この世の中で、一番うまい飲み物

台風一過、夏に戻ってしまったかのようです。

気候はともかく、枝葉でとっ散らかった境内の掃除に、辟易とします。

 

私が言うまでも、ありませんが・・・

現状維持(復帰)ってのは、本当に難しいことですね。

 

毎日使う包丁は、一太刀ごとに切れ味を鈍らせていきます。

それも、ゆっくりと、気付く間もなく、鈍っていく訳です。

 

刃こぼれまでした包丁を甦らせるのは、可能とは言え大変で・・・

だからこそ、プロの料理人は、毎日のように刃を研ぐ訳です。

 

もちろん、我々人間も同じこと。

現状維持(衣食住)を心がけずして、明日は無いのではないでしょうか。

日蓮宗千葉県東部修法師会の主催による、「放生会(ほうじょうえ)」が・・・

先日(9月8日)、匝瑳市「朗生寺」さまにて開催され、出仕してまいりました。

 

私たちは、両親・ご先祖さまの命を通じて、この世に生まれ・・・

多くの命(食料など)を受け継ぎ、今日を生きています。

 

しかしながら、命の大切さというものを想いながらも・・・

現実は、食べ物を廃棄したり、自身の命すら粗末にする者も存在する。

 

古来、先人たちは日(六斎日)を決めて・・・

その日は(漁の禁止など)殺生をせず、命に感謝をして過ごしてきました。

 

放生会とは、(仏教における)殺生を戒め、懺悔する法要のこと。

生物(魚など)を野に放つことで、命を尊び、感謝を表します。

 

当日は、ご奉納いただいた鰻(うなぎ)や鮃(ヒラメ)を・・・

(法要の後)河口に放生し、ご供養仕りました。

酷な話かもしれませんが、私は、生きる以上は楽しく生きたい。

そうでなかったら、私のために犠牲になった命に、申し訳が立たない。

 

有難いことに、生命維持に全てのエネルギーを消費する状況ではないので・・・

なおのこと、そう思う訳です。

 

僧侶という職業柄、(有難いことに)多くの方と接する機会を得ます。

当然、一人ひとりと長く関わっていけば、色々なものが見えてきます。

 

あの人、この頃笑わなくなったな、とか。

あの人、最近良いことあったのかな、とか。

 

その変化は、何の変化なのでしょうか??

衣食住?仕事?趣味?家族?・・・

 

自分自身、その変化に気付いている人もいれば、そうでない人もいて。

先日お伺いしたお寺の、掲示物(初見です)。

かなり古そうですが・・・お釈迦さまのお言葉(?)でしょうか。

 

この頃(私自身)色々あって、ってやつなんですが・・・

グッと飲み干して、心機一転やってやろうかな、と。

 

それでも、敢えて言っときます。

俺より楽しく生きてるやつ、出て来いよ!

不幸の前借り

先日(9月3日)、師匠のお寺「浄国寺」にて・・・

七面大明神大祭が厳修され、出仕いたしました。

七面大明神は、七面山(山梨県の霊山)に棲まわれる、とされます。

 

七面山は、身延山(日蓮宗の総本山、久遠寺の所在地)の西方に位置し・・

七面大明神は、身延山の裏鬼門を抑える、法華経の守護神。

 

「末法総鎮守(まっぽうそうちんじゅ)」との言われの通り・・・

この世の中、そして法華経信仰の者を守護する、とも言われています。

 

浄国寺参道脇に鎮座する七面大明神像の勧請は、平成23年のこと。

私の日蓮宗大荒行堂 再行入行の折に整え、成満の際に開眼したものです。

 

ちなみに、画像の七面堂は(浄国寺の歴史上)紆余曲折を経て・・・

一昨年(平成25年)に、再建されたもの。

 

当日は、50余名のご参列をいただき・・・

無事にこの大祭を終了できましたこと、ありがたく思います。

今月(9月)は、秋のお彼岸を控えてはいるものの・・・

当行事を終え、(気分的には)だいぶ落ち着くことが出来ました。

 

