チバラギ(笑)

例によって、昨今の行事報告をさせていただきます!

 

まずは11月7日、千葉県東部管内寺院の「顕彰参拝」が開催・・・

100名以上の参加者がありまして、スタッフとして参加させていただきました。

 

1か寺目、大網白里市「本山 正法寺」さま。

2か寺目、多古町「妙光寺」さま。

3か寺目、多古町「本山 日本寺」さま。

平たく言うと、「地元のお寺に皆んなでお参りしましょう!」というやつでして。

私自身は、ここ5年ほどバス添乗員を兼ねて・・・近年の、恒例行事です。

 

・・・以下、御会式(おえしき)シリーズです!

御会式とは、日蓮大聖人のご命日に際し、報恩感謝の誠を捧げる法要のこと。

 

今年は、第738遠忌の御会式。

ご命日(10月13日)前後に、全国各地の日蓮宗寺院でこれが厳修されます。

 

10月20日には、銚子市「妙福寺」さまの御会式に、出仕を。

また11月13日、多古町「能満寺」さまにて、出仕させていただきました。

うち(宗勝寺)の御会式は、10月6日に。

(今年から)御会式に伴い、大黒祭を厳修させていただく運びとなりました。

 

実は、昨年までは・・・役員さんと題目講の方々のみの、お声掛け。

少々寂しい御会式でありまして、「何とかしなきゃ」という思いがございました。

 

ちょうど今年の2月、荒行(第参行)を成満し、大黒相承を賜り・・・

(入行の折)檀信徒各位に、大黒さま(子大黒)を、お迎えいただいた訳です。

 

大黒祭では、檀信徒各家の大黒さまに、秘伝の沐浴をさせていただき、ご祈祷を。

初めての行事でしたが、何とか無事に勤められたことに、感謝です。

また、結果として大聖人へ手を合わせる方が増えたこと、これまた感謝です。

 

師匠のお寺「浄国寺」でも、(11月3日)同じ形式を採らせていただきました。

11月23日、匝瑳市「常福寺」さまの御会式をもって・・・

今年も無事、すべての御会式をお勤めさせていただくことが出来ました。

ありがとうございました。

 

さて。

 

うちの地元の方、下世話な言い方で言うと・・・チバラギ(笑)あたりでは。

七五三を、やたらと派手に行う風習がありまして。

 

結婚披露宴よろしく、ホテルの広間を利用し・・・

親族一同が会し、パーティなさることも、珍しいことではありません。

 

うちは、そこまで・・・しませんが。

長男、無事5才を迎えることが出来ました。

お参り&お祓いは、日蓮宗の本山などに赴くのも、筋かと考えましたが・・・

地元の神さまにご挨拶するのも、これまた筋かと思いまして、神社へ。

 

質問される前に、言っちゃいますが。

 

宗教儀式的なものは、当然私自身(僧侶)行うことが出来る訳ですけども・・・

自分・身内の場合は、他の寺社に依頼するのが、基本です。

 

・・・以上、マメ知識でした。

マイナスをゼロに

11月・・・カレンダーの残り枚数に、焦りを感じる今日この頃。

境内の柘榴(ザクロ)・・・今年は不作?台風による落下?

いずれにせよ、僅かな収穫を鬼子母神さまに、お供えさせていただきました。

→ 柘榴(ザクロ)と鬼子母神さまについて

鬼子母神さま・11月、と言えば・・・今年も始まりました、日蓮宗大荒行堂

我が千葉県東部管区からは、4名のお上人が志され、入行しております。

 

入行に先立ち(先月9日)日蓮宗千葉県東部修法師会、主催による・・・

一日行堂(荒行堂の一日を再現した行事)が、本年も開催されました。

 

会場となったのは、大網白里市「本山 正法寺」さま。

それにしても、昨年の今頃は・・・と思うと、何とも言えない気持ち。

各聖の、無事のご帰山を願うばかりですが。

 

入行から丸1年を機に、同じ釜の飯を食った仲間たちとの、再会。

第1回参行会、27名中24名という出席率の良さ!

