マンパワー

近頃、“出ずっぱり”で・・・

ブログの更新も疎かになり、申し訳ございません。

 

私に、「そんな状況」が度々発生してしまうことを、知ってか知らずか・・・

多くの檀家さんは、いわゆる“アポ”を取って下さる。

 

つまり、来山の前に“電話”をいただける訳ですが・・・

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こちら、うち(宗勝寺)の、“インターホン”。

 

来客がございますと、“録画”するタイプのもので・・・

運悪く、不在の際には、これが役に立ちます。

 

知った顔が映っていれば・・・

「失礼しました。。。」と、連絡出来ますからね。

 

・・・本日は、久々に“予定”が空いた一日。

しかも、“雨模様”で外仕事も、やりようがない。

 

こんな日は、「“内職”に限る」ってことで・・・

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「やらなきゃな。。。」と、内心焦っていた“幣束(へいそく)”を、切ったり・・・

・・・していますと、例の“インターホン”が鳴りまして。

 

モニターには、(たぶん20代の)男性の姿。

この方、以前にも“不在録画”されてたもんで、「あっ」と思った訳です。

 

「は~い」と、(インターホンで)応えますと・・・

「ガス屋です!」の、一言。

 

契約中のガス屋さんは、(檀家さんだし)“社名”を仰いますから・・・

“セールス”なのは、明白。

 

「ガス屋だから、何だってんだよ。。。」

ブツブツ独り言を言いながら、玄関の扉を開けるやいなや・・・

いただきました、この一言。

 

「ガス会社とかって、変えたりしちゃマズイっスか?」

 

・・・久々に、顔が“紅潮”する感覚がございました。

私も(全力の大声で)、ただ一言。

 

「日本語が話せるようになってから、来なさい」と。

 

・・・例えば“コックさん”なら、料理をつくってお客さんに提供するのが、仕事で。

(「うまい/まずい」ってのは、それぞれの感覚でしょうから、仕方ないとして)

“食中毒”しかり、“(今はやりの)異物混入”なんてあったら、大変なこと。

 

どんな業界でも、同じことですが・・・

それこそ毎日“一発勝負”で、頑張ってる訳で。

 

「契約不成立なら、“クビ”」

・・・毎回、そんな覚悟で臨んだら、良い“営業さん”になれるかもしれませんね。

 

小走りに去っていく、若者(ガス屋)の後姿を見ながら・・・

知人(会社役員)の言葉が、ふと頭をよぎりました。

 

「人はいるけど、人がいない。。。」

 

・・・“マンパワー”ってやつですな。

中古品

宗勝寺では“毎月1日 午後2時”より、「題目講(だいもくこう)」という行事を行っております。

平たく言えば、ご一緒に“お経・お題目”をお唱えする行事。

 

「お経なんて、読めるかしら?」という、初めての方でも大丈夫。

丁寧にお教えしますし、参加の皆さん、どなたでも読めるようになります。

最後には住職の“法話”もございまして、この日のために、私も勉強させていただいております。

 

この「題目講」、何度か“解散”の危機を迎えたこともありました。

“紆余曲折”ありまして、今に至ります。

 

・・・というか、「最後のひとりになろうとも、続けてやろうじゃねぇか」と。

そう、私が腹を括っている行事でもあるのです。

 

とにかく、(常に)参加者募集中です!

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ちなみに、終了後には“茶話会”あり(^^)

 

そんな、宗勝寺に最低でも“月イチ”通いする皆さんですが。

それでも中々、お気付きにならなかったほど、周囲に溶け込んでいたのは・・・

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・・・こちら。

 

宗勝寺ペット供養墓「追想墓」を望む、景色ですが・・・

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以前の状態(上記画像)と見比べれば、お分かりでしょうか?

