トイレの神様
「トイレの神様」という曲が流行ったのは、もう4年前のこと。
“トイレ掃除”だけが、苦手な私に対し・・・
「トイレには それはそれはキレイな女神さまがいるんやで だから毎日キレイにしたら 女神様みたいに べっぴんさんになれるんやで」
・・・と、おばあちゃんが言ったという。
あの歌を聴いて、「?」と思ったのは、私だけじゃないはず。
だって、我々の業界で「トイレの神様」って言ったら・・・
“女神さま”じゃ、ないからで。
「烏芻(枢)沙摩明王:うすさまみょうおう」と、言いまして・・・
厳密に言えば、“火”を司る明王。
「この世の一切の汚れを、その“烈火”にて焼き尽くす」ということから・・・
「不浄を清浄に」ということで、トイレにお祀りされることになった訳です。
下(画像)は、うち(宗勝寺)でお分けしている、「烏芻沙摩明王」の御札。
・・・あ、でも待てよ。
「烏芻沙摩明王」は、あくまでも“仏教”の話で・・・
この“女神様”ってのは、神道の話??
・・・と思いまして、調べたところ。
「いわゆる“トイレの神様”ってのは、コレだ!」っていうような、ハッキリしたものは掴めませんでした。
(単純に、私の調べ方が悪いだけかもしれません。。。)
ただ、「古事記には、伊邪那美(イザナミ)の“糞尿”から化生した神は。。。」なんて記述もあり。
昔から、農業には“糞尿”も重宝されていたでしょうし・・・
「神が宿る」という考えがあることは、間違いないでしょうね。
さて。
先日、師匠のお寺「浄国寺」にて、“(境内外)トイレ”が完成いたしました。
今までは、客殿内のトイレを、ご利用いただいておりましたが・・・
これで、お参りの方も“気軽”に用を足せることでしょう。
・・・とは言え、以前よりは、こちら(寺)からの目が届きにくいのも事実。
そのため、住職より依頼を受けまして。
(注意喚起の)“看板”を、制作することになった訳ですが・・・
「文言は、どうしよう。。。」ということで、web徘徊。
以前から、感じていたんですが・・・
・・・よくあるコレって、嫌味…ですかね。
住職の要望は、「くだけた感じで」ってことでしたが・・・
・・・うーん、(お寺としては)どうなんでしょう??
結局、素敵な“webサイト”を発見し、“引用・加工”させていただき・・・
男性用(↑)で・・・
女性用(↓)。
・・・とにかく、キレイにご使用いただけることを、祈るばかりです。