塔婆

あー、飽きた。

さすがに、飽きましたね。

しかしながら着実に、お盆に向けての準備進捗中。

塔婆に関しては、例年のペースに乗るまで、染筆することが出来たのではないでしょうか。

 

・・・なんて、サラッと書いてしまいましたが。

この「塔婆(とうば)」とやらは、そもそも何なのでしょうか。

 

遙か、3000年も前のこと。

 

(仏教を開いた)お釈迦さまが、お亡くなりになった際・・・

残された者たちは、その供養のために“塔”を建てました。

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(インドにて:画像左下は、私です。。。)

 

その塔は、“ストゥーパ”と呼ばれていますが・・・

それに漢字をあてはめたものが、“卒塔婆(そとうば:略して塔婆)”ということです。

 

法華経(如来神力品第二十一)という、お経の中には・・・

「塔を建てて供養しなさい、そこに仏さまが現れるでしょう、、、」と。

 

これに従って、多くの人が多くの供養塔を建てた訳ですが・・・

日本における供養塔(ストゥーパ)と言えば、お馴染み“五重の塔”。

 

もちろん、 誰でも五重の塔を建てることは出来ません。

江戸時代からは木の柱や板に、供養のことばを書いて建てるようになりました。

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ここからは、余談です。

塔婆は、4か所の切り込みにより、“5つ”の部分に分けられています。

 

これは、“五大(下から、地・水・火・風・空)”と言いまして・・・

仏教における、すべてを構成する元となっている要素のこと。

(“五輪の塔”と、同じ考えです。。。)

 

最近は、環境問題からか、“間伐材”を用いた塔婆が登場したり。

(浸透しないのは、単純にコストの問題だと思います。。。)

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昨日、宗勝寺境内墓地の塔婆を、“お焚き上げ”しました。

お焚き上げとは、報恩・感謝の意を込めて読経し、浄火に付すこと。

 

建立から、1年間を経過した塔婆(御札・お守り)は・・・

新しいものに差し替えることが、好ましいとされています。

40 お焚き上げ

・・・まとめです。

 

①塔婆を建てることは、仏さま・ご先祖さまに対し、供養のこころを表します。

②塔婆には、南無妙法蓮華経のお題目・法華経の経文を書き入れます。

③塔婆には、お経・お題目をお唱えし、建立します。

 

つまり、①塔供養の功徳 ②写経の功徳 ③読経・唱題の功徳

・・・これほどの意味が、詰まっているということ。

 

もちろん、情けは人の為ならず。

 

“お盆・お彼岸・ご法事・ご命日・新年のご挨拶”など、塔婆をお建てになれば・・・

ご自身が、「徳」を積んでいることにもなるのです。

家守

6月の最終日(30日)は、多古町峯「妙興寺」さまへ。

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ここ数年、恒例となりました“災害復興読誦会”は・・・

“日蓮宗千葉県東部修法師会”会員としての、参加となります。


(動画は、3年前のものです。。。)

20名以上の会員とともに、今年もたくさんのお経を上げさせていただきました。

 

・・・振り返るに、この2か月間(5月・6月)は、出ずっぱり。

今年の上半期も、アッという間に過ぎ去ってしまいました。

 

明けて今月(7月)は、年中行事の題目講(毎月1日)を終え・・・

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(空き時間は)もっぱら“お盆の塔婆”に、染筆作業中。。。

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例年ですと、この塔婆書きも、ウンザリしてくるはずですが・・・

(バタバタだった)先月までの、反動からでしょうか。

この“引きこもり生活”も、中々心地よく感じてしまいます。

 

そう感じるのも、涼しく快適な環境のもと・・・

作業をさせていただいていることに、他なりませんが。

 

7月に入るや否や、千葉県も真夏の気温となりまして・・・

テレビの天気予報でも、「熱中症対策のために、クーラーを、、、」なんて。

 

宗勝寺でも、冷暖房のご準備をして、皆さまをお待ちしておりますが・・・

唯一、その設備が無いのが“宝暦2(1752)年”建立の、鬼子母神堂。

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本日のご祈祷も、こちらで行わせていただきましたが・・・

・・・いや、暑いと文句を言っている訳ではありません。

50 撰経をあてる様子

(上記画像の際)アゴから汗が垂れないかと、ヒヤヒヤで。。。

 

さて。

 

この時季になりますと、このお堂・・・

少々、頭を悩ませることがございます。

 

・・・それは、“ヤモリ”です。

 

