繋がり

先日、こんな会議に参加して参りました。

(所用につき、午前中の講演のみの参加となりましたが、、、)

社会福祉法人を経営される、(日蓮宗)僧侶のご講演。

人と人との「繋がり」の大切さを再認識することが出来た、貴重な時間でした。

 

さて。

 

講師は、最後に「人を育てることが出来る人を、育てたい」と、仰っていました。

これは難しい・・・でしょうが、尊い目標ですね。

 

「仕事が出来る上司は、仕事が出来る人を育てることは出来ない」

・・・なんて、一般的には言いますが。

 

実際、そんな上司は、部下の仕事が頼りなく見えてしまうでしょうし・・・

部下に仕事を任せるよりも、自分で回してしまった方が、効率が良いでしょう。

 

でも、これでは部下は、上司の指示のみに従うことが習い性になり・・・

指示されたことだけをこなすことが自分の仕事、と錯覚してしまいます。

 

・・・私自身を、振り返れば。

やはり、人に任せるのって怖いんですよね。

 

自分が間違いなく出来ることは、自分でやれば安心出来ますし・・・

間違った(?)達成感も、得ることが出来ますから。

 

20代の頃は、「全てを、自分で出来るようにしなければ、、、」

・・・と、強迫観念すらありました。

 

「安心して任せることが出来る人との、繋がりを持つこと」

これが、今現在(の私にとって)大切にしていることです。。。

先日、面白いコラムを目にしました。

 

働きアリの中で、本当によく働いているのは、その中の1割ほどなんだとか。

そして、8割がそこそこ働いていて、残りの1割は全く働いていない、と。

 

さらに、会社の売り上げの8割は、全従業員のうちの・・・

たった2割の、優秀な人材によって生み出されるという、法則。

 

ただ、優秀な人材だけを集めたところで・・・

優秀な人材全員が、優秀な働きをするかと言えば??

 

スポーツの世界を見れば、一目瞭然。

個々の力と、チームの力は別物なのかもしれません。

 

私個人、いわゆる「優秀」と評価されている人(組織)たちに・・・

失望させられる経験も、多々ございました。

 

そして、その局面を打破してくれたのは、それとは専門外の方だったり。

仮に優秀であったとしても、磨かれなければ所詮、原石ですから。。。

 

【お知らせ】

 

檀信徒の皆さまにおかれましては、明日(1月28日)より・・・

年頭のお仏壇経に、お参りさせていただきます。

 

昨年(12月1日付)送付させていただいた、寺報「宗勝寺 瓦版」に・・・

詳細がございますので、再度ご確認ください。

 

該当の方は、よろしくお願いいたします。

明日やろうは、馬鹿野郎

先日、市川市の大本山「法華経寺」さまへ。

昨年11月1日、百数十名の修行僧たちが、この瑞門(ずいもん)をくぐり・・・

寒壱百日の、大荒行に入行されました。

 

次にこの門が開くのは、100日後の2月10日。

→「日蓮宗大荒行堂」について

 

入行より35日間(12月5日まで)を、「自行(じぎょう)」といいます。

ただひたすらに、自身の六根懺悔・罪障消滅を期し・・・

水行・読経三昧の日々を、過ごすのです。

 

12月6日からを、自行に対し「化他行(けたぎょう)」といいます。

自行で蓄えた法力を以て、他者を教化することを行とする・・・

・・・というと難しいですが、面会・ご祈祷が許されるようになる訳です。

例年、懇意にしているお上人が入行されますと・・・

ご祈祷を賜るために、家族で荒行堂へ足を運ぶのが、我が家の決まり。

 

本年も、お参りさせていただくことが出来たこと・・・

ありがたい次第です。

 

さて。

 

心身共に、スッキリさせていただいた、私・・・

これを機に、ようやく重い腰をあげてみました。

・・・それは、「過去帳(かこちょう)」の電子化。

 

過去帳とは、故人の法号(戒名)・俗名・歿年月日などが記載された、帳簿のこと。

ご自宅のお仏壇に、ご先祖さまの過去帳がある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

お寺の場合は、葬儀(法号授与)を行った檀家さんの情報が、記載されているのですが・・・

これに対し、時折お尋ねいただくことがあった訳です。

 

具体的にザックリ(?)言うと、ご自身の「ルーツ」を調べている方。

ご自身で、出来得る限りの家系図を作成しようとしているということでしょう。

 

(本当かどうか分かりませんが)これは、専門業者に依頼しても同じことだとか。

まず、戸籍で調べて・・・古いものは過去帳で、という流れ。

 

残念ながら、(どこのお寺でも)過去帳を開示・閲覧することは出来ません。

言わば、プライバシーの塊なので、お見せすることが出来ない決まりになっています。

 

