明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます!

 

今年も、(マイペースで)この「SHSHOJI Blog」を更新して参りますので・・・

お付き合いの程、よろしくお願い申し上げます!

(今年の年賀状は、こんな感じで、、、)

 

大晦日から元日にかけ、見るともなしにSNSを徘徊していますと・・・

同業の皆さまの、頑張ってらっしゃる様子を拝見することができました。

 

片や私は元朝から、宗勝寺浄国寺(師匠のお寺)にて、念入りに読経仕り・・・

歴代住職やご先祖さまの墓参を、家族とともに。

 

ブランチ的に、お節料理をつまみ・・・

皆さまからの年賀状と、分厚い折り込みチラシに、目を通し。

 

香取神宮(近所の大神社)帰りに、お越しになる・・・

二次会的初詣(?)の檀家さんに、ご挨拶等々。。。

 

・・・そんな、毎年ながらの元日でした。

サメやマグロは、「泳ぎ続けていないと、死ぬ」と言いますが・・・

休まないことが美徳とされる、日本人の勤勉さ。

 

これはもはや、病(やまい)ですね。

 

空き時間に、パソコンを開いて事務作業をしようとした私に・・・

「お正月」という空気は、それを気付かせてくれました。

 

人生、焦ってもしょうがないですから。

まったり、まったり、行きましょう。

改めて、今年もよろしくです。。。

ありがとうございました

大晦日、今年も終わってしまいますね。

 

「終わってしまいますね」なんて、引っかかる書き方をしてしまいましたが・・・

今年も、悔いはございません!

 

クローズアップしてみれば、色々なことがあったのも事実ですが・・・

総じて、今年も楽しい一年でした。

 

つつがなく、年を越すことが出来ます事・・・

ひとえに縁ある皆さまのお蔭と、感謝申し上げる次第です。

 

「光陰矢の如し」なんて言葉を実感するのは、加齢の表れでしょうか。

特に、年末はアッという間でした。

空いた時間は、もっぱら大掃除に努めましたが・・・

今年は、幾分精神的に余裕があったように思えます。

 

昨年より心がけた、「断捨離」の成果でしょうか。

大掃除が「片付け+掃除」ではなく、「掃除」だけで済むことが、こんなに楽チンだとは。

 

天気にも恵まれて、境内の剪定も捗りました。

正月飾りは、30日までに行うのが決まり。

 

31日に飾り付けを行うことを、「一夜飾り」といいまして・・・

お正月にお迎えする神さまに対し、(慌てた準備が)誠意を欠くとされます。

 

宗勝寺の境内墓地にも、そのほとんどに(松入りの)生花がお供えされ・・・

冬の凛とした空気と相まって、清々しく見えます。

さて。

 

宗勝寺では、今年最後の事業(?)として・・・

給湯器を、設置。

灯油式のものが故障したため、ガス式へ変更した訳ですが・・・

コンパクトかつ、レスポンスも中々のものですね。

 

以前のもの、思うに十数年前から調子が悪くなったような気がします。

完全に故障したのは、10年前ってところでしょうか。

 

実は寝食は別棟で賄えるため、何となく後回しになっていまして。

(草刈り等で)汗&泥まみれになって、シャワー(もちろん、水)を浴びるのも、夏場限定。

 

(私は)別に蛇口からお湯が出ずとも、何ということも無かったのですが・・・

(手洗いの際)息子の悶えっぷりと、妻の懇願により、当事業に踏み切った訳です。

 

そうは言っても現在は、手洗い然り、茶碗洗い然り、もう以前には戻れませんね。

まさに、「ぬるま湯に浸かる」とは、このことでしょう。

 

しかしながら、点検中(ガスストーブの老朽パーツから)微量のガス漏れも発見&修理。

良いタイミングだったのかもしれません。

 

・・・今年も、「SHUSHOJI Blog」にお付き合いいただき、ありがとうございました。

まさか、こんな貧乏くさい話で終わるとは。。。

 

これから本堂で、今年1年間の御礼を言上して参ります。

来年も、よろしくお願い申し上げます!