神戸市「教福寺」さまに、お参りさせていただきました。

 

刺激、頂戴しました。

もうちょっと、頑張れそうです!

 

・・・翌朝、早起きして神戸の街を散歩。

Amazonプ〇イム「バチェ〇ー」に、ドはまりしていた妻は・・・

送った画像に、興奮(分かる人には分かる)してましたっけ。。。

 

さて。

事業報告です。

 

実は、アレは・・・

序章でしかなかった、という訳です。

最初は、こんな↑感じでした・・・今となっては、もはや忘却の彼方ですが。

掘って、基礎打って・・・

L型擁壁、埋め戻し。

分かります。

人の仕事って、何でこんなに面白いんですかね。。。

舗装して、完了!

・・・と思ったんですが、結構な段差が出来たため、追加工事でフェンスを。

・・・実は、この工事を志したのは、ちょうど10年前。

土地の境界査定なんかまでは、当時済ませたのですが。

 

どうしても、後回しになってしまうんですよね。

こういった、地味・・・というか、マイナスをゼロにする作業って。

 

正直、心配のタネがひとつ消え、ホッとしています。

北側墓地使用者の皆さまにも、ご心配をお掛けしました。

 

土砂流出により使用不可となっていた、墓参用水道も・・・

今回の土留め工事を機に、新規設営いたしましたので、ご利用ください。

覚悟と準備

10月も、半ばになってしまいましたが・・・

9月の行事報告、です!

 

1日、恒例の題目講に始まり・・・

6日には、匝瑳市「朗生寺」さまにて、放生会(主催:千葉県東部修法師会)を。

→ 題目講(宗勝寺HP)

→ 放生会(ほうじょうえ)とは

8日には、師匠のお寺「浄国寺」の、七面大明神大祭に出仕。

(残暑真っ盛りの)屋外行事でしたが、約50名の参列を賜りました。

→ 七面大明神大祭について

12日には、八千代市「長妙寺」さまの年中行事、痔の呪い(まじない)へ。

朝から夕方まで、多くのご参詣がございました。

→ 痔の呪い(まじない)とは

21日は、多古町「能満寺」さまの彼岸会ならびに七面大明神大祭へ。

 

永仁5年(1297)年 9月19日(旧暦)に、日朗聖人が七面山登詣し・・・

七面大明神を、お祀りしたことから・・・この日が、七面さまのご縁日と。

 

当山や浄国寺(前述)でも、9月に大祭を開催しているという訳です。

23日(お彼岸の中日)には、都内目黒区「妙見寺」さまの、彼岸会へ出仕。

暑さ寒さも彼岸まで・・・という言葉が通用しなくなっている、今日この頃。

先般の台風(15・19号)然り、自然のストレスには参ります。

 

(宗勝寺に関しては)19号は、15号ほどの被災は、ございませんでした。

実際、雨風ともに「15号>19号」だったのは、確かですけども。

 

今回の無事は、覚悟と準備の差だったのかなぁ、と。

強いて言えば、情報というものの恐ろしさを、垣間見た気がします。

 

・・・例えば、SNSなんかを見てますと。

 

窓ガラスに、養生テープを貼り台風に備える方が、多く見受けられ・・・

次のフィードには、その危険性が訴えられたりしている訳です。

要約するに、テープに補強の効果は無く、むしろ(圧力集中のため)弱くなる。

飛散防止にはなるが、破損時には塊となって飛んでくるので危険、とのこと。

 

また、(地元では)利根川の氾濫警戒による避難勧告が、発令・・・

その際、「〇〇のところ(近所)まで、水が来ている!」なんて情報が。

 

これが、まさかのデマでして。

 

しかしながら、これらの情報が正しいかを判断するのは・・・

平常時ならともかく、というやつですわ。

・・・先日、38歳に。

アラフォーにして(健康診断では)人生初(?)のオールA評価!

