当り障りのないところから気楽に

昨日は、多古町「能満寺」さまへ。

「星祭り」祈祷会に、出仕させていただきました。

 

古来、「物事の吉凶」や「人の運命・運勢」は・・・

天体の運行によって、予測されてきました。

 

物事(人生)には、必ず(いわゆる)浮き沈みがありますが・・・

それを、(その予測の観点での表現として)「星回りが良い/悪い」と、言う訳です。

 

個人それぞれの運命を左右する、星を供養することで・・・

一年間の幸いを祈り、災いを除く、というのが「星祭り」の趣旨です。

 

「夜が最も長い(=星の力が増す)冬至は、よりご守護をいただける」

「天に、三光(太陽・月・星)”が同時に上る冬至に祈りを捧げると、ご利益がある」

・・・といった諸説から、「冬至 – 星祭り」という関連性が生まれています。

冬至と言えば、柚子湯。

 

今年も無事に、すべての年中行事(出仕を含め)を、終えられたことに感謝し・・・

柚子を「モミモミ」しながら、ゆっくりと入浴させていただきました。

 

例年、冬至を過ぎればあとは年越しの準備を整えるのみ、な訳で・・・

年賀状の、印刷を。

年賀状の発行枚数は、直近8年間連続で、前年比マイナスだそうで・・・

アンケートによれば、「出す予定がある!」という人は、5割強ほどなんだとか。

 

「手書きにこそ、意味がある」とか。

「家族(子ども)写真が、ウザい」とか。

・・・そんな恒例の「年賀状あるある」な論戦も、年々減少していくのでしょうか。

 

さて。

 

今年は、お寺を会場とした法務が、年内に数件残っているため・・・

年越し準備(大掃除 etc.)も、「当り障りのないところから気楽に」ですね。

 

気楽、つまり精神的余裕を持つには・・・

やはり、一気にやらざるを得ないような状況を、作らないことこでしょう。

本日、久々に水槽の大掃除をしましたが、こびりついた苔(コケ)に、悪戦苦闘。

「年末にやるから」の代償は、余りにも大きかったですね。

 

「コツコツ」の成果が出たのは、自炊(書籍の電子化)活動

 

ヒマな時間をこれに費やすこと、なんと半年間。

この年末を以て、ついに本棚を空っぽにすることに、成功しました!

半年間、寺務所はこんな状況でした。

(寺務所にマンガを置くな、ってやつですが。。。)

 

私の、某ネットオークション家計簿には、半年間の軌跡が。

チリも積もれば、というやつですね。。。

 

空っぽになった本棚はどうするのか、って??

すでに、ギッチリ詰まっていますので、ご安心ください。

 

売り上げ金で購入した、ミニカーが。

(だから、寺務所にミニカーを置くな、ってやつですが。。。)

年中行事

昨日(12月23日)は、多古町「能満寺」さまにて・・・

冬至「星祭り」祈祷会に、出仕させていただきました。

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古来より、物事の“吉凶”は、天体の運行によって予測出来ると考えられており・・・

それは、人の“運命・運勢”にも影響を与えるものだ、と言われています。

 

運命を左右する、星を“供養”することで・・・

(個人の)一年間の幸いを祈り、災いを除く、というのが「星祭り」の趣旨です。

 

夜が最も長くなる(=星の力が増す)“冬至”は、よりご守護をいただける、とか・・・

天に“三光(太陽・月・星)”が、同時に上る“冬至”に祈りを捧げると、ご利益がある、とか・・・

諸説より、「冬至=星祭り」というお寺も、少なくないのです。

 

余談ですが、クリスマスが“12月25日”と定められたのは、4世紀のこと。

“太陽神を祭る祝祭日”に併せて、キリストの生誕を祝うために設定された、ということです。

 

つまり、「クリスマス=キリストの誕生日」ではなく・・・

(誕生日は、はっきりとは分からないそうです。。。)

「クリスマス=太陽神を祭る日=冬至」と言っても、過言ではないのです。

 

