果たしてこれで、良かったのか。。。

昨日(8月7日)、宗勝寺の年中行事「施餓鬼会(せがきえ)」を・・・

本年も、厳修させていただきました。

施餓鬼会(せがきえ)とは

 

当ブログで、幾度となく登場する言葉ですが・・・

やはり行事は、「準備が8割」です。

例年のことですので、(個人的には)何ということはありません・・・

・・・とか、虚勢をはってみたり。

年イチでお願いしている、プロの手による剪定も、この時期に。

 

今年の夏は、雑草の処置に(本音を言えば)辟易としました。

草刈りと草抜きに、私は一体どれだけの時間を費やしたのでしょうか。

 

「今年の夏は」と書きましたのは、本日(8月7日)が立秋だから。

お中元のお礼状を書こうとして、「あれ、もしかして、、、」と。

 

そう、立秋を境に「暑中見舞い → 残暑見舞い」へと。

まぁ(この気温で)違和感あること、この上ありませんが。

 

話を、元に戻しまして・・・

今年も、70名以上のご参列のもと、無事終了・・・

・・・と、言いたいところですが。

 

本堂のクーラー、まさかの故障。。。

「最近、調子悪いな、、、」とは、思っていたんですが。

 

正直、倒れるかと思いました。

いや、倒れる方が出なくて、本当に良かった。

 

ご迷惑を、お掛け致しました。

 

・・・何だか、電化製品関連のトラブルが、多いなぁ。

最近は、例の落雷事件もあったし、トイレまで故障しましたしね。。。

実はあれ、「これを機に」と・・・

突貫工事で、全面リフォームさせていただきまして。

工事の完全終了は、施餓鬼会の前日。

「何から何まで、準備万端だ」と、高をくくっていたのが、このザマですよ。

 

年々、思いが強くなっていくことなんですが・・・

(特に仕事に関して)満足することが、出来ません。

 

いくら準備をしても、どこか足りない気がしてならない。

終わっても、何だかスッキリしない。

 

決して、手を抜いているつもりはありません。

また、失敗とか、テクニカルな部分に関してのことではなく。

 

檀信徒さんの、不服そうな顔(言動)を眼にした訳でもありません。

ただ、「果たしてこれで、良かったのか。。。」と。

カレンダーにも、こう書いてあるし・・・

そういうことなんですかねぇ。。。

 

ポジティブに考えれば、良い意味での貪欲さでもあるのでしょうか。

仕事は、満足したらそれで終わりって言いますしね。

 

・・・さぁ、明日からついにお盆の棚経(お経廻り)が、始まります。

檀信徒の皆さま、よろしくお願いいたします!

メンテナンス

先日(7月22日)は、大網白里市「等覚寺」さまへ。

「大網白里海岸 唱題行脚」ならびに「施餓鬼会」に・・・

日蓮宗千葉県東部青年会にご依頼を賜り、会員として出仕させていただきました。

 

団扇太鼓を叩き、お題目を唱え歩を進める、唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)。

海難事故防止を呼びかけると共に・・・

海難事故物故者の慰霊として、点在する慰霊碑で読経仕ります。

(行脚中の画像は、昨年のものです。。。)

 

午前中は、海水浴客などで賑わう大網白里海岸を含めた、約2時間半の行脚。

午後からの法要は、前半に施餓鬼会(せがきえ)、後半に祈祷会(きとうえ)を。

 

個人的には、初めて副導師の席に着かせていただいたことに・・・

「苦節14年・・・」と、感慨にふけながらの法要出仕となりました。

また、終了後には女流講談師「一龍斎貞鏡」師の講談・・・

日蓮聖人御一代記を拝聴する機会にも、恵まれました。

 

お寺を後にする際には、ご住職のご厚意で、大量のご供養を頂戴しまして。

帰路道中、狭い車内は、むせ返るほどの芳しい香りに包まれ・・・

途中、(半分を)知人宅の玄関に置いて逃げたのは、ここだけの話。。。

 

