スッカラカン

本年(平成27年)、宗勝寺は・・・

開山(お寺が開かれてから)“400年”の、節目を迎えまして。

 

そのため、「宗勝寺開山四百年記念事業 実行委員会」を、組織し・・・

昨年より、“丸一年”という期間をかけ、準備を進めてまいりました。

 

檀信徒の皆さま方に、ご協力願った「記念事業」として・・・

宗勝寺の(ほぼ)全ての、“仏像修復”を。

 

さらに、付帯事業として・・・

鬼子母神堂の、“改修工事”を。

 

“締めくくり”となる「記念法要」は、来月(6月)の14日。

 

この日を、華々しく迎えるために・・・

さらなる“附帯工事(?)”を、実行に移したのでした。

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当初の計画に無かったこととはいえ、この“丸一年”の中で・・・

私なりに、“成果”というものを、形に残すことが出来たのではないでしょうか。

 

今月末までに、すべての準備が完了予定。

久しぶりの“大仕事”で、充実感に満ち溢れていま・・・した。

 

数日前まで。

 

実は、大変ありがたいことに・・・

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地主さんより、上記の“土地”をお譲り下さる旨の、お話を頂戴しました。

結論から申せば、購入させていただくことに致しました。

 

現在、“地目変換”等の手続き中で・・・

契約は済んだものの、完全に名義が(宗勝寺に)変更されるのは、まだ先の事でしょう。

 

こちら、昔はお寺の“境内”だったそうです。

 

・・・旧来、お寺は広大な“敷地”を所有していました。

その一部を“田畑”として、農業従事者に貸借し・・・

収穫の一部を“賃金”に代えて、というパターンが多々ございました。

 

ところが、皆さまご存知の・・・

いわゆる、GHQによる“農地改革(解放)”が、あって。

 

・・・長い歴史から見れば、一時的に名義が移ったとも言える土地。

それを今回、お譲りいただいた訳です。

 

この、タイミングで。

 

ぶっちゃけ、出来ること全部やって「スッカラカン」の・・・

この、タイミングで。

 

こんな時、私は頭の中で・・・

「貧すれば、鈍す。。。」と、うわ言のように繰り返します。

 

この言葉、真実ですよ。

懐が苦しい時って、ロクなことしか考えられない。

ざっくばらんに言えば、“小銭”を稼ぎたくなる訳です。

 

いや、誤解の無いように言えば・・・

それが、「悪い」って訳ではなく。

 

うまく言えませんが、誰でも“長生き”はしたいに決まってますけど。

“長生き”を、目標にした途端・・・

人生って、つまらなくなるでしょ。

 

・・・地道に頑張って、早期の“借金返済”を目指します!

ついで

先日、青年会役員の皆さんが、うち(宗勝寺)にお集まりになった「ついで」に・・・

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鬼子母神堂の仏具(二畳台)の運搬を、手伝っていただきました。

 

改修工事中から、倉庫に仕舞いっぱなしでして・・・

ひとりで持つのは不可能ですが、このために人を呼ぶには気まずい、ということで。

 

“横の繋がり”に、感謝ですね。

 

「ついで」というと、(どちらかといえば)良くない印象でしょうか。

他のちょっとしたことをするために、何かを“利用”する、的な。

 

「ついで」は漢字で、「序で」と書きます。

“序”という字には、「順序・次第を立てる」という意味がありますから・・・

本来の意味を持たせれば、「タイミングよく、チャンスを掴む」という、“前向き”な言葉とも捉えられます。

 

(個人的に)「ついで」というものは、常に意識すべきだと思っています。

ただひとつの“目的”だけで行動するのは、“もったいない”と。

 

例えがお粗末ですが、小さいことを言えば・・・

部屋の隅の“ゴミ箱”に、ただゴミを捨てに行かない。

 

“往路”で、何が出来るか。

“現地”で、何が出来るか。

“復路”で、何が出来るか。

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・・・筍(タケノコ)の“旬”も、もう終わり。

 

最終段階として、素性の良いものは、“竹”にするために伸ばし・・・

細かったり曲がったり、密集してしまったものは、これを取り除きます。

 

先日も、“ノコギリ”で切り倒して廃棄、という作業をしておりますと・・・

小さな男の子たちが、うちに。

(3歳・5歳の兄弟だそうで、初対面です。。。)

 

