リフレッシュ

今月1日、今年最後の題目講を、無事に終え・・・

4日には、歳末助け合い運動「唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)」へ、参加。

そんなことが、はるか昔のことのように感じるほど。

 

この3週間ほど、中々時間を取ることが出来ず・・・

当ブログも、かつてないほどの停滞を見せてしまいました。

 

ここにきて・・・

ようやく、ようやく、ようやく、一息。

 

「ご住職は、いつがお休みなんですか??」

「24時間、年間365連勤です」

 

・・・という、ベタな質問に対する、ベタな回答。

実際、住職の休みは、予定(休日)として無理矢理つくるものだと思います。

 

そうは言っても、そう出来ないこともあるのが、現実。

だからこそ、休める時には休む。食える時に食う。

 

さて。

 

お寺の前の道は、お昼ごろに交通規制がかかり・・・

「第9回 香取小江戸マラソン」が、開催されていました。

 

4000人(?)のランナーの中には、檀家さんや同級生の姿もあり・・・

家族・近隣の皆さんと一緒に、沿道で応援を。

息子は、コスプレランナーに、手を振ったり・・・

ゲストランナーの増田明美さんに、声をかけていただいたりと、ご満悦。

 

そんな訳で、年末年始に向けたアレコレを、全て忘れ・・・

久々に宗勝寺で丸々一日、まったりとリフレッシュさせていただきました。

ちなみにこの時期は、新年(平成30年度)のご祈祷札の、染筆中。

(檀信徒の皆さまには)申込み返信の都度、染筆しておりますので、ご安心を。

 

一般の方も、通年を通してお申込み可能です。

→宗勝寺 郵送祈願 ~遠方の方でもお気軽にご祈願を~

IMG_0509

お札を(シーンとした部屋で)集中して2~3時間、染筆・・・

息詰まったところで、寺務所に上がって、休憩する訳ですが。

 

ここで欠かせないのが、ブラックコーヒーと、YouTube。

この時期、私の息抜きでもあり、楽しみでもあります。

 

宗勝寺公式YouTubeページ「SHUSHOJI Tube」・・・

とか言って、頑張ろうとしたこともあったんですが、お恥ずかしい限り。。。

 

さておき、今やブログよりもYouTubeの時代でしょうか。

興行化しきったメディア媒体より、よっぽど面白かったりしますからね。

 

人気のユーチューバーは、概ね組織(会社)化して・・・

演者・企画・撮影・編集を、複数人で分担しているようです。

 

もちろん寺院も、規模が大きくなればなるほど、その傾向に。

いやー、一度でも経験してみたいものです。

 

お経(法務)だけ。

書き物(塔婆・お札)だけ。

掃除だけ。

 

想像しただけで・・・つまらなくなりそうでした。。。

取捨選択

今年も宗勝寺境内の、柘榴(ザクロ)を収穫。

鬼子母神さまへ、お供えさせていただきました。

今年は、まずまずの実りだったのですが、早い時季に実が熟しはじめ・・・

長雨も重なり、何割かダメにしてしまいました。

 

鬼子母神さまと、柘榴の関係については・・・

以前書いたブログがございますので、リンクよりどうぞ。

→鬼子母神と柘榴の関係について

今年も、大本山「中山法華経寺」さまでは・・・

11月1日より、日蓮宗大荒行堂が開設されます。

→日蓮宗大荒行堂について

 

法華経の行者を擁護するという、鬼子母神さまをご祈祷本尊とし・・・

壱百日間の、苦修錬行に挑む訳です。

 

これに先立ち、大網白里市の本山「正法寺」さまにて・・・

去る10月16~17日、一日行堂が開催され、参加して参りました。

日蓮宗千葉県東部修法師会 主催の行事ですが・・・

当日は、千葉県西部・北部・神奈川からの参加者も。

 

荒行堂の一日をに再現し、水行・読経に励みます。

全国のいくつかの管区で、同様の行事が開催されているようです。

 

しかしながら、【朝~夕方】の日程がそのほとんどだそうで・・・

当行事は、【夕方~夕方(翌日)】という、荒行堂さながらのカリキュラム。

(千葉県東部・茨城県だけだとか。間違っていたらすみません。。。)

この日は、12月並みの気温ということもあり・・・奥歯がカタカタと。

 

さて。

 

そんなこんなで、外出することが多くなっていた、今日この頃。

その間、師匠のお寺「浄国寺」の本堂の・・・

照明が全て、LEDへとバージョンアップされました!