・・・さて。

 

先日(最近クルマを買い替えた)後輩と、何気なく話をしておりましたら・・・

「今度からはオイル交換とか、やってもらおうと思ってて、、、」とのことで。

 

「えっ?今までのは、どうしてたの??」と、尋ねますと・・・

「(やらなくても)走るでしょ??そーゆーの興味なくって。。。」と。

 

衝撃でしたね、クルマ好きの私としては。

 

結果、壊れて大枚はたいて修理したりとか、買い替えたりとか。

結果、事故を起こしたりとか、人を傷つけたりとか、自分が傷ついたりとか。

 

そんな確率は、大して高くはないということなのでしょう。

本日、市の健康診断に行ってきました。

 

企業にお勤めの方でしたら、会社の健康診断を受けられるのでしょうが・・・

自営業(?)的な扱いですので、こういった形になります。

 

そんな訳で、会場を見渡せば周りは、ほとんどが中高年の方々。

案内が来ても、スルーしてしまう同業の方々の話を、よく耳にします。

 

我々の業界、そこそこの肉体労働のはずなんですけどね。

自覚症状が出ないと、腰を上げない方が多いように感じます。

 

言うまでもなく、「メンテナンス」は大事です。

特に身体は、パーツ交換できませんので。

 

先日、久しぶりに少し体調不良に。

なってみて改めて感じますが、健康が一番ですね。

 

30代半ばにして、ビビりだすのも・・・

早すぎではない・・・はずです。

エンバーミング

はい、無呼吸運動中です。

 

このスケジュールで、体を壊さない自分に、関心すらしますが・・・

実際は、お盆前にこの有様で大丈夫か、不安でなりません。

さて。

 

先日、ある方の葬儀をお勤めさせていただきまして・・・

やや遠方、地元から約100キロほどの土地へ、伺うことになりました。

 

葬儀(お葬式)に関しましては、その土地により慣習が異なります。

道(川)を挟んで・・・といったレベルで、違ったりもするんです。

 

いや、葬儀という法要に関して・・・

こちら(僧侶)が内容を変える、という意味ではなく。

 

参列者を含む、葬儀に関わる方の行動が、地域によって異なる訳です。

それは、単純に「昔から、こうやってるから」ってことも、あるでしょう。

 

また、いわゆる土着信仰と呼ばれるような・・・

何か謎めいた、儀式的な風習を目にすることもあります。

【土着信仰:土地・民族に(固有の)生活習慣と結びついた儀礼など】

 

(話を戻しまして)今回の葬儀、初めての経験だったのは・・・

式中、お棺のフタが閉じられることが無かったこと。

葬祭ホールですと、奥行5~60cmの机を挟んだ奥は、ご遺体。

常に眼に入るところに、ご尊顔があるというのは、独特の緊張感でした。

 

終了後、スタッフの方に「この辺の、風習ですか??」と、尋ねたところ・・・

「いえ、エンバーミングの方は・・・」とのことで。

 

「エンバーミング(embalming)」とは、 遺体を消毒・保存処理・修復し・・・

長期保存を可能にする、技法のこと。

 

土葬を主とする欧米諸国などでは、一般的ですが・・・

私も実際に目にしたのは、初めての経験でした。

 

時間の経過で見た目の変化が無く、感染症の心配も無いため・・・

お棺のフタを閉じるのは、出棺の時が最初になる、という訳で。

近年の終活ブームもあり、家族に迷惑を掛けたくない・・・

自分のことは自分で・・・という考えの方も、少なくないと思います。

 

しかしながら、弔いは残された方のためにも、大切なもの。

遺族が流す涙は、後悔の部分が大きいことも、否めません。

 

人生の最後の最後に、出来得る限りのことをしたと・・・

その、納得や達成・充実、もしかしたら贖罪かもしれませんが。

 

そんなことが、残された者の気持ちを楽にしたり・・・

区切りをつけてあげることになることも、あるんです。

 