当り障りのないところから気楽に

昨日は、多古町「能満寺」さまへ。

「星祭り」祈祷会に、出仕させていただきました。

 

古来、「物事の吉凶」や「人の運命・運勢」は・・・

天体の運行によって、予測されてきました。

 

物事(人生)には、必ず(いわゆる)浮き沈みがありますが・・・

それを、(その予測の観点での表現として)「星回りが良い/悪い」と、言う訳です。

 

個人それぞれの運命を左右する、星を供養することで・・・

一年間の幸いを祈り、災いを除く、というのが「星祭り」の趣旨です。

 

「夜が最も長い(=星の力が増す)冬至は、よりご守護をいただける」

「天に、三光(太陽・月・星)”が同時に上る冬至に祈りを捧げると、ご利益がある」

・・・といった諸説から、「冬至 – 星祭り」という関連性が生まれています。

冬至と言えば、柚子湯。

 

今年も無事に、すべての年中行事(出仕を含め)を、終えられたことに感謝し・・・

柚子を「モミモミ」しながら、ゆっくりと入浴させていただきました。

 

例年、冬至を過ぎればあとは年越しの準備を整えるのみ、な訳で・・・

年賀状の、印刷を。

年賀状の発行枚数は、直近8年間連続で、前年比マイナスだそうで・・・

アンケートによれば、「出す予定がある!」という人は、5割強ほどなんだとか。

 

「手書きにこそ、意味がある」とか。

「家族(子ども)写真が、ウザい」とか。

・・・そんな恒例の「年賀状あるある」な論戦も、年々減少していくのでしょうか。

 

さて。

 

今年は、お寺を会場とした法務が、年内に数件残っているため・・・

年越し準備(大掃除 etc.)も、「当り障りのないところから気楽に」ですね。

 

気楽、つまり精神的余裕を持つには・・・

やはり、一気にやらざるを得ないような状況を、作らないことこでしょう。

本日、久々に水槽の大掃除をしましたが、こびりついた苔(コケ)に、悪戦苦闘。

「年末にやるから」の代償は、余りにも大きかったですね。

 

「コツコツ」の成果が出たのは、自炊(書籍の電子化)活動

 

ヒマな時間をこれに費やすこと、なんと半年間。

この年末を以て、ついに本棚を空っぽにすることに、成功しました!

半年間、寺務所はこんな状況でした。

(寺務所にマンガを置くな、ってやつですが。。。)

 

私の、某ネットオークション家計簿には、半年間の軌跡が。

チリも積もれば、というやつですね。。。

 

空っぽになった本棚はどうするのか、って??

すでに、ギッチリ詰まっていますので、ご安心ください。

 

売り上げ金で購入した、ミニカーが。

(だから、寺務所にミニカーを置くな、ってやつですが。。。)

愚か者

本日は、12月1日。

 

宗勝寺で毎月(1日)開催の題目講も、今年最後の開催。

この陽気に悪天候も重なり、少人数でのお参りとなりました。

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「締めくくりは法話で…」ということは、以前にも書かせていただきましたが・・・

今回は年末らしく、「大掃除」をテーマにお話しさせていただきました。

 

例年、報道などでも目にすることが出来るのは・・・

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この日(12月13日)、寺社で行われる「煤払い(すすはらい)」の様子。

 

言わずもがな、これは一般家庭で言うところの、大掃除。

竈(かまど)・囲炉裏(いろり)の時代には、本当に“煤”を払う必要があったのでしょう。

 

・・・お正月には、皆さまのお宅に、“神さま”をお迎えします。

そのため(準備・飾り付け)には、まず家中をきれいにしないといけない。

逆に言えば、「きれいでないお宅には、神さまがいらっしゃらない」という訳です。

 

つまり、(煤払い=大掃除は)新年を迎えるに当たっての、いわゆる「お清めの儀式」。

これは生活上、必要に迫られてするような掃除とは訳が違う、ということですね。

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お釈迦さまの弟子に、「周利槃特(しゅりはんどく:チューラパンダカ)」という方が、いらっしゃった。

周利槃特は、物覚えが悪く、自分の名前さえ覚えられない始末。

 

余談ですが、周利槃特のお墓から生えたのが“茗荷(ミョウガ)”で・・・

そこから、「食べると物忘れする」という俗説が、生まれています。。。

 

自分の愚かさに涙を流し、途方に暮れる周利槃特に、お釈迦さまは・・・

「自分が愚かであることに気づいている人は、智慧ある人で・・・
(愚かであるのに)自分は賢いと思っている人こそ、本当の愚か者だ。」と、仰った。

 