つまり、尋ねられたことに関しては、住職(私)が調べて書き出し、お渡しするしかない。

これは、結構な作業です。

 

ちなみに、うち(宗勝寺)の場合ですと・・・

(昔は)石原・香取の姓が、檀家名簿の7割を占める、といった混乱具合。

(今でも、屋号でお互いを呼び合うのが通常です。。。)

・・・こんなの、打ち込んでソートしなきゃ、ムリだって。

 

「明日やろうは、馬鹿野郎」なんて、誰かが言ってましたが・・・

眼はシパシパ、肩はコリコリです。。。

私の常識、あなたの非常識

本年も、お正月関連行事を無事に終えることが出来ました。

 

スタートは1月3日、多古町「能満寺」さまにて。

このような年頭の行事を、「新年祝祷会(しゅくとうえ)」などと、申しまして。

(お寺によって、様々な名称があるかと思いますが、、、)

 

新たな年を迎えることが出来たことを、祝い・・・

また、一年間の安泰や息災を祈る法要として、多くのお寺で厳修される訳です。

 

1月7日には、成田市「東光寺」さまにて出仕。

こちらでは、法要に先立ち「水行」にて、心身を清めます。

 

・・・翌日(1月8日)は、匝瑳市「長福寺」さまにて出仕。

こちらでも水行を行うため、早朝より・・・

檀信徒の皆さまが、準備に奔走しておりました。

伺うに、前日から集合し、様々な準備をしていたようです。

 

実はうち(宗勝寺)では、行事に際し・・・

檀信徒さんが準備を手伝う、といった慣習がございません。

 

それは、良し悪し。

確かに大変は大変ですが、(私個人の性格として)好きなようにやりたいので。

 

日常の清掃等も、すべて私たち(寺族)で。

実はそれって、レアケースなんですよね。

 

「私の常識、あなたの非常識」なんて、言いますが・・・

住職が、お寺全域をすべて管理するのが、うちの常識。

 

時代や環境、住職によって、色々な常識があって良いと思いますし・・・

常識なんて、たった1日で変わってしまうことだってありますから。

帰宅し、じっくりと準備を整え・・・

翌日(1月9日)は、宗勝寺の年頭行事「新年祈祷会」を厳修。

今年は、70名以上の檀信徒の皆さまに参列いただきました。

年中安泰の祈りを込め、ご祈祷を。

 

法要終了後は、出仕いただいたお上人より・・・

「九星気学による平成29年度の運勢」と題し、お話を頂戴しました。

(皆さんの「食いつき」が、ハンパないです。。。)

 

本年度の祈祷札を、お申込み(ご欠席で、遠方)の方は・・・

本日(1月10日)、発送させていただきましたので、しばしお待ちください。

①複数をご依頼の方には、間にクッションを挟み、エアパッキン(プチプチ)でシーラー。

②「御宝牘(ごほうとく:御札と同じ意味)」の用紙で、グルッと巻く。

③特厚ビニールで全体をシーラーして、タックシールで宛名を。

・・・これが、住職歴14年目にしての(紆余曲折を経た)結論。

 

このハイクオリティを「どうしても手に取りたい!」という方は・・・

下記リンクを、クリックしてください。。。

【宗勝寺 郵送祈願 ~遠方の方でもお気軽にご祈願を~】

明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます!

 

今年も、(マイペースで)この「SHSHOJI Blog」を更新して参りますので・・・

お付き合いの程、よろしくお願い申し上げます!

(今年の年賀状は、こんな感じで、、、)

 

大晦日から元日にかけ、見るともなしにSNSを徘徊していますと・・・

同業の皆さまの、頑張ってらっしゃる様子を拝見することができました。

 

片や私は元朝から、宗勝寺浄国寺(師匠のお寺)にて、念入りに読経仕り・・・

歴代住職やご先祖さまの墓参を、家族とともに。

 

ブランチ的に、お節料理をつまみ・・・

皆さまからの年賀状と、分厚い折り込みチラシに、目を通し。

 

香取神宮(近所の大神社)帰りに、お越しになる・・・

二次会的初詣(?)の檀家さんに、ご挨拶等々。。。

 

・・・そんな、毎年ながらの元日でした。

サメやマグロは、「泳ぎ続けていないと、死ぬ」と言いますが・・・

休まないことが美徳とされる、日本人の勤勉さ。

 

これはもはや、病(やまい)ですね。

 

空き時間に、パソコンを開いて事務作業をしようとした私に・・・

「お正月」という空気は、それを気付かせてくれました。

 

人生、焦ってもしょうがないですから。

まったり、まったり、行きましょう。

改めて、今年もよろしくです。。。