落ち着くと言えば・・・今月の題目講

 

客間のイス席化や、障子の張り替えも相まって・・・

いつも以上に、まったりと、茶話会を楽しんでいただけたご様子でした。

・・・とは言え、落ち着かないのはお寺の、懐(ふところ)事情。

 

前回前々回のブログと、多少かぶりますが・・・

帳簿を見ると、今年の夏は・・・中々のものでした。

 

落雷関連では、ルーターにPCスピーカー・・・

トイレは、勢い余ってのフルリフォーム

 

その他の故障としては、本堂のエアコンや境内の外灯(新品交換済み)・・・

クルマの窓ガラス交換や、タイヤのパンク。

 

残念ながら、上記はすべて・・・

マイナスをゼロに戻すだけの、作業だということ。

 

それが大事なのは、百も承知なのですが・・・

右肩上がりが実感できない事業は、徒労感がハンパじゃない。

近年、見かけることが少なくなった気がしますが・・・

上棟式に付き物なのが、建前(餅まき)ですね。

 

起源は、災いを避けるための神事なのだそうですが・・・

一説には、「不幸の前借り(前払い)」だという話を、耳にしたことがあります。

 

自宅を建てるという、人生最大級の幸せを前に・・・

人は、その反動を恐れる訳です。

 

ならば、建て終わる前に自らの手で、不幸(この場合は散財)を演出してしまう。

ある種の、厄払いといったところでしょうか。

 

・・・そうだ、今年は良い厄払いが出来て、本当に良かった。

次は、どんな厄払いをしようかな。。。

アツい、アツい夏

本日は、8月15日。

今年もお盆が・・・いや、夏が終わろうとしています。

 

かつてないほど、涼しいお盆でしたが・・・

私にとっては、「アツい、アツい夏」でした。

8月8日~15日までは、終日の棚経(たなぎょう:お盆のお経廻り)。

これをベースとして、その日ごとに多少のオプションが付きます。

 

例えば、お盆の入りとなる13日には・・・

早朝(午前4時半!)より、師匠のお寺浄国寺の受付業務を。

 

(慣習として)菩提寺への挨拶・お墓の清掃・塔婆の建立を行い・・・

夕方(ご先祖さまのお迎え)に、備える訳です。

・・・毎年毎年、お盆にはドラマがあります。

 

1から10まで・・・となると、相応の尺。

書けること、書けないこと、今年も本当に色々ありました。

 

当ブログの読者の方には、楽しく読んでいただきたいので(内容を厳選し)・・・

「今年のドラマ BEST3」、発表させていただきます!

 

・・・まず、第3位。

【棚経中に、客間が整う】

以前からの懸案事項だった、客間の椅子席化。

注文してはいましたが、まさか棚経中に届くとは。。。

 

配送トラブルもあって、頭の血管がプチプチしましたが・・・

我慢しきれず、夜なべ仕事で梱包から開封。

 

また、「お盆明けに、、、」とお願いしていた、障子の張り替え(7年ぶり)。

建具屋さんのお気遣いで、お盆前に仕上げていただきました。

 

・・・続きまして、第2位。

【棚経中に、クルマが、、、】

ちょっと分かり難い画像ですが、飛び石でフロントガラスが割れました。

免許を取って18年、初体験でした。

 

そして、その数日後には、まさかのパンク。

免許を取って18年、初体験でした。

ガラスは、工場お盆休み直前に、マッハで交換処理していただき・・・

パンクも、馴染みのガソリンスタンドに駆け込み、マッハで修理。

 

結果オーライでしたが、かなり焦った出来事でした。。。

そして、いよいよ。

 

栄えある第1位は・・・

【棚経中に、次男誕生】

 

前日、(思い返せば)多少の予兆はあったものの・・・

棚経中に、連絡を受けた時は、正直驚き焦りました。

 

唯一体が空いていた、私の母が運転し、病院へ。

8月11日、予定日(9月9日)より約ひと月早い誕生でした。

 