そして、1本の箒(ほうき)を渡し、掃除しながら唱えることを命じます。

「塵(ちり)を払い、垢(あか)を除こう」と。

 

来る日も来る日も掃除を続け、周利槃特は気付きます。

塵や垢が、自分の執着の心だったことに。

 

誰よりも愚かだった周利槃特が「さとり」を得たことに、周囲が驚いていると・・・

お釈迦さまは、静かに仰いました。

 

「さとりを開くためには、多くのことを学ばなければいけないというのではない。
ほんの短い教えであっても、本当の意味を理解し、徹底して道を求めることが大切だ」と。

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この“おじさん”のモデルが、かの周利槃特だというのは・・・

・・・余談(その2)です(眉唾ですが)。

 

来年は、題目講のメンバーがひとりでも増えると、良いなぁ。。。

お坊さんって、普段何してるんですか??

突如、“冬”がやってまいりました。

報道によると、11月の初雪は54年ぶりだとか。

 

いきなりですが、本日を振り返ります。

 

朝のお勤め ~ 朝食 ~ 掃除・洗濯。

・・・(天候不順のため)洗濯は乾燥機にて、ラッキー。。。

 

午前中① コピー機の業者さんが、修理に来る。

・・・15分で完了、昨夜1時間粘ったのは、何だったのだろうか。。。

 

午前中② 師匠のお寺にて、倉庫設置の業者打ち合わせ。

・・・近年、制度が厳しくなり、建築確認申請が必要とのこと。。。

 

午前中③ 事務作業

・・・書類折り作業完了、あとは封筒詰めを残すのみ。。。

 

昼食 (かなり)珍しく、親子三代で外食へ

・・・そば屋が休業日で、急遽ラーメンに。。。

 

午後① 近所のショッピングモール

・・・夕飯買い出し等。クレーンゲームにて、100円でニモのぬいぐるみをGET。。。

 

午後② 書き物

・・・法事の塔婆 & (仏壇開眼のため)御本尊・御尊像に染筆。。。

 

午後③ ブログ

・・・今、書いてます。。。

 

午後④ 弔問

・・・知人のお通夜に、師匠同伴にて顔を出す予定。。。

 

・・・まったり予定。。。

 

さて。

 

よく頂戴する、質問ですが・・・

「お坊さんって、普段何してるんですか??」ってやつ。

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こちらは、先般(11月20日)師匠のお寺「浄国寺」にて厳修された、「御会式(おえしき)」。

さらに、昨日(11月23日)は・・・

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・・・匝瑳市「常福寺」さまの御会式に、出仕させていただきました。

 

一般の方が、目にする僧侶の姿は、こういった年中行事でしょうか。

はたまた、年回忌や葬儀などの、法事の席でしょうか。

お寺に足を運ぶ方は、境内を掃除する姿でしょうか。

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先日(11月22日)は、日蓮宗千葉県東部宗務所主催の「普通救命講習会」へ。

 

大企業なら、自分たちで開催出来るんでしょうが・・・

“個人事業主”である我々としては、こういった研修会の存在が、有意義な訳です。

 

少しずつではありますが、“大掃除”も始めました。

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倉庫に、10年近く眠っていた、ミニバイク。

 

若かりし頃は、大型・中型・ミニバイク・スクーターと・・・

そろい踏みしたこともありましたが、これが唯一残った思い出の一台。

 

(画像の通り)最近、息子は目を離した隙によじ登り、「ガタンガタン」と。

何度も「ヒヤリ」とさせられた妻は、言いました。

 

「これ、捨ててこいよ」と。

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業者さんは、仰っていました。

「ははは、どのご家庭でも、そんな感じですよ!ウチもねぇ、、、」と。

 

「お坊さんって、普段何してるんですか??」

「・・・色々です。。。」

 

開基

先月、「御会式(おえしき)」を厳修した旨、書かせていただきましたが・・・

この日(10月13日)は、日蓮大聖人の正当ご命日。

 

実はこの御会式、今月(11月)も、シーズン真っ盛りなのです。

これは、いわゆる“月遅れ”のこと。

 

「旧暦と新暦のズレを、季節を基準に合わせて行うこと」を、言いまして・・・

(8月に行われる)お盆も、同じ考えですね。

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10月16日には、銚子市「妙福寺」さまの御会式に、出仕させていただきました。