 

この本堂が建立されてより、早10年・・・

ハロゲンタイプのものが、次々と玉切れし始めていましたし。

 

2019年3月末、大手メーカーの蛍光灯照明器具、生産中止!

・・・なんて報道もあるくらいですから、良いタイミングかもしれません。

 

「電気代と電話代、自分で払わなきゃいけないんですよね。。。」

独立開業した方が、いみじくも仰っていました。

 

やはりお寺も、ランニングコストは・・・中々のものですよ。

パリッとしておくには、金かけるか手間かけるかしかない訳で。

 

様々なもののバランスを考えながら、「取捨選択」をする。

それは、住職としての最大の悩みでもあり、最高の楽しみでもあります。

顕彰

お陰さまで、うち(宗勝寺)も時代の流れか・・・

webをきっかけとしたご依頼を、しばしば頂戴いたします。

 

ご依頼は、様々。

ツートップとしては、ペット供養水子供養でしょうか。

 

お問い合わせの多くは、メールか電話でいただきますが・・・

その際、あることに難色を示す方が、多いのです。

 

「え?予約がいるんですか??」と。

 

一般的(?)な感覚として・・・

お寺イコール(世間的に名前が通った)大寺院、なのかもしれません。

 

観光地化されていることもあるでしょうし、そのような所では・・・

常に、数名のお坊さんがスタンバイOKで、対応してくださる。

 

(うちを含め、大多数のお寺では)お坊さんは、せいぜい住職ひとり。

丸一日、お寺に張り付くことは難しく、大原則として先約が優先となります。

 

申し訳ございませんが、何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

・・・しかしながら、先日のこと。

 

車両購入による、交通安全のご祈祷のご依頼がございまして。

伺うに、ご依頼者さまは、某大寺院での(交通安全祈願)経験有り。

 

当日はご満足いただけたようで、何よりでしたが・・・

比較対象としての具体的な話は、伏せさせていただきます。。。

 

さて。

 

今月2日、千葉県東部管区「寺院顕彰(けんしょう)参拝」が開催され・・・

スタッフとして、参加して参りました。

 

その名の通り、地元寺院を参拝するという、ここ数年の恒例行事。

今回は、約130名の参加者がありました。

 

ちなみに、定員を超える申し込みがある行事であり・・・

リピーターを、多く輩出する行事でもあります。

↑山武市「蔵光寺」さま

↓多古町「妙暹寺」さま

↓多古町「妙光寺」さま

参加の皆さんの多くが、こう仰います。

「こんなところに、こんな素晴らしいお寺があったとは」

 

そう、行けば分かるんですよね。

某大寺院より、うちをお気に召してくれる方が、いらっしゃるくらいですから。

 

行けば、分かる。

行かなきゃ、分からない。

知らなければ、行けない。

知ろうとしても、分からない。

 

顕彰(けんしょう)】

隠れた功績・善行などを讃(たた)えて、広く世間に知らせること。

 

うちとて、開山400年以上・・・隠れたつもりなど、さらさら無く。

・・・となると、隠しているのは我々僧侶なのでしょうね。

 

それにしても、顕彰参拝とは・・・言い得て妙ですな。

 

不幸の前借り

先日(9月3日)、師匠のお寺「浄国寺」にて・・・

七面大明神大祭が厳修され、出仕いたしました。

七面大明神は、七面山(山梨県の霊山)に棲まわれる、とされます。

 

七面山は、身延山(日蓮宗の総本山、久遠寺の所在地)の西方に位置し・・

七面大明神は、身延山の裏鬼門を抑える、法華経の守護神。

 

「末法総鎮守(まっぽうそうちんじゅ)」との言われの通り・・・

この世の中、そして法華経信仰の者を守護する、とも言われています。

 

浄国寺参道脇に鎮座する七面大明神像の勧請は、平成23年のこと。

私の日蓮宗大荒行堂 再行入行の折に整え、成満の際に開眼したものです。

 

ちなみに、画像の七面堂は(浄国寺の歴史上)紆余曲折を経て・・・

一昨年(平成25年)に、再建されたもの。

 

当日は、50余名のご参列をいただき・・・

無事にこの大祭を終了できましたこと、ありがたく思います。

今月(9月)は、秋のお彼岸を控えてはいるものの・・・

当行事を終え、(気分的には)だいぶ落ち着くことが出来ました。

 

落ち着くと言えば・・・今月の題目講

 