棚経を終え、夜には病院へ。

2200グラムと、多少体は小さいものの、母子ともに健康でした。

そんな訳で、今年は忘れられない夏になりましたが・・・

まだホッとするには、早いようで。

明日(8月16日)は、師匠のお寺「浄国寺」の、施餓鬼会(せがきえ)が。

参加無料、どなたでもご参列いただけます。

 

座席の準備は125席ですが、例年立ち見(?)が出てしまいます。

ご参列予定の方は、お早めにどうぞ。。。

メンテナンス

先日(7月22日)は、大網白里市「等覚寺」さまへ。

「大網白里海岸 唱題行脚」ならびに「施餓鬼会」に・・・

日蓮宗千葉県東部青年会にご依頼を賜り、会員として出仕させていただきました。

 

団扇太鼓を叩き、お題目を唱え歩を進める、唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)。

海難事故防止を呼びかけると共に・・・

海難事故物故者の慰霊として、点在する慰霊碑で読経仕ります。

(行脚中の画像は、昨年のものです。。。)

 

午前中は、海水浴客などで賑わう大網白里海岸を含めた、約2時間半の行脚。

午後からの法要は、前半に施餓鬼会(せがきえ)、後半に祈祷会(きとうえ)を。

 

個人的には、初めて副導師の席に着かせていただいたことに・・・

「苦節14年・・・」と、感慨にふけながらの法要出仕となりました。

また、終了後には女流講談師「一龍斎貞鏡」師の講談・・・

日蓮聖人御一代記を拝聴する機会にも、恵まれました。

 

お寺を後にする際には、ご住職のご厚意で、大量のご供養を頂戴しまして。

帰路道中、狭い車内は、むせ返るほどの芳しい香りに包まれ・・・

途中、(半分を)知人宅の玄関に置いて逃げたのは、ここだけの話。。。

 

・・・さて。

 

先日(最近クルマを買い替えた)後輩と、何気なく話をしておりましたら・・・

「今度からはオイル交換とか、やってもらおうと思ってて、、、」とのことで。

 

「えっ?今までのは、どうしてたの??」と、尋ねますと・・・

「(やらなくても)走るでしょ??そーゆーの興味なくって。。。」と。

 

衝撃でしたね、クルマ好きの私としては。

 

結果、壊れて大枚はたいて修理したりとか、買い替えたりとか。

結果、事故を起こしたりとか、人を傷つけたりとか、自分が傷ついたりとか。

 

そんな確率は、大して高くはないということなのでしょう。

本日、市の健康診断に行ってきました。

 

企業にお勤めの方でしたら、会社の健康診断を受けられるのでしょうが・・・

自営業(?)的な扱いですので、こういった形になります。

 

そんな訳で、会場を見渡せば周りは、ほとんどが中高年の方々。

案内が来ても、スルーしてしまう同業の方々の話を、よく耳にします。

 

我々の業界、そこそこの肉体労働のはずなんですけどね。

自覚症状が出ないと、腰を上げない方が多いように感じます。

 

言うまでもなく、「メンテナンス」は大事です。

特に身体は、パーツ交換できませんので。

 

先日、久しぶりに少し体調不良に。

なってみて改めて感じますが、健康が一番ですね。

 

30代半ばにして、ビビりだすのも・・・

早すぎではない・・・はずです。

エンバーミング

はい、無呼吸運動中です。

 

このスケジュールで、体を壊さない自分に、関心すらしますが・・・

実際は、お盆前にこの有様で大丈夫か、不安でなりません。

さて。

 

先日、ある方の葬儀をお勤めさせていただきまして・・・

やや遠方、地元から約100キロほどの土地へ、伺うことになりました。

 

葬儀(お葬式)に関しましては、その土地により慣習が異なります。

道(川)を挟んで・・・といったレベルで、違ったりもするんです。

 

いや、葬儀という法要に関して・・・

こちら(僧侶)が内容を変える、という意味ではなく。

 

参列者を含む、葬儀に関わる方の行動が、地域によって異なる訳です。

それは、単純に「昔から、こうやってるから」ってことも、あるでしょう。

 