(単純計算で)築264年の建物ですから、事有る毎に補修はしています。

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それでも、完全密閉と会いう訳にはいかず、“ヤモリ”がお住まいになる訳です。

 

調べるに、毒もなく害虫を食べ、と害は無く・・・

家の繁栄を招く、守り神的な扱いもする地方もあるとか。

 

これは、「ヤモリ = 家守(屋守)」とするからとか・・・

夜に、灯り(に集まる虫)のところにいるから、とか。

(昔、夜間照明が可能だったのは、裕福な家)

 

これ、個人的に爬虫類があまり得意ではないこともありますが・・・

困るのが、仏像・仏具等に付着する、ヤモリの“フン”。

 

長期間気付かずにいると、跡が残ってしまったりと・・・

対応に、それなりのストレスを感じています。

 

・・・とはいえ、駆除するのはいただけない。

なんつったって「家守」、縁起物ですからね。

 

この“ヤモリ対策”、妙案をお持ちな方は、ご教授ください。

あのお堂は、代わりに私が守りますから。。。

余裕

宗勝寺では少なくとも年に2回、すべての檀家さんのお宅へ・・・

“封書”にて、ご連絡を差し上げております。

 

近々のことで言えば、“お盆関連”のお知らせ。

これが例年、7月1日付発送予定のところ、本日が6月の22日。

 

いつもなら、6月後半といったら、発送準備なんか万端で・・・

お盆の塔婆の、かなりの(共通する箇所)部分を、染筆中のはず。

 

・・・ところがどすこい、ですよ。

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とりあえず、本日から“超急ピッチ”で作業を始めましたが、、、

 

「そんなに、焦らなくても。。。」という声が、聞こえてきそうですが・・・

これは、私個人の性格ですから、仕方ありません。

 

夏休みの宿題は、夏休み“前”に終わらせたかったし・・・

嫌いな食べ物は、「いただきます」直後に、口に押し込む方でした。

 

要は、「余裕」が欲しいんです。

余裕が無い時の、自分の醜さを知っていますから。

 

さて。

 

余裕の生み出し方というものは、人によって異なるかと思います。

私の場合は、“掃除”ですね。

 

いや、厳密に言えば“整理整頓”かもしれません。

菌やホコリの類には、そこまで過剰反応しませんから。

 

(以前書いたことがありますが)一般的な人間は、物を“探す”ことに・・・

平均“年間150時間”もの、何の付加価値も生まない時間を費やしています。

 

これは、一日8時間労働の人にとっては、19日間分。

そんな行為に、経営者は一か月分もの給料を、支払っているということ。

 

整理整頓は、自分自身でしか出来ないことです。

(完全なる善意でも)人に手を貸したなら、こんな声を聴くことが出来るはず。

 

「手に届く場所にあった方が、便利だった」とか。

「散らかっているようで、どこに何があるか分かっている」とか。

「お前が片付けたら、どこに何があるか分からなくなった」とか。

 

決して、「物が多いこと = 片付いていない」ではありませんが・・・

2年以上、手を触れることが無かったものは、必要がないと思って良いでしょう。

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捨てるに捨てられず、溜まる一方だった“年賀状”を・・・

最近(詳しい後輩にご教授いただき)導入した、スキャナーにて“データ化”。

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(少々知識がある方なら)これが、いわゆる・・・

“自炊(ググってください。。。)目的”であることは、明白でしょうが。

 

部屋が片付けば、掃除自体も楽になるという、良い循環。

ゆくゆくは、寺務所の本棚も、現在の4分の1(?)を目指したいものです。

 

・・・こんなこと書いてる場合じゃ、ないっスね。

ちょいと、現実逃避してみました。。。

夏の始まり

何だか、遙か昔のことに感じてしまいますが・・・

“近況報告”と、いうことで。

 

毎年6月6日は、“日蓮宗千葉県東部青年会”にご依頼を賜り・・・

会員として、出仕させていただいております。

 

まず午前中、多古町「法眼寺」さまにて・・・

施餓鬼会(せがきえ)”に、出仕させていただきました。

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法要の後は、お供え物を持って裏山を登り・・・

昔、戦場となった“水戸谷城(みとさくじょう)”跡地にて、供養の誠を捧げます。

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午後からは、多古町「妙光寺」さまへ。

 

“太陽・月・星”のそれぞれを司る“三大竜王神”の、例祭法要に出仕(ご祈祷)を。

(写真を、撮りはぐりました。。。)

 

そして、夕方からは“寺院参拝”へと。

 

