交通安全ステッカー

先般、発表させていただきました「宗勝寺 郵送祈願」。

お陰さまで、様々な反響をいただき、ありがたく思っております。

IMG_20141015_094130

今回は、私がこのような企画を始めるにあたり・・・

その“きっかけ”を、書きたいと思います。

 

「交通安全ステッカー」って、ご存知でしょうか?

お寺・神社で、“交通安全”のお祓いを受けた際にいただける、アレ。

 

そう、車の“リアウィンドウ”なんかに、よく貼ってありますから・・・

“信号待ち”の時に、よく目にするかもしれません。

 

「“交通安全ステッカー”って、何であんなにダセぇのかね。。。」

・・・なんて言葉を、耳にしてしまいまして(-_-;)

 

じゃ、宗勝寺“オリジナル”のものを、ってことで・・・

「交通安全ステッカー」を製作したのが、4年前のこと。

思い返せば、その時はその時で、頭を悩ませた記憶があります。

 

まず、周囲(後続車)へ“注意喚起”してナンボですから、目立たなくてはいけません。

しかしながら、私もかなりの“クルマ好き”なので、気持ちがよく分かるのですが・・・

クルマ自体の“デザイン・雰囲気”を邪魔するものなんか、貼りたくない訳ですよ。

 

もちろん、一見して「交通安全ステッカー」だということが、“老若男女”にも解らないといけない。

色々と考えた結果、このような“デザイン”で完成。

DSCN1

コンセプトは、「目立たずに、目立つ」という矛盾。

 

日蓮宗のご本尊“法華曼荼羅”を中央に配置し・・・

リアウィンドウに貼ることを考慮して、“黒色ベース”にて仕上げました。

 

・・・で、これを当時の“ブログ”で、発表。

 

これは、“交通安全”のご祈祷の際に、御札と共に差し上げていたものでした。

平たく言えば、“ブログ”でも「売り物じゃ、無ぇよ」と。

 

ところが、“問い合わせ”がある訳です。

 

単純に、“プレゼント”した時もありました。

近年は、「あげるから、近所の“募金箱”にでも、お志をお願いします」なんて。

 

・・・そんな、「“中途半端”な形で、ご依頼を承るのはやめよう」と。

また、多くの方に「できるだけ“お気軽”に、ご祈願のお取次ぎをさせていただこう」と。

 

この「宗勝寺 郵送祈願」を始めるにあたり、“新デザイン”の「交通安全ステッカー」も、製作。

DSCN3

私らしく、かつてない、“くだけた”感じのヤツを(^^;)

 

こんなもんでも、結構がんばって考えたんですよ。

DSC_0690

(ホイール部分が、日蓮宗の“宗章紋”ってのがミソですかね。。。)

 

堂々と、「This is お守り!」ってのは、結構“こっ恥ずかしい”って方も、多いんです。

でもたぶん、“気持ち”はあるんです。

 

・・・そんな方たちにも、ぜひ“お気軽”に。

 

PS. お送りさせていただく際には、オリジナルの“台紙付き”で、送らせていただきます!

DSCN2

DSCN4

絶対に儲かる話

お坊さんの仕事って、一言で言えば・・・

「“布教”すること」なんですよね。

 

つまり、それぞれの“宗教・宗派・経典”の教えを、弘めること。

皆さんが、豊かで幸せな日々を送っていただけるような“価値観”の、ご提案・・・

・・・と言いますと語弊があるかもしれませんが、“ニュアンス”だけはお分かり頂きたいと思います。

 

「布教 = “説教”」に限った話じゃありません。

それは、学校で習うことだけが勉強じゃない、ってのと同じこと。

 

そのためには、あらゆる方面から人と向き合わなければいけないのでしょうし・・・

またそれに加えて、その人の“人生”の節目節目において、お付き合いする存在でもあります。

それこそ、「ゆりかごから墓場まで」ってやつ。

 

結婚式の“プランニング”や、新郎新婦への“アドバイス”などを行うのが「ウエディングプランナー」で・・・

映画やテレビ番組などの作品の、製作全体を“統括”するのが「プロデューサー」。

 

・・・それどころじゃない。

お坊さんは、人生の「トータルコーディネーター」です。

 

「良い」とか「悪い」とかじゃないんです。

こんな「面白い」仕事、他にあったら教えてください。

69 書道をしている様子

しかしながら、そういった活動をするためには、やはり日々勉強ですね。

前回の話じゃありませんが)実は我々の業界、嫌になるほど“研修会”ってものがあります。

 

・・・以前、「どんな人の話を聞きたい?」と、講演内容を討議する“会議”がありまして。

私、ある“業種”が、これからの寺院経営に役立つと考え、その旨の発言をしましたところ。

「お前、訳の分からないこと言うな」と、一蹴。。。

 

やっぱり、我々の研修会における“スタンダード”って・・・

なぜか、偉いお坊さんの“講演”を拝聴する形式が、圧倒的に多いんです。

 

webにも絶対載ってないような特殊分野の研究をなさってる、“学者系”のお坊さんの話、とか。

また、「俺はこんなことやってきたぜ」なんていう、“ノウハウ系”のお坊さんの話、とか。

 

悪い言い方をすれば、「あぁ、こういう方もいらっしゃるんだなぁ。。。」と。

そんな感覚も、よくよく考えれば・・・

そもそも、坊主が坊主の話聞いたって、面白い訳ないんですよね。。。

 

結局、本当に興味がある人は・・・

お金を払って、一般開催されている“講演会”に行っている始末。

 

まぁ、「絶対に儲かる話」なんてものは、無いんです。

仮にあったとしても、間違いなく人には教えないでしょうから。

1 14 15 16