大難が小難
私事ですが、昨日“交通事故”に遭いました。
また現在、軽度ではあるものの、両ひざを“打撲”しております。
・・・それは、あるお寺さんからの、帰り道の事でした。
自坊までは、約30分の道のり。
その途中には、中央線の無い“農道”がありまして。
夕方とはいえ、この季節ですから、あたりは“真っ暗”。
本当に“真っ暗”なんですよ、街灯も無い田舎道は。
大型車同士なら、“徐行”してすれ違うほどの、細い道。
向こうから迫ってきたのは、大型の“コンクリートミキサー車”でした。
それがまた、良い感じの“センターオーバー”で、こちらにいらっしゃる。
「危ねぇなぁ、でもすれ違うときは、端に寄るだろ。。。」
・・・という私の思いもむなしく、って訳です。
今から思えば私も、“ホーン”で警告すれば良かったな、と。
しかし私は、ギリッギリに端に寄って避けることに、“全神経”を集中してしまったのです。
「避けたっ♪」と思った、その瞬間。
「バコーン!」と音がし、私の“ミラー”と、相手のボディが接触。
相手の方は、年配の男性。
開口一番、「すいませんでした。。。」と。
すれ違い様の事故は、“お互い様”とは言え・・・
ご自身で、思い当たるようなことがあったのかもしれません。
その後、お互いの車の状態を、確認し・・・
すぐ近くの会社だということで、上司の方も合流。
広い場所に移動し、警察の到着を待つことになりました。
上司の方からも、誠実なお詫びの言葉を、頂戴いたしましたが・・・
私もふと気になり、伺ってみました。
「あのー、そちらのクルマ、保険とかで直します?」と。
「いや、うちのは“作業車”なんで、あれくらいは直さないです」
「あ、私のも“作業車”ですし、直しませんから」
「えっ!いや、そういう訳にはいかないです!」
「大したキズじゃないですし、そもそもこのクルマ、キズだらけですから」
・・・ちなみにその時、私が運転していたのは、(境内整備用)トラック。
「後日、改めてご挨拶を / いや、大丈夫ですから」的なのを繰り返し・・・
結局、お互いの“名刺交換”を、させていただくことに。
・・・で、会社名を見まして、ピンときました。
「お宅のお婆ちゃんって、〇〇な方ですか?」
「え?そうです!実は私、親戚で」
「いつも〇〇寺さんで、お目にかかるから」
「あ、ご住職さんだったんですね。。。」
「えぇ、今も〇〇寺さんからの帰り道で」
「そうでしたか、私あそこの檀家で、お世話になってて」
・・・なんて、絶妙な“盛り上がり”を見せ、帰路につくのでした(^^;)
あ、何で両ひざ、“打撲”したのかって?
事故直後、他の交通の邪魔にならないように・・・
路肩ギリギリに、“路上駐車”した訳ですが。
実はこのトラック、いわゆる“逆輸入車”ってやつで。
“左ハンドル&農道”だったため、降車した着地点が・・・
・・・農業用水路(-_-;)
あの“テレビ番組”見て、もう笑えません。
いや、マジで焦りましたよ。
あると思った地面が、無いという恐怖。
あー、笑い話で済んで、本当に良かった。
「大難が小難」だ、こりゃ。
皆さまも、お気を付け下さい。