マニア

我々の業界は、実は“横の繋がり”というものが、多々ございまして。

 

そういった中で、ひとりでは出来ないことが出来得たり、個々の成長にも繋がる・・・

・・・と信じ、日々の活動に邁進している訳です。

 

私も様々な組織で、様々なお役に就かせていただいておりますので・・・IMG_1790

現在(年度末)は、空き時間を利用して、書類の作成を。

(途中、何がどれだかゴチャゴチャに。。。)

 

さて。

 

昨年あたりから、(客観的に見ても)僧侶が“メディア”に露出することが、多くなったように感じます。

これはもはや、“お坊さん(お寺)ブーム”と言っても、過言ではない。

 

ブームは過ぎ去るものだということは、重々承知の上ですが・・・

かくいう私も、雑誌の企画に絡ませていただいたりと、この流れを楽しませていただきました。

 

このブーム、そもそもは“7~8年前(?)”から騒がれ始めた・・・

“仏像ブーム”が、きっかけになっているような気がします。

 

中には、「マニア」と称されるような方々が、仏像の展覧会にも多く来場なさったとか。

(マニアを直訳すると“熱狂者”、語源はギリシャ語で“狂気”のことだそうな。。。)

brutus

では、マニアとオタクの違いとは、何でしょうか??

 

“オタク”とは、ある事柄には深い関心を持つが・・・

それ以外の知識・社会性・社交性に欠ける者、だそうで。

 

それを聞いて、私の頭にパッと浮かんだのは、“学者さん”だったりしますが・・・

「学者 = オタク」と呼ぶには、あまりにも失礼が過ぎる訳で。

 

思うに、マニアとオタクの違いは・・・

その興味の対象が、一般的な人々にとって理解可能か否か、というところなのでしょう。

 

私個人としては、マニアもオタクも大歓迎なのですが・・・

似て非なるものに、“依存症”というものがあります。

 

そして、世の中には“宗教依存症”の方も、少なからずいらっしゃるのも事実です。

問題をややこしくするのは、“信仰と依存”を履き違えていること。

 

宗教団体や宗教者に確認しないと、何も自分で決めることが出来ないとか。

その宗教を信じていない人は、人として劣っていると思うとか。

他者の意見に耳を貸さず、逆に思想を強制したりとか。

その宗教が課した物事は、どんな手段を用いても果たそうとするとか。

宗教のために借金をしたり、嫌がる家族・友人・知人を巻き込んだりとか。

 

そんなのは、依存そのもの。

信仰とは、かけ離れたものなのです。