客間のイス席化や、障子の張り替えも相まって・・・

いつも以上に、まったりと、茶話会を楽しんでいただけたご様子でした。

・・・とは言え、落ち着かないのはお寺の、懐(ふところ)事情。

 

前回前々回のブログと、多少かぶりますが・・・

帳簿を見ると、今年の夏は・・・中々のものでした。

 

落雷関連では、ルーターにPCスピーカー・・・

トイレは、勢い余ってのフルリフォーム

 

その他の故障としては、本堂のエアコンや境内の外灯(新品交換済み)・・・

クルマの窓ガラス交換や、タイヤのパンク。

 

残念ながら、上記はすべて・・・

マイナスをゼロに戻すだけの、作業だということ。

 

それが大事なのは、百も承知なのですが・・・

右肩上がりが実感できない事業は、徒労感がハンパじゃない。

近年、見かけることが少なくなった気がしますが・・・

上棟式に付き物なのが、建前(餅まき)ですね。

 

起源は、災いを避けるための神事なのだそうですが・・・

一説には、「不幸の前借り(前払い)」だという話を、耳にしたことがあります。

 

自宅を建てるという、人生最大級の幸せを前に・・・

人は、その反動を恐れる訳です。

 

ならば、建て終わる前に自らの手で、不幸(この場合は散財)を演出してしまう。

ある種の、厄払いといったところでしょうか。

 

・・・そうだ、今年は良い厄払いが出来て、本当に良かった。

次は、どんな厄払いをしようかな。。。

一区切り・・・のはずなんですが。

もうすぐ、8月も終わろうとしています。

学生の皆さんは、宿題・・・終わりましたでしょうか??

前回、告知させていただいた「浄国寺」の施餓鬼会(せがきえ)も・・・

去る8月16日、無事に終了することが出来ました。

 

今年の参加者は、(立ち見を含めて)約170名。

毎度のことながら、至らぬ点、お許しいただければと思います。

翌日(8月17日)は、成田市「東光寺」さまの施餓鬼会へ。

10時、11時と、2座に分けての法要に出仕させていただきました。

ワンクッション置いて、24日は多古町「能満寺」さまの施餓鬼会に。

例年、この日をもって、私のお盆関連行事が幕を閉じます。

お盆は、「8月13~15日」で・・・

「ご先祖さまが帰ってくる」っていう程度が、一般的な認識かと思います。

 

ご先祖さまは、(平たく言えば)色んな世界にいらっしゃる。

基本的な概念として、良くない世界にいるほど、帰路道中は長時間。

 

8月1日を、釜蓋朔日(かまぶたついたち)と申しまして・・・

釜のフタが開き、(最も遠くの)地獄界の者たちが、帰省を開始する訳です。

帰省(お盆)の準備として、精霊棚(たな)や供養幡(はた)の準備は・・・

7日の夕方に。七夕(たなばた)の起源ですね(7月は旧暦)。

 

スタートは違っても、帰省は13日の夕方に、同時ゴール。

迎え火を焚いて、お迎えし・・・3泊4日の滞在。

 

やはり、お送りしたらそれで終了、ということはなく・・・

その締めくくりは、8月の24日、という地域が多いのではないでしょうか。

 

この日を、(お地蔵さんのご縁日から)地蔵盆と呼び・・・

供養・行事なさる地域も、ございます。

 

うちの地元(千葉県香取市)では、なぜか24日を「ウラボン」と呼び・・・

お墓や、お寺にお参りする日として、定着しています。

 

お盆の正式名称の、盂蘭盆(うらぼん)とは異なり・・・

13~15日を表、24日を裏とする、勘違いからきた名称だと感じます。

・・・先般の「てらこや」の文集が、今年も完成。

 

日蓮宗千葉県東部青年会の会員にて、本日(8月30日)発送業務を行いました。

参加者・関係者の皆さま、到着までしばしお待ちください。

 

例年は、これで本当に一区切り・・・のはずなんですが。

今年は、プライベートでもガチャガチャとして、もはや何が何だか。。。

 

妻と子ども(×2)は、妻の実家へ里帰り。

結果、楽な部分と大変な部分で、±ゼロといったところでしょうか。

 

長男は、里帰り期間限定で、保育園へ通い始めました。

楽しそうで、何よりですな。。。

アツい、アツい夏

本日は、8月15日。

今年もお盆が・・・いや、夏が終わろうとしています。

 

かつてないほど、涼しいお盆でしたが・・・

私にとっては、「アツい、アツい夏」でした。

8月8日~15日までは、終日の棚経(たなぎょう:お盆のお経廻り)。

これをベースとして、その日ごとに多少のオプションが付きます。

 

