“日付ありき”ということですが・・・

関東では、(東京を中心に)7月盆を行う地域が、少なからず存在します。

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冒頭、「今年も、無事…」なんて、書いた割には・・・

やっぱり、慣れない電車移動に、ストレスを感じざるを得ませんでした。

 

生まれながらの、田舎者。

“人酔い”を防ぐ方法は、無いものでしょうか??

 

そういえば、今年は同業の方に、お会いする機会がありませんで。

リサーチするに、“車・原付・自転車”での移動が多いらしく。

 

中には、(暑い)着物や作務衣ではなく、スーツ(ワイシャツ)で移動し・・・

直前に、“布教服(スーツの上から着用する衣)”を着る、なんてお話を伺ったり。

 

さて。

 

ちょうどこの時季、地元(千葉県香取市:旧佐原市)では・・・

関東三大祭りである、「佐原の大祭」が開催されます。

(平成28年は、“7月15~17日”の日程でした。。。)

 

今年は、初日の夕方に、何とか時間が取れたので・・・

家族で、ブラブラと。

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(個人的な話ですが)お盆やその準備に関わる、この時季(7・8月)は・・・

どうしても、“家族サービス”が希薄になりがちです。

 

私も、「寺の子」として生まれ、逆の立場としての経験はしていますが・・・

家庭を持つと、中々気まずいものがありますね。

 

そんな訳で、先日。

 

(長時間を要さない)遠方法務に、ちゃっかり家族を同乗させ・・・

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帰路道中、数か月前から要望があった、「アンパ●マンミュージアム」へ。

 

さぞかし、喜んでくれるかと思いきや・・・

息子、まさかのオールスルー!

 

数か月も待たされりゃ、興味も無くなる、ってもんです。

一過性のブーム、子どもは飽きやすいですからね。。。

 

「その時にやるからこそ価値を持つことを、その時に行う」

・・・なんて、偉そうに言っておきながら、このザマですよ。

 

それは、さておき。

 

慌ただしさも、これからが本番。

ある程度は、「寺の子」として、耐えていただくこともあるでしょう。

 

「寂しさが紛れるように」と購入した、ビニールプール。

汗だくで駆け回っていた出張中、スマホに送信されてきた画像には・・・

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彼女を呼んで優雅に遊ぶ、息子のチャラい笑顔が、写っていました。。。

家守

6月の最終日(30日)は、多古町峯「妙興寺」さまへ。

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ここ数年、恒例となりました“災害復興読誦会”は・・・

“日蓮宗千葉県東部修法師会”会員としての、参加となります。


(動画は、3年前のものです。。。)

20名以上の会員とともに、今年もたくさんのお経を上げさせていただきました。

 

・・・振り返るに、この2か月間(5月・6月)は、出ずっぱり。

今年の上半期も、アッという間に過ぎ去ってしまいました。

 

明けて今月(7月)は、年中行事の題目講(毎月1日)を終え・・・

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(空き時間は)もっぱら“お盆の塔婆”に、染筆作業中。。。

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例年ですと、この塔婆書きも、ウンザリしてくるはずですが・・・

(バタバタだった)先月までの、反動からでしょうか。

この“引きこもり生活”も、中々心地よく感じてしまいます。

 

そう感じるのも、涼しく快適な環境のもと・・・

作業をさせていただいていることに、他なりませんが。

 

7月に入るや否や、千葉県も真夏の気温となりまして・・・

テレビの天気予報でも、「熱中症対策のために、クーラーを、、、」なんて。

 

宗勝寺でも、冷暖房のご準備をして、皆さまをお待ちしておりますが・・・

唯一、その設備が無いのが“宝暦2(1752)年”建立の、鬼子母神堂。

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本日のご祈祷も、こちらで行わせていただきましたが・・・

・・・いや、暑いと文句を言っている訳ではありません。

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(上記画像の際)アゴから汗が垂れないかと、ヒヤヒヤで。。。

 

さて。

 

この時季になりますと、このお堂・・・

少々、頭を悩ませることがございます。

 

・・・それは、“ヤモリ”です。

 

(単純計算で)築264年の建物ですから、事有る毎に補修はしています。

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それでも、完全密閉と会いう訳にはいかず、“ヤモリ”がお住まいになる訳です。