「おうちの人は、ここにいること知ってんの??」という、私の問いに・・・

「知ってるよ!」と答えるも、こうなったからには目を離すわけにもいかず。

 

内心、「仕事になんねぇな。。。」と思いつつも、相手をしていましたが。

「オラァ、切ったやつ、ここに集めろー!」

 

・・・という訳で。

遊びに来た「ついで」、というやつですね。

 

しばらくして、ふたりを迎えに来た(たぶん)ひいお婆ちゃん。

「お世話になりました」との言葉に・・・

心の中で、「こちらこそ。。。」と、つぶやくのでした。

 

・・・この頃、やたらと“子ども(子連れ)”が、遊びに来ます。

 

うちの近所には、“公園”も“児童館”もありません。

私が子どもの頃は、小学校の“校庭”で遊ぶのが、定石でした。

 

学校に侵入し、刃物を振り回して暴れるような、“数名”のせいで・・・

校庭の門は、未だに固く閉ざされています。

 

“地域のコミュニティ”としての、お寺。

“防犯”との、バランス。

そんなことも、より考えていかなければならない時代なんです。

GW

「GW(ゴールデンウィーク)」真っただ中の、本日(5月4日)。

 

先日、いわゆる“半官半民”と揶揄されるような企業の方と・・・

とある“打ち合わせ”を、行っていました。

 

こちらとしても、それなりの期日を以て、作業を進めていただきたい。

ところが、そう揶揄されるだけのことはあって・・・

中々、こちらの希望通りにはいかない訳です。

 

やれ、「書類が。。。」とか。

やれ、「調査だ、設計だ。。。」とか。

 

結局、あらゆる方面に連絡させていただき、こちらの状況を伝えると・・・

工期が、「グッ」と短縮する始末。。。

 

それが、旧来の企業システムの“面白さ”と言えば・・・

それまでの、話。

 

・・・“愚痴”になってしまいますが。

 

様々な組織に連絡する中で、ほぼ全ての電話口から聞こえるのは・・・

「いやぁ、“GW”挟んじゃいますからねぇ。。。」

 

いくら、“タイムリー”だからとはいえ・・・

“カレンダー通り”の生活を送る人間が、どれだけ存在するというのでしょうか。

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昨日は、銚子市「妙福寺」さまへ。

“樹齢700年”の藤が、見頃。

 

「妙見宮大祭・藤まつり」として・・・

御神輿の渡御も行われ、境内が賑わいを見せました。

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また、この日行われた「千部会(せんぶえ)」に、出仕させていただき・・・

“午前・午後”と、読経・ご祈祷させていただきました。

→ 千部会①

→ 千部会②

 

また本日も、“日蓮宗千葉県東部青年会”の、役員の皆さんが・・・

朝から、うち(宗勝寺)に集まり。

 

青年会の、“最大行事”でもある・・・

「少年少女研修旅行“てらこや”」について、話し合いがもたれました。

 

次世代を担う子どもたちに、仏教の教えに触れる“研修”や・・・

お寺での、“共同生活(2泊3日)”。

 

子どもたちが心身共に、成長できるよう・・・

また、夏休みの“思い出”の1ページとなるよう、企画させていただきます。

 

“夏休み”の集客を狙うためには・・・

今からの準備では、遅すぎるくらい。

 

何とか、手分けして準備を進めておりますが・・・

私の担当は、“募集ポスター”ということで。

 

最初に作成した、「エヴァン〇リオン風ポスター」が・・・

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「とにかく、怖い」

「ホラー映画っぽい」

・・・と、大批判を喰らい、ボツ。。。

 

紆余曲折の上、最終稿として・・・

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今年は、このようなポスターを。

 

後日、改めて“募集要項”を、公開いたしますが・・・

「参加したい」という方。

「興味がある」という方。

「ポスターを貼らせてあげる」という方。

 

・・・ご連絡、お待ち申し上げます。

優しい人

本日の“スタート”は、早朝6時。

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「寺宿区」さまの、ご依頼により・・・

「三峯(みつみね)神社」にて、ご祈祷させていただきました。

 

「三峯神社」の本社は、埼玉県の秩父。

言わずと知れた、“伊弉諾尊(いざなぎのみこと)/伊邪那美尊(いざなみのみこと)”が・・・

お祀りされている訳ですが。

 