例えば、お盆の入りとなる13日には・・・

早朝(午前4時半!)より、師匠のお寺浄国寺の受付業務を。

 

(慣習として)菩提寺への挨拶・お墓の清掃・塔婆の建立を行い・・・

夕方(ご先祖さまのお迎え)に、備える訳です。

・・・毎年毎年、お盆にはドラマがあります。

 

1から10まで・・・となると、相応の尺。

書けること、書けないこと、今年も本当に色々ありました。

 

当ブログの読者の方には、楽しく読んでいただきたいので(内容を厳選し)・・・

「今年のドラマ BEST3」、発表させていただきます!

 

・・・まず、第3位。

【棚経中に、客間が整う】

以前からの懸案事項だった、客間の椅子席化。

注文してはいましたが、まさか棚経中に届くとは。。。

 

配送トラブルもあって、頭の血管がプチプチしましたが・・・

我慢しきれず、夜なべ仕事で梱包から開封。

 

また、「お盆明けに、、、」とお願いしていた、障子の張り替え(7年ぶり)。

建具屋さんのお気遣いで、お盆前に仕上げていただきました。

 

・・・続きまして、第2位。

【棚経中に、クルマが、、、】

ちょっと分かり難い画像ですが、飛び石でフロントガラスが割れました。

免許を取って18年、初体験でした。

 

そして、その数日後には、まさかのパンク。

免許を取って18年、初体験でした。

ガラスは、工場お盆休み直前に、マッハで交換処理していただき・・・

パンクも、馴染みのガソリンスタンドに駆け込み、マッハで修理。

 

結果オーライでしたが、かなり焦った出来事でした。。。

そして、いよいよ。

 

栄えある第1位は・・・

【棚経中に、次男誕生】

 

前日、(思い返せば)多少の予兆はあったものの・・・

棚経中に、連絡を受けた時は、正直驚き焦りました。

 

唯一体が空いていた、私の母が運転し、病院へ。

8月11日、予定日(9月9日)より約ひと月早い誕生でした。

 

棚経を終え、夜には病院へ。

2200グラムと、多少体は小さいものの、母子ともに健康でした。

そんな訳で、今年は忘れられない夏になりましたが・・・

まだホッとするには、早いようで。

明日(8月16日)は、師匠のお寺「浄国寺」の、施餓鬼会(せがきえ)が。

参加無料、どなたでもご参列いただけます。

 

座席の準備は125席ですが、例年立ち見(?)が出てしまいます。

ご参列予定の方は、お早めにどうぞ。。。

果たしてこれで、良かったのか。。。

昨日(8月7日)、宗勝寺の年中行事「施餓鬼会(せがきえ)」を・・・

本年も、厳修させていただきました。

施餓鬼会(せがきえ)とは

 

当ブログで、幾度となく登場する言葉ですが・・・

やはり行事は、「準備が8割」です。

例年のことですので、(個人的には)何ということはありません・・・

・・・とか、虚勢をはってみたり。

年イチでお願いしている、プロの手による剪定も、この時期に。

 

今年の夏は、雑草の処置に(本音を言えば)辟易としました。

草刈りと草抜きに、私は一体どれだけの時間を費やしたのでしょうか。

 

「今年の夏は」と書きましたのは、本日(8月7日)が立秋だから。

お中元のお礼状を書こうとして、「あれ、もしかして、、、」と。

 

そう、立秋を境に「暑中見舞い → 残暑見舞い」へと。

まぁ(この気温で)違和感あること、この上ありませんが。

 

話を、元に戻しまして・・・

今年も、70名以上のご参列のもと、無事終了・・・

・・・と、言いたいところですが。

 

本堂のクーラー、まさかの故障。。。

「最近、調子悪いな、、、」とは、思っていたんですが。

 

正直、倒れるかと思いました。

いや、倒れる方が出なくて、本当に良かった。

 

ご迷惑を、お掛け致しました。

 

・・・何だか、電化製品関連のトラブルが、多いなぁ。

最近は、例の落雷事件もあったし、トイレまで故障しましたしね。。。

実はあれ、「これを機に」と・・・

突貫工事で、全面リフォームさせていただきまして。

工事の完全終了は、施餓鬼会の前日。

「何から何まで、準備万端だ」と、高をくくっていたのが、このザマですよ。

 

年々、思いが強くなっていくことなんですが・・・

(特に仕事に関して)満足することが、出来ません。

 

