煤払い
先日、多古町「能満寺」さまにて、「星祭り」に出仕させていただきました。
私たちは、“性別・年齢”によって“星回り”というものが決められます。
一生の間には、必ず良い時期と悪い時期があり・・・
これを、いわゆる「“星回り”が良い/悪い」と、いう訳です。
“星回り”が良い方は、より良い年であるように・・・
また、悪い方は無事であるようにご祈祷させていただくのが、「星祭り」という行事です。
この「星祭り」が開催されるのは、“冬至”のこと。
毎年ながら、これが終わりますと・・・
いよいよ、本格的な“大掃除 & 正月準備”に取り掛かる訳です。
現代の住宅には、“竈(かまど)・囲炉裏(いろり)”も無いでしょうし・・・
“薪・炭・ロウソク”も使わないでしょうから、そもそも“煤”なんか出ませんよね。
・・・もちろんそれは、屁理屈であって。
「煤払い」が現代の“大掃除”だということは、皆さんご承知の通り。
「煤払い」は、“12月13日”に行うのが習わし。
この日に江戸城で「煤払い」していたことが由来だそうですが・・・
今でも“お寺・神社”では、この日に「煤払い」するのをニュースでも、目にします。
「煤払い」も“大掃除”も、考え方は同じ。
生活上、必要に迫られてするような行為ではなく・・・
新年を迎えるに当たっての、いわゆる“お清めの儀式”ですよね。
お正月には、皆さまのお宅に、“神さま”がお出でになる。
そのための準備(飾り付け)をするには、まず家中をきれいにしないといけない。
逆に言えば、きれいでないお宅には、“神さま”がいらっしゃらない、ということ。
・・・“外回り”に関しては、今年もコイツが大活躍。
実内に関しては、今年は“寺務所”から手を付けました。
くつろぎ・・・もとい、“打ち合わせスペース”もご覧の通り。
(ビフォーアフターやる余裕は、ございませんでした。。。)
・・・「物を探す」という行為は、何の“付加価値”も生みません。
一般的な人間は、「物を探す」ことに、“年間150時間”を費やすそうな。
これ、一日8時間労働の人にすれば、“約19日分”のこと。
つまり、経営者は社員に対し・・・
一か月分の給料を、その“ムダな行為”に支払っているという訳です。
そんなことから、私・・・
普段から“整理整頓”には、人一倍気を付けているつもりだったんですが。
それでも、(ゴミが)出るわ出るわ。
おかげで、少しはきれいになったでしょうか。。。