終活ブームの開始当初は、いかにも葬儀・お墓の事前準備って感じで・・・

私自身も、少なからず疑問も持ったものですが。

 

現在では「人生の終焉を通じ、今をより良く生きる活動」のことを言うそうな。

正解は、こっちですね。。。

踏んだり蹴ったり

先日(6月13日)、宗勝寺開基檀越の「第402遠忌法要」を・・・

宗勝寺役員・題目講の各位とともに、厳修いたしました。

開基(かいき)とは、お寺が開かれるにあたって・・・

経済的支持を与えた者や、一般在家の実力者(大旦那)のこと。

 

須坂藩(現在の長野県須坂市)初代藩主「堀直重」公が、これにあたります。

→ 宗勝寺の歴史ページへ

 

宗勝寺では、年中行事としてこの法要を営み・・・

同日、役員総会や護持会会計監査も、行っています。

 

今年も、無事にこれを終了・・・

・・・と同時にスタートするのが、お盆の準備。

 

監査済みの決算書や、お盆のご案内、寺報(お寺の新聞) etc.・・・

例年7/1付の封書にて、全檀家さんのお宅へ郵送します。

 

事務作業は、集中しないとミスの元ですので・・・

カレンダーとにらめっこ、日を決め、一気に仕上げています。

事務作業予定日を翌日に控えた、夕方・・・

千葉県では突然の、雷雨がありまして。

 

明くる日、寺務所のパソコンを立ち上げると・・・

インターネット接続が、無い。

 

雷が原因なのか、定かではありませんが・・・

一夜にして、ルーターとPCスピーカーが、ご臨終。

 

無音なのはさておき、インターネットに繋がらないのは、マズい。

まず、宗勝寺はひかり電話なので、電話がダメ。

もちろん、FAX(コピー複合機)もダメです。

 

しかしながら、文書作成(外付けHD)はイケる・・・と思ったら。

貼り付け用の画像を保存していたのは、いわゆるオンラインストレージサービス。

 

活字の文書だけでも印刷を、と思ったら・・・

有線LANで接続してある、プリンターもダメ。

 

そうこうしているうちに、檀家さんから携帯に着信があり・・・

「住職、さっき塔婆の申込み、メールで送ったんだけど、、、」なんて。

 

思えば、電話回線経由で情報を送っている・・・

警備会社との繋がりも、切れている訳で。

 

慌てて、スマホで修理依頼の連絡先を調べまして。

「そっか、Wi-Fi 繋がるわけ、、、」とか、思いつつ。

 

結果、当日便でルーターが(夕方には)到着。

その日のうちに、すべて復旧することが出来ました。

(スピーカーは、現在も死んでいます)

 

いやー、恐ろしい。

気付かないうちに、ズブズブに依存しているんですね。

 

結局、この日出来たことと言えば・・・

掃除と、(境内の)梅の収穫くらい。

今年は、昨年に引き続き、大大大不作。

何だか、「踏んだり蹴ったり」ですね。

 

僅かながら、梅シロップを漬けてみました。

何だかこの頃、一発OKだった試しがありません。

 

まぁ、結果丸く収まってる気もするので、アレですが・・・

その方が、面白いっちゃ面白いんですかね。

 

・・・頑張ります!

当たり前

6月6日、多古町「法眼寺」さまの「施餓鬼会(せがきえ)」に・・・

青年会員として、出仕させていただきました。

法要終了後は、裏山にある「水戸谷城(みとさくじょう)」(合戦)跡にて・・・

供物をお供えし、ご回向・ご祈祷させていただきました。

また、同日午後からは多古町「妙光寺」さまにて・・・

「三大竜玉神(日天竜玉神・月天竜玉神・明星竜玉神)例祭法要」が。

青年会員に加え、ご当山の有縁のお上人たちとともに出仕させていただき・・・

多くの檀信徒の皆さまへ、ご祈祷仕りました。

上記の行事、(長年)毎年この日に開催され、毎年お声掛けをいただき・・・

私自身、毎年出仕させていただいている訳ですが。

 

・・・有難いですね。

 

有難いとは、「有ることが難しい」と書くくらいですから・・・

言うまでもなく、「当たり前」では無いことは当然。

 

この数字、お分かりでしょうか??

