背景
昨日(4月18日)は、東金市「福相寺」さまへ。
日蓮宗千葉県東部青年会の、報恩読誦会に参加してまいりました。
日蓮宗という組織の中で唯一、定年退会が定められているのが・・・
(名称からもお察しの通り)青年会、ということになります。
お世話になった先輩のお寺を会場に、会員一同お伺いし・・・
報恩感謝の読経、記念品の授与をさせていただきます。
今年度は、お二方の先輩が退会されるということで・・・
引き続き、大網白里市「等覚寺」さまへ。
終了後は、お寺を会場にお借りし、年度初めの通常総会が開催され・・・
昨年度の事業/決算報告、今年度の事業/予算計画など、承認されました。
さて。
先日のことですが、外出先からお寺に戻った時のこと。
私・・・目が点になりました。
前回・前々回と、筍(タケノコ)ネタが続いてしまい、恐縮ですが・・・
現場となったのは、境内の宗勝寺古墳。
不特定多数の方が、筍を求めて堀りにいらっしゃる。
お声掛けいただける方もあれば、そうでない方も。
いや、良いんですよ。
以前にも書いております通り、掘っていただければ、私も助かりますし。
私が目を点にしたのは、掘りっぱなしの穴ぼこだらけ・・・
ご丁寧に、皮を剥いて廃棄・散乱した光景を、目の当たりにしたからなのでした。
プレゼントをもらった時に、「うれしい」と感じる。
そこには、単純にそのモノの魅力もありますが、それだけじゃないんですよね。
自分のために「何をあげよう」と考えてくれていた、とか。
「これ欲しいなぁ」と呟いた一言を覚えてくれていた、とか。
忙しい時間を割いて、こっそり買いに行ってくれていた、とか。
そんな背景が見えるから、うれしい訳で。
今回のようなことは初めてでしたので、一見さんだったのでしょうか。
宗勝寺の境内にて、その背景を見ていただくことは叶わなかったようです。
私感ですが、30代に入ってからでしょうか・・・
物事を判断・選択する基準が、カッコ良いか否か、になりました。
背景を見ることが出来るヤツは、もちろんカッコ良いですよ。
最近見た、カッコ悪いヤツは・・・飲食店員に横柄な口を利くジジイでした。
この考えを始めてから、自分がカッコ良くなったかは、分かりませんが・・・
ふと気づいた時、自分の周りが、カッコ良いヤツだらけでした。
・・・私が、青年会を卒業するまで、あと8年ほど。
昨日のように、カッコ良い先輩のためにと、盛大に送ってもらえるのでしょうか。