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午後から出発する、妙見宮の“御神輿&万灯”行列の、帰りを待ち・・・

法要は、日が暮れてからの開式となります。

 

そして、先日(11月13日)は・・・

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多古町「能満寺」さまの御会式に、出仕させていただきました。

 

私が今年出仕予定の御会式は、あと2か寺。

例年、御会式を終えると、本当に冬の到来を感じてしまいます。

 

言い方を、変えるなら・・・

今年が終わってしまうようで、気が焦ります。

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先日、12/1(檀信徒さんへ)発送予定の、寺報(お寺の新聞)・・・

「宗勝寺瓦版」を、(とりあえず)一気に書き上げました。

 

宗勝寺では、年明けに檀家さんのお宅へお邪魔し、お経を差し上げる慣習があり・・・

その日程を、当瓦版に記載しています。

 

毎年、お声掛けいただけるお寺さんの行事日程に、かぶることが無いよう・・・

来年のカレンダーと、にらめっこ。

 

・・・ゲップが出ますよ、毎年毎年。

この時期に、来年の2月3月あたりの予定を、みっちりと書き込むんですから。

 

仕事が重なれば、休みたいと言い。

休みが重なれば、働きたいと言い。

 

人間とは、かくも身勝手な生き物ですが・・・

とにかく、日一日を過ごすしか無い訳です。

 

・・・来年のカレンダー、と言えば。

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掲載許可依頼の後に、(長野県須坂市より)ご恵贈いただきましたのが・・・

「堀直虎没後150年 須坂藩堀家14代」と題した、カレンダー。

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この須坂藩初代藩主が、宗勝寺の「開基(かいき)」なんですね。

→ 詳しくは、こちら

 

「開基」とは、お寺が開かれるにあたって・・・

経済的支持を与えた者や、一般在家の実力者(大旦那)のことを、言います。

 

ちなみに、お寺の初代の住職のことは、“開山(かいさん)”と。

開山と開基、お互いの協力なくして、お寺は創始されないのでしょう。

 

とにかく、そんな先人たちの名を、汚すことが無きよう・・・

お寺を護っていかなければならない、ということですね。。。

戦力

心穏やかに、まったりと過ごしております。

 

温暖な千葉県とは言え、徐々に朝晩は冷え込むようになり・・・

宗勝寺の境内も、“落葉”の季節を迎えてしまいました。

 

画像のように、箒(ほうき)で掃き清めれば、カッコいいのかもしれませんが。

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残念ながら、(うちの場合)この作業に、そこまで時間を割くことができないため・・・

実際は、“機械(ブロアー)”に頼るのが、現実。

 

・・・とはいえ、第一印象をビシッとさせたいなら、これ“週5~6日”は必須。

たまには、ウンザリするのも当然ではありますが・・・

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時たま手伝ってくれる、この「臨時山務員(妻・息子・近所の子)」たちが・・・

意外(と言ったら、怒られますが)にも、結構な「戦力」となるのです。

 

さて。

 

先日は、某ホテルを会場とした、講習会に。

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・・・休憩時間のこと。

(講習内容には、まったく触れませんが、悪しからず。。。)

 

そこで顔を合わせた、先輩が仰る訳です。

「あれ、“雑誌”持ってきた??」と。

 

その雑誌というのも、先月(10月)末まで店頭に並んでいた、某自動車雑誌。

そちらに、うちの「戦力」が掲載されたものでして。

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・・・興味のない方には、アレな話で恐縮ですが。

 

この手のクルマ、(ここまで来ると)本来としての用途が為されない場合が、多くて。

荷台が(物理的に)使用不可だったり、とか。

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まぁ、私の場合は(前述のように「戦力」ですから)ガシガシと。

(ちなみに、うちのクルマはすべて個人所有です。。。)

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ただ、最近はガワを、バッチリやってやったので・・・

以前のような使い方には、気が引けるのも事実。

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ちなみに、昨日は・・・

冬越しの準備として、“こたつ布団”を干される羽目に。

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どうせ仕事するなら、楽しく仕事したいですからね。

・・・それだけです。

 

雑誌掲載なんて、そうそうあることじゃありませんから・・・

記念に、(拡大・加工して)ポスターにしてみました。

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・・・額装してもらったのは、よくお世話になる某店舗。

 

たかが額、されど額…見違えますよ。

費用対効果は、抜群だと思いますね。

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そんなお店からの、DM(ダイレクトメール)。

今回は、これに踊らされてみた訳です。

 

そう、実はポスター額装は、おまけで・・・

今回のメインは、掛け軸の修復。

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最後の修復が、明治期ということで・・・

見積もりが出るまで一週間、完成は翌年になるかも、とのことでした。

 

・・・どう仕上がってくるか、今から楽しみです!

