ドシドシ
境内の“柘榴(ザクロ)”、花が満開です。
こちら、先般の「開山四百年記念事業」の折に、この場所に“移転植栽”されたもの。
そのため、うまく根が張るか心配していましたが、これで一安心。
以前、この場所には・・・
このような、“お宮”がございました。
こちらにお祀りされていたのは、「三十番神(さんじゅうばんじん)」。
毎日交替で、国家や国民などを守護するとされる、以下の通り、“30”の神々のことで。
(旧暦では基本的に、一か月は30日/一年は360日)
「三十番神」を初めてお祀りしたのは、伝教大師“最澄”と言われています。
後に、京都に日蓮宗を布教した“日像上人(日蓮聖人のいわゆる“孫弟子”)によって・・・
法華経御守護の“諸天善神”として、弘められることとなり。
今日に至るまで、多くの日蓮宗寺院に「三十番神」がお祀りされるのです。
このような状態でお祀りされていた、宗勝寺の「三十番神像」ですが・・・
やはり、先般の「開山四百年記念事業」によって、修復されることに。
様々なご意見がございましたが、結果として、“お宮”にお戻しするのは断念。
“お宮”の老朽化も甚だしいことから、撤去が決定し・・・
「三十番神像」は、本堂(脇間)へお祀りすることとなった訳です。
・・・そして、“修復後”のこと。
平たく言えば、どれがどれだか、判らなくなってしまいました。。。
・・・と、言いますのも。
以前のものは、台座にしっかりと(一体一体)“固定”してありまして。
かなり焦ったのは事実ですが、結論から言いますと・・・
裏面にしっかりと、“ナンバリング”してあった訳で。
しかしながら当初、テンパって・・・
“資料”を集めたり、個々の“特徴”を纏めたりする中で・・・
「以前のお祀りの場所が、間違っているのでは??」という疑問が、浮上。
明らかなのは、一際“特徴的(見た目が唯一、人間的ではない)”な・・・
「祇園大明神(二十四日)」の位置が、全く違う。
また、分別しやすいのは“持ち物”なのですが・・・
きっとこれは、宗勝寺にもお祀りされている・・・
「八幡大菩薩(十一日)」(僧形)ではないか、と。
そんなこんなで、調べれば調べるほど“バラバラ”なことが、判明。
しかしながら、「この神様は、絶対このお姿!」というものが、無いため・・・
それはそれは、苦戦しました。
ジャンル別(?)に分けたところで、ほぼ判別不可能。。。
不明なところは、“推測”で並べましたが・・・
詳しい方のご意見、「ドシドシ」お寄せ下さい。。。