年中行事

昨日(12月23日)は、多古町「能満寺」さまにて・・・

冬至「星祭り」祈祷会に、出仕させていただきました。

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古来より、物事の“吉凶”は、天体の運行によって予測出来ると考えられており・・・

それは、人の“運命・運勢”にも影響を与えるものだ、と言われています。

 

運命を左右する、星を“供養”することで・・・

(個人の)一年間の幸いを祈り、災いを除く、というのが「星祭り」の趣旨です。

 

夜が最も長くなる(=星の力が増す)“冬至”は、よりご守護をいただける、とか・・・

天に“三光(太陽・月・星)”が、同時に上る“冬至”に祈りを捧げると、ご利益がある、とか・・・

諸説より、「冬至=星祭り」というお寺も、少なくないのです。

 

余談ですが、クリスマスが“12月25日”と定められたのは、4世紀のこと。

“太陽神を祭る祝祭日”に併せて、キリストの生誕を祝うために設定された、ということです。

 

つまり、「クリスマス=キリストの誕生日」ではなく・・・

(誕生日は、はっきりとは分からないそうです。。。)

「クリスマス=太陽神を祭る日=冬至」と言っても、過言ではないのです。

 

さて。

 

この行事を以て、私の今年の「年中行事(出仕含む)」は・・・

無事、すべて終了いたしました。

 

“お寺の仕事”というものは、中々ひと言では言い難いものがありますが・・・

お寺側が主催し、毎年決まった時期に必ず行う“儀式・行事”を、「年中行事」といいます。

 

お寺から、「年中行事」のご案内をさせていただく中で・・・

もちろん、「毎回出席・時々出席・毎回欠席」と、様々な方がいらっしゃいます。

 

では、「毎回“欠席”したら、どうなりますか??」と、問われたら・・・

・・・別に、どうにもならないと思います。

 

ただ、お寺側から言えば、“無意味”なことは致しません。

お寺は、適した時季に適した行事を行い、豊かに生きることを“プレゼン”しています。

 

・・・年末の“大掃除”も、順序良く進めております。

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さすがに、現在は“戦力外”といったところですが・・・

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その“気持ち”だけでも、有り難いものです。。。

 

息子が誕生し、まだ一年数か月ですが、その間にも・・・

「お七夜・お宮参り・お食い初め・初節句…」と、数々の行事を経てきました。

 

(やらなくても、どうにかなる訳ではない)行事を、ひとつひとつ積み重ねていくことが、いかに大事か。

それは、自分が親になって、改めて気付かされたことかもしれません。