 

現在、師匠のお寺「浄国寺」では・・・

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“外塀”の、改修工事中。

 

改修前の外塀の一部分に設置されていた、“目隠しフェンス”。

「廃棄」って言うんで、「くれよ」っつー訳で・・・

実はこのフェンス、「中古品」(しかも、タダ)。

 

ですから・・・

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ちょっと“寸足らず”なのは、ご愛敬(-。-)y-゜゜゜

 

(間近で見れば“粗”が見えますが)“洗浄”してしっかり施工されてますので、上等ですよ。

むしろ、良い感じにヤレてるせいか、周囲に溶け込み過ぎて、中々気付かれないのです。

 

まぁ、「貧乏臭せぇ」と仰る方も、いらっしゃるかもしれません。

しかしながら現実として、資金繰りが“潤沢”なお寺なんて、そう多くありません。

 

・・・私の祖父母が、相次いで亡くなった際。

隠居して2人で住んでいた家は、“空家”になりました。

 

“築10年”にして、当時“4年間”の無人。

外見こそ綺麗そのものでしたが、内部の“荒廃”は想像を超えてましたね。

「え、こんなになっちゃうの?」って感じ。

 

皆さんが、久しぶりの場所にお出かけの際、こう思ったことはありませんか?

「あぁ、ここはいつ来ても変わらないね」と。

 

「変化が無い」状態に保つのって、相当の努力なんですよ。

状況が“好転”してるとしたら、それはもう凄いこと。

 

できることを、できる範囲で。

最低限の投資にて、最大限の成果をあげられるよう、日々邁進いたします。

絶対に儲かる話

お坊さんの仕事って、一言で言えば・・・

「“布教”すること」なんですよね。

 

つまり、それぞれの“宗教・宗派・経典”の教えを、弘めること。

皆さんが、豊かで幸せな日々を送っていただけるような“価値観”の、ご提案・・・

・・・と言いますと語弊があるかもしれませんが、“ニュアンス”だけはお分かり頂きたいと思います。

 

「布教 = “説教”」に限った話じゃありません。

それは、学校で習うことだけが勉強じゃない、ってのと同じこと。

 

そのためには、あらゆる方面から人と向き合わなければいけないのでしょうし・・・

またそれに加えて、その人の“人生”の節目節目において、お付き合いする存在でもあります。

それこそ、「ゆりかごから墓場まで」ってやつ。

 

結婚式の“プランニング”や、新郎新婦への“アドバイス”などを行うのが「ウエディングプランナー」で・・・

映画やテレビ番組などの作品の、製作全体を“統括”するのが「プロデューサー」。

 

・・・それどころじゃない。

お坊さんは、人生の「トータルコーディネーター」です。

 

「良い」とか「悪い」とかじゃないんです。

こんな「面白い」仕事、他にあったら教えてください。

69 書道をしている様子

しかしながら、そういった活動をするためには、やはり日々勉強ですね。

前回の話じゃありませんが)実は我々の業界、嫌になるほど“研修会”ってものがあります。

 

・・・以前、「どんな人の話を聞きたい?」と、講演内容を討議する“会議”がありまして。

私、ある“業種”が、これからの寺院経営に役立つと考え、その旨の発言をしましたところ。

「お前、訳の分からないこと言うな」と、一蹴。。。

 

やっぱり、我々の研修会における“スタンダード”って・・・

なぜか、偉いお坊さんの“講演”を拝聴する形式が、圧倒的に多いんです。

 

webにも絶対載ってないような特殊分野の研究をなさってる、“学者系”のお坊さんの話、とか。

また、「俺はこんなことやってきたぜ」なんていう、“ノウハウ系”のお坊さんの話、とか。

 

悪い言い方をすれば、「あぁ、こういう方もいらっしゃるんだなぁ。。。」と。

そんな感覚も、よくよく考えれば・・・

そもそも、坊主が坊主の話聞いたって、面白い訳ないんですよね。。。

 

結局、本当に興味がある人は・・・

お金を払って、一般開催されている“講演会”に行っている始末。

 

まぁ、「絶対に儲かる話」なんてものは、無いんです。

仮にあったとしても、間違いなく人には教えないでしょうから。

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