また、いわゆる土着信仰と呼ばれるような・・・

何か謎めいた、儀式的な風習を目にすることもあります。

【土着信仰:土地・民族に(固有の)生活習慣と結びついた儀礼など】

 

(話を戻しまして)今回の葬儀、初めての経験だったのは・・・

式中、お棺のフタが閉じられることが無かったこと。

葬祭ホールですと、奥行5~60cmの机を挟んだ奥は、ご遺体。

常に眼に入るところに、ご尊顔があるというのは、独特の緊張感でした。

 

終了後、スタッフの方に「この辺の、風習ですか??」と、尋ねたところ・・・

「いえ、エンバーミングの方は・・・」とのことで。

 

「エンバーミング(embalming)」とは、 遺体を消毒・保存処理・修復し・・・

長期保存を可能にする、技法のこと。

 

土葬を主とする欧米諸国などでは、一般的ですが・・・

私も実際に目にしたのは、初めての経験でした。

 

時間の経過で見た目の変化が無く、感染症の心配も無いため・・・

お棺のフタを閉じるのは、出棺の時が最初になる、という訳で。

近年の終活ブームもあり、家族に迷惑を掛けたくない・・・

自分のことは自分で・・・という考えの方も、少なくないと思います。

 

しかしながら、弔いは残された方のためにも、大切なもの。

遺族が流す涙は、後悔の部分が大きいことも、否めません。

 

人生の最後の最後に、出来得る限りのことをしたと・・・

その、納得や達成・充実、もしかしたら贖罪かもしれませんが。

 

そんなことが、残された者の気持ちを楽にしたり・・・

区切りをつけてあげることになることも、あるんです。

 

終活ブームの開始当初は、いかにも葬儀・お墓の事前準備って感じで・・・

私自身も、少なからず疑問も持ったものですが。

 

現在では「人生の終焉を通じ、今をより良く生きる活動」のことを言うそうな。

正解は、こっちですね。。。

地域差

先日、妻が友人の結婚式(& 披露宴)に、出席するとのことで・・・

場所を聞くに、偶然にも道の斜向かいが、友人のお寺。

 

良い機会と、久々に連絡を取りまして・・・

妻を迎えに行きがてら、お参りさせていただくことになりました。

実はこちら、学生時代の思い出の場所でもあります。

仮住まいの如く入りびたり、散々ご迷惑だっただろうかと。

 

いやー、それにしても懐かしい。

変わっていないことが、うれしかったですね。

 

・・・とは言え、周辺はすっかり変わりました。

当時、向かいは六〇木ヒルズではなく、テレビ〇日でしたし。

 

のり唐明太(唐揚げ・明太子入りの、のり弁)の、弁当屋も・・・

無くなってたし。(あったら、ごめんなさい。。。)

 

でも、友人のお母さんに、14~5年ぶりにご挨拶でき・・・

何となく、覚えていてくれて、それもまたうれしかったです。

 

そんな、思い出のお寺が、数年後に更地になると聞いた時は・・・

もう素直に、ビックリしました。

 

再開発の対象地となったそうで、跡地は約50階建てのビルに。

お寺ごと、数十メートルのお引越しを、なさるとか。

さて。

 

お寺も、それぞれの地域に根差している訳ですから・・・

当然、それぞれの地域ならではの問題・悩み・事情を、抱えている訳です。

 

ちなみに、うち(宗勝寺)が籍を置く、千葉県東部管区では・・・

いわゆる「代務寺院」関連の問題が、大きいと思います。

 

代務寺院とは、あるお寺を本務とする住職が・・・

兼任する形で、住職として名義を付けているお寺のこと。

 

中には、複数の代務寺院を管理する方も、いらっしゃいます。

我が管区には、そんなお寺が多い、ということですね。

 

じゃあ、なぜ代務寺院なんてものが、存在してしまうのかと言えば・・・

(多々、理由はありますが)ひとつの大きな原因としては、経済的なもの。

 