1年:40%
5年:15%
10年:6%
20年:0.3%
30年:0.02%

 

実はこれ、企業生存率なんです。

起業して5年で、85%の会社は倒産か。。。

 

ちなみに、いわゆる老舗(しにせ)と呼ばれる企業数に関しては・・・

日本は、ダントツの世界一(確か、世界の半数以上が日本企業)。

 

今年(2017年)日本では、創業100年以上の企業が、3万3千社以上。

1000年以上の企業も、7社あるそうで。

 

そんな日本ですら、この数字ですからね。

 

お寺(宗教法人)は、特殊なので、アレですが・・・

継続することの難しさ、と言ったらお分かりのことと思います。

 

さて。

 

先日、父は「オレの人生最後のクルマだ」と、新車を購入。

父のクルマ購入は、実に20年ぶりのことです。

 

それまで、父が乗っていたのは・・・

私が(10年前)生まれて初めて新車購入したクルマ。

 

購入より4年間、私が乗りまして・・・

その後、父に譲ることになり6年間。

 

下取りに出す、って言うんで「ちょっと待てよ」と。

そんな訳で急遽、セカンドカー購入の運びとなりました。

 

遠方の法務も、これを活用しようと考えております。

お帰りなさい、また可愛がってやろう。。。

父は、新車納車後のタイミングで、めったに(×2)ない長期休暇を確保・・・

夫婦で、長距離ドライブ旅行(3泊4日)に行ってましたね。

 

息子としては、今後も・・・

今回のようなお出かけを、楽しんでいただきたいものです。

 

動く身体と、自由な時間、遊ぶ小銭。

そんな三拍子揃うこと、奇跡ですから。

 

世の中に、当たり前って無いんですよ。

ベタ

先般(5月7日)、銚子市「妙福寺」さまにて・・・

千部会(せんぶえ)」が厳修され、出仕させていただきました。

 

午前・午後と、計3座の法要に加え・・・

北辰妙見大菩薩の御神輿(おみこし)が、渡御されます。

境内の藤は「臥竜の藤」と呼ばれ、樹齢750年ほどだそう。

花房も見ごろ、多くの方で賑わっていました。

 

やはり、これだけのものですと(同業としては)管理が気になるところ。

ご住職に伺うに、やはり樹木医の協力を仰ぐそうで。

 

以前、幹の治療しかしていなかった時代は・・・

状態も芳しくなく、根腐れも引き起こしていたとか。

 

現在は、根っこを中心とし、土壌改良にも精を出し・・・

昨年は、最長190cm以上の花房をつけることが出来たんだそうです。

さて。

 

いきなりですが・・・

私たち人間を、一本の樹木に例えます。

 

幹は、太く高い方が良いでしょうし・・・

枝葉は、生い茂るように、成長していきたいものです。

 

そのためには、根っこを大事にしなければいけない。

根っこが水や養分を吸収することで、幹や枝葉が育つ訳です。

 

また、根っこがしっかりしていれば・・・

樹木というものは、嵐でさえも倒れずにいられます。

 

自分という存在を、幹とするならば・・・

枝葉は、子孫と言えます。

 

目の届かない所で、私たちを支えてくれている存在。

つまり、根っこは・・・ご先祖さまのこと。

ご先祖さまへの供養を、「回向(えこう)」と言います。

 

これは、私たち(幹・枝葉)が、根っこ(ご先祖さま)に・・・

水や養分(供養)を、差し上げること。

 

その栄養分は、(回り向かって)自分達のところへ。

私たちは、根っこから命をいただき生かされている、ということですね。

 