 

「健康のためなら、死んでも良い」なんて言葉が、ありましたっけ。

タバコを止めて7年・・・飲めないお酒も、飲まないと決めました。

 

しかしながら、この結果に惑わされること無く・・・

健康第一、これからも精進してまいります。。。

かすり傷

去る9月9日に上陸した、台風15号の影響により・・・

被害に遭われた皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

 

かくいう当山(宗勝寺)も、千葉県に籍を置きますので・・・

当時の状況としては、報道で皆さまが知るところでございます。

雨漏り(本堂)・屋根瓦(客殿)の損傷。

カーポートの一部は、どこかへ吹き飛び・・・

宗勝寺古墳の竹は、数十本が倒れてしまいました。

周りが、あれだけの被害を被る中・・・この程度の、かすり傷。

 

不幸中の幸いではありますが、被災慣れしていないせいか・・・

それなりに、大変な思いはさせていただきました。

 

人はなぜ、失ってからでないと、気付くことが出来ないのか。

 

そんな、ありきたりなことを考えながら、原状復帰に邁進しておりました。

過ぎてしまえば(うちは)たった4日間ですが・・・正直、停電はキツかった。

営業中のホームセンター、薄暗闇&NO Musicは・・・不気味。

 

それにしても、あれだけ竹を切った後にして・・・

(場所は違いますが)また、1トン近くの竹を切るはめになるとは。

今回は自力(軽トラ)で、市のクリーンセンターへ搬入。

何とか、9月中にすべての処理を終わらせることが出来たので、一安心。

 

・・・と、言いますのも。

明日(10月1日)からは、処理代金の大幅値上げが。

 

100kgまで無料、という恩恵に、今まで助けられてきましたが・・・

今後は受益者負担、というやつです。

 

さて。

 

受益者負担を公平と、プラスに見るか・・・

はたまた損得勘定と、マイナスに見るか。

 

受益者負担は、お寺の運営管理と照らし合わせるのは、難しいかもしれません。

そもそも(収入源の大半を占める)お布施は、労働の対価ではありませんし。

 

しかしながら、護持会費(ごじかいひ)の使途なんかは・・・

いずれか、受益者負担の風潮が、強くなっていくのかもしれません。

 

「お寺/檀家」の関係をお持ちの方は、ご存知かと思いますが・・・

護持会費とは、いわゆるお寺の年会費のようなものでして。

 

読んで字のごとく、用途としては、お寺を護(まも)り持(たも)つため。

 

「境内墓地=境内の一部」と考え・・・

墓地の清掃管理などに関する費用を、項目に挙げるお寺も、あるでしょう。

 

霊園墓地使用者からの意見を鑑み、「護持会費/境内墓地管理費」と・・・

項目を分けた(請求に変更)ご住職の話を、耳にしたことがあります。

 

宗勝寺の墓地管理は、住職自ら汗を流すことで、賄っておりますが・・・

いずれ(私が老いた時??)は、どうなることやら。。。

子育ては、難しいです。

てらこやの文集、今年も発送完了・・・ホッとします。

「夏休みの思い出は、夏休み中に手元へ。」

・・・という、歴代先輩の流れを汲ませていただいております。

 

8月の行事は、8月中に・・・

と思っていましたが、1日遅れの更新を、お許しくださいませ。

 

8月4日は、当山(宗勝寺)の施餓鬼会でした、

→ 施餓鬼会(せがきえ)とは

前半に施餓鬼供養、後半にお盆塔婆供養&新盆供養、という流れ。

今年も、約70名のご参列を賜り・・・良い汗かかせていただきました。

 