御会式

昨日(10月13日)、宗勝寺役員・題目講各位とともに・・・

「御会式(おえしき)」を、厳修いたしました。

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御会式とは、日蓮大聖人のご命日に際し・・・

“報恩感謝”の誠を捧げる、法要のこと。

 

今年は、735回目の御会式ですから、正式名称としては・・・

「宗祖日蓮大聖人第七百三十五遠忌御報恩会式」と、いったところでしょうか。

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大聖人御入滅の地である、“池上(東京都大田区)”では・・・

画像の通りの、大変な賑わいを見せます。

 

百数十の講中、総勢約三千人もの万灯練り行列が・・・

夜を徹し、池上の町を練り歩く訳です。

 

万灯に飾られているのは、“桜の花”。

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・・・9月8日に身延を発った、日蓮大聖人。

 

10日間をかけ、池上の大工“宗仲・宗長(むねなか・むねなが)”兄弟の家に到着。

その時には、筆を持つ元気さえ無かった、といいます。

 

伝えるべきことを伝え、為すべきことを終え。

弟子信者とともに、「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えながら・・・

10月13日午前8時、61歳の生涯を終えられました。

 

日昭上人の打つ、臨終を知らせる鐘の音が悲しく響き・・・

池上の山には、季節外れの“桜の花”が咲いたといいます。

 

宗勝寺でも、約10年前に植えた“御会式桜”が、開花。

年々、少しずつ花の数も増え、足を止める方も増えてきました。

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・・・日蓮大聖人が生きたのは、鎌倉時代。

現代のように、言いたいことが言える時代ではなかった訳です。

 

その時代に、声を大にして法華経の教えを説こうとした大聖人。

浄土宗の教えで、世を治めていた幕府は、面白いはずもありません。

 

文永元(1264)年、小松原の地(現在の千葉県鴨川市)において・・・

日蓮大聖人は、(地頭の)“東条景信”らに襲撃を受けます。

 

命は取られずに済んだものの・・・

腕を折られ額に刀傷を負った、という凄惨な事件となりました。

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日蓮大聖人が、額の刀傷から流れる血を小川や井戸の水で洗いながら・・・

岩高山の洞穴に、身を休めていた時のこと。

 

そこに通りかかった、老婆(おいち)が、

「傷口に風を当てると痛みますので、これで寒さをおしのぎ下さい」

 

自分のかぶっていた“真綿”を差上げた、との故事から・・・

現在に至るまで、「綿帽子(わたぼうし)」の慣習が伝えられている訳です。

 

この綿帽子、御会式(10月13日)を境に・・・

日蓮聖人像にお掛けするのが、一般的。

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季節は、冬へと向かいます。。。

セコい

近況報告、ということで。

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9月29~30日の日程で、「一日荒行平和祈願祭(通称:一日行堂)」が・・・

“日蓮宗千葉県東部修法師会”の主催にて、開催されました。

 

当会は、大本山法華経寺(千葉県市川市)にて、毎年開かれる・・・

日蓮宗大荒行の、成満僧にて組織されます。

 

今回、会場となった「正法寺(大網白里市)」さまを会場に・・・

荒行堂での一日を、再現。

 

普段、目にすることが出来ない修行の姿を・・・

一般の方にも、解放する訳です。

リンクにもある通り、実際の入行は11月の1日から。

 

今年初めての入行を志す者にとっては、この行事が・・・

リアルな日程を体験することが出来る、貴重な機会でもあるのです。

 

続きまして・・・

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昨日(10月6日)は、千葉県東部管区「寺院顕彰参拝」が行われ・・・

スタッフとして、参加して参りました。

 

“日蓮宗千葉県東部宗務所”主催にて、毎年開催されている行事ですが・・・

タイトルの通り、「地元のお寺を、皆んなで参拝しよう」という企画です。

 

上記画像の、多古町「妙光寺」さまでは・・・

参加総数約140名が一堂に会し、法要が行われました。

 