 

調べるに、毒もなく害虫を食べ、と害は無く・・・

家の繁栄を招く、守り神的な扱いもする地方もあるとか。

 

これは、「ヤモリ = 家守(屋守)」とするからとか・・・

夜に、灯り(に集まる虫)のところにいるから、とか。

(昔、夜間照明が可能だったのは、裕福な家)

 

これ、個人的に爬虫類があまり得意ではないこともありますが・・・

困るのが、仏像・仏具等に付着する、ヤモリの“フン”。

 

長期間気付かずにいると、跡が残ってしまったりと・・・

対応に、それなりのストレスを感じています。

 

・・・とはいえ、駆除するのはいただけない。

なんつったって「家守」、縁起物ですからね。

 

この“ヤモリ対策”、妙案をお持ちな方は、ご教授ください。

あのお堂は、代わりに私が守りますから。。。

余裕

宗勝寺では少なくとも年に2回、すべての檀家さんのお宅へ・・・

“封書”にて、ご連絡を差し上げております。

 

近々のことで言えば、“お盆関連”のお知らせ。

これが例年、7月1日付発送予定のところ、本日が6月の22日。

 

いつもなら、6月後半といったら、発送準備なんか万端で・・・

お盆の塔婆の、かなりの(共通する箇所)部分を、染筆中のはず。

 

・・・ところがどすこい、ですよ。

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とりあえず、本日から“超急ピッチ”で作業を始めましたが、、、

 

「そんなに、焦らなくても。。。」という声が、聞こえてきそうですが・・・

これは、私個人の性格ですから、仕方ありません。

 

夏休みの宿題は、夏休み“前”に終わらせたかったし・・・

嫌いな食べ物は、「いただきます」直後に、口に押し込む方でした。

 

要は、「余裕」が欲しいんです。

余裕が無い時の、自分の醜さを知っていますから。

 

さて。

 

余裕の生み出し方というものは、人によって異なるかと思います。

私の場合は、“掃除”ですね。

 

いや、厳密に言えば“整理整頓”かもしれません。

菌やホコリの類には、そこまで過剰反応しませんから。

 

(以前書いたことがありますが)一般的な人間は、物を“探す”ことに・・・

平均“年間150時間”もの、何の付加価値も生まない時間を費やしています。

 

これは、一日8時間労働の人にとっては、19日間分。

そんな行為に、経営者は一か月分もの給料を、支払っているということ。

 

整理整頓は、自分自身でしか出来ないことです。

(完全なる善意でも)人に手を貸したなら、こんな声を聴くことが出来るはず。

 

「手に届く場所にあった方が、便利だった」とか。

「散らかっているようで、どこに何があるか分かっている」とか。

「お前が片付けたら、どこに何があるか分からなくなった」とか。

 

決して、「物が多いこと = 片付いていない」ではありませんが・・・

2年以上、手を触れることが無かったものは、必要がないと思って良いでしょう。

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捨てるに捨てられず、溜まる一方だった“年賀状”を・・・

最近(詳しい後輩にご教授いただき)導入した、スキャナーにて“データ化”。

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(少々知識がある方なら)これが、いわゆる・・・

“自炊(ググってください。。。)目的”であることは、明白でしょうが。

 

部屋が片付けば、掃除自体も楽になるという、良い循環。

ゆくゆくは、寺務所の本棚も、現在の4分の1(?)を目指したいものです。

 

・・・こんなこと書いてる場合じゃ、ないっスね。

ちょいと、現実逃避してみました。。。

新陳代謝

「住職~!筍(タケノコ)2、3本もらってって良いかな~??」

・・・と、スコップを片手に檀家さんが。

 

せっかくなので、筍掘りをお手伝いさせていただき・・・

こっそりと、すべて檀家さんのクルマに。

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筍が美味しい時季も、終焉を迎えつつあります。

(後半は、“アク”が強くなっていきます。。。)

 

昨日も、お墓参り中の檀家さんに「持ってく??」と、お声掛けしたところ・・・

苦笑いして、首を横に振られる始末。

 

そういえば、スーパーで今年初めて見た筍は、“一本980円(ヌカ付き)”でした。

それが現在は、“一本100~180円”といったところ。

 