「これ(6月6日)に出仕しなきゃ、始まんねぇよな。。。」

・・・と仰った、先輩(現青年会OB)がいらっしゃったそうですが。

 

確かに、私にとっても・・・

「夏の始まり」を、感じさせてくれる行事で。

 

「夏の始まり」と言えば、今年も境内の“梅の実”を収穫。

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・・・なんて、言っても。

実際に収穫したのは、(高所恐怖症の私に代わり)妻ですが。。。

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今年は、“梅シロップ”を漬けましたが、収穫は例年の“1割”ほど。

自然には(人間も含め)、“浮き沈み”があって当然ですからね。

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さて。

 

矢継ぎ早に報告させていただきますが、6月13日は・・・

宗勝寺年中行事、「開基檀越 第401遠忌」を厳修いたしました。

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須坂藩初代藩主 掘直重公」ならび累代の霊位に、ご回向させていただき・・・

法要終了後は、昼食をはさみ“役員総会”が行われました。

 

さらに翌日(6月14日)は・・・

“団参(だんさん:団体参拝)”に、スタッフとして参加して参りました。

 

「日蓮大聖人聖母妙蓮尊儀750遠忌 小湊御報恩参拝」

・・・という、長いタイトルですが。

 

日蓮大聖人のお母さまの、750回目のご命日にあたり・・・

大聖人の故郷、“小湊(千葉県鴨川市)”の地に、参拝しようというもの。

 

こちらは、大聖人のお生まれになった地の大本山「誕生寺」さま。

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今回は、144名の檀信徒の皆さまとともに、お参りさせていただきました。

 

こちらは、大聖人のご両親がお祀りされる「両親閣 妙蓮寺」さま。

(ご両親の、御廟所でもあります。。。)

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ご住職のお話にも、ありましたが・・・

日蓮大聖人は、とかくご両親を大切にされたお方。

 

このところ、家を空けることが多く・・・なんて、言い訳にしかなりませんが。

私自身、親孝行をしているかと問われれば、首を縦に振ることは出来ません。

 

「反省しなきゃな。。。」なんて、思った矢先。

(スマホに)着信したのは・・・

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(私以外の)家族全員で、楽しく遊ぶ姿なのでした。。。

初フライト

6月1日、毎月恒例の題目講を開催いたしました。

 

通常、“午後2時”からの開催ですが、私(住職)の都合が・・・

・・・という訳で、(今月に限って)午前中に行う旨、参加者に連絡を。

 

終了が、“お昼時”でもありましたので・・・

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(ごくごく簡素な)お弁当を、用意させていただきまして・・・

さらに、“さつま揚げ・桜島大根(漬物)”の、お土産を。。。

 

・・・そう、何を隠そう先月末。

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・・・私は、鹿児島におりました。

 

大学の同級生、かつ“計235日間”ご一緒に修行させていただいたという・・・

友人(僧侶)の、“結婚披露宴”に出席するためでした。

 

鹿児島県に降り立つのは、人生で2度目。

学生時代、(バイクで)九州一周の一人旅をして以来です。。。

 

(雲がかかってしまっていますが)奥に見えるのが、“桜島”。

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天気が今ひとつで、その全容を拝することが出来なかったため・・・

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師匠へのお土産に、“桜島Tシャツ”を購入。。。

 

せっかくの機会ですので、連泊・観光したいのも山々ですが・・・

前後の予定があり、泣く泣く(ほぼ)とんぼ返りしたのでした。

 

・・・実は、「こんな時でもないと。。。」と、家族も同伴。

特に息子は、「初フライト」だったため、どうなることかと思いましたが・・・

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離陸直後から、(安心したのか)着陸寸前まで、失神。。。

元気に2日間を過ごすことが、出来ました。

 

こうして、全国各地に知った顔がいる、というのも・・・

お坊さんの特色であり、良いところですね。

(悪く言えば、世の中が狭くなりますが。。。)

 

さて。

 

先日(6月2日)は、“日蓮宗千葉県東部青年会”の行事・・・

「寺院参拝」に、参加してまいりました。

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賛助会員(青年会OB)の先輩方のお寺にお伺いし、お経をあげさせていただきます。

また、活動に対するご賛助を賜ることもあり、会員一同感謝に堪えません。

 

さらに、その際は・・・

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賛助会員各聖に、「てらこや(先般更新)」の募集に関し、改めてお願いを。

 

・・・とは言ったものの、今年も(集客状況は)中々のスタートダッシュ。

定員を超えると、締め切らせていただくこともございますので、お早めにお申し込みください。

 

今月は、何かと行事予定が繁多で・・・

カレンダーを見るだけで、“ゲップ”が出そうになりますが。

 

何とか、更新出来るよう、頑張りたいと思います!