ざっくばらんに言えば、法人としての理想は、独立採算。

 

ランニングコストと、住職(家族)の生活を保証。

残念ながら、そんなお寺は限られているのが、現状ということでしょう。

 

寺院の独立採算の目安は、かなりの「地域差」がありますし・・・

収入体系によっても、かなりの違いがありますが。

 

残念ながら、独立採算のラインに、遙かに及ばない当山も・・・

何を隠そう、30年前までは代務寺院でした。

 

・・・貧乏くさい話なので、もうやめます。

 

「アンタの寺、立ち退いてくれ」なんて、言われたら・・・

私は、法人の責任者として、どんな条件を提示するのでしょうか。

 

ちょっとだけ、ワクワクしました。

管理

毎日、時間に追われる日々が続いております。

 

1年なんて、アッという間だなぁ。。。

・・・と、お盆の塔婆を書き始める時は、毎年思います。

・・・先日は、多古町峯「妙興寺」さまへ。

 

日蓮宗千葉県東部修法師会の、主催による・・・

「読誦会(どくじゅえ)」に、参加して参りました。

 

例年、多くの会員が参加しておりますが・・・

やはり、大勢で読むお経は、一味違います。

 

この読誦会は、震災後「災害復興祈願」として始められたものですが・・・

ご当山も、その伽藍に幾多の被害を被っております。

 

東日本大震災より、丸6年が過ぎ・・・

ご住職より、近いうちに本堂の改修工事が執り行われる旨、伺いました。

残すのか、壊すのか・・・

直すのか、直せるのか、作り変えるのか。

 

住職はある意味、お寺の管理責任者でもある訳ですから・・・

その判断には、頭を悩ませるようなこともある訳です。

 

うち(宗勝寺)も、260年以上前の建築物を、維持している立場として・・・

その「管理」に際して、正解がどこにあるか未だに模索中の部分も、ございます。

 

「お寺なんか、古い方が良いんじゃねぇの??」

・・・と、安易に決めつけるのは、あまりにもお粗末でしょう。

 

安普請が古くなれば、それはただのバラック。

様々なバランスを考えて、最善の策を考えるのも、住職の務めかもしれません。

 

さて。

 

先日の雷事件の、続報ですが・・・

恒例(毎月一日)の、題目講の際のこと。

 

参加者のお婆ちゃんより、「トイレが流れない」と。

題目講終了後、業者さんに連絡しまして。

 

「電源が、全く入らないですね」とのことで・・・

メーカー担当者に、バトンタッチ。

「へ~、ウォッシュレットって、結構ハイテクなんスね」とか言ってたら・・・

基盤からカバーまで、真っ黒く焦げてらっしゃる。

 

やはり、原因は落雷による、過電流でした。

 

「じゃあこれ、修理お願いします」って言ったら・・・

このモデル(12年前くらい?)は、部品もすべて生産中止とのことで。

車両価格が高額で、長年乗っても元を取れないことが、分かっていても・・・

日常のガソリン代は、払いたくない。

 

そんな訳で、日本人はハイブリッド車を好みます。

まぁ、車両代は「たまの贅沢」ってことで、気にしないんでしょう。

 

これは、クルマに限った話ではなく・・・

日本のインフラ整備の不備による事故、なんて話も多いですよね。

 

早め早めに直して、大事にすれば・・・

長持ちするものも、たくさんありますから。

 

・・・あ、トイレは新品に取り替えます。

今のモデルは、節水・節電で、おトクなんですって。。。

記念写真

梅雨ですねぇ。。。

気が付けば、6月も後半戦。

充実、と言っても良いんですかね。

 

繁多な法務や(先日も書かせていただいた)年中行事。

草刈りと、草刈りと、草刈り。

(今、肌が真っ白なお坊さん、私は認めません)

 

そういえば、日蓮宗千葉県東部青年会の行事も・・・

(出られる限りは)出席させていただきました。

賛助会員(青年会OB)のご寺院に伺い、読経仕る「寺院参拝」なる行事は・・・

手分けして、6日・12日・19日の3日間を要しました。

 

