産屋明け

先日、檀家さんが「産屋明け」して、“初参り”にいらっしゃいました。

 

「産屋明け」ですが、(うちの地元の)読み方は“おぼやあけ”。

“おびやあけ・うぶやあけ”と読む場合もありますし、“産屋明き”という地域もあったり・・・

通称“おぼや”なんて、言ったりもします。

 

“お産”は病気ではありませんが、それによって母子ともに命の危険にさらされる訳です。

そのため、語弊があるかもしれませんが、特に“神道”の考えでは・・・

“お産”は、忌むべき“穢(けが)れ”の意味を持ちます。

 

「産屋明け」は、その“穢れ”が明ける(終わる)こと。

“地域・男女”によって、差はありまして・・・

生後“21・22・23・31・32・33・75・100・110日 etc.”と、かなり多様。

 

「産屋明け」して、地域の神社(神様)にご挨拶に伺うのが「お宮参り」で・・・

菩提寺に行って、神仏にご挨拶する場合は、「初参り」といいます。

 

・・・まずは無事に出産できたことを、宗勝寺のご宝前に報告し、“御礼言上”を。

その後、お子さんの“発育増進・身体健全”などを願い、ご祈祷させていただきました。

 

最終的に、私は・・・

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・・・“カメラマン”になりました(-_-;)
(画像、左下に注目。。。)

 

今回いらっしゃったのは、以前“安産祈願”にお見えになった、檀家さん。

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画像は、妊娠中に妊婦さんのお腹に巻く、“腹帯守り”。

こちらをお授けして、ご祈祷した訳ですが。

 

その時印象に残ったのは、旦那さん。

終始、寡黙。

難しい顔をして、真剣すぎるほど真剣にご祈祷を受けてらっしゃいました。

 

それが、今回の「初参り」では、デレッデレ。。。

皆さん、お帰りになった後・・・

「旦那さん、あんなキャラだったんだね」と、我が家の話題に上ったくらい。

 

よくよく考えれば、今回いらっしゃったのは・・・

うちの息子と1か月違いの、“同級生”。

 

「人のふり見てわがふり直せ」という訳では、ありませんが・・・

私もせいぜい“親バカ”と言われぬよう、気を付けたいと思います(^^;)