いわゆる、“眷属信仰”というものがございまして。

眷属(けんぞく)とは、“神仏の使い・使者・従僕”といえば良いのでしょうか。

 

お稲荷さんでいうところの“キツネ”のように、動物の姿をしていることも多く・・・

それに違わず、“ミツミネ”と言えば、その眷属は“山犬”。

 

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“猪鹿・火盗除け”として、ご利益があるとされ。

当「寺宿区」にて、火災が相次いだ際に・・・

師匠のお寺「浄国寺」の敷地を貸借する形で、こちらが勧請されたということです。

 

また、本日は“毎月一日”恒例の、「題目講」の日。

汗ばむ陽気の中、参加の皆さん、懸命に“お経・お題目”をお唱えしておりました。

 

終了後の、“茶話会”では・・・

“コイツ”のお蔭で、私が口を開かずとも、抜群の盛り上がりを見せてくれます。

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・・・思い返すに。

 

前回、少しだけ触れましたが・・・

私が宗勝寺の住職になったのが、“22歳”の頃だった訳です。

 

大学卒業とほぼ同時に入寺した、いわゆる“ぺーぺー”。

そんなタイミングでしたから、他のお寺にお給仕する経験もできず。

 

「オレ、ここで何したら良いの??」

・・・と、独り言を呟いた、住職初日。

 

そんな私は、「舐められないようにすること」で、精一杯で。

(うまく言えませんが)ルールを、“必要以上”に守ることで・・・

自分を、保っていたような気がします。

 

客観的に見れば、“融通が利かない”ヤツってのは・・・

臆病で、虚勢を張っているだけなのかもしれませんね。

 

・・・檀家さんが、腹割って話し始めるまで、“5~6年”掛かりました。

それが、“先代の息子”という立場でも、です。

 

「何とか、檀家さんと“信頼関係”を築けてきたかな。。。」

・・・って頃、私は“結婚”しました。

 

檀家さんが、嫁いできたばかりの妻に対し・・・

「私は、住職“なんか”より、アンタの味方だからね。。。」

・・・という言葉を“盗み聞き”してしまった時。

 

私は、誰もいない部屋で、ひとり・・・

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・・・ズッコケました。

 

“女子供”には、敵わない??

いやいや、私の周りには「優しい人」が、多いんですよ。

 

私は、幸せ者ですね。。。

成長

現在、地元(千葉県香取市)は、“田植え”の真っただ中。

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特に昨日は、“日曜日”ということもあってか・・・

(兼業農家は、休日に農作業をしますから。。。)

多くの田んぼで、田植え姿を見ることが出来ました。

 

普段“ゴロゴロ”してる婆ちゃんから、普段“ブラブラ”してる金髪兄ちゃんまで・・・

(すべて偏見です。。。)

家族総出の作業が、見ているだけで微笑ましいものです。

 

さて。

 

私事ですが・・・

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8か月になる息子が、“つかまり立ち”を始めました。

子どもの「成長」というのは、早いものですね。

 

最近、息子に会うためにお寺にいらっしゃる方が、増えてきました。

(こんな“お土産”まで、いただいちゃったり。。。)

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お寺ってのは、仏教(お釈迦さまの教え)とか・・・

それに伴った宗祖(日蓮宗の場合、日蓮聖人)の考えを、伝えるための場所であって。

 

でも、伝える側(我々)からしたら。

“タブー”ってほどじゃ、ありませんが・・・

言いたくても言えないことが、たくさんある。

 

言って、分かる人。

言っても、分からない人。

何が分からないのか、分からない人。

 

毎回“マンツーマン”じゃ、無い訳ですよ。

分からない人を、切り捨てるのか。

分かってる人を、退屈させるのか。

 

興味が無い人に、興味を持たせるのか。

興味がある人を、深みに引きずり込むのか。

 

どちらも、大事なのでしょうが・・・

どちらが、大事なのでしょうか??

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こちら、日蓮宗の公式“ゆるキャラ”の「こぞうくん」。

 

周りを見渡せば、現在お寺では・・・

様々な活動が行われ、開催されています。

 

本来の目的とは、異なるのかもしれません。

それが“ズレ”なのか、“ブレ”なのか。

それとも“方向転換”なのか、「成長」なのか。

 

私が宗勝寺の住職になってから、まもなく“丸11年”。

果たして私は、「成長」できているのでしょうか??