いくら準備をしても、どこか足りない気がしてならない。

終わっても、何だかスッキリしない。

 

決して、手を抜いているつもりはありません。

また、失敗とか、テクニカルな部分に関してのことではなく。

 

檀信徒さんの、不服そうな顔(言動)を眼にした訳でもありません。

ただ、「果たしてこれで、良かったのか。。。」と。

カレンダーにも、こう書いてあるし・・・

そういうことなんですかねぇ。。。

 

ポジティブに考えれば、良い意味での貪欲さでもあるのでしょうか。

仕事は、満足したらそれで終わりって言いますしね。

 

・・・さぁ、明日からついにお盆の棚経(お経廻り)が、始まります。

檀信徒の皆さま、よろしくお願いいたします!

メンテナンス

先日(7月22日)は、大網白里市「等覚寺」さまへ。

「大網白里海岸 唱題行脚」ならびに「施餓鬼会」に・・・

日蓮宗千葉県東部青年会にご依頼を賜り、会員として出仕させていただきました。

 

団扇太鼓を叩き、お題目を唱え歩を進める、唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)。

海難事故防止を呼びかけると共に・・・

海難事故物故者の慰霊として、点在する慰霊碑で読経仕ります。

(行脚中の画像は、昨年のものです。。。)

 

午前中は、海水浴客などで賑わう大網白里海岸を含めた、約2時間半の行脚。

午後からの法要は、前半に施餓鬼会(せがきえ)、後半に祈祷会(きとうえ)を。

 

個人的には、初めて副導師の席に着かせていただいたことに・・・

「苦節14年・・・」と、感慨にふけながらの法要出仕となりました。

また、終了後には女流講談師「一龍斎貞鏡」師の講談・・・

日蓮聖人御一代記を拝聴する機会にも、恵まれました。

 

お寺を後にする際には、ご住職のご厚意で、大量のご供養を頂戴しまして。

帰路道中、狭い車内は、むせ返るほどの芳しい香りに包まれ・・・

途中、(半分を)知人宅の玄関に置いて逃げたのは、ここだけの話。。。

 

・・・さて。

 

先日(最近クルマを買い替えた)後輩と、何気なく話をしておりましたら・・・

「今度からはオイル交換とか、やってもらおうと思ってて、、、」とのことで。

 

「えっ?今までのは、どうしてたの??」と、尋ねますと・・・

「(やらなくても)走るでしょ??そーゆーの興味なくって。。。」と。

 

衝撃でしたね、クルマ好きの私としては。

 

結果、壊れて大枚はたいて修理したりとか、買い替えたりとか。

結果、事故を起こしたりとか、人を傷つけたりとか、自分が傷ついたりとか。

 

そんな確率は、大して高くはないということなのでしょう。

本日、市の健康診断に行ってきました。

 

企業にお勤めの方でしたら、会社の健康診断を受けられるのでしょうが・・・

自営業(?)的な扱いですので、こういった形になります。

 

そんな訳で、会場を見渡せば周りは、ほとんどが中高年の方々。

案内が来ても、スルーしてしまう同業の方々の話を、よく耳にします。

 

我々の業界、そこそこの肉体労働のはずなんですけどね。

自覚症状が出ないと、腰を上げない方が多いように感じます。

 

言うまでもなく、「メンテナンス」は大事です。

特に身体は、パーツ交換できませんので。

 

先日、久しぶりに少し体調不良に。

なってみて改めて感じますが、健康が一番ですね。

 

30代半ばにして、ビビりだすのも・・・

早すぎではない・・・はずです。

エンバーミング

はい、無呼吸運動中です。

 

このスケジュールで、体を壊さない自分に、関心すらしますが・・・

実際は、お盆前にこの有様で大丈夫か、不安でなりません。

さて。

 

先日、ある方の葬儀をお勤めさせていただきまして・・・

やや遠方、地元から約100キロほどの土地へ、伺うことになりました。

 

葬儀(お葬式)に関しましては、その土地により慣習が異なります。

道(川)を挟んで・・・といったレベルで、違ったりもするんです。

 

いや、葬儀という法要に関して・・・

こちら(僧侶)が内容を変える、という意味ではなく。

 

参列者を含む、葬儀に関わる方の行動が、地域によって異なる訳です。

それは、単純に「昔から、こうやってるから」ってことも、あるでしょう。

 

また、いわゆる土着信仰と呼ばれるような・・・

何か謎めいた、儀式的な風習を目にすることもあります。

【土着信仰:土地・民族に(固有の)生活習慣と結びついた儀礼など】

 