誰もが、父母から生まれ・・・

父母にもそれぞれに、父母が存在します。

 

自分から、10代遡れば(単純計算で)1024人のご先祖さまがいて・・・

そのひとりが欠けても、自分という存在は有り得ない訳です。

 

ご縁というものを、大切にし・・・

ご先祖さまには、無条件に感謝しなければいけませんね。

・・・この話、実は「ベタ」なものでして。

いや、法話としたら・・・ベタ中のベタ。

 

しかしながら、心に残る話。

私も困った時は、この話。

 

ベタにはベタになっただけの、理由があると感じます。

経験上、最初から「隠れ家的な」を求めると、失敗するような。。。

 

初めての観光地なんか、ベタなところで良いんです。

結局、ベタなデートが楽しかったりしますしね。

 

ベタ、侮ることなかれ。

春真っ盛り

先日(4月9日)、師匠のお寺「浄国寺」にて・・・

「千部会(せんぶえ)」が、厳修されました。

「千部会」の趣旨については、前回書かせていただいた通り。

 

約60名の檀信徒の皆さんとともに、読経させていただき・・・

後半には、各位の安泰を願い、ご祈祷させていただきました。

季節は、春真っ盛り。

 

今年は、天候と(私の)予定が合わず・・・

例年(家族恒例)のお花見も「よもや、、、」と、ハラハラしましたが。

今年も、しっかりと「花より団子」を、満喫。

 

こんな時に、何かと記録を残したくなるのは、世の父親の常。

運動会シーズンの前になると、家電業界では、ビデオカメラ商戦が始まるとか。

 

あれ、撮って(DVD・Blu-rayに)焼いて・・・

上映会?ってのも、私個人的には、ピンと来ませんで。

 

・・・こんなの、仕入れてみました。

スマホ用の、ジンバル(スタビライザー)。

中々、良いですよ。。。

レジャーには、必ず持参しております。

 

さて。

 

「今年は、筍(タケノコ)が不作だ」なんて、私の耳にも入りましたが・・・

確かに、うち(宗勝寺古墳)の初堀りも、3日前(4月13日)のこと。

 

不作、と言うよりは、恐らく遅いのでしょう。

例年、筍の収穫時期は、桜の開花時期とリンクしますからね。
ちなみに、私・・・

4月~10月は、基本「短パン」です。

 

・・・とは言え、今月頭はちょっと肌寒かったですから。

やはり、地面の温度も低かったのでしょう。

 

先日、今春初の、草刈りをしまして・・・

休憩無し、5時間かけてサッパリと。

シャワーで、ガッと汗を流しまして・・・

慌てて、ある会議に直行してしまったのです。短パンで。

すると、思いのほか(同業の)皆さま、イジってくださる。

 

「遊びに来たのか」とか。

「若いねぇ」とか。

「ラフ過ぎるだろ」とか。

 

仕舞いには、大先輩(70代)から、懇々と諭される訳です。

「私は以前、体が〇〇となってねぇ。病院に行ったら、△△さん、これは冷えが原因だよ、と言われたんだよ。冷えというものは、本当に良くないよ。若いうちは、大丈夫かもしれないよ、でも、内臓が冷えるとねぇ、、、」と。

 

短パンは・・・ホッとするんですよね。

反動と言えば、反動かもしれません。

 

我々の業界、仕事中はガッチリ着物を着こみますから・・・

オフの時くらい、思いっきりラフにいきたい訳です。

 

会議は・・・オフではありません。

以後、気を付けます。

先日(4月3日)は、多古町「妙光寺」さまにて・・・

「千部会(せんぶえ)」に、出仕させていただきました。

 

「千部会」は、直訳すれば「1000回、読経する法要」のこと。

 

たくさんの読経の功徳を以て「ご祈願・ご供養」をする、という趣旨で・・・

例年、大勢の僧侶が一堂に会します。


(動画は、平成24年のものです。。。)

 