時間はつくるもの、なんて言いますが・・・ハァ。。。

「さて、“久々”にブログでも更新するかな。。。」

・・・と、パソコンを開きますと、本当に久々だったことに、ビックリ。

 

実は私、このところ毎日のように、遊んでおりました。

 

・・・なんて書き方をいたしましたのは、もちろん“含み”あってのこと。

「遊」という文字には、大きく分けて“3つ”の意味がございます。

 

① 「有意義な働きをしない状態」のこと。

仕事(価値あること)を、しなかったり・・・

職を得られない状態や、道具・場所が使われていない状態のことを言ったりもしますよね。

 

② 「物事を楽しむ」こと。

実生活の煩わしさから離れ、(趣味など)好きなことをして過ごすことです。

 

③ 「家(故郷)を離れる」こと。

この意味の熟語としては、“遊学・遊行・外遊”といったところでしょうか。

 

・・・とにかく、振り返る間がないほどあっという間に過ぎた、数日間。

ある日は笑い、またある日は歯を食いしばり、夜は“バタンキュー”なのでした。

 

さて。

 

先日は、多古町「妙暹寺」さまへ。

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本堂の新築が、完工(付帯工事中。。。)したばかりの、お寺をお借りし・・・

日蓮宗千葉県東部青年会の、役員会が行われました。

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この日、いくつかの議題がありましたが、その中心は・・・

毎年恒例、「てらこや(第32回少年少女研修旅行)」について。

 

“百聞は一見に如かず”と、いうことで。。。

SHUSHOJI Tubeは、宗勝寺公式YouTubeページです!)

 

次世代を担う子どもたちに、仏教の教えに触れる研修や・・・

お寺での、共同生活。

 

子どもたちが心身共に、成長できるよう・・・

また、夏休みの思い出の1ページとなるよう、企画させていただきます。

 

親元を離れて学び、友と過ごす時間は、まさに「遊」の一字。

たかだか“2泊3日”のことですが、親御さんたちは口を揃えて仰います。

 

「子どもが変わった、成長した」と。

 

・・・思えば昨年は、募集の“150%”の申込み。

様々な意見が飛び交う中、その全てを受け入れることになりました。

 

そのお蔭か、参加のお子さまだけでなく・・・

私たちスタッフや、青年会という組織としても成長することが出来た、と確信しております。

 

とにかく、今年も「てらこや」に関しては、スタートを切りました!

募集要項など、完成次第ご報告させていただきます!

命を、お預かりしようか

人間と犬が共存するイギリスには、こんな“諺(ことわざ)”があるそうな。

 

子どもが生まれたら、犬を飼いなさい。

赤ん坊の時、良き守り手となるだろう。

幼年期の時、良き遊び相手となるだろう。

少年期の時、良き理解者となるだろう。

そして子どもが青年になった時、自らの死をもって命の尊さを教えるだろう。

 

・・・宗勝寺のペット供養墓「追想墓」が完成してから、早6年。

DSCN2835この間、多数のご依頼を賜ることが出来ましたが・・・

その度に、皆さま方のペットへの“想い”というものを、純粋に感じた日々でした。

 

さて。

 

私の息子も、動物全般に興味を持つようになりまして・・・

家族会議の結果、何かしら「命を、お預かりしようか」と。

 

・・・という訳で、宗勝寺で“金魚”を飼うことにしました。

 

昔、“熱帯魚”に手を出した経験もあり、雰囲気もお寺に合うでしょうし・・・

早速、“セットもの(水槽・ろ過装置・照明 etc.)”を、ネットにて購入。

 

水槽に“バックスクリーン”を貼ろうと、ホームセンターに行くものの・・・

合うサイズが無かったため、代わりに“(クルマ用)スモークフィルム”を、購入。

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貼って剥がしてを繰り返してたのは、もう15年前くらいだっけ。。。

(フルスモークは、危険かつ違法です!絶対に止めましょう!)

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砂利を入れたら、水には“カルキ抜き剤・バクテリア”を投入。

水質安定のため、10日間ほど放置しました。

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(今どきの照明はLED、その薄さには驚きました。。。)

・・・で、肝心の“金魚”ですが。

 

ペットショップなどで購入するのが、通常なのでしょうが・・・

「そう言えば、確か。。。」と、“養魚場”を営む檀家さんのお宅へ。

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市場への出荷を翌日に控えた、ご多用中のところ・・・

突然のご連絡にも、快くお出迎え頂きました。

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旦那さんによれば、先般の「日本観賞魚フェア2016」にて・・・

当養魚場の出目金が、見事“東京都知事賞”を受賞したそうです!