さて。

 

この行事を以て、私の今年の「年中行事(出仕含む)」は・・・

無事、すべて終了いたしました。

 

“お寺の仕事”というものは、中々ひと言では言い難いものがありますが・・・

お寺側が主催し、毎年決まった時期に必ず行う“儀式・行事”を、「年中行事」といいます。

 

お寺から、「年中行事」のご案内をさせていただく中で・・・

もちろん、「毎回出席・時々出席・毎回欠席」と、様々な方がいらっしゃいます。

 

では、「毎回“欠席”したら、どうなりますか??」と、問われたら・・・

・・・別に、どうにもならないと思います。

 

ただ、お寺側から言えば、“無意味”なことは致しません。

お寺は、適した時季に適した行事を行い、豊かに生きることを“プレゼン”しています。

 

・・・年末の“大掃除”も、順序良く進めております。

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さすがに、現在は“戦力外”といったところですが・・・

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その“気持ち”だけでも、有り難いものです。。。

 

息子が誕生し、まだ一年数か月ですが、その間にも・・・

「お七夜・お宮参り・お食い初め・初節句…」と、数々の行事を経てきました。

 

(やらなくても、どうにかなる訳ではない)行事を、ひとつひとつ積み重ねていくことが、いかに大事か。

それは、自分が親になって、改めて気付かされたことかもしれません。

煤払い

先日、多古町「能満寺」さまにて、「星祭り」に出仕させていただきました。

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私たちは、“性別・年齢”によって“星回り”というものが決められます。

 

一生の間には、必ず良い時期と悪い時期があり・・・

これを、いわゆる「“星回り”が良い/悪い」と、いう訳です。

 

“星回り”が良い方は、より良い年であるように・・・

また、悪い方は無事であるようにご祈祷させていただくのが、「星祭り」という行事です。

 

この「星祭り」が開催されるのは、“冬至”のこと。

毎年ながら、これが終わりますと・・・

いよいよ、本格的な“大掃除 & 正月準備”に取り掛かる訳です。

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上記画像は、江戸時代の「煤払い(すすはらい)」の様子。

 

現代の住宅には、“竈(かまど)・囲炉裏(いろり)”も無いでしょうし・・・

“薪・炭・ロウソク”も使わないでしょうから、そもそも“煤”なんか出ませんよね。

 

・・・もちろんそれは、屁理屈であって。

「煤払い」が現代の“大掃除”だということは、皆さんご承知の通り。

 

「煤払い」は、“12月13日”に行うのが習わし。

この日に江戸城で「煤払い」していたことが由来だそうですが・・・

今でも“お寺・神社”では、この日に「煤払い」するのをニュースでも、目にします。

 

「煤払い」も“大掃除”も、考え方は同じ。

生活上、必要に迫られてするような行為ではなく・・・

新年を迎えるに当たっての、いわゆる“お清めの儀式”ですよね。

 

お正月には、皆さまのお宅に、“神さま”がお出でになる。

そのための準備(飾り付け)をするには、まず家中をきれいにしないといけない。

逆に言えば、きれいでないお宅には、“神さま”がいらっしゃらない、ということ。

 

・・・“外回り”に関しては、今年もコイツが大活躍。

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実内に関しては、今年は“寺務所”から手を付けました。

くつろぎ・・・もとい、“打ち合わせスペース”もご覧の通り。
(ビフォーアフターやる余裕は、ございませんでした。。。)

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・・・「物を探す」という行為は、何の“付加価値”も生みません。

 

一般的な人間は、「物を探す」ことに、“年間150時間”を費やすそうな。

これ、一日8時間労働の人にすれば、“約19日分”のこと。

 

つまり、経営者は社員に対し・・・

一か月分の給料を、その“ムダな行為”に支払っているという訳です。

 

そんなことから、私・・・

普段から“整理整頓”には、人一倍気を付けているつもりだったんですが。

 

それでも、(ゴミが)出るわ出るわ。

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おかげで、少しはきれいになったでしょうか。。。