暗黙の了解
明けまして、おめでとうございます!
今年も、“更新”が待ち遠しくなるようなブログを目指しますので・・・
お付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
多くの寺社では、お正月のこの時季・・・
「新年のお祝い」や「一年間の祈願」などのため、行事が開かれます。
うち(宗勝寺)でも・・・
昨日(1月4日)に、恒例の「新年祈祷会」を。
檀信徒の皆さまご依頼の、“平成27年度”の御札を前に、“ご祈祷”を。
また、参列の皆さまにも。
法要の最後には、ご出仕いただいたお上人より・・・
「平成27年度の運勢」と題し、お話をいただき。
皆さん(私の話よりよっぽど)真剣に、聞き入っておりました(-_-;)
・・・話は前後しますが。
先日(1月3日)には、多古町「能満寺」さまへ。
年頭の「祈祷会(きとうえ)」に、出仕させていただきました。
さて。
こちらでの、法要終了後・・・
ご住職の娘さん(小学生)と、お話ししていた時のこと。
「ねー、うちが“お寺”って、嫌だね。。。」
「え゛っ、何で??」
「全然、遊びに連れてってもらえないから」
・・・確かに、我々の業界「年中無休、24時間勤務」なんて言いますが。
それでも、「何も無い時は、何も無い」と言いますか・・・
時間というものは「つくるもの」として、生活しなければいけない訳で。
・・・とは言え。
我々が時間を比較的取りやすい“平日”の日中には、小学生はもちろん“学校”に。
小学生が家にいる、“土日・祝日”には・・・
法務で相手をすることができないことも、多々あることでしょう。
さらに、“盆・暮れ・正月”なんて言ったら・・・
我々は、それどころじゃなくなってしまいますからね。
きっと、同級生との話の中で・・・
「こないだ、〇〇に連れてってもらった」的な話を、するのでしょう。
・・・子ども相手の話に限ったことでは、ありませんが。
我々の業界には、“法務優先”という「暗黙の了解」がございます。
例えば、お坊さん同士での“会議”しかり、“宴会”しかり・・・
前々からの“約束事”が、あったとして。
「法事が入っちゃったから。。。」
・・・的な“ドタキャン”が、いかに多いことか。
しかも、それに対して我々の業界の人間は・・・
“ドタキャン”されても、何とも思いません。
逆に言えば、“ドタキャン”しても、何の罪悪感も持たない。
それって、一般的な感覚としては、どうなんでしょうか??
ましてや、“家族・子ども”たちからしたら。
・・・考えさせられる、出来事でした。
こちらのご住職は、現在“日蓮宗大荒行堂”に、入行中。
きっと、“パパ”がいなくて、寂しくなってしまったのかもしれません。
私が袂(たもと)から、“お年玉”を出したときは・・・
そんな様子を、微塵も感じさせませんでしたが(^^ゞ