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家族でお邪魔したからか、お気遣いいただき・・・

突然の、“金魚すくい”大会に発展。

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結局、(檀家さんの)お孫さんも参戦し・・・

IMG_2146ほとんどの金魚をすくいきるほどの、盛り上がりを見せたのでした。

(良い“GW(ゴールデンウィーク)”のひと時を、過ごすことが出来ました。。。)

 

【注:普段、こちらでは小売りをしておらず、無理を言って特別にお分け頂きました】

 

・・・という訳で、宗勝寺にお参りの際にはぜひご覧ください。

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大切に、育てさせていただきます!

IMG_2148ありがとうございました!

横の繋がり

昨日(5月1日)、“寺宿区”さまの主催による・・・

「三峯(みつみね)神社例祭」にて、ご祈祷させていただきました。

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“火伏せ”の霊験が顕著な「三峯神社(埼玉県)」が、こちらに分祀されたのは・・・

当地区に、“火災”が相次いだ際のことだそうで。

 

毎年5月1日には、町内の皆さまによる清掃の後・・・

朝の清々しい空気(開式は6時半です。。。)の中、当行事が厳修されます。

 

・・・ひと息ついて、一路(銚子市)「妙福寺」さまへ。

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名物、樹齢750年超の藤の花は、見事で芳しい香りを放っていました。

(昨年の花房は、なんとMAX193cmだとか。。。)

 

こちらで、(私にとって今年最後の)「千部会(せんぶえ)」に、出仕させていただき・・・

午前に一座、午後に二座の法要が厳修されました。

 

また、途中にはこちらでお祀りされている“北辰妙見大菩薩”の・・・

御神輿(おみこし)の、渡御が。

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一日中、境内に人が絶えることはありませんでした。

 

さて。

 

以前、年中行事の重要性に関して、語らせていただいたこともありましたが・・・

日程の決定に関しては、大きく分けて“ふたつ”かと。

 

つまり、「日にち固定(毎年〇月△日)」か・・・

もしくは、「曜日固定(毎年×月第☆日曜日)」か。

 

「日にち固定」で行事をすることは、大切ですよね。

(誕生パーティを開催するのは、やっぱり誕生日でしょう。。。)

 

「曜日固定」のメリットは、現役世代の集客を見込めること。

(何だかんだ言って、日曜日が休日の方は多いですから。。。)

 

・・・実は、上記「千部会」は、毎年5月第一日曜日 = 5月1日(日)

うち(宗勝寺)の「題目講」が、毎月一日 = 5月1日(日)

 

思案した結果、今回に限っては・・・

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師匠のお寺(浄国寺)の、「お経を読む会」との・・・

“合同開催(題目講+お経を読む会)”と、させていただいた次第です。

 

そう、なんとこちらの開催日も・・・

毎月第一日曜日 = 5月1日(日)、ということで。

 

こんなことを書きますと、日程調整としては・・・

弊害しかないように感じる方も、いらっしゃるかもしれませんが。

 

お寺の行事は、住職ひとりでは為し得ないものが、多々ありまして・・・

意外にも(?)「横の繋がり」にて、互助している訳です。

 

宗派が同じなら、同じ趣旨の行事がその時季に重なる訳で・・・

開催日をお互いに微妙にずらすことで、うまく回す。

 

・・・という、ある意味業界の“裏話”でした。

新陳代謝

「住職~!筍(タケノコ)2、3本もらってって良いかな~??」

・・・と、スコップを片手に檀家さんが。

 

せっかくなので、筍掘りをお手伝いさせていただき・・・

こっそりと、すべて檀家さんのクルマに。

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筍が美味しい時季も、終焉を迎えつつあります。

(後半は、“アク”が強くなっていきます。。。)

 

昨日も、お墓参り中の檀家さんに「持ってく??」と、お声掛けしたところ・・・

苦笑いして、首を横に振られる始末。

 

そういえば、スーパーで今年初めて見た筍は、“一本980円(ヌカ付き)”でした。

それが現在は、“一本100~180円”といったところ。

 

“需要と供給”というのものなのでしょうが、(出始めの)強気の価格設定は・・・

やはり、「初物=プレミアム価格」といったところなのでしょう。

 

