オブツナサマ
昨日(12月1日)は、今年最後の“題目講”の日でした。
参加の皆さまと、宗勝寺の御宝前にて今年一年間の御礼を申し上げるとともに・・・
私からも、参加の皆さまへ御礼を申し上げた次第です。
「読経→唱題(“南無妙法蓮華経”のお題目を、唱えること)→法話→茶話会」
・・・というのが、いつもの流れ。
“法話”に関しては、私が一方的に話すばかりですので、「最後くらい。。。」ということで・・・
今回、初の試みとして「Q&A 法話」なるものに、チャレンジ。
教義的なことや、一般仏事、個人的なことまで・・・
オールジャンルの質問をいただき、(無理やり)法話(に、こじつけ)するというもの。
まぁ、気心知れた、いつもの皆さんの前だからこそ・・・
こんなことに、チャレンジ出来たのかもしれません。
・・・無事に、一つ目・二つ目のお答えをさせていただきまして。
「では、(時間的に)最後にもうひとつ、どなたか。。。」
・・・とのお伺いに、こんな質問を頂戴しました。
「“オブツナサマ”って、何ですか??」と。
一瞬、頭が“真っ白”になりました。
(頭の)どの“引き出し”を開けても、そんな言葉ありませんでした。
伺うに、近所の小さな“神社”のことを、「オブツナサマ」と呼んでいるらしく・・・
そこだけでなく、近所の神社の“総称(に近い)”ような扱いでした。
・・・(ウソをついても仕方ないので)とりあえず、初めて聞いた旨を、正直にお伝えしました。
(苦し紛れに)仏教伝来やら、神仏習合の話やら、そんなこんなで誤魔化しました。
そして、次回までに調べさせていただく旨をお伝えし・・・
この日は、終了したのでした。
さて。
私の推測では、「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」のことではないか、と。
つまり、かの有名な“香取神宮(うちから約1㎞)”の、御祭神で・・・
「ふつぬしのおおかみ→ふつなさま→オブツナサマ=御経津主様」と。
質問した方は、「オブツナサマ」の「ブツ=仏」ではないか・・・
・・・と仰っていたのですが、(失礼ながら)これは違うでしょうね。
改めて本日調べましたところ、最有力だったのは・・・
「産土(おぶすな)神」というもの。
「産土さま」は、基本的に“氏神さま・鎮守さま”との区分けが、曖昧のようでしたが・・・
土地によっては、“お稲荷さん・荒神さま・お産の神さま・山の神さま”を表していることも、あるようで。
結果、確証は得られませんでしたが、間違いないことは・・・
「Q&A 法話」は、今回が最初で最後だ、ということです。。。