禅定
昨日(9月26日)を以て、本年(平成29年)秋のお彼岸も、明けまして。
【9月21日 多古町「能満寺」さま 彼岸会出仕の様子】
お彼岸は、仏教徒のための修行週間・・・と書いてしまうと、アレですが。
肩ひじ張って、身構えるようなものではなく。
清く正しい心と行いで過ごす、一週間だと思ってください。
・・・とは言え、私個人はそう書くのも憚れるほど。
何も出来ずに、終わってしまった気がするなぁ。。。
さて。
お寺に行く(お参り・お経・ご祈祷 etc.)ことに対して・・・
「気休めだ」と、仰る方がいらっしゃいます。
以前の私なら、カチンとくる発言だったかもしれませんが・・・
今の私からしたら、「気休め、上等じゃねぇか」と。
だって、毎日気が休まる暇、無いですもん。
語弊はありますが、仏教用語ではそれを「禅定(ぜんじょう)」と呼びます。
心を集中・安定させ、落ち着かせるための方法として・・・
まさにその文字を用いた、座禅という修行法は、あまりにも有名。
日蓮宗には、唱題行(南無妙法蓮華経のお題目を唱えること)がございます。
座禅は静の禅定、唱題行は動の禅定、といったところでしょうか。
禅・禅定というものに対し、様々なアプローチがあり・・・
各々が、最短ルートと信じ、実践しているということですね。
↑画像は、目黒区「妙見寺」さまの彼岸会出仕(9月23日)の様子ですが。
法要終了後、ご住職とお話する中で・・・
「(朝の)お勤めの時だけが、唯一自分の時間だ」と。
そう、通信機器が異常に発達してしまった現代ですからね・・・
今や、禅定というものは、思う以上に難しいのかもしれません。
考えるに、私にとっての禅定は・・・掃除中でしょうか。
この度、諸般の事情で(背負い式エンジン)ブロアーを新調。
4スト(今までのは2ストでした)だからか・・・めちゃくちゃ重い。。。
・・・でも、ハイパワーで楽しいです!
あとは、(ちょっと話は逸れますが)自分の時間という意味では・・・
就寝前(寝落ち有り)の読書、でしょうか。
いや、すんません・・・私の読書は、マンガ or 雑誌でして。
本屋・ネットで購入 → 2~3回読む → 自炊(ググって下さい)、といった感じ。
本棚が必要ない時代に、なってしまいました。
近々に読んだものでは、某国営放送で紹介(!)されて知った・・・
いわゆる、精神障害者移送サービスについて描かれたもの。
ノンフィクションということで、中々衝撃的な内容ではありますが・・・
人の親として、また僧侶という立場としても、色々と考えさせられました。
以上、なぜかマンガの紹介で、締めるという。。。