初午

昨日(3月31日)は、「初午(はつうま)」の日でした。

(平成27年の旧暦初午のことです。。。)

 

宗勝寺がある、千葉県香取市(佐原地区)は・・・

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画像のように、(利根川系)水運を利用して栄えた、商業の町。

 

古くからある町内で、それぞれに“お稲荷さん”を勧請したのは・・・

その時代の、“商人”を中心としてのことだったのかもしれません。

 

生まれた時から、この地に住んでいたとしても・・・

「お稲荷さん?どこに??」

・・・と仰る方も、いらっしゃるかもしれません。

 

年に一度、「(稲荷大明神のご縁日)初午」の日だけは・・・

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いたるところに、このような(5M程でしょうか)“のぼり”が立てられます。

 

私は毎年、「南横宿区」さまのご依頼で、“ご祈祷”させていただいておりますが。

やはり、こちらも・・・

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人がすれ違うことができないような、路地を抜けたところに。

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こちらの「笹+旗」は、参詣者が持ち帰るそうで・・・

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こちらの小さい“お宮”は、各家が次の「初午」まで預かるそうな。

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町内各家が、“ローテーション”でお祀りするシステムですね。

 

一昔前は、路地から人がはみ出るほど、“行列”ができたとか・・・

子どもたちが、一日がかりで「笹+旗」を集めて回ったとか。

(その際、お菓子や甘酒をもらいながら。。。)

 

残念ながら、現在はそのような隆盛は見受けられませんが・・・

それでも、脈々と信仰が伝えられています。

 

さて。

 

こちらは、師匠のお寺「浄国寺」境内(参道脇)の、“お稲荷さん”。

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町内(寺宿区)の有志が、日蓮宗の本山「日本寺(千葉県香取郡多古町)」さまの・・・

“豊田岡田稲荷大明神”を、分祀していただく形で、こちらに勧請。

つまり、(要請により)寺の境内地を貸借した訳です。

 

ところが、時代は流れ。

 

町内の方の口からは・・・

「なんで、ここだけは俺らが掃除しなきゃいけないの??」と。

(もちろん、“所有/管理”は、町内の方々になる訳ですが。。。)

 

話し合いの末、境内地が・・・

(上物をそのままに)寺に返却されたのが、“平成22年”のこと。

 

管理する権利を譲渡され、お宮の扉を開いた時・・・

その中身は、“空っぽ”でした。

(どのような経緯があったかは、知る由もありませんが。。。)

 

そして、この度・・・

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無事に、“改修”が完工。

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コンパクトになった祠は、実はまだ“空っぽ”のままですが・・・

ここ数か月のうちに、まず“再勧請”を。

 

来年の「初午」には、“稲荷大明神大祭”を復活する予定です。

ファミリービジネス

先日の予告通り、檀信徒研修会「知恩報恩」が・・・

IMG_0330多古町文化ホールにて開催され、スタッフとして参加してまいりました。

 

下記画像は、開会式の後に厳修された、“御報恩法要”の様子。

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参加者(約500名)に対し、“ご祈祷”も行われ・・・

法要終了後には、“高座説教”を拝聴。

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閉会セレモニーとして、少年少女有志による“合唱”と・・・

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・・・参加の皆さまは、有意義な一日を過ごすことが出来たのではないでしょうか。

 

ちなみに・・・

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うちのアレも、“出店依頼(?)”をいただきまして。

(料金は、すべて寄付させていただきました。。。)

 

・・・さて。

 

先日、テレビを見ていますと、いわゆる“お家騒動”。

「“〇〇家具”の、株主総会が行われ。。。」

・・・と、その決着が報道されたことは、皆さんもご存知のことかと。

 

「家族で揉めるなんて、悲惨だねぇ。。。」

・・・なんて、他人事では済まされません。

 

“同族経営・世襲制”の企業を、「ファミリービジネス」なんて言いますが・・・

一説によれば、世界の企業数の“約7割”は「ファミリービジネス」で。

 

さらに言えば、日本の「ファミリービジネス」の割合は・・・

なんと、“95パーセント”というから、驚きです。

 

僧侶の“婚姻”が正式に認められた、明治時代以降・・・

お寺の「ファミリービジネス」率は、きっと“超高確率”でしょう。

 

まぁ、どうでも良いんですけどね。

 