8日には、香取市「浄蓮寺」さまの施餓鬼会に出仕。

この頃、ちょいちょい写真を撮り忘れるなぁ。。。

お盆を明けて、16日は師匠のお寺「浄国寺」にて、施餓鬼会を。

約130席+立ち見(?)数名、満堂にての厳修となりました。

翌17日は、成田市「東光寺」さまの施餓鬼会へ。

一座目に新盆・二年盆の方、二座目に一般檀信徒の方が、ご参列なさっています。

24日には、多古町「能満寺」さまの施餓鬼会に出仕。

これにて、お盆関連行事は一段落です。

また、29日には多古町峯「妙興寺」さまにて・・・

日蓮宗千葉県東部修法師会主催の、研修会(動画は、過去のものです)。

以上・・・8月でした。

 

対外的なもののみ、書かせていただきましたが、いかがでしょうか??

・・・って言われても、アレでしょうけど。

 

これらに、例によって棚経やら、個人的な法務(法事・ご祈祷 etc.)・・・

作務(いわゆる掃除です)・その他、諸々と。

 

やはりお盆月は、お坊さんにとっては、繁忙期と言わざるを得ません。

 

(もちろん、うちもそうですが)お寺の多くは、家族経営の自営業ですので・・・

良いところもあるのでしょうが、やはり犠牲になる部分も多いものです。

 

私自身、経験してきた部分ですので、余計に不憫に思ってしまうのですが・・・

どうしたって、子どもが犠牲になる部分はあります。

今は、遊び半分で手伝ってくれていますが、いつかは・・・でしょうか??

 

罪滅ぼしに、バースデーパーティだけは、贅沢にやってやります。

(画像だけ)切り取って見ると、良い部分しか見えませんが・・・

実は、お盆中に生まれた次男は、誕生日当日は、スルー。

長男(同じく8月生まれ)との、合同開催だったりします。

 

5歳になり、物事の道理が少しずつ分かってきた長男は・・・

一般家庭とのズレに気付き始めているのか、否か。

 

何だか、この頃・・・ひねくれることが、多いような気がします。

それが原因かは、分かりませんが。

昨日(8月31日)、夏休み最初で最後のお出かけ(恐竜博2019 @上野)に。

 

子育ては、難しいです。

でも、全力でやってます。

中々、楽しいもんです。

千里の道も一歩から

本日、8月15日・・・午後7時。

お盆の終わりを告げるように、強風と大粒の雨が降ってきました。

お盆には、ご先祖さまが(この世に)帰ってくるという考えから・・・

私たちは、尊い客人をお迎えするにあたり、おもてなしをする訳です。

 

その方法は、多種多様ですが・・・

代表的なものとしては、やはり精霊棚(しょうりょうだな)の設置でしょうか。

精霊棚の御前にて、ご回向仕ることを棚経(たなぎょう)といい・・・

それが、お盆の街中に・・・お坊さんが出没する理由であります。

 

やっぱり、期間が限られますから、そうなる訳ですが・・・

かくいう私も、本日までそのような立場にありました。

 

スタートは、8月7日でした。

 

一日あたり、20~50件のお宅に、お伺いしています。

長いようで短い、短いようで長い・・・お坊さんの、夏。

 

いつまで、この過酷な肉体労働に耐えられるのかと・・・

少しでも頭によぎろうものなら、不安に駆られますが。

 

今年も、大きなミスなく、務めさせていただきました。

ありがとうございました。

棚経中に、数人の檀家さんより・・・

「墓地の裏、キレイになったねぇ!」と。

 

・・・そうそう、竹やぶをバッサリ、やりまして。

Googleマップですと、この部分ですね。

・・・ちなみに、元々は(ここ一帯が)こんな感じでした。

こちらは、開墾途中の画像ですが・・・

JRの線路際ですので、鉄道ファンには、たまらない感じでしょうか??

