ギリギリ
巡業より、“一時帰宅”いたしました。。。
“干支(えと)”といいますと、「子・丑・寅・卯…」の・・・
いわゆる“十二支”を思い出す方も、多いと思いますが。
昔の“通信簿”でお馴染み、「甲・乙・丙・丁…」の・・・
10種類(十干:じっかん)を、“十二支”に組み合わせたものが、本来の“干支”。
「12と10の“最小公倍数”」ですから、その組み合わせは“60種類”ある訳です。
昨日(2月17日)は、“甲子(きのえね)”の日。
その“60種類”の、スタートとなる組み合わせです。
“甲子”は、大黒天の「縁日」。
ちなみに、いくつか「縁日」をご紹介しますと・・・
「鬼子母神」 8の日(毎月8日・18日・28日)
「稲荷大明神」 午(うま)の日
「八幡大菩薩」 毎月23日
「北辰妙見大菩薩」 毎月1・15日
「帝釈天」 庚申(こうしん)の日
「日蓮大聖人」 毎月13日
・・・などなど。
こんな、“ポイントカード”と一緒くたにするのは、不謹慎な話ですが。
「縁日」にお参りすることで、普段よりも“ご利益・ご加護”が多くいただけるとされるのは・・・
その文字の通り、その神仏の“ゆかり・繋がり”が強い日だから。
そんな訳で。
先日は、匝瑳市「長福寺」さまにて・・・
「大黒天大祭」に、出仕させていただきました。
開式に先立ち、今年度日蓮宗大荒行堂成満僧による、水行が行われ・・・
法要では、共に“読経・ご祈祷”させていただきました。
・・・そして、翌日。
今回、第再々行(400日)を無事成満されました・・・
「重田観真上人」の“帰山奉告式”が、多古町「能満寺」さまにて行われました。
日蓮宗大荒行堂では、行を重ねるごとに異なった“秘法”を伝授されます。
“水神相承(すいじんそうじょう)”が、加行400日の秘法。
堂内に座りきれないほどの、檀信徒の方々がお迎えになられました。
式の途中、共にご修行されましたお上人の“挨拶”に・・・
私、「ジ~ン」ときてしまい(最近、ますます涙腺が脆くなってきました。。。)。
それに加え、最後を締めくくる“謝辞”にて、ご住職が感極まった際には・・・
いや、どうしようかと。
・・・と、言いますのも。
私は、前回同様“司会”を務めさせていただき。
泣きながら、声を震わせて“アナウンス”なんかしたら・・・
笑いものになるのは良しとしても、“職務放棄”になりかねないと。
そんな私を、「ギリギリ」のところで、毎回助けてくれるのは・・・
・・・私の経験上、この“名曲”なのです。