かすり傷
去る9月9日に上陸した、台風15号の影響により・・・
被害に遭われた皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。
かくいう当山(宗勝寺)も、千葉県に籍を置きますので・・・
当時の状況としては、報道で皆さまが知るところでございます。
雨漏り(本堂)・屋根瓦(客殿)の損傷。
カーポートの一部は、どこかへ吹き飛び・・・
宗勝寺古墳の竹は、数十本が倒れてしまいました。
周りが、あれだけの被害を被る中・・・この程度の、かすり傷。
不幸中の幸いではありますが、被災慣れしていないせいか・・・
それなりに、大変な思いはさせていただきました。
人はなぜ、失ってからでないと、気付くことが出来ないのか。
そんな、ありきたりなことを考えながら、原状復帰に邁進しておりました。
過ぎてしまえば(うちは)たった4日間ですが・・・正直、停電はキツかった。
営業中のホームセンター、薄暗闇&NO Musicは・・・不気味。
それにしても、あれだけ竹を切った後にして・・・
(場所は違いますが)また、1トン近くの竹を切るはめになるとは。
今回は自力(軽トラ)で、市のクリーンセンターへ搬入。
何とか、9月中にすべての処理を終わらせることが出来たので、一安心。
・・・と、言いますのも。
明日(10月1日)からは、処理代金の大幅値上げが。
100kgまで無料、という恩恵に、今まで助けられてきましたが・・・
今後は受益者負担、というやつです。
さて。
受益者負担を公平と、プラスに見るか・・・
はたまた損得勘定と、マイナスに見るか。
受益者負担は、お寺の運営管理と照らし合わせるのは、難しいかもしれません。
そもそも(収入源の大半を占める)お布施は、労働の対価ではありませんし。
しかしながら、護持会費(ごじかいひ)の使途なんかは・・・
いずれか、受益者負担の風潮が、強くなっていくのかもしれません。
「お寺/檀家」の関係をお持ちの方は、ご存知かと思いますが・・・
護持会費とは、いわゆるお寺の年会費のようなものでして。
読んで字のごとく、用途としては、お寺を護(まも)り持(たも)つため。
「境内墓地=境内の一部」と考え・・・
墓地の清掃管理などに関する費用を、項目に挙げるお寺も、あるでしょう。
霊園墓地使用者からの意見を鑑み、「護持会費/境内墓地管理費」と・・・
項目を分けた(請求に変更)ご住職の話を、耳にしたことがあります。
宗勝寺の墓地管理は、住職自ら汗を流すことで、賄っておりますが・・・
いずれ(私が老いた時??)は、どうなることやら。。。