(話を戻しまして)今回の葬儀、初めての経験だったのは・・・

式中、お棺のフタが閉じられることが無かったこと。

葬祭ホールですと、奥行5~60cmの机を挟んだ奥は、ご遺体。

常に眼に入るところに、ご尊顔があるというのは、独特の緊張感でした。

 

終了後、スタッフの方に「この辺の、風習ですか??」と、尋ねたところ・・・

「いえ、エンバーミングの方は・・・」とのことで。

 

「エンバーミング(embalming)」とは、 遺体を消毒・保存処理・修復し・・・

長期保存を可能にする、技法のこと。

 

土葬を主とする欧米諸国などでは、一般的ですが・・・

私も実際に目にしたのは、初めての経験でした。

 

時間の経過で見た目の変化が無く、感染症の心配も無いため・・・

お棺のフタを閉じるのは、出棺の時が最初になる、という訳で。

近年の終活ブームもあり、家族に迷惑を掛けたくない・・・

自分のことは自分で・・・という考えの方も、少なくないと思います。

 

しかしながら、弔いは残された方のためにも、大切なもの。

遺族が流す涙は、後悔の部分が大きいことも、否めません。

 

人生の最後の最後に、出来得る限りのことをしたと・・・

その、納得や達成・充実、もしかしたら贖罪かもしれませんが。

 

そんなことが、残された者の気持ちを楽にしたり・・・

区切りをつけてあげることになることも、あるんです。

 

終活ブームの開始当初は、いかにも葬儀・お墓の事前準備って感じで・・・

私自身も、少なからず疑問も持ったものですが。

 

現在では「人生の終焉を通じ、今をより良く生きる活動」のことを言うそうな。

正解は、こっちですね。。。

地域差

先日、妻が友人の結婚式(& 披露宴)に、出席するとのことで・・・

場所を聞くに、偶然にも道の斜向かいが、友人のお寺。

 

良い機会と、久々に連絡を取りまして・・・

妻を迎えに行きがてら、お参りさせていただくことになりました。

実はこちら、学生時代の思い出の場所でもあります。

仮住まいの如く入りびたり、散々ご迷惑だっただろうかと。

 

いやー、それにしても懐かしい。

変わっていないことが、うれしかったですね。

 

・・・とは言え、周辺はすっかり変わりました。

当時、向かいは六〇木ヒルズではなく、テレビ〇日でしたし。

 

のり唐明太(唐揚げ・明太子入りの、のり弁)の、弁当屋も・・・

無くなってたし。(あったら、ごめんなさい。。。)

 

でも、友人のお母さんに、14~5年ぶりにご挨拶でき・・・

何となく、覚えていてくれて、それもまたうれしかったです。

 

そんな、思い出のお寺が、数年後に更地になると聞いた時は・・・

もう素直に、ビックリしました。

 

再開発の対象地となったそうで、跡地は約50階建てのビルに。

お寺ごと、数十メートルのお引越しを、なさるとか。

さて。

 

お寺も、それぞれの地域に根差している訳ですから・・・

当然、それぞれの地域ならではの問題・悩み・事情を、抱えている訳です。

 

ちなみに、うち(宗勝寺)が籍を置く、千葉県東部管区では・・・

いわゆる「代務寺院」関連の問題が、大きいと思います。

 

代務寺院とは、あるお寺を本務とする住職が・・・

兼任する形で、住職として名義を付けているお寺のこと。

 

中には、複数の代務寺院を管理する方も、いらっしゃいます。

我が管区には、そんなお寺が多い、ということですね。

 

じゃあ、なぜ代務寺院なんてものが、存在してしまうのかと言えば・・・

(多々、理由はありますが)ひとつの大きな原因としては、経済的なもの。

 

ざっくばらんに言えば、法人としての理想は、独立採算。

 

ランニングコストと、住職(家族)の生活を保証。

残念ながら、そんなお寺は限られているのが、現状ということでしょう。

 

寺院の独立採算の目安は、かなりの「地域差」がありますし・・・

収入体系によっても、かなりの違いがありますが。

 

残念ながら、独立採算のラインに、遙かに及ばない当山も・・・

何を隠そう、30年前までは代務寺院でした。

 

・・・貧乏くさい話なので、もうやめます。

 

「アンタの寺、立ち退いてくれ」なんて、言われたら・・・

私は、法人の責任者として、どんな条件を提示するのでしょうか。

 

ちょっとだけ、ワクワクしました。

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