開基
先月、「御会式(おえしき)」を厳修した旨、書かせていただきましたが・・・
この日(10月13日)は、日蓮大聖人の正当ご命日。
実はこの御会式、今月(11月)も、シーズン真っ盛りなのです。
これは、いわゆる“月遅れ”のこと。
「旧暦と新暦のズレを、季節を基準に合わせて行うこと」を、言いまして・・・
(8月に行われる)お盆も、同じ考えですね。
10月16日には、銚子市「妙福寺」さまの御会式に、出仕させていただきました。
午後から出発する、妙見宮の“御神輿&万灯”行列の、帰りを待ち・・・
法要は、日が暮れてからの開式となります。
そして、先日(11月13日)は・・・
多古町「能満寺」さまの御会式に、出仕させていただきました。
私が今年出仕予定の御会式は、あと2か寺。
例年、御会式を終えると、本当に冬の到来を感じてしまいます。
言い方を、変えるなら・・・
今年が終わってしまうようで、気が焦ります。
先日、12/1(檀信徒さんへ)発送予定の、寺報(お寺の新聞)・・・
「宗勝寺瓦版」を、(とりあえず)一気に書き上げました。
宗勝寺では、年明けに檀家さんのお宅へお邪魔し、お経を差し上げる慣習があり・・・
その日程を、当瓦版に記載しています。
毎年、お声掛けいただけるお寺さんの行事日程に、かぶることが無いよう・・・
来年のカレンダーと、にらめっこ。
・・・ゲップが出ますよ、毎年毎年。
この時期に、来年の2月3月あたりの予定を、みっちりと書き込むんですから。
仕事が重なれば、休みたいと言い。
休みが重なれば、働きたいと言い。
人間とは、かくも身勝手な生き物ですが・・・
とにかく、日一日を過ごすしか無い訳です。
・・・来年のカレンダー、と言えば。
掲載許可依頼の後に、(長野県須坂市より)ご恵贈いただきましたのが・・・
「堀直虎没後150年 須坂藩堀家14代」と題した、カレンダー。
この須坂藩初代藩主が、宗勝寺の「開基(かいき)」なんですね。
「開基」とは、お寺が開かれるにあたって・・・
経済的支持を与えた者や、一般在家の実力者(大旦那)のことを、言います。
ちなみに、お寺の初代の住職のことは、“開山(かいさん)”と。
開山と開基、お互いの協力なくして、お寺は創始されないのでしょう。
とにかく、そんな先人たちの名を、汚すことが無きよう・・・
お寺を護っていかなければならない、ということですね。。。