・・・という話の流れから行けば。

この時季思い浮かんでしまうのは、江戸っ子の代名詞“初鰹(カツオ)”。

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江戸時代の価格を、現在の貨幣価値に換算すると・・・

一尾あたり、“約8~25万円”というのですから、驚きです。

 

・・・これからの時季は、素性の良さそうなものを「筍→竹」へ、と。

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“竹林・竹山”というものは、お寺(和風)の雰囲気にも合うと思いますし・・・

個人的にも、見ていて清々しいものです。

 

しかしながら、放置すればそれはただの“竹やぶ”。

“薄気味悪さ・荒廃”を演出するには、もってこい。

 

残念ながら、竹の寿命はさほど長くないため・・・

こうした「新陳代謝」が欠かせない訳ですが、管理は“重労働”の一言。

 

聞けば、同じく竹林を所有する、先輩のお寺では・・・

お子さんに、“1本数十円”のアルバイト代を支払い、対処しているそうな。

 

こうなってくると・・・

いよいよ、息子の成長が待ち遠しくもなってまいりますが。。。

 

さて。

 

先日は、“日蓮宗千葉県東部青年会”の「退会報恩読誦会」が・・・

多古町「光明寺」さまにて行われ、参加して参りました。

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こちらのご住職が、青年会の退会年齢を迎え、というもの。

 

お世話になった先輩が、ひとりまたひとり、というのは寂しいものですが・・・

それを増長させるのは、「新陳代謝」が出来ていないこと。

 

会員数の増減は、“波”というものもあるでしょうし・・・

どの業界でも「若手がねぇ。。。」という悩みは、同じかもしれませんが。

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今日は久々に、宗勝寺古墳を“丸刈り”に。

 

悩んでも、物事が好転する訳ではありませんが・・・

草を刈りながら、ため息が漏れてしまうのでした。。。

雑草

先ず以て、熊本県を中心とした地震災害による被災者の方々には、心からお見舞い申し上げる次第です。

様々なご意見があるでしょうが、当ブログに関しては、通常通りの内容にて更新を続けていく所存です。

 

本日(4月17日)、師匠のお寺「浄国寺」にて・・・

恒例の年中行事、「千部会(せんぶえ)」が厳修されました。

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浄国寺の千部会は、特に“参加型”の法要と言えます。

 

“読経”ということに関して、普段から触れていらっしゃる方も、そうでない方も・・・

懸命にお経本の一字一字を目で追い、声に出していきます。

(そう出来る範疇で、内容を組んでいます。。。)

 

50名以上の檀信徒とともに、たくさんのお経を読ませていただきましたが・・・

そこに、もはや僧俗の垣根など無いことは、場に居合わせた方は感じられたことでしょう。

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法要の最後には、参列の檀信徒へのご祈祷も行われ・・・

本年も、無事に当行事を終えることが出来ました。

 

さて。

 

現在、外は大風(竹が折れそう。。。)。

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すっかり散り切ってしまいそうな桜の花と、バトンタッチするかのように・・・

境内中に、「雑草」が芽吹いてまいりました。

 

「雑草という名前の草は無い」と、かの昭和天皇は仰せになったそうですが・・・

こちらは、“方喰(カタバミ)”。

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根がしぶとくて、抜き難いっスよね。。。

 

水耕に従事する方や、釣り好きの方なら目にするのは・・・

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こちら、“沢瀉(オモダカ)”といいます。

 

この二種類に、共通することは・・・

家紋、それも日本の“十大紋”に選出されるほどの植物だということです。

 

西洋では、家紋(紋章)と言えば、華やかなもの(バラ・アヤメ・ユリ etc.)が多いですが・・・

かの徳川家ですら、家紋に用いたのは地味な“二葉葵”の葉っぱ。

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(“三つ葉葵”とは、架空の植物なんだとか。。。)

 

下剋上の戦国時代、その“生命力の強さ”から・・・

いわゆる「雑草」は、戦国武将に家紋として、好んで用いられたそうな。

 

この感覚、いかにも日本人らしくて、個人的には好感が持てます。

粋な“験(ゲン)担ぎ”で、洒落てますよね。。。

 

境内で楽しそうに遊ぶ、子どもたち(息子を含む)のことを鑑みて・・・

近年は、除草剤の使用範囲も、最小限に。

 

そんな訳で最近は、ヒマさえあれば草抜き(草刈り)に、勤しんでおります。

“内股の筋肉痛 & 立ちくらみ”と、戦いながら。。。

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