代用品
“風邪”を、ひきまして。
発熱・倦怠感・咳・鼻水・のどの痛み等の、症状。
寝込む“暇”がとれず、誤魔化しながら動いているうちに・・・
・・・治ってしまいました(-_-;)
「具合が悪いので、今日は“有給”を・・・」
・・・なんて言えないのが、我々の業界のツラいところですが。
何とかこじらせることなく今に至ったことに、感謝です。
とにかく“流行ってる”そうですので、皆さまもご自愛くださいませ。
さて。
昨日、境内の“鬼子母神堂”脇に植えられた・・・
“柘榴(ザクロ)”の実を、収穫しまして。
宗勝寺の“鬼子母神”さまに、お供えさせていただきました。
今年はなぜだか“出来”が悪く、残念な結果に終わりました。
実が生る時季は例年より早く、数も少なかったですね。
また、実が割れ始めたと思いきや、すでに中が腐り始めていたり・・・
表面もデコボコと綺麗ではないものの、何とか数個をお供えできた、という感じです。
下記リンクの通り、“夜叉”だった頃の鬼子母神さまは・・・
人の子をさらい、夜な夜な(…かどうかは分かりませんが)食らっていました。
お釈迦さまから、子を失う親の苦しみを悟らされ、仏道に帰依したことで・・・
子供を守り、安産をさせてくれる守り神、“鬼子母神”さまとなった訳です。
・・・で、なぜ「鬼子母神と言えば、柘榴」ってことになったか、と言いますと。
お釈迦さまは夜叉に、「柘榴を食べなさい」と仰った。
平たく言えば、「子どもの“代用品”として食え」と。
なぜなら柘榴は、“人肉”に似た味がするから。
そう認識されてる方、また「聞いたことある」って方、いらっしゃるかと思いますが・・・
これ、根拠のない“俗説”です。
正しくは・・・
この鬼子母神さまがお持ちになっている、“吉祥果(きっしょうか)”というもの。
“魔除け”の力があるとされている、聖なる果実で・・・
種が多いことから、“子孫繁栄”を表しているようです。
ただ、鬼子母神さまが“吉祥果”を「好む」ことに、違いは無く・・・
そのため、“悪鬼”がこれを見ただけでも近寄らない、という説もあります。
あくまで“吉祥果”は、この世のものではありませんので・・・
“吉祥果”を表すものとして、“柘榴”が当てはめられたということ。
そりゃ、そうだ。
「“代用品”として食え」ってことは、食いたくて食いたくて仕方ないのを、“我慢”してる訳ですから。
そんな奴が、“守り神”になれるはずないですよね。
・・・私が“タバコ”をスッパリ止めてから、もう1年以上が経ちました。
“禁煙”したくてもできない人に、よく聞かれます。
「ニコチンパッチ?ガム?パイポ?それとも、禁煙外来?」って。
実は私、どれもやってません。
ただ単純に、喫わないだけ。
「代用品」に、頼ってるようでは・・・
やっぱり、ダメなのかもしれませんよ(-。-)y-゜゜゜