命を、お預かりしようか

人間と犬が共存するイギリスには、こんな“諺(ことわざ)”があるそうな。

 

子どもが生まれたら、犬を飼いなさい。

赤ん坊の時、良き守り手となるだろう。

幼年期の時、良き遊び相手となるだろう。

少年期の時、良き理解者となるだろう。

そして子どもが青年になった時、自らの死をもって命の尊さを教えるだろう。

 

・・・宗勝寺のペット供養墓「追想墓」が完成してから、早6年。

DSCN2835この間、多数のご依頼を賜ることが出来ましたが・・・

その度に、皆さま方のペットへの“想い”というものを、純粋に感じた日々でした。

 

さて。

 

私の息子も、動物全般に興味を持つようになりまして・・・

家族会議の結果、何かしら「命を、お預かりしようか」と。

 

・・・という訳で、宗勝寺で“金魚”を飼うことにしました。

 

昔、“熱帯魚”に手を出した経験もあり、雰囲気もお寺に合うでしょうし・・・

早速、“セットもの(水槽・ろ過装置・照明 etc.)”を、ネットにて購入。

 

水槽に“バックスクリーン”を貼ろうと、ホームセンターに行くものの・・・

合うサイズが無かったため、代わりに“(クルマ用)スモークフィルム”を、購入。

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貼って剥がしてを繰り返してたのは、もう15年前くらいだっけ。。。

(フルスモークは、危険かつ違法です!絶対に止めましょう!)

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砂利を入れたら、水には“カルキ抜き剤・バクテリア”を投入。

水質安定のため、10日間ほど放置しました。

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(今どきの照明はLED、その薄さには驚きました。。。)

・・・で、肝心の“金魚”ですが。

 

ペットショップなどで購入するのが、通常なのでしょうが・・・

「そう言えば、確か。。。」と、“養魚場”を営む檀家さんのお宅へ。

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市場への出荷を翌日に控えた、ご多用中のところ・・・

突然のご連絡にも、快くお出迎え頂きました。

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旦那さんによれば、先般の「日本観賞魚フェア2016」にて・・・

当養魚場の出目金が、見事“東京都知事賞”を受賞したそうです!

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家族でお邪魔したからか、お気遣いいただき・・・

突然の、“金魚すくい”大会に発展。

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結局、(檀家さんの)お孫さんも参戦し・・・

IMG_2146ほとんどの金魚をすくいきるほどの、盛り上がりを見せたのでした。

(良い“GW(ゴールデンウィーク)”のひと時を、過ごすことが出来ました。。。)

 

【注:普段、こちらでは小売りをしておらず、無理を言って特別にお分け頂きました】

 

・・・という訳で、宗勝寺にお参りの際にはぜひご覧ください。

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大切に、育てさせていただきます!

IMG_2148ありがとうございました!

中古品

宗勝寺では“毎月1日 午後2時”より、「題目講(だいもくこう)」という行事を行っております。

平たく言えば、ご一緒に“お経・お題目”をお唱えする行事。

 

「お経なんて、読めるかしら?」という、初めての方でも大丈夫。

丁寧にお教えしますし、参加の皆さん、どなたでも読めるようになります。

最後には住職の“法話”もございまして、この日のために、私も勉強させていただいております。

 

この「題目講」、何度か“解散”の危機を迎えたこともありました。

“紆余曲折”ありまして、今に至ります。

 

・・・というか、「最後のひとりになろうとも、続けてやろうじゃねぇか」と。

そう、私が腹を括っている行事でもあるのです。

 

とにかく、(常に)参加者募集中です!

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ちなみに、終了後には“茶話会”あり(^^)

 

そんな、宗勝寺に最低でも“月イチ”通いする皆さんですが。

それでも中々、お気付きにならなかったほど、周囲に溶け込んでいたのは・・・

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・・・こちら。

 

宗勝寺ペット供養墓「追想墓」を望む、景色ですが・・・

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以前の状態(上記画像)と見比べれば、お分かりでしょうか?

 

現在、師匠のお寺「浄国寺」では・・・

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“外塀”の、改修工事中。

 

改修前の外塀の一部分に設置されていた、“目隠しフェンス”。

「廃棄」って言うんで、「くれよ」っつー訳で・・・

実はこのフェンス、「中古品」(しかも、タダ)。

 

ですから・・・

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ちょっと“寸足らず”なのは、ご愛敬(-。-)y-゜゜゜

 

(間近で見れば“粗”が見えますが)“洗浄”してしっかり施工されてますので、上等ですよ。

むしろ、良い感じにヤレてるせいか、周囲に溶け込み過ぎて、中々気付かれないのです。

 

まぁ、「貧乏臭せぇ」と仰る方も、いらっしゃるかもしれません。

しかしながら現実として、資金繰りが“潤沢”なお寺なんて、そう多くありません。

 

・・・私の祖父母が、相次いで亡くなった際。

隠居して2人で住んでいた家は、“空家”になりました。

 

“築10年”にして、当時“4年間”の無人。

外見こそ綺麗そのものでしたが、内部の“荒廃”は想像を超えてましたね。

「え、こんなになっちゃうの?」って感じ。

 

皆さんが、久しぶりの場所にお出かけの際、こう思ったことはありませんか?

「あぁ、ここはいつ来ても変わらないね」と。

 

「変化が無い」状態に保つのって、相当の努力なんですよ。

状況が“好転”してるとしたら、それはもう凄いこと。

 

できることを、できる範囲で。

最低限の投資にて、最大限の成果をあげられるよう、日々邁進いたします。