法要は、午前・午後の計2座。

境内の特設ステージでは、日舞や地元歌手の公演に、賑わいを見せました。

 

また、法要に先駆けて行われたのは、「花まつり稚児(ちご)法要」。

「花まつり」とは、お釈迦さまの誕生(4月8日)をお祝いする、法要のこと。

お稚児さん、理屈抜きにかわいいですね。。。

 

多古町では「春」の風物詩とも言える、当行事。

日増しに春を実感するような陽気に、なってまいりました。

 

もうさすがに、路面凍結はないでしょうから・・・

妻のクルマを、スタッドレスからサマータイヤへ。

腰が・・・男はつらいね。。。

 

都内では、桜が満開に近いようですが・・・

うち(宗勝寺)では、まだまだこれから。

当ブログをご覧の皆さまの中には、新年度を迎え・・・

環境や立場が変わり、心機一転という方も、いらっしゃるでしょう。

 

我々の、業界も、、、

 

つまり、業界ということは、縦や横の繋がり・組織というものが、存在。

そして団体ともなれば、やはり「年度切り替え」なるものが、存在。

会議・事務作業と、どうしてもお寺を空けることが多くなる、この時期。

仕方ないことですが・・・ですね。

 

さて。

 

先日、久々にお寺に籠れる日がありまして・・・

すると、外から「カタン!カタン!」と、音が。

 

覗くと、スケボー少年たち。

妻に聞けば(休日には)ちょいちょい、いらっしゃるようで。

 

うちの境内は・・・最高でしょうね。

滑らかなフルフラットの舗装で、(お参り以外)車通りも無い。

うちの息子も、これを活用。

ただの親バカなのですが、中々のライディングテクニックでして。

・・・話を戻しますが。

 

スケボー少年たち、私が表に出ていくなり・・・

蜘蛛の子を散らすように、チャリにて散会。

 

怒られるとでも、思ったのでしょうか??

別に、悪さしてる訳じゃないのに、逃げなくても。。。

 

一昨年の「境内拡張・整備事業」以降・・・

檀家外の方に、足を運んでいただけるようになったと、実感します。

 

その多くが、子どもや子連れの方。

安心・安全に遊ぶことが出来る、ということなのでしょう。

 

・・・スケボー少年たちよ。

私は君たちに、ウィールのメーカーについて、教えてもらおうと思ったのだよ。

区切り

昨日(3月11日)は、「あの日」から丸6年。

 

我が千葉県東部管区も、ある意味被災地域。

実際、十数名の死者・行方不明者がいらっしゃいます。

 

あれほどの、震災でしたから・・・

上を見ても下を見ても、キリがないのかもしれません。

 

我々が、どんなに心を寄せたところで・・・

人の心の内を完全に読み取ることは、出来ないかのもしれません。

 

しかしながら、ひとりひとりが自分の出来ることを行う。

それが素晴らしい…というのではなく、それしかないと思うのです。

私は、檀信徒研修会「東日本大震災第七回忌法要」に・・・

スタッフとして、参加してまいりました。

 

日蓮宗千葉県東部宗務所・檀信徒協議会、共催による当行事は・・・

800名収容の、多古町文化ホールにて開催。

 

【和讃奉納・講演・第七回忌法要・(少年少女の)合唱】

・・・の4つが、主なプログラム。

 

七回忌のご供養のため、「経木塔婆」建立者を募り・・・

画像のように、約1,000基もの建立を賜りました。

(供養料は、全額寄付金となります)

 

法要では、30名以上の僧侶とともに供養の誠を捧げ・・・

復興祈願のご祈祷も、併せて厳修されました。

 

上記、「丸6年で七回忌」という記述の通り・・・

故人は、昔ながらの「数え」で年を重ねていきます。

 

お亡くなりになって、丸1年の「一周忌」・・・

下ひとケタに「3・7」の付く年を、(簡単に言えば)「区切り」と考えます。

(3回忌・7回忌・13回忌・17回忌・23回忌・・・)