そんなことよりも、(お寺に関して)恐ろしいのは・・・

“完全家族経営”とも言うべき、外部遮断型の経営体制の、割合の高さ。

(うちも、まったくその通りですが。。。)

 

また、輪をかけて恐ろしいのが・・・

有資格者に対する、“経営者”の割合の高さでしょう。

 

こと“経営”に関しては、(我々の業界)勉強不足は否めず・・・

「経営=金儲け=恥ずかしいこと」

・・・という図式も、拭いきれていないのが、現状かもしれません。

 

話は、逸れましたが。

 

“完全家族経営”の、我々にとっては・・・

出来ることと、出来ないこと。

やりたいけど、出来ないこと。

皆んなでやれば、出来ること。

・・・と、様々なケースが、ございます。

 

上記(檀信徒研修会「知恩報恩」)のようなことも・・・

全てのお寺が、各お寺単位で出来ることではありません。

 

“見せる”ことは容易くても、“魅せる”ことは難しいのです。

スタート

先日、“満104歳”の方のご葬儀に、関わる機会を得ました。

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“明治生まれ”とひとくくりにしては、失礼な話ですが・・・

「明治→大正→昭和→平成」と、世の中の移ろいは、どうご覧になったのでしょうか。

 

「最近の若いもんは。。。」なんて、よく聞く言葉ですが。

見方を変えれば、その発言は・・・

世の中の流れに、ついていけなくなっているだけのことかもしれません。

 

私も、言われる立場から言う立場に、変わっていくのでしょうか??

時代の流れには、ついていきたいものですが。

 

さて。

 

季節は巡り、うち(宗勝寺)の“ソメイヨシノ”も・・・

「もう間もなく。。。」と、言ったところ。

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報道では、都内でも桜が“開花”したそうで。

 

(何とも味気ない話ですが)私が、“春”を実感するのは・・・

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車のタイヤを、「スタッドレス→サマータイヤ」に履き替えた時。

 

いずれにせよ、気候はめっきりと、春めいてまいりまして・・・

自然の摂理からしても、新たな「スタート」を切るには、良い季節なのかもしれません。

 

そういえば、昨年の研修会にてお世話になった「三升家う勝」師匠が・・・

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“真打”に昇進されたという話を、伺いました。

 

四代目「桂右女助(うめすけ)」を襲名し、素晴らしい「スタート」をお切りになった訳で・・・

(ほぼ)同郷の方の躍進に、期待を膨らませるばかりです。

 

落語の舞台のことを、“高座”といいますが・・・

その大元を辿ると、“高座説教”というものから派生したと言われています。

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特に、日蓮宗の“高座説教”は、有名で。

 

日蓮大聖人の御一代を踏まえながら語られる、伝統的な説教は・・・

特別な修練(詳細は割愛します)を積まなければ、行うことはできません。

 

・・・興味を抱いた、あなた。

 

なんと、明日(3月29日)。

檀信徒研修会「知恩報恩」にて、“高座説教”をご覧いただけます。


・・・“御報恩法要(動画は以前のものです)”も、厳修されます。

 

【檀信徒研修会「知恩報恩」】

主催:日蓮宗千葉県東部宗務所
共催:日蓮宗千葉県東部檀信徒協議会

会場:多古町コミュニティプラザ文化ホール
(千葉県香取郡多古町多古2855)

12:00~ 受付
13:00~ 開会式
13:10~ 御報恩法要
14:30~ 高座説教
15:45~ 閉会セレモニー

※入場無料/800名収容

 

お時間ある方は、ぜひお越しください。
(当日参加可能です。。。)

当たり前

先日、(それぞれ異なったタイミングで)3人の方に・・・

「お前、最近太ったな。。。」と、指摘されました。

 

しばらく体重計にも乗っていないので、否定も肯定もできませんが・・・

運動らしい運動をしていないのも、事実。

苦笑いを浮かべるのが、関の山だった訳で。

 

しかしながら、恐る恐る体重を測ってみると、まさかの“2キロ減”。

もはや、何が何だか分かりません。。。

 

こんな時、「都会は“スポーツジム”が近くにあって良いなぁ。。。」と、思ってしまいます。

でも、都会の方は「千葉に住んだら、“ゴルフとサーフィン”やり放題だ」なんて。

 

「隣の芝は青い」ってやつでしょうか。

 

