一日行堂
あと“2週間”も経つと、市川市の大本山「中山法華経寺」さまでは・・・
今年も、“日蓮宗大荒行堂”が開かれます。
その荒行成満者で組織される、“千葉県東部修法師会”主催により・・・
“一日荒行平和祈願祭”、通称「一日行堂」が先日開催されました。
一般には見ることができない、修行の姿。
その一日を再現し、檀信徒の皆さまに公開させていただく。
また、この行事には、今年初めて荒行堂に“入行”されるお上人も、参加されます。
私もかれこれ8年前、初めてこの行事に参加させていただきました。
当時、この僅か一日でも、とにかく・・・
キツくて、キツくて(+_+)
そして、実際に入行した時。
その僅か一日とは言え、リアルな日程の経験が、心の支えになる・・・
・・・訳では、一切ありませんが。
とにかく、これを経験した者は、口をそろえて・・・
なぜか「ありがたい」と、感謝できるような行事なのです。
今回、会場となったのは・・・
大網白里市の、本山「正法寺」さま。
“小西檀林(こにしだんりん)”の、旧跡です。
最盛期には、900名以上の“学僧”を擁した、檀林(お坊さんの学校)で。
「本院七堂・六殿・五棟、塔中四ヵ寺一院、学寮七十三舎」との記述からも・・・
凄まじい規模の学校だったことが、容易に想像できます。
明治6年の火災にて、大半が“消失”されたのは残念の極みですが・・・
その広大な寺域は、健在です。
夕方5時の「入行会」からは、“読経三昧”。
午後6時・11時・午前3時・6時・9時・正午12時には、“水行”で心身を清めます。
その合間にも、“夜勤・朝勤・昼勤”と・・・
ご祈祷本尊の“鬼子母神”さまの御宝前で、お勤めをさせていただきます。
2日目の午後からは、檀信徒の皆さんがお見えになり・・・
ご祈祷をさせていただきまして、夕方までにこれを終える訳です。
今回は、我が“千葉県東部”からだけでなく。
“千葉県北部・千葉県西部”から、多くのお上人の参加もあり・・・
約30名の僧侶が関わって、この行事が開催されました。
今年“千葉県東部”からは・・・
“初行(1回目)・再行(2回目)・三行(3回目)・四行(4回目)・五行(5回目)・参籠(6回目以上)”と、それぞれに入行者がいらっしゃいます。
皆さまの、無事のご成満を、ご祈念申し上げます!