“需要と供給”というのものなのでしょうが、(出始めの)強気の価格設定は・・・

やはり、「初物=プレミアム価格」といったところなのでしょう。

 

・・・という話の流れから行けば。

この時季思い浮かんでしまうのは、江戸っ子の代名詞“初鰹(カツオ)”。

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江戸時代の価格を、現在の貨幣価値に換算すると・・・

一尾あたり、“約8~25万円”というのですから、驚きです。

 

・・・これからの時季は、素性の良さそうなものを「筍→竹」へ、と。

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“竹林・竹山”というものは、お寺(和風)の雰囲気にも合うと思いますし・・・

個人的にも、見ていて清々しいものです。

 

しかしながら、放置すればそれはただの“竹やぶ”。

“薄気味悪さ・荒廃”を演出するには、もってこい。

 

残念ながら、竹の寿命はさほど長くないため・・・

こうした「新陳代謝」が欠かせない訳ですが、管理は“重労働”の一言。

 

聞けば、同じく竹林を所有する、先輩のお寺では・・・

お子さんに、“1本数十円”のアルバイト代を支払い、対処しているそうな。

 

こうなってくると・・・

いよいよ、息子の成長が待ち遠しくもなってまいりますが。。。

 

さて。

 

先日は、“日蓮宗千葉県東部青年会”の「退会報恩読誦会」が・・・

多古町「光明寺」さまにて行われ、参加して参りました。

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こちらのご住職が、青年会の退会年齢を迎え、というもの。

 

お世話になった先輩が、ひとりまたひとり、というのは寂しいものですが・・・

それを増長させるのは、「新陳代謝」が出来ていないこと。

 

会員数の増減は、“波”というものもあるでしょうし・・・

どの業界でも「若手がねぇ。。。」という悩みは、同じかもしれませんが。

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今日は久々に、宗勝寺古墳を“丸刈り”に。

 

悩んでも、物事が好転する訳ではありませんが・・・

草を刈りながら、ため息が漏れてしまうのでした。。。

雑草

先ず以て、熊本県を中心とした地震災害による被災者の方々には、心からお見舞い申し上げる次第です。

様々なご意見があるでしょうが、当ブログに関しては、通常通りの内容にて更新を続けていく所存です。

 

本日(4月17日)、師匠のお寺「浄国寺」にて・・・

恒例の年中行事、「千部会(せんぶえ)」が厳修されました。

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浄国寺の千部会は、特に“参加型”の法要と言えます。

 

“読経”ということに関して、普段から触れていらっしゃる方も、そうでない方も・・・

懸命にお経本の一字一字を目で追い、声に出していきます。

(そう出来る範疇で、内容を組んでいます。。。)

 

50名以上の檀信徒とともに、たくさんのお経を読ませていただきましたが・・・

そこに、もはや僧俗の垣根など無いことは、場に居合わせた方は感じられたことでしょう。

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法要の最後には、参列の檀信徒へのご祈祷も行われ・・・

本年も、無事に当行事を終えることが出来ました。

 

さて。

 

現在、外は大風(竹が折れそう。。。)。

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すっかり散り切ってしまいそうな桜の花と、バトンタッチするかのように・・・

境内中に、「雑草」が芽吹いてまいりました。

 

「雑草という名前の草は無い」と、かの昭和天皇は仰せになったそうですが・・・

こちらは、“方喰(カタバミ)”。

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根がしぶとくて、抜き難いっスよね。。。

 

水耕に従事する方や、釣り好きの方なら目にするのは・・・

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こちら、“沢瀉(オモダカ)”といいます。

 

この二種類に、共通することは・・・

家紋、それも日本の“十大紋”に選出されるほどの植物だということです。

 

西洋では、家紋(紋章)と言えば、華やかなもの(バラ・アヤメ・ユリ etc.)が多いですが・・・

かの徳川家ですら、家紋に用いたのは地味な“二葉葵”の葉っぱ。

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(“三つ葉葵”とは、架空の植物なんだとか。。。)

 

下剋上の戦国時代、その“生命力の強さ”から・・・

いわゆる「雑草」は、戦国武将に家紋として、好んで用いられたそうな。

 

この感覚、いかにも日本人らしくて、個人的には好感が持てます。

粋な“験(ゲン)担ぎ”で、洒落てますよね。。。

 

