キレ

先日(4月23日)、華燭の典にお招きいただきまして。

 

ちょうどその日は、千葉市内にて法務がございましたが・・・

事前リサーチによれば、会場(都内ホテル)までは約45分。

 

開場1時間前に、出発することが出来まして・・・

「ホッ」としたのも、束の間。

・・・日曜日って、怖いね。

 

失礼極まりない話ですが、経験者はご存知でしょう。

結婚披露宴だけ(?)は、遅刻したくなかったのに。

 

つまり、受付が閉まった後の、ご祝儀は・・・

新郎(新婦)の親御さんに、直接手渡し。

 

今回もご両親、わざわざ席をお立ちいただき・・・

その丁寧な対応が、余計に申し訳なく。

 

「おいしい・・・けど、さっき火葬場で弁当食わなきゃ良かったな。いや、でもあの状況で手を付けないことの方が、失礼だしな。。。」

・・・なんて考えながら、コース料理も堪能。

 

慶賀の雰囲気と相まって、楽しい時を過ごすことが出来たのでした。

・・・ある方より、「コジマ君のブログさぁ、この頃キレが無いよ」と。

 

伺うに、以前は「物申す」的で「バッサリ」的な内容が・・・

当ブログの、持ち味(?)だったらしく。

 

私としては、苦笑いしか出来なかった訳ですが・・・

開始当初から今に至るまで、ノンフィクションにして、盛りもせず。

 

ただ単に、一個人の活動・感情を書き留めている当ブログに・・・

「キレが、無くなった」と。

 

そういえば。

 

今回ご結婚されたのは、初行(日蓮宗大荒行堂にて初めの修行)の同期。

披露宴とは言え、ちょっとした同窓会のようでもありまして。

 

初行成満より、ちょうど10年。

久々でも久々感が無いのは、やはり同じ釜の飯を食ったからなのでしょう。

 

あの、肉体的にも精神的にも極限状態の中、見えるのは人間の「底の底」。

当然、気が合う者だけではない訳です。

 

ところがですよ。

 

当時、そんな感情をもったヤツでも、今話してみればそんなこと無くて。

むしろ、話していても皆んな落ち着いているし、こちらも楽なんですよね。

 

この「SHUSHOJI Blog」も、開設から約7年。

(前期4年間分のデータは消失してしまっています。。。)

 

キレが、無くなったんじゃない。

丸くなったんだよ、俺も皆んなも。

そんなことを考えてたら、懐かしくなって・・・

初行の一百日間で、ビリビリになったお経本を、修繕してみました。

 

今度、皆さんにお会いする時は・・・

私が未だ言われたことが無い、あの言葉をかけていただきたいものです。

 

「大人になった」と。