先般も、書かせていただいた通り・・・

「てらこや」の募集や、ご賛助のお願いも兼ねて。

先輩方のお寺に上がらせていただく、またとない機会。

(個人的には)良い勉強を、させていただいております。
そういえば、この行事で(私が)お寺を空けていた、ある日。

 

事業報告、ということになりますが・・・

客間の空調を含めた、電気工事が行われました。

 

宗勝寺では、全檀家の皆さまにご案内する年中行事が、年2回。

また、大勢の方がお見えになるご法事などの際には、全館冷暖房を。

 

暖房は、ガスストーブを併用するので、問題は無いのですが・・・

全館冷房時には、問題がありまして。

 

まず、そもそもエアコンの容量不足。

 

早めの時間から、キンキンに部屋を冷やしておいても・・・

人が入れば、アッという間に蒸し風呂状態に。

 

そして、電圧(?)不足。

 

容量ギリギリなんでしょうね。

配電盤からは、ビリビリというか、バリバリというか、そんな音が。

 

配電盤が、本堂と客殿の繋ぎにあるせいもあって・・・

皆さん、頭上を気にし、心なしか屈んで入堂なさる。

 

伺うに、ブレーカーが落ちる寸前の音のようですが・・・

結局、ブレーカー自体もよく落ちましたしね。

 

そんなこんなで、毎年夏の終わりには、決心する訳です。

「来年こそ、エアコンを交換しよう」と。

 

ところが、「のど元過ぎれば」ってやつで、月日は流れ。

ようやく今般、これに踏み切った訳です。

 

大広間のエアコンは、業務用の動力式のものへ。

お寺全体の電気経路も、全て見直しを図りました。

 

・・・基本、私は工事はなるべく、見ていたい派です。

人の仕事は見てて面白い、ってのもありますが。

 

やはり、自分の目で確認して、安心したい。

決して、施工業者の方を信頼していない訳では、ないのですが。

 

工事日に、お寺にいられないことにヤキモキしましたが、致し方ない。

せめて、と妻に(工事の様子の)写真撮影を頼みました。

 

妻が撮影したのは、たった一枚の・・・

・・・「記念写真」でした。

 

でもまぁ、安心しましたね。

この笑顔で、手抜き工事なんかする人、いませんから。

 

今から、真夏日が楽しみです!

踏んだり蹴ったり

先日(6月13日)、宗勝寺開基檀越の「第402遠忌法要」を・・・

宗勝寺役員・題目講の各位とともに、厳修いたしました。

開基(かいき)とは、お寺が開かれるにあたって・・・

経済的支持を与えた者や、一般在家の実力者(大旦那)のこと。

 

須坂藩(現在の長野県須坂市)初代藩主「堀直重」公が、これにあたります。

→ 宗勝寺の歴史ページへ

 

宗勝寺では、年中行事としてこの法要を営み・・・

同日、役員総会や護持会会計監査も、行っています。

 

今年も、無事にこれを終了・・・

・・・と同時にスタートするのが、お盆の準備。

 

監査済みの決算書や、お盆のご案内、寺報(お寺の新聞) etc.・・・

例年7/1付の封書にて、全檀家さんのお宅へ郵送します。

 

事務作業は、集中しないとミスの元ですので・・・

カレンダーとにらめっこ、日を決め、一気に仕上げています。

事務作業予定日を翌日に控えた、夕方・・・

千葉県では突然の、雷雨がありまして。

 

明くる日、寺務所のパソコンを立ち上げると・・・

インターネット接続が、無い。

 

雷が原因なのか、定かではありませんが・・・

一夜にして、ルーターとPCスピーカーが、ご臨終。

 

無音なのはさておき、インターネットに繋がらないのは、マズい。

まず、宗勝寺はひかり電話なので、電話がダメ。

もちろん、FAX(コピー複合機)もダメです。

 

しかしながら、文書作成(外付けHD)はイケる・・・と思ったら。

貼り付け用の画像を保存していたのは、いわゆるオンラインストレージサービス。

 