境内で楽しそうに遊ぶ、子どもたち(息子を含む)のことを鑑みて・・・

近年は、除草剤の使用範囲も、最小限に。

 

そんな訳で最近は、ヒマさえあれば草抜き(草刈り)に、勤しんでおります。

“内股の筋肉痛 & 立ちくらみ”と、戦いながら。。。

季節の営み

昨日(4月10日)法務で訪れた“某霊園”の、桜並木。

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満開を過ぎかけてはいたものの、見事なものでした。

(写真では伝わらないものがありますが。。。)

 

バタバタしているうちに、季節だけが先に進んでしまっているようで・・・

最近はとにかく、気ばかりが焦ります。

 

本来なら、花まつり(お釈迦さまの誕生日:4月8日)の際、外すはずだった・・・

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綿帽子の“着けっぱなし”を、家族に指摘される始末。

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来年からは、このようなことが無きよう。。。

 

・・・午後からは、“日蓮宗千葉県東部宗務所”へ。

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“報恩法要(管内僧侶・寺族の追善法要)”へ、出仕させていただきまして・・・

・・・引き続き、会議へ突入。

 

前回、“年度切り替え”なんて書かせていただきましたが・・・まさに、ですね。

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どうでも良い話ですが、“初夏”のような気温になった、この日この時・・・

プロジェクターから排出される“熱風”の直撃に、目眩が。。。

 

さて。

 

数か月前、こちらのお寺にお邪魔した際のことです。

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当時、職人さんたちが(赤〇印)庭を施工していたんですね。

その中に、それは綺麗な“巨石”が、鎮座していました。

 

私、親方に伺いました。

「これ、作り物でしょ??」と。

 

モルタル成型&塗装で、某テーマパークの岩場を制作していることを知っていましたし・・・

(立地的に)あれだけの巨石が、ここまで運搬されるはずがない、と。

 

結果、私は親方に、リアルなトーンで怒られることとなった訳です。。。

 

それはそのはず、巨石は北海道産の本物(20トンだそうです)。

特殊な車両を用いて、「死ぬ気で、ここまで上げた」とのこと。

 

・・・やはり、プロというものは、こうでなくちゃ。

 

仕事に“プライド”を持つことが出来る人間は、素晴らしいし・・・

そんな仕事を持つことが出来た人間は、幸せだと思います。

 

私ですか??

これでも一応、譲らない部分は持っているつもりです。

 

・・・とはいえ、“バタバタ”してる時なんかは、気を付けなくてはいけませんね。

 

私にとっては、数十件のうちのひとつでも・・・

相手にとっては、唯一の機会かもしれませんから。

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今年も実家の床の間に、“兜飾り”を飾り付けました。

 

ちなみに、後ろに掛かっているのは・・・

師匠のお寺「浄国寺」にもお祀りされている、“清正公大神祇”の軸

(ひい爺ちゃんの“遺影”のバックも、この軸だったりします。。。)

 

こんな、「季節の営み」が、自分を冷静にさせてくれるような気がします。

・・・ジジイになったか??

真似ぶ

昨日(4月3日)は、多古町「妙光寺」さまの最大行事でもある・・・

「千部会(せんぶえ)」に、出仕させていただきました。

 

「千部会」を直訳すれば、“お経を千回読む法要”。

たくさんのお経を読み、その功徳を以て“ご祈願・ご供養”をする訳です。

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満開の桜のもと、(午前・午後と)計2座の法要が厳修され・・・

境内の特設ステージでは、日舞や地元歌手の公演に、賑わいを見せました。


(動画は平成24年のものです。。。)

 

これだけ大勢のお上人方と、“みっちり”読経させていただく機会は、そう多くなく・・・

“テクニカル”なことに限定したとしても、その情報量たるや。。。

 

(一説には)「学ぶ」の語源は「真似(まね)ぶ」だ、といいます。

 

サル真似を嫌う方も、いらっしゃるかもしれませんが・・・

“とっかかり”としては、良いことではないでしょうか。

 

私、(若かりし頃)剣道をかじったことがありますが・・・

武道などでは、(練習ではなく)“稽古”という言葉を用います。

 