また、マイクロバスに分乗し。

旭市「暁典寺」さまと・・・

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東金市「妙福寺」さまへ。

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・・・この行事、例年まずまずの人気行事でもあります。

そのため、募集人員を遙かに超えて、お断りせざるを得ない年もあったほど。

 

さて。

 

今回も、私が担当させていただいたマイクロバスは・・・

29名(運転席・補助席含む)定員の、29名乗車。

 

スタッフ以外は、参加者(お客さん?)ということになりますから・・・

私のポジションは当然、この席に落ち着く訳ですが。

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この、エンジン真上の補助席・・・

初めて座らせていただきましたが、“中々のもの”ですね。

 

地元内ですから、一日の総移動時間は、3時間足らずといったところですが・・・

未だに、腰と背中がギクシャクしています。

 

その反動・・・という訳ではありませんが。
img_3446・・・ネットオークションで、ポチリ。

(そのうち、仕事車に搭載します。。。)

 

(紆余曲折あって)敬遠していた「ヤ〇オク」を、10年ぶりに再開してみました。

身辺の整理整頓も兼ねて、出品も。

 

以前にも、書かせていただきましたが・・・

2年以上放置されていたものは、使いっこないんですよね。

 

私が不要なものを、誰かが必要としてくれる。

物が減るから、部屋もスッキリとする。

落札代金で、必要なものも購入できる。

 

・・・なんて。

実は私、意外と「セコい」んです。。。

難攻不落

宗勝寺は今月(10月)も、恒例(毎月1日)の、題目講にて・・・

変わらぬスタートを、無事に切らせていただくことが出来ました。

 

配布のお経本に沿って、“お経”を読み、お題目(南無妙法蓮華経)をお唱えし・・・

私(住職)からの“法話”、終了後に“茶話会”というのが、一連の流れ。

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当たり前のことですが、法話に関しては・・・

毎度毎度同じ…という訳にはいきません。

 

自己流で、法話と呼べる代物ではありませんが・・・

少ない引き出しの中から、それなりに構成を考え、毎度20分間の闘いに挑みます。

 

・・・ちなみにこちらは、目黒区「妙見寺」さま。

先日(9月22日)の、「秋季彼岸会」に出仕させていただきました。img_3361

法要に先立ち、一緒に出仕のお上人担当にて・・・

“約1時間”の法話が、行われます。

 

大勢の檀家さんが、時には頷き、笑い、熱心に耳を傾け・・・

そんな様子を伺いながら、私も袖にて拝聴しております。

 

料理人の多くが、空いた時間に他店に食事に行き・・・

舌を磨くことで、自身の腕とするように。

 

人の法話を聴くことが、何よりの勉強になる様な気がします。

そこには、字面(じづら)では伝わらない、ニュアンスがありますし。

 

さて。

 

先日、あるお寺の年中行事に、出仕させていただきました。

敢えて、お寺の紹介は致しません。

 

そちらでも、法要終了後に法話が行われます。

今回の法話の担当(当日に依頼されます)は、私でした。

 

当寺院にて出仕経験があるお上人は、口を揃えて言います。

「〇〇寺さんは、難しい」と。

 

・・・とにかく、反応が無いんです。

ウンでも無ければ、スンでもない。

 

某大本山にて、百戦錬磨の先輩は法話を終えて、こう呟きました。

「あの“つかみ”は、ハズしたこと無かったのになぁ。。。」と

 

初めて挑んだ後輩は、お寺を後にするまで、“ため息”を切らすことはありませんでした。

そして我々は、2回目以降も同じ光景を目にし続けています。

 

私も、幾度か挑戦させていただきましたが・・・

甘口採点をしても、手応えがあったのは1度きり…といったとこでしょうか。

 

「別に、笑わせなくても良いんだよ。。。」

・・・冗談交じりに、ご住職は仰いましたが。

 

何となく、〇〇寺さんの檀信徒さんの“傾向”も、掴みつつある気配があり・・・

満を持して、一発ブッこんでみた訳ですが。

 

伸び掛けた鼻は、きれいにポッキリと。

初心に帰れる、素晴らしいお寺なのであります。

 

・・・とは言え。

 

法要終了後の“茶話会”では、盛り上がりを見せるのが、最大の謎。

法話の内容を交え、数々の質問を受けたりと。

 

いつか、乗り越えてみたいものです。

あの、「難攻不落」の城壁を。

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