檀家さん「知り合いのお墓が、木に被さっちゃって・・・」

私「あぁ、そうなんですね・・・掃除も大変でしょう」

檀家さん「紹介してくれません??」

私「??」

檀家さん「同じ、業者で良いんで」

私「いや、私です」

檀家さん「??」

私「切ったの」

・・・という訳で、1か月半(6月頭~7月半ば)ほどかかりましたかね。

一日、1時間でも2時間でも時間をつくれたら、作業してました。

 

本当でしたら、処分まで自分で済ませようとしたんですが、タイムオーバー。

お盆に、この醜態を晒すまじと思い・・・処理業者さんにお願いすることに。

重機&4トン車ピストンで、まる一日作業。

総重量7トンと聞いた時には、我ながらビックリ。。。

 

千里の道も一歩から、ってのは本当ですね。

棚経も(リスト見た時は)ナーバスになりますけど、1件また1件と。

 

またひとつ、お寺に関わって、良い経験させていただきました。

・・・感謝、感謝です。

それにしても、見晴らし最高になりました!

利根川河川敷・道の駅・市役所などなど、一望です。。。

刺激と攻め

6月も、行事が目白押しです。。。

 

まずは、6月3・6・18日と、3日間にわたり行われたのは・・・

日蓮宗千葉県東部青年会による、寺院参拝。

青年会OBのお寺にお伺いし、読経・・・

行事等、ご協力のお願いや賛助、賜ります。

 

さらに、青年会(に法要出仕依頼)行事が続きますが・・・

6日には、多古町「法眼寺」さまの施餓鬼会に出仕。

同日午後より、多古町「妙光寺」さまの三大竜玉神例祭法要に、出仕を。

宗勝寺でも、6月13日には年中行事、開基第404遠忌法要を。

法要に先立ち、役員総会も行われ、護持会決算承認など討議されました。

→ 宗勝寺開基(お寺が開かれる際の重要人物)須坂藩初代藩主 堀直重公について

 

雨が降ったら・・・事務作業。

来る、お盆関連行事の書類製作も、今年はバッチリです。

境内の梅も、今年は豊作でしたよ!

うちは・・・ひと瓶だけ、梅シロップに。

あとは、(数件の)檀家さんにお分けしてます。

6月は毎年、会議も多く・・・振り返ると、アッという間。

毎日をこなしていくのが精一杯、というのが正直な所。

 

・・・なのですが。

 

今年は、色々と刺激を受けることが多く・・・

一歩、踏み出してやろうと、もがいております。

 

その、刺激というやつは(小出しに)紹介していこうと思っておりますが。

宗勝寺の境内をご活用いただき、スーパーの移動販売が来るようになりました。

結構何でも揃ってるんで、ビックリ。

 

週2回、独特のテーマソングを流しながら、やってくる訳ですが・・・

近所のお婆ちゃん、「何も買うもん、無ぇわ」といいつつ、カゴは一杯。

 

思い返せば、私が子どもの頃(34~5年前)・・・

実家の裏手で、八百屋さんの移動販売車が、来てましたっけ。

 

その後、スーパーが出来る・・・で、八百屋が潰れる。

スーパーが、移動販売を始める・・・という、数奇な運命を感じますが。

 

・・・ニーズ、あるんですね。

 

あ、当然ながら、お寺に(直接的な)メリットがあるとは思ってません。

仏教とか布教とかに、無理やりこじつける気も、さらさらございません。

 

しかしながら、4年前の工事の際に志した思いとして・・・

地域の皆さまに、境内をご活用いただきたいという考えは、ブレておりません。

 

まぁ、私なりに思った訳です。

「スーパー、攻めてんな」と。

 

これ、刺激のひとつです。

 

私の、攻めの姿勢も、小出しにしてまいります。

形になるまで、手の内は明かさない・・・とだけ、言っておこう。

 

入寺式

地元3か寺の入寺式に、関わらせていただきました。

 

入寺式とは、お寺に新しい住職が入る式典のこと。

入寺奉告式とか、法燈継承式、(本山の場合)晋山式なんて言い方もあります。

 

