危ういバランス
先日(8月24日)は、多古町「能満寺」さまへ。
“施餓鬼会(せがきえ)”に、出仕させていただき・・・
これをもって、本年の“お盆関連行事”が、無事終了。
この時季ともなれば、うちのお寺は静かなもんです。
祭りのあと、ってやつでしょうか。
このチャンスを生かすべく、ここ数日は・・・
“総代会”等の打ち合わせを経て、“公文書”の作成に奔走させていただいております。
“お寺”といっても、形式としては宗教法人なる“会社”ですからね。
宗門(日蓮宗)への提出書類に加え、対外的な申請書類の作成も。
さらに、来る行事への“構想・計画・折衝”など・・・
“水面下”での、地味で地道な活動に精を出しております。
さて。
打って変わって、地元(千葉県香取市)で、慌ただしくなるのは・・・
やはり、“農業(稲作)”を営む方々。
稲刈り最盛期のこの時季は、(脱穀作業によって)境内もこんな状態。
洗車したって、数時間後には“真っ白”に粉が被ってますし・・・
洗濯物なんか、外に干すことも出来ません。
・・・あ、“文句”を言っている訳ではありませんよ。
そんな人に、お米を口にする資格は、ありません。
近年、いわゆる“悪質クレーマー”に関連した情報は・・・
(各種メディアにおいて)目にしないことは無い、と言って良いでしょう。
ごくごく一部の情報を、派手に報道しているがために・・・
大げさになってしまっている感も否めませんが、きっと事実は事実。
あるお寺では、その手の方から・・・
「朝のお勤めの音(木鉦や太鼓)が、うるさい。。。」と。
結果、古来より朝6時から続けられてきたものを・・・
午前10時に“時間変更”し、対応する始末。
そんな話、うちを含めた田舎のお寺には・・・
「ピンとこない話」かもしれません。
それは、周りに人がいないから・・・
・・・という訳でも、なさそうです。
(ちなみにうちの周りは、住宅ばかりです。。。)
昔の方は往々にして、乱暴にも・・・
「新参者のくせに。。。」なんて、仰いますが。
その地域に古くから根付いてきた、お寺と住民。
間違いなく、“良し悪し”ではありますが・・・
世の中は、そんな「危ういバランス」で、保たれているのでしょう。
昔から、続けられてきたものというのは・・・
そうなっただけの、“理由”というものがあって。
それに、文句を言ったら・・・
すべてが“ぶち壊し”になる、と思うのです。