活字の文書だけでも印刷を、と思ったら・・・

有線LANで接続してある、プリンターもダメ。

 

そうこうしているうちに、檀家さんから携帯に着信があり・・・

「住職、さっき塔婆の申込み、メールで送ったんだけど、、、」なんて。

 

思えば、電話回線経由で情報を送っている・・・

警備会社との繋がりも、切れている訳で。

 

慌てて、スマホで修理依頼の連絡先を調べまして。

「そっか、Wi-Fi 繋がるわけ、、、」とか、思いつつ。

 

結果、当日便でルーターが(夕方には)到着。

その日のうちに、すべて復旧することが出来ました。

(スピーカーは、現在も死んでいます)

 

いやー、恐ろしい。

気付かないうちに、ズブズブに依存しているんですね。

 

結局、この日出来たことと言えば・・・

掃除と、(境内の)梅の収穫くらい。

今年は、昨年に引き続き、大大大不作。

何だか、「踏んだり蹴ったり」ですね。

 

僅かながら、梅シロップを漬けてみました。

何だかこの頃、一発OKだった試しがありません。

 

まぁ、結果丸く収まってる気もするので、アレですが・・・

その方が、面白いっちゃ面白いんですかね。

 

・・・頑張ります!

当たり前

6月6日、多古町「法眼寺」さまの「施餓鬼会(せがきえ)」に・・・

青年会員として、出仕させていただきました。

法要終了後は、裏山にある「水戸谷城(みとさくじょう)」(合戦)跡にて・・・

供物をお供えし、ご回向・ご祈祷させていただきました。

また、同日午後からは多古町「妙光寺」さまにて・・・

「三大竜玉神(日天竜玉神・月天竜玉神・明星竜玉神)例祭法要」が。

青年会員に加え、ご当山の有縁のお上人たちとともに出仕させていただき・・・

多くの檀信徒の皆さまへ、ご祈祷仕りました。

上記の行事、(長年)毎年この日に開催され、毎年お声掛けをいただき・・・

私自身、毎年出仕させていただいている訳ですが。

 

・・・有難いですね。

 

有難いとは、「有ることが難しい」と書くくらいですから・・・

言うまでもなく、「当たり前」では無いことは当然。

 

この数字、お分かりでしょうか??

1年:40%
5年:15%
10年:6%
20年:0.3%
30年:0.02%

 

実はこれ、企業生存率なんです。

起業して5年で、85%の会社は倒産か。。。

 

ちなみに、いわゆる老舗(しにせ)と呼ばれる企業数に関しては・・・

日本は、ダントツの世界一(確か、世界の半数以上が日本企業)。

 

今年(2017年)日本では、創業100年以上の企業が、3万3千社以上。

1000年以上の企業も、7社あるそうで。

 

そんな日本ですら、この数字ですからね。

 

お寺(宗教法人)は、特殊なので、アレですが・・・

継続することの難しさ、と言ったらお分かりのことと思います。

 

さて。

 

先日、父は「オレの人生最後のクルマだ」と、新車を購入。

父のクルマ購入は、実に20年ぶりのことです。

 

それまで、父が乗っていたのは・・・

私が(10年前)生まれて初めて新車購入したクルマ。

 

購入より4年間、私が乗りまして・・・

その後、父に譲ることになり6年間。

 

下取りに出す、って言うんで「ちょっと待てよ」と。

そんな訳で急遽、セカンドカー購入の運びとなりました。

 

遠方の法務も、これを活用しようと考えております。

お帰りなさい、また可愛がってやろう。。。

父は、新車納車後のタイミングで、めったに(×2)ない長期休暇を確保・・・

夫婦で、長距離ドライブ旅行(3泊4日)に行ってましたね。

 

息子としては、今後も・・・

今回のようなお出かけを、楽しんでいただきたいものです。

 

動く身体と、自由な時間、遊ぶ小銭。

そんな三拍子揃うこと、奇跡ですから。

 

世の中に、当たり前って無いんですよ。

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