まずは3月30日、匝瑳市「長福寺」さま。

4月6日には、香取市「大相寺」さま。

そして5月6日、東金市「妙宣寺」さま。

式典のスタートは(上記画像のように)新住職が行列をなして、お寺へと。

堂内では、住職としての辞令を受け、仏祖三宝に住職としての誓いを奉告。

 

・・・その中でも、やはりメインといえば、このシーン。

この、払子(ほっす)という仏具が、住職としての証であり・・・

これを受け渡された際の、新住職の表情と言ったら。

 

責任・緊張・感謝・興奮・不安・喜び・・・

様々な感情が入り混じっていることでしょう、何とも言えないものがあります。

私の入寺は、今からちょうど丸15年前、22才の時でした。

 

そんな訳で、(住職という立場での)先輩面をさせていただくならば・・・

住職になると、今までの2倍は、大変なことがあると思っていただきたい。

 

そして、今までの100倍、面白くなるとお伝えしたいです!

 

私のつたない経験上ですが、お寺を見れば住職の姿勢が分かります。

住職が変われば、お寺の雰囲気も変わります。

 

3か寺とも、より良いお寺になっていくことでしょう。

 

じゃあ、お前の入寺の時はどうだったのか、と聞かれれば。

・・・実は私、入寺式をしておりません。

 

当時の私は・・・右も左も、分かりませんでした。

いや、上も下も前も後ろも、分かりませんでした。

 

入寺式なんて、見たことも聞いたこともありませんでしたし・・・

そういったことを教えてくれるような人間関係も、ありませんでした。

 

言い訳がましいですが、そんな感じです。

 

もちろん、最低限の人たちに挨拶はさせていただきましたが・・・

入寺式、という括りで言えば、やっていないということです。

 

SHUSHOJI Blogしかり、私の法話しかりですが・・・

私は口酸っぱく、区切り・慣習・行事を大切に、と言い続けてきました。

 

今や、何でも簡素化、簡素化で・・・

結婚式や葬式まで、行わない方も増えてきている世の中です。

 

絶対に、後悔する。

正確に言えば、後悔する時がくる。

 

やらなかったらやらなかったで、どうなる訳でもないかもしれません。

しかし、取り返しがつかない場合も、有ったりする訳です。

 

少なくとも私は、入寺式に関わるたびにそう思うし、今後も思い続けるでしょう。

GW & 千部会シリーズ

今年も、5月のスタートは・・・1日の早朝6時半。

寺宿区に勧請の、三峯(みつみね)神社にてご祈祷仕りました。

過去、本社(埼玉県)より分祀されてより、毎年この日にご依頼を賜ります。

朝イチ、町内有志各位にて清掃奉仕の後・・・ご祈祷です。

 

また、毎月一日といえば、宗勝寺の題目講開催日。

参加の皆さん、お越しになるまでに・・・長男とタケノコ堀り

もう、旬も終わりですね。

 

さて。

 

この時期、日蓮宗寺院では「千部会(せんぶえ)」シーズンとなります。

私が出仕させていただいた、3か寺・・・まとめました!

 

まずは、去る4月3日多古町「妙光寺」さま。


(動画は、以前のものです)

 

千部会とは、「千回お経を読む法要」との直訳の通り・・・

たくさんの読経の功徳を以て、ご祈願・ご供養をする、という趣旨。

 

4月7日は、師匠のお寺「浄国寺」にて。

私の荒行堂入行・成満関連行事の都合上、延期していた・・・

「豊田岡田夫婦稲荷大明神大祭」も、この日に同時開催させていただきました。

時系列がメチャクチャなので、まだ髪とヒゲが。。。

5月5日は、銚子市「妙福寺」さまへ。

北辰妙見大菩薩の御神輿も、これに併せ渡御されました。

参詣者はもちろんのこと、観光の方も大勢見受けられまして・・・

山務員さん、(2人がかりで一日中)ご首題(御朱印)帳の染筆されてました。

 

伺うに、「昨日は、200くらい書きました」とのこと。

あるお上人が仰るには、某本山では8人態勢で対応しているとか。

 

「平成→令和」だとか、「10時間待ち」だとか、「メルカリに」だとか・・・

何やら、盛り上がっているようですが。。。

 

今年のGW(ゴールデンウィーク)と言えば、10連休・・・

皆さま、いかがお過ごしでしたでしょうか??