まぁ、私の性格上「運動のために運動をする」というのも、実は苦手だったりしますので。

結局、運動を兼ねて(?)ということで・・・

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今年初となる、“草抜き”を。

 

運動と思えば、やってやれないこともありませんが・・・

やはり、この作業に精を出す時季が到来したかと思うと、辟易とします。

 

お参りの方にとって、お寺がキレイであることは・・・

私にとって、「当たり前」のことだと思っています。

 

でもやっぱり、当たり前は、当たり前ではないんですよね。

毎日(それなりに)元気で、飯食って、仕事して、風呂入って、寝る、ってのも。

 

「人から感謝されるようなことする」ってことが・・・

逆に、「人への感謝を実感する」ことになるのかもしれません。

 

境内の、(休憩用)石製テーブルを見ると・・・

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「ここで、子どもが遊んでくれてたんだな。。。」なんて、想像。

 

気持ちが、和みますね。

 

でも、それが“数か所”あると・・・

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「オイ、保護者、コラァ。。。」なんて。

 

とにかく。

 

境内を自分の足で、くまなく歩くことは大切なんです。

設備に不備があれば、すぐに気が付きますし・・・

(私にとって)新たな“インスピレーション”が湧くのも、この時。

 

(報告が遅くなりましたが)お蔭さまで、鋭意進められていた・・・

鬼子母神堂」の“(プチ)改修工事”も、つつがなく終了。

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内外にわたり、傷みの激しい個所は修繕されました。

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思い付きで、設置させていただいたのは・・・

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ポール型の、“賽銭箱”。

 

あとは、アレが完成したら、コレをこうして・・・

・・・という訳で、詳細はまた後日。

忙しい

「〇〇日の△△が終われば、“一段落”だからさ!」

「ゴメン、××日に◇◇の予定が入っちゃった。。。」

・・・ってのを、繰り返し。

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いつの間にやら、境内の“梅”の花も、満開となってしまいました。

 

同業(僧侶)の、皆さん・・・

・・・ご家庭は、“円満”ですか??

 

「寺ってのは、そんなもんだ」

「今時、週休二日なんて、公務員と学生くらいだ」

「仕事があるうちが、華だ」

・・・なんて、(我々の業界では)よく聞く言葉だったりします。

 

法務は、“先約優先”が当たり前ですが。

それが、“プライベート”と天秤に掛けられた際は・・・

恐らく、(ほとんどのケースで)“法務”が優先されてしまうのではないでしょうか。

 

冒頭の発言だって、「嘘つき」と言われれば・・・

返す言葉も、無く。

 

私の両親は、私が幼少の頃・・・

プライベートな“お出かけ”の際は、当日まで私に“秘密”にしていたそうな。

大人ならともかく、子どもには(いわゆる冒頭の“ウソ”は)理解できませんから。

 

さて。

 

こんなことを書きますと、私が「忙しい」のかと思われてしまいますが・・・

(決して)そんなことは、ございません。

 

食事も睡眠も、概ねきちんと取れていますし・・・

精神的な平穏も、保っていますから。

 

私は、人の性格に口を出せるほど、人間が出来ていませんが・・・

自分自身、確信が持てる“アドバイス”として申し上げるなら。

 

「忙しい」と、口に出さない方が良い。

 

「忙しい」とは、「心を亡くす」と書きますから・・・

物事に追われ、心の余裕を消し、人が離れ、すべてが中途半端になる。

 

・・・なんて、使い古されたような“理屈”の話ではありません。

 

私個人の感じ方かもしれませんが、「忙しい、忙しい。。。」という人は・・・

概ね、仕事が遅いだけ。

もしくは、段取りが悪い。

または、だらしない。

 

じゃ、「“忙しい”って言わなきゃ、仕事が早くなるのかよ」と、言われれば・・・

・・・もちろん、早くなりますよ。

少なくとも、「忙しい」と発言した分の時間は、詰められます。

 

古来、日本には“言霊(ことだま)”といい・・・

言葉に、“霊的な力”が宿るとされてきました。

 

自分の発言ひとつで、人が喜んだり、怒ったり。

そう考えれば、言葉にどれだけの力があるか、お分かりかと思いますし・・・

それは、自分に対しても同じことだと思います。

 

言葉に、“霊的な力”が宿ると信じ・・・

それが、“真実”となることを祈念して申し上げます。

 

「3月中旬になれば、“一段落”だからさ!」

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