家守
6月の最終日(30日)は、多古町峯「妙興寺」さまへ。
ここ数年、恒例となりました“災害復興読誦会”は・・・
“日蓮宗千葉県東部修法師会”会員としての、参加となります。
(動画は、3年前のものです。。。)
20名以上の会員とともに、今年もたくさんのお経を上げさせていただきました。
・・・振り返るに、この2か月間(5月・6月)は、出ずっぱり。
今年の上半期も、アッという間に過ぎ去ってしまいました。
明けて今月(7月)は、年中行事の題目講(毎月1日)を終え・・・
(空き時間は)もっぱら“お盆の塔婆”に、染筆作業中。。。
例年ですと、この塔婆書きも、ウンザリしてくるはずですが・・・
(バタバタだった)先月までの、反動からでしょうか。
この“引きこもり生活”も、中々心地よく感じてしまいます。
そう感じるのも、涼しく快適な環境のもと・・・
作業をさせていただいていることに、他なりませんが。
7月に入るや否や、千葉県も真夏の気温となりまして・・・
テレビの天気予報でも、「熱中症対策のために、クーラーを、、、」なんて。
宗勝寺でも、冷暖房のご準備をして、皆さまをお待ちしておりますが・・・
唯一、その設備が無いのが“宝暦2(1752)年”建立の、鬼子母神堂。
本日のご祈祷も、こちらで行わせていただきましたが・・・
・・・いや、暑いと文句を言っている訳ではありません。
(上記画像の際)アゴから汗が垂れないかと、ヒヤヒヤで。。。
さて。
この時季になりますと、このお堂・・・
少々、頭を悩ませることがございます。
・・・それは、“ヤモリ”です。
(単純計算で)築264年の建物ですから、事有る毎に補修はしています。
それでも、完全密閉と会いう訳にはいかず、“ヤモリ”がお住まいになる訳です。
調べるに、毒もなく害虫を食べ、と害は無く・・・
家の繁栄を招く、守り神的な扱いもする地方もあるとか。
これは、「ヤモリ = 家守(屋守)」とするからとか・・・
夜に、灯り(に集まる虫)のところにいるから、とか。
(昔、夜間照明が可能だったのは、裕福な家)
これ、個人的に爬虫類があまり得意ではないこともありますが・・・
困るのが、仏像・仏具等に付着する、ヤモリの“フン”。
長期間気付かずにいると、跡が残ってしまったりと・・・
対応に、それなりのストレスを感じています。
・・・とはいえ、駆除するのはいただけない。
なんつったって「家守」、縁起物ですからね。
この“ヤモリ対策”、妙案をお持ちな方は、ご教授ください。
あのお堂は、代わりに私が守りますから。。。