稽古とは、「古(いにしえ)を稽(かんが)える」の意。

師とするものの一挙一動を、繰り返し習うことが学ぶことだ、と捉えられている訳です。

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昨今、息子(1才7か月)は成長著しく、見るもの全てを吸収しようとしています。

 

億劫がって、物を投げて渡した私を真似て・・・

・・・といったこともありましたので、こちらも気を付けなければいけませんね。

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宗勝寺古墳の筍(たけのこ)も、本日“初収穫”を迎えまして・・・

外を見れば、春休みを終えた学生さんたちが、登下校していました。

 

“新年度”というものは、実は我々の業界にも言えることでして・・・

現在は、業界内の様々な団体における“年度切り替え”の作業に雑多となります。

 

かくいう私も、様々な組織の様々なお役を務めさせていただいておりますので・・・

空き時間を利用しての事務作業に、目を「シパシパ」させております。

 

そんな時の昼食は、総じて“3分で出来るヤツ”だったりするのですが・・・

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本日は、ネットで話題の“10分ど〇兵衛”に、初挑戦。

 

いわゆる、「どん〇衛は、お湯を入れて10分待った方がうまい」ってやつですが・・・

・・・お試しあれ(次回は8分で食べてみようかな。。。)。

 

また、夕方からは(夕食を兼ねた)会議のため、外出予定ですが・・・

そういった機会がめっぽう増えるのも、この時期。

 

仕方ないことですが、食生活乱れますね。

早く、採れたての初物(筍)を食べて、寿命を“75日”延ばしたいものです。。。

ルーティン

葬儀専用設計で、利便性に優れた“セレモニーホール”は・・・

現在、多くの方にご葬儀の会場として、利用されるようになりました。

 

私の場合、セレモニーホールにお邪魔するのは・・・

関わらせていただくご葬儀の、“約半数”といったところ。

 

しかしながら、これは割合としてはかなり低い方ではないか、と。

檀家さんのほぼ100%が活用する、というお寺も少なくないでしょう。

 

一般(ご遺族以外)の方には、中々目にする機会も無いと思いますが・・・

こちらは、セレモニーホールの“(一般的な)僧侶控室”。

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こちらで、着替えや打ち合わせ(葬儀スタッフ・司会者)をする訳です。

 

地元(千葉県香取市)では、通夜・葬儀を僧侶ひとりで勤めることが多い(?)ため・・・

僧侶控室の広さは、やや狭め(3~6畳程度でしょうか)。

 

複数名の僧侶でお勤めをすることが、慣習となっている地域は・・・

やはり、広めに設定されています。

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以前、あるセレモニーホールで、スタッフの方が控室にお持ちくださったのは・・・

通常のお茶ではなく、“お白湯(さゆ)”でした。

 

「ご住職は法要前、お茶は飲まないと伺ったもので」とのこと。

(ちなみに、出されたものに文句を言ったことはございません。。。)

 

・・・実は私、ひとりでお勤めをする時に限って、なぜか“緊張”してしまい。

(自分なりに)上手くいった時の手順を乱すことに、抵抗があったりする訳です。

 

格好良く最近の言葉で言えば、「ルーティン」ってやつなんでしょうが・・・

during the 2015 Rugby World Cup Pool B match between USA and Japan at Kingsholm Stadium on October 11, 2015 in Gloucester, United Kingdom.法要2時間前からは固形物をとらず、口にするのは“水”だけだったりします。

 

そういった感情が強い時は、朝食に決まったものしか口にしない時もあるのですが・・・

まぁ、平たく言えば“気が小さい”んですね。

 

もし上記、僧侶控室を“覗き見”したのなら・・・

ソワソワと落ち着きのない私を、もれなくご覧いただくことが出来るでしょう。

 

しかしながら、葬儀スタッフの皆さまのお心遣いにより・・・

最大限、心穏やかに法要開式を迎えることが出来ることに、感謝しております。

 

さて。

 

実は、現在(2週間ほど前から)・・・

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私のクルマが、すべて“代車”になってしまいました。

(理由は、様々です。。。)

 

「ルーティン」ではありませんが、これがどうもしっくりこない。

どこに行くにも、人様からお借りしたクルマというのは、アガりません。

 

どうやら、私は・・・

仕事も遊びも、“テンション”でこなしているようです。。。

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