 

ひと昔前は、坊さんのGWって、結構ヒマだったんですよ。

「GWに法事やります」なんて言ったら、親類縁者からバッシング受けた訳です。

 

旅行なんか計画しているご家庭も、多いですし・・・

(うちの地域では)農業従事者は、「GW=田植え」でしたから。

 

ところが、今や法事のメインは、家族単位。

また、田植えは事前に済ませ、GWを有意義に過ごす方が多くなってきました。

 

・・・そんな訳で。

 

GW、家族サービス出来なかったなぁ。。。

罪悪感すら、感じます。

 

唯一のお出かけは、地元のショッピングモール。

ちなみに画像は、ショッピングモールに飾られていた、長男の絵。

題して、「ママ」。

 

まつ毛とチークが、秀逸ですな。

ひいき目に見ても・・・うちの子がダントツ、上手でした。

断髪式

休日になると、境内には近所のKidsたちの姿が。

Kids「久しぶりー!」

私「おう!」

 

そう・・・荒行堂入行の関係上、彼らと会うのは約5か月ぶり。

身体的な成長に加え、言葉使いも成長しているように感じました。

 

Kids「髪、伸びてる!ヒゲもー!」

私「でも、もうすぐ切っちゃうんだよ、前みたいに。」

Kids「えー、こっちの方がカッコ良いよー!」

私「・・・・・・」

 

以前更新のBlog画像の通り、修行中は髪の毛やヒゲに、刃物を当てません。

入行前に剃髪(髪の毛をそること)し、そのまま100日を過ごす訳です。

 

その理由については、諸説ありますが・・・

髪やヒゲを剃る暇もない、という説が一般的かと思います。

先般、長男に手伝って(?)もらいながら・・・

無事、断髪式を行うことが出来ました。

 

4月8日(お釈迦さまの誕生日)の断髪が、スタンダードでしょうか。

私の場合、初行・再行(1回目・2回目)の時も、この日でしたので、今回も。

 

2月10日の成満後、修行僧としての行事(帰山式国祷会など)に、出仕。

行事終了のタイミングで、断髪する者もいます。

 

成満して100日後、なんて話も聞いたことありますが・・・

私の場合、早く切りたくて切りたくて、しょうがなかった。

 

・・・なぜか。

 

まずもって、法務の時なんか・・・

一見さんや、ご無沙汰の方(檀家外)の、私を見る目。

 

「あーはいはい、お坊さんつっても、最近はね、、、」とか。

「あーこいつ、前はアレだったのに、洒落っ気付いて、、、」とか。

 

私の、被害妄想・・・かもしれませんが、そう感じてしまう訳です。

何ら、やましいことも無いのに、言い訳がましく説明するのも、次第に面倒で。

 

そういえば、以前・・・

不特定多数の方と、食事の席についた時の事。

 

私に対し、お酒を召した中年男性が、仰る訳です。

「なんか、坊さんらしくないよねぇ、髪もそんなだし」なんて。

 

私は、前述の理由から「アハハ」と、笑って済ませようとしたところ・・・

(事情を知っている方が)隣からカットイン、血相を変えて反論なさる。

 

「こ、この人はねぇ!大変な修行から、帰ってきて#$%△●×」と。

結果、酔っ払いも私も、気まずくなるという始末。

 

単純に、寝癖を整えるのが大変だ、とか・・・

法衣が、似合わない(主観です)という理由もあります。

 

とにかく・・・スッキリしました。

 

ちなみに、当Blogは有髪の僧侶をdisるものでは、ございません。

しかしながら、そう感じたなら「アハハ」と、笑って済ませて下さい。

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