 

もちろん、故人の「祥月命日」は、毎年やってくる訳ですが・・・

区切りの年には法要などを行い、ご供養を行うことが一般的。

(年回忌法要・年忌法要といいます)

 

・・・余談ですが「命日」について、まとめます。

☆祥月命日(しょうつきめいにち):歿月日(例:3月11日 歿)
☆命日(めいにち):歿日(例:毎月11日)
☆月命日(つきめいにち):祥月命日以外の命日

 

さて。

 

先日、私の実家に・・・

(息子と比べても)かなりコンパクトなお墓が、完成。

14年前、ここに我が家の愛犬が埋葬されました。

私が大学生の頃でしたから、死に目には会えず仕舞い。

 

当時は、ペット供養墓「追想墓」も未建立のため・・・

実家の庭先に、埋葬した訳ですが。

ちなみに、「PONY」と、命名されたはずでしたが・・・

両親的には「ポニ」だったらしく、墓石にも彫刻が。。。

 

やはり、こうしてご供養も形になると、気持ちに区切りがつくものです。

ヒーロー

先日(2月19日)は、香取市九美上第三地区へ。

「清正公大神祇祭礼」にて、ご祈祷仕りました。

こちらには、師匠のお寺「浄国寺」より・・・

昭和20年に、清正公大神祇が分祀される形で勧請。

 

年代からもお分かりの通り、先の第二次大戦の英霊も合祀されており・・・

清正公大神祇への法楽荘厳に併せ、英霊のご供養もお勤めさせていただきました。

 

日蓮宗のご祈祷、と言えば・・・

日蓮宗大荒行堂」を思い出される方も、いらっしゃるかと思いますが。

 

昨日(2月22日)は、東金市「寳藏寺」さまへ。

日頃、お世話になっているお上人が、この度・・・

「傳師(でんし)」として、そのお勤めを終え。

 

任務達成の報告を兼ねた「国祷会(こくとうえ)」に、お招きいただきました。

【国祷会:日本国・世の中の安穏を願う法要のこと】

 

傳師とは、修行僧に荒行堂の秘法を伝授する立場であり・・・

修行僧の訓育、ひいては命を預かる立場とも言えます。

法要に先立ち、同行の聖僧ととも水行にて、心身を清め・・・

御宝前にて任務達成報告、参列の檀信徒にご祈祷が行われました。

 

・・・いやー、格好良く見えましたね。

いや、格好良かったです。

 

さて。

 

先日、甥っ子が3歳の誕生日を迎える、との情報を得・・・

誕生日プレゼントを用意しよう、ということになりまして。

 

妻がリサーチの結果、「エグゼイド」のグッズが欲しいとのことで。

「何のこっちゃ」と思いましたが、仮面ライダーの現代版なんですね。

子どもって「ヒーロー」好きですよね、何たらレンジャーとか。

 

実は私の幼少期は、そういった類のものには興味が無く・・・

ただひたすらに「ZOIDS(ゾイド)」と「ミニ四駆」だったのですが。

先日の会議で、寂しい情報を得ました。

昨年の1年間で、日蓮宗寺院は10か寺減少し、僧侶数は50名減少したと。

 

・・・いわゆる「お坊さんあるある」では、ありますが。

息子が出来ると、「将来、継がせるの??」ってやつ。

 

(私を含め)多くが「強要はしない」と、答えるでしょうが・・・

本心はやはり、と言ったところなのではないでしょうか。

 

どこの業界でも同じかもしれませんが、やはり人材不足は否めません。

実情を知れば知るほど、やりたがらないだろうし、やらせたくないという方も。

 

「将来の夢は?」と聞かれて・・・

職業名を言うような子どもでも、良いでしょうが。

 

私は、「エグゼイド!」って言う子供が、好きですね。

 

・・・やはり、父親は格好良くなくちゃ。

憧れられる、「ヒーロー」でいなければいけません。

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