汎用

先日、水槽まわりが静かなことに気付くと・・・

やっぱり、ろ過フィルターのポンプが、止まってまして。

 

思い返せば、ちょうど1年ほどでしょうか。

金魚をいただき、飼育し始めてから。

「故障するには早いんじゃ・・・」と思いながらも、分解。

色々と試しましたが、ウンともスンともでした。

 

ちょっと壊れたからって、使い捨てするのも、性分ではないのですが・・・

流れのない水の中で、懸かっているのは、生命。

 

取り急ぎ、ホームセンターへ向かった訳ですが。

・・・無い、2件回ったのに無い。

 

同機種の購入は諦めて、「汎用」のポンプを購入してみました。

【汎用(はんよう):どれにでもイケるやつ】

 

ところがどすこい、パイプがスカスカ。

アダプターのサイズが、適合しません。

 

裏面を熟読するに、適合データが6年前のもの。

設置前でしたので、返品が利いたことが幸いでした。

 

結局、ネットにて同機種を注文し、翌日配送。

一匹の死滅を出すことなく、ホッとしたのでした。

・・・思えば、汎用品でうまくいった試しがない。

 

やっぱり、専用品には敵いませんね。

(ワンオフ・カスタムメイドなら、話は別ですが)

 

どれにでも合いますよ、ってことは・・・

どれに対しても、ピッタリじゃないってことなのでしょう。

 

さて。

 

先般、日蓮宗千葉県東部青年会の役員会にて・・・

今年も、「てらこや」の案内をさせていただきました。

 

↓ 募集ポスターです!

↓ 過去2年間の、関連ブログです!

【2015 てらこや(SHUSHOJI Blog)】

【2016 てらこや(SHUSHOJI Blog)】

 

雰囲気は、↓ 動画にて!


案内を送付させていただいたのは、(千葉県東部管区)日蓮宗寺院と・・・

昨年の、参加者のお宅へ。

 

参加をご希望の方は、(千葉県東部管区の)日蓮宗寺院へ。

下記申込書をプリントアウト・ご記入いただき、お持ちください!

 ↑ 募集要項で・・・

↓ 申込書です!

様々な団体が、合宿系の催しを企画していますよね。

(夏休みの)この時期は、こういった募集を目にする機会も増えると思います。

 

募集ポスターには・・・

「お寺でしか、出来ないこと。」なんて、ありますが。

 

少なくとも当企画は、汎用のものとは、一線を画しています。

それは、リピーターの多さにも表れていると思います。

 

近年の(スタッフ側の)悩み、と言えば・・・

募集人員を遙かに超える、参加申込者があること。

 

ご質問・参加申込は・・・

私へ直接ご連絡いただいても、承ります。

 

お早めに、どうぞ。

ベタ

先般(5月7日)、銚子市「妙福寺」さまにて・・・

千部会(せんぶえ)」が厳修され、出仕させていただきました。

 

午前・午後と、計3座の法要に加え・・・

北辰妙見大菩薩の御神輿(おみこし)が、渡御されます。

境内の藤は「臥竜の藤」と呼ばれ、樹齢750年ほどだそう。

花房も見ごろ、多くの方で賑わっていました。

 

やはり、これだけのものですと(同業としては)管理が気になるところ。

ご住職に伺うに、やはり樹木医の協力を仰ぐそうで。

 

以前、幹の治療しかしていなかった時代は・・・

状態も芳しくなく、根腐れも引き起こしていたとか。

 

現在は、根っこを中心とし、土壌改良にも精を出し・・・

昨年は、最長190cm以上の花房をつけることが出来たんだそうです。

さて。

 

いきなりですが・・・

私たち人間を、一本の樹木に例えます。

 

幹は、太く高い方が良いでしょうし・・・

枝葉は、生い茂るように、成長していきたいものです。

 

そのためには、根っこを大事にしなければいけない。

根っこが水や養分を吸収することで、幹や枝葉が育つ訳です。

 

また、根っこがしっかりしていれば・・・

樹木というものは、嵐でさえも倒れずにいられます。

 

自分という存在を、幹とするならば・・・

枝葉は、子孫と言えます。

 

目の届かない所で、私たちを支えてくれている存在。

つまり、根っこは・・・ご先祖さまのこと。

ご先祖さまへの供養を、「回向(えこう)」と言います。

 

これは、私たち(幹・枝葉)が、根っこ(ご先祖さま)に・・・

水や養分(供養)を、差し上げること。

 

その栄養分は、(回り向かって)自分達のところへ。

私たちは、根っこから命をいただき生かされている、ということですね。

 

誰もが、父母から生まれ・・・

父母にもそれぞれに、父母が存在します。

 

自分から、10代遡れば(単純計算で)1024人のご先祖さまがいて・・・

そのひとりが欠けても、自分という存在は有り得ない訳です。

 

ご縁というものを、大切にし・・・

ご先祖さまには、無条件に感謝しなければいけませんね。

・・・この話、実は「ベタ」なものでして。

いや、法話としたら・・・ベタ中のベタ。

 

しかしながら、心に残る話。

私も困った時は、この話。

 

ベタにはベタになっただけの、理由があると感じます。

経験上、最初から「隠れ家的な」を求めると、失敗するような。。。

 

初めての観光地なんか、ベタなところで良いんです。

結局、ベタなデートが楽しかったