有難さ

我が家の、気圧計。

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先日の、台風上陸直前の値ですが・・・

針が振り切るほどの、“低気圧”。

 

もう・・・だるくて、だるくて。

妻も眠そうにしてるし、息子も機嫌がすこぶる悪い。

 

・・・調べるに、低気圧の時って、体が“膨張”するんだとか。

大気から全身が抑えつけられている状態が、低下する訳ですからね。

 

つまり、血管やリンパの流れが生む圧力(勢い)も、低下するため・・・

血流・リンパ循環不良を起こし、体調不良となる、と。

 

悲しいかな、自分に直接、影響があった時くらいのものなのでしょうか。

人間が自然の一部として生かされていることに、改めて気付かされるのは。

 

さて。

 

昨日は、匝瑳市「朗生寺」さまへ。

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日蓮宗千葉県東部修法師会、主催による・・・

「放生会(ほうじょうえ)」に、出仕して参りました。

 

・・・お釈迦さまの前世、「流水長者(るすいちょうじゃ)」という方が、いらっしゃった。

「流水長者」が、(池の水が干上がり)死にかけた無数の魚たちを、助けたところ・・・

魚たちは、天界(忉利天)に生まれ変わり、報恩感謝の功徳をもたらした、と。

 

これによって、漁民が雑魚を捨てている様子を見て憐れみ・・・

自身の持ち物を売っては魚を買い取り、池に放したのが、天台宗の開祖である「智顗」と言われています。

 

「放生会」とは、(仏教における)殺生を戒め、懺悔する法要のこと。

生物(魚など)を野に放つことで、命を尊び、感謝する訳です。

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・・・今回、(諸般の事情から)うなぎの入手先を、新たに探さざるを得ませんでした。

 

ある会員が、近隣のうなぎ料理店に“飛び込み”で依頼をしたそうで。

「生きたうなぎ、譲ってくれませんか??」と。

 

始めは、怪訝な顔をされたそうですが・・・

趣旨を説明すると、「そういうことなら、ぜひ協力させてください」と。

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また当日、鮮魚店を営む檀信徒さんからの、ご奉納もあり・・・

多くの命を、放生することが出来ました。

 

私たちは、“両親・ご先祖さま”の命を通じて、この世に生まれ・・・

多くの命(食料など)を受け継ぎ、今日を生きています。

 

しかしながら、「命の大切さ」というものを想いながらも・・・

食べ物を廃棄したり、自身の命すら粗末にする者も存在する、という現実がある訳です。

 

・・・「有難さ」なんて、普段は分からないですよ。

有ることが難しい、と書くくらいですから。

 

でも、身の周りにアクションがあれば、それを感じることが出来るならば・・・

そのアクションを起こすのが、我々(僧侶)の役目のひとつなのかもしれません。

区切り

本日は、8月24日。

 

宗勝寺の界隈(千葉県香取市)では、この日を「ウラボン」と呼び・・・

多くの方が、お寺(お墓)へお参りに見えます。

 

お盆の正式名称を、「盂蘭盆(うらぼん)」と言いますが・・・

盂蘭盆とウラボンは、決してイコールではありません。

 

24日は、「地蔵盆(近畿地方を中心とした、お地蔵さんの縁日)」でもありますが・・・

これともまた、ニュアンスが異なる気がします。

 

ウラボンは、恐らく「裏盆」と書くのでしょう(盂蘭盆を“表”として)。

それが正しいかは、この際置いておきますが、風習として存在するということです。

 

・・・8月16日は、師匠のお寺「浄国寺」にて、施餓鬼会に出仕。

本堂は、約140名の檀信徒の皆さまで、埋め尽くされました。

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翌日は、成田市「東光寺」さまの施餓鬼会に出仕させていただきました。

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そして本日は、多古町「能満寺」さまの施餓鬼会に、出仕を。

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私にとっては、これが最後の、お盆関連行事。

 

(月遅れの)お盆と言えば、一般的には8月13~15日のことでしょうが・・・

13~16日とか、7~16日とか、7~24日とか、1~24日とか、1~31日とか。

 

広義からすれば、様々な捉え方が出来るということですが・・・

とにもかくにも、本日をもって「区切り」とさせていただけることに、感謝と安堵なのでした。

 

さて。

 

お盆明けから、“台風”が次々と。

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浄国寺では、屋根の一部が吹き飛んだり・・・

うちでも、境内の竹や木が折れたりと。

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甚大なものでは無いにせよ、大なり小なりの被害を被っておりますが・・・

(私の範囲では)人的被害が無いのが、不幸中の幸いでした。。。

 

【追伸】

お待たせいたしました!

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今年も、「てらこや」の記念文集が、刷り上がり・・・

昨日、青年会員にて、発送関連の事務作業を行いました。

 

約1か月ぶりに顔を合わせた方も、いらっしゃいましたが・・・

各々のお盆を終え、心なしか皆んな、清々しい顔つきでした。

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副会長の「DAKKYU」も完治したようで、何より。。。

(事の顛末は、こちら↓)

・・・参加の皆さま、会員・賛助会員の皆さま、文集到着までしばしお待ちください!

デブ膝

本日(8月15日)をもって、お盆が終わろうとしています。

 

かくいう私も、無事に今年の“棚経(お盆のお経廻り)”を、終えることが出来ました!

該当の檀信徒の皆さま、ありがとうございました。

 

お盆には、ご先祖さまが“里帰り”をなさる、と言われていますから・・・

お迎えをする立場としては、精一杯の“おもてなし”をすることが、重要。

 

我々(僧侶)は、一軒一軒のお宅にお邪魔し・・・

お経・お題目という、“ごちそう”を以て、おもてなしの一助とする訳です。

(このことから、お経のことを「法味:ほうみ」と言ったりします)

 

・・・大風で、海水が飛沫となって、舞う日もありました。IMG_2877

風にそよぐ稲穂に、心癒される日もありました。

今年は、未だ台風被害が無く、このままいけば“大豊作”なんだとか。IMG_2878

佐原の古い町並みは、竹や和傘で彩られていました。

伺うに、夜間には竹に灯火が点り、浴衣で灯籠流し的なイベントをやるとか。

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「ご住職も、いらして!夜9時頃までは灯りが点いてるから!」

・・・なんて、マダムからのお誘いも、いただき。

 

残念ながら、お盆中は後片付けをして、夕食にありつけるのがその時間帯。

さぞかし、優美だったでしょうね。。。

 

この界隈は、いわゆる“旧家”が多いので・・・

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お盆の飾りつけも、どこか雅(みやび)な感じなのです。

 

・・・本年のお盆は、どこか朝夕に“秋”を感じさせてくれるような気候。

体力的にも、余裕をもって終えることが出来ました!

 

さて。

 

俗に言う、業界の“あるあるネタ”ですが・・・

「棚経にて、膝(ヒザ)が痛てぇ」と。

 

SNSを見ても、(同業のお友達の)湿布まみれの投稿があったりしますが・・・

これ、私にとっては共感しかねるものでして。

 

そう、実は私・・・

「デブ膝」の、持ち主なのです。

 

今回のブログは、この「デブ膝」の認知度を確かめるための話(?)。

web検索でも引っかからないし、まさか、私の限られた友人内の話じゃ。。。

 

・・・あ、「デブ膝」の定義ですが。

 

① 昔、結構なデブだった。

② 体重を支えることで、膝が鍛えられた。

③ 強靭なままに(減量して)負担が軽くなった、最強の膝。

 

ちなみに、私が持っているのは、MAXより26㎏減の「デブ膝」です。

共感出来るorご存知の方、ご連絡を。。。

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【追伸】

 

明日(8月16日)は、師匠のお寺「浄国寺」にて・・・

午前10時より、「施餓鬼会(せがきえ)」が厳修されます。

 

どなたでも、ご参列いただけます(無料です)!

私も出仕予定、お待ち申し上げます。。。

餓鬼

本日(8月6日)、年中行事である「施餓鬼会(せがきえ)」を、厳修いたしました。

本年も、万杯のお堂に、感謝申し上げる次第です。

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お釈迦さまの弟子のひとり、「阿難(あなん)尊者」が、瞑想していた時・・・

「焔口餓鬼(えんくがき)」という鬼が現れ、阿難に言い放ちます。

 

「お前の命はあと“3日”で、その後は餓鬼界に生まれ変わるだろう」と。

 

驚いた阿難尊者が、お釈迦さまに相談すると・・・

「餓鬼界の“困苦の者”(ひいてはあらゆる者)に対して“飲食”を施し、供養しなさい」と。

 

阿難尊者がその通りにすると、3日後に命を亡くすことはなく・・・

さらには、お釈迦さまの弟子の中で、一番の“長生き”をしたといいます。

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・・・これが、施餓鬼のいわゆる“由来”。

では、そもそも「餓鬼」はなぜ、餓え苦しんでいるのでしょうか。

 

本当に餓えている人や、食べたくても食べることが出来ない人のことを・・・

我々は、「餓鬼」とは呼びません。

 

現代の世の中において、我々は物を粗末にし・・・

あれもこれもと、次から次へと欲しがるという、「限りない行い」を繰り返しています。

 

きっと死後も、また同じことを繰り返すのでしょうし・・・

そういう者達を、「餓鬼」と呼ぶのはないでしょうか。

 

ならば、(餓鬼を救うための)「施餓鬼会」は・・・

単純な“飲食”を供えれば良い、というものではありません。

 

“飲食”とは、物質的なものではなく・・・

見返りを求めない、思いやりの“心”のこと。

 

それが、「餓鬼」に伝わったなら。

つまり「なぜ自分が、飢え苦しんでいるのか」に、気付いた時・・・

「餓鬼」は、本当に救われるのでしょう。

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訳が分からないまま法要に参列し、意味不明に法要が終わる。

終了後の法話で、理解・納得するも・・・来年には忘れている。

 

・・・これでは(私も)面白くありませんので。

宗勝寺では、法要前に趣旨のご説明をさせていただいております。

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・・・事有る毎に言っていますが、行事は「準備8割、片付け2割。。。」

今年も後半戦、ひとつひとつを(何とか)終えていることに、心底安堵しておりますが。

 

明日からは、半月間の無酸素運動・・・

本格的に、“お盆のお経廻り”を開始させていただきます。

 

毎年、「いつまで、この過酷な肉体労働を続けられるんだろう」と、憂鬱になりますが・・・

今年も目標は(例年と同じく)、「ゲ●を吐かない」こと。

 

該当檀信徒の皆さま、よろしくお願いいたします。。。

 

【追伸】

前回のブログ「てらこや」の、最終まとめとして、今年も作成させていただきました!


(スマホ・タブレット端末の方は、PCモードにてご覧ください。。。)

 

てらこや

7月25~27日の日程で、“日蓮宗千葉県東部青年会”主催による・・・

第32回少年少女研修旅行「てらこや」を、今年も無事開催することが出来ました。

 

画像にて、ご報告させていただきます。

 

【第1日目】

会場となる、匝瑳市「飯高寺」さまに、集合。

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“飯高檀林旧跡”、いわゆる、昔のお坊さんの学校(日本最古の大学)です。

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近年は、映画やドラマの撮影に、頻繁に活用されています。

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「開校式」にて、3日間の無事を御宝前に祈ります。

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自己紹介、昼食の後、「研修① 写経」です。

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続いて、「研修② 読経」です。

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大きな声で、お題目を。。。

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海岸沿いの宿泊施設へ、移動して「カレー作り」を。

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同じ材料を使っても、班ごとに全く味が違います。

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入浴して、この日最後の「研修③ 道徳」。

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感謝の手紙を書いて、就寝。。。

 

【第2日目】

起床後すぐに、近くの広場で「ラジオ体操」を。

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朝食の後、再び「飯高寺」さまへ。

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外来講師による、「研修④ フィールドワーク」では・・・

(自作測器で)木の高さを測定したり、自然観察など。。。

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昼食は、恒例となりつつある「流しそうめん」。

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雑巾を使って、「掃除」。

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「餅つき」では、アッと言う間に“7升”の餅が参加者の胃袋へ。。。

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腹ごなしに、境内で遊ばせてもらいまして・・・

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再び宿泊施設へ移動、入浴、夕食の後・・・

最後の、「研修⑤ 感想文」です。

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書き終えて、これまた恒例の「花火」。

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この頃になりますと、我々(僧侶)の疲れもピークで・・・

子どもたちは、“ホームシック”がチラホラと。。。

 

【第3日目】

起床すると、結構な雨。

宿泊施設の体育館を借りて、ラジオ体操を。

 

でも、朝食をとって荷物整理を進めているうちに・・・

何とか、天気が好転。

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波打ち際で遊ぶのが、関の山でしたが・・・

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スイカ割りも楽しめて、皆んな満足そうでした。

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最後の食事は、「バーベキュー」でしたが・・・

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子どもって、なぜ米で腹一杯にしてしまうのでしょうか??

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飯高寺さまでの「閉校式」では、ひとりひとりに“修了証”が手渡されました。

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参加の皆さん、ありがとうございました!

保護者の皆さま、ありがとうございました!

協力各聖、ありがとうございました!

飯高寺役員各位、ありがとうございました!

関係各位、ありがとうございました!

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・・・また来年!

ご当地系

先日(7月18日)の“海の日”は、大網白里市「等覚寺」さまへ。

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9月の落慶に向け、建て替え中の“山門”が、見事でした。

 

こちらでは、毎年“日蓮宗千葉県東部青年会”への、ご依頼を賜り・・・

「水難事故防止唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)」に、今年も出仕させていただきました。

 

大勢の海水浴客で賑わう中、唱題行脚を。

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途中、数か所で水難事故犠牲者の慰霊として、読経させていただきましたが・・・

当(北今泉)地区は、江戸時代に63名の犠牲者を出した、“元禄津波”被災の地。

 

最後に読経させていただいた、“元禄津波慰霊碑(市指定文化財)”は・・・

津波から“13回忌”の年に、ようやく建てられたものだそうで。

 

そこからも、壊滅的被害の様子を伺い知ることが出来ますが・・・

今年は、慰霊碑建立から今年でちょうど300年、ということでした。

 

唱題行脚を終え、午後からは本堂にて・・・

「施餓鬼会(せがきえ)」並び「祈祷会」に、出仕させていただきました。

 

・・・唱題行脚、出発前。

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本堂前では、“波乗・海上安全”として、サーフボードへのご祈祷を受付中。

 

オリジナルのステッカーお守りも、お授け頂けるそうで・・・

「私もぜひ一枚、、、」と思ったら、なんと当日完売でした。。。

 

うち(宗勝寺)も、いつか「ご当地系」のラインナップを、、、

・・・なんて、とにかく良い刺激を、頂戴いたしました。

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宗勝寺 郵送祈願 ~遠方の方でもお気軽にご祈願を~】

 

こちらも、お陰さまで順調に、ご依頼を賜っている次第です。

また、ご遠方より直接お求めに、足をお運びいただける方も、あったり。

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(不躾乍ら、直接ご来山の際には、事前にご連絡いただくと確実です。。。)

 

ちなみに、最近の売れ筋(?)No.1は、こちら。

(交通安全ステッカー:シルバー)

 

当初、見向きもされなかったのが、ウソのようですが・・・

時代が、追いついてきたのでしょうか??

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そういえば、先日ご来山いただいたのは・・・

安産祈願のご依頼を賜り、ご祈祷させていただいた、ご夫婦。

 

今回は“お礼参り”のため、元気な赤ちゃんとともに・・・

当時の“お札・腹帯守り”をご持参の上、お越しいただきました。

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「お願いをしたら、お礼を言う」

 

「ありがとう」も言えない人の願いを、再び聞いてくれるような、お人よしなんて・・・

やっぱり、私はいないと思いますよ。。。

 

さて。

 

先般告知させていただいた、「てらこや」ですが・・・

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ついに明日より、開催の運びとなります。

今年も、定員を超えるお申込みを、頂戴しました!

 

先日は、青年会員が集まり、現地にて“準備・清掃”を。

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当日の様子は、また後日。

・・・行ってまいります!

夏の始まり

何だか、遙か昔のことに感じてしまいますが・・・

“近況報告”と、いうことで。

 

毎年6月6日は、“日蓮宗千葉県東部青年会”にご依頼を賜り・・・

会員として、出仕させていただいております。

 

まず午前中、多古町「法眼寺」さまにて・・・

施餓鬼会(せがきえ)”に、出仕させていただきました。

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法要の後は、お供え物を持って裏山を登り・・・

昔、戦場となった“水戸谷城(みとさくじょう)”跡地にて、供養の誠を捧げます。

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午後からは、多古町「妙光寺」さまへ。

 

“太陽・月・星”のそれぞれを司る“三大竜王神”の、例祭法要に出仕(ご祈祷)を。

(写真を、撮りはぐりました。。。)

 

そして、夕方からは“寺院参拝”へと。

 

「これ(6月6日)に出仕しなきゃ、始まんねぇよな。。。」

・・・と仰った、先輩(現青年会OB)がいらっしゃったそうですが。

 

確かに、私にとっても・・・

「夏の始まり」を、感じさせてくれる行事で。

 

「夏の始まり」と言えば、今年も境内の“梅の実”を収穫。

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・・・なんて、言っても。

実際に収穫したのは、(高所恐怖症の私に代わり)妻ですが。。。

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今年は、“梅シロップ”を漬けましたが、収穫は例年の“1割”ほど。

自然には(人間も含め)、“浮き沈み”があって当然ですからね。

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さて。

 

矢継ぎ早に報告させていただきますが、6月13日は・・・

宗勝寺年中行事、「開基檀越 第401遠忌」を厳修いたしました。

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須坂藩初代藩主 掘直重公」ならび累代の霊位に、ご回向させていただき・・・

法要終了後は、昼食をはさみ“役員総会”が行われました。

 

さらに翌日(6月14日)は・・・

“団参(だんさん:団体参拝)”に、スタッフとして参加して参りました。

 

「日蓮大聖人聖母妙蓮尊儀750遠忌 小湊御報恩参拝」

・・・という、長いタイトルですが。

 

日蓮大聖人のお母さまの、750回目のご命日にあたり・・・

大聖人の故郷、“小湊(千葉県鴨川市)”の地に、参拝しようというもの。

 

こちらは、大聖人のお生まれになった地の大本山「誕生寺」さま。

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今回は、144名の檀信徒の皆さまとともに、お参りさせていただきました。

 

こちらは、大聖人のご両親がお祀りされる「両親閣 妙蓮寺」さま。

(ご両親の、御廟所でもあります。。。)

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ご住職のお話にも、ありましたが・・・

日蓮大聖人は、とかくご両親を大切にされたお方。

 

このところ、家を空けることが多く・・・なんて、言い訳にしかなりませんが。

私自身、親孝行をしているかと問われれば、首を縦に振ることは出来ません。

 

「反省しなきゃな。。。」なんて、思った矢先。

(スマホに)着信したのは・・・

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(私以外の)家族全員で、楽しく遊ぶ姿なのでした。。。

初フライト

6月1日、毎月恒例の題目講を開催いたしました。

 

通常、“午後2時”からの開催ですが、私(住職)の都合が・・・

・・・という訳で、(今月に限って)午前中に行う旨、参加者に連絡を。

 

終了が、“お昼時”でもありましたので・・・

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(ごくごく簡素な)お弁当を、用意させていただきまして・・・

さらに、“さつま揚げ・桜島大根(漬物)”の、お土産を。。。

 

・・・そう、何を隠そう先月末。

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・・・私は、鹿児島におりました。

 

大学の同級生、かつ“計235日間”ご一緒に修行させていただいたという・・・

友人(僧侶)の、“結婚披露宴”に出席するためでした。

 

鹿児島県に降り立つのは、人生で2度目。

学生時代、(バイクで)九州一周の一人旅をして以来です。。。

 

(雲がかかってしまっていますが)奥に見えるのが、“桜島”。

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天気が今ひとつで、その全容を拝することが出来なかったため・・・

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師匠へのお土産に、“桜島Tシャツ”を購入。。。

 

せっかくの機会ですので、連泊・観光したいのも山々ですが・・・

前後の予定があり、泣く泣く(ほぼ)とんぼ返りしたのでした。

 

・・・実は、「こんな時でもないと。。。」と、家族も同伴。

特に息子は、「初フライト」だったため、どうなることかと思いましたが・・・

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離陸直後から、(安心したのか)着陸寸前まで、失神。。。

元気に2日間を過ごすことが、出来ました。

 

こうして、全国各地に知った顔がいる、というのも・・・

お坊さんの特色であり、良いところですね。

(悪く言えば、世の中が狭くなりますが。。。)

 

さて。

 

先日(6月2日)は、“日蓮宗千葉県東部青年会”の行事・・・

「寺院参拝」に、参加してまいりました。

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賛助会員(青年会OB)の先輩方のお寺にお伺いし、お経をあげさせていただきます。

また、活動に対するご賛助を賜ることもあり、会員一同感謝に堪えません。

 

さらに、その際は・・・

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賛助会員各聖に、「てらこや(先般更新)」の募集に関し、改めてお願いを。

 

・・・とは言ったものの、今年も(集客状況は)中々のスタートダッシュ。

定員を超えると、締め切らせていただくこともございますので、お早めにお申し込みください。

 

今月は、何かと行事予定が繁多で・・・

カレンダーを見るだけで、“ゲップ”が出そうになりますが。

 

何とか、更新出来るよう、頑張りたいと思います!

時間はつくるもの、なんて言いますが・・・ハァ。。。

自己防衛

本日(5月26日)は、こんな場所をお借りしまして・・・

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先般ご案内、「てらこや(第32回少年少女研修旅行)」関連の、資料作成を。

日蓮宗寺院(千葉県東部管区)や、昨年の参加者には、本日・・・

以下を直送させていただきましたので、ご確認ください!

 

まず、“ポスター(チラシ)”と・・・

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・・・“募集要項”です。

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当ページをご覧の方で、参加希望の方は・・・

“申込用紙”をプリントアウトの上、募集要項に従って、お申し込みください!

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近年、申込者が増加の一途を辿っておりまして・・・

募集要項の通り、早期の募集締め切りも有り得ますので、申込みはお早めに。

 

また、お問い合わせ等は私(宗勝寺)の方でも承ります!

→「宗勝寺 お問い合わせフォームへ」

 

さて。

 

今般のポスター(チラシ)や募集要項にも使用させていただいた、この“イラスト”。

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実は、(限られた人間には超有名な)ある素材集が、出所だったりするのですが・・・

個人的にも雰囲気が好きで、愛用させていただいております。

 

「お坊さんが、作務衣(さむえ)で雑巾がけ」

 

これが恐らく、一般的な方から見れば、何の違和感もないお坊さんの姿。

しかしながら、現実というものは厳しく、残酷なもので。

 

うちのような(住職ひとりで、ほぼすべての業務をこなす)寺院では・・・

これをやっていたら、一日が24時間では足りなくなってしまうのですよ。

 

「金掛けるか、手間掛けるか」ってやつですから。

そして、手間を助けてくれるのは、“道具”しかありません。

 

結果、“ホウキ・ハタキ・雑巾”よりも、“ブロアー・ダイソン・ケルヒャー”になる訳ですが・・・

まぁ、効率を取るか雰囲気を取るかは、お寺によっても異なるのかもしれません。

 

・・・そういえば。

私事ですが、先日今年初めて、“熱中症”になりました。

 

頭痛から、薄々危険を感じてはいたものの・・・

大好きな“セブンアップ”を飲んだら、見事回復。

 

・・・しかしながらこれは、安心ではなく、油断でしかありませんでした。

7up

その後、吐き気・寒気・脱力感など・・・

最終的には動けなくなり、妻に車で迎えに来てもらう羽目に。

 

ある事情が・・・とは言え、炎天下に9時間もいた私がバカでした。

「自己防衛(休憩・補給・服装 etc.)」、大切ですね。

 

・・・そんな訳で、どうか皆さま、お見逃し下さい。

“Tシャツ・短パン・麦わら帽子”で、境内を掃除する私を。

 

暦の上では、“夏”に入って20日と少々。

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私はすでに、“ツートン化”しております。。。

横の繋がり

昨日(5月1日)、“寺宿区”さまの主催による・・・

「三峯(みつみね)神社例祭」にて、ご祈祷させていただきました。

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“火伏せ”の霊験が顕著な「三峯神社(埼玉県)」が、こちらに分祀されたのは・・・

当地区に、“火災”が相次いだ際のことだそうで。

 

毎年5月1日には、町内の皆さまによる清掃の後・・・

朝の清々しい空気(開式は6時半です。。。)の中、当行事が厳修されます。

 

・・・ひと息ついて、一路(銚子市)「妙福寺」さまへ。

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名物、樹齢750年超の藤の花は、見事で芳しい香りを放っていました。

(昨年の花房は、なんとMAX193cmだとか。。。)

 

こちらで、(私にとって今年最後の)「千部会(せんぶえ)」に、出仕させていただき・・・

午前に一座、午後に二座の法要が厳修されました。

 

また、途中にはこちらでお祀りされている“北辰妙見大菩薩”の・・・

御神輿(おみこし)の、渡御が。

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一日中、境内に人が絶えることはありませんでした。

 

さて。

 

以前、年中行事の重要性に関して、語らせていただいたこともありましたが・・・

日程の決定に関しては、大きく分けて“ふたつ”かと。

 

つまり、「日にち固定(毎年〇月△日)」か・・・

もしくは、「曜日固定(毎年×月第☆日曜日)」か。

 

「日にち固定」で行事をすることは、大切ですよね。

(誕生パーティを開催するのは、やっぱり誕生日でしょう。。。)

 

「曜日固定」のメリットは、現役世代の集客を見込めること。

(何だかんだ言って、日曜日が休日の方は多いですから。。。)

 

・・・実は、上記「千部会」は、毎年5月第一日曜日 = 5月1日(日)

うち(宗勝寺)の「題目講」が、毎月一日 = 5月1日(日)

 

思案した結果、今回に限っては・・・

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師匠のお寺(浄国寺)の、「お経を読む会」との・・・

“合同開催(題目講+お経を読む会)”と、させていただいた次第です。

 

そう、なんとこちらの開催日も・・・

毎月第一日曜日 = 5月1日(日)、ということで。

 

こんなことを書きますと、日程調整としては・・・

弊害しかないように感じる方も、いらっしゃるかもしれませんが。

 

お寺の行事は、住職ひとりでは為し得ないものが、多々ありまして・・・

意外にも(?)「横の繋がり」にて、互助している訳です。

 

宗派が同じなら、同じ趣旨の行事がその時季に重なる訳で・・・

開催日をお互いに微妙にずらすことで、うまく回す。

 

・・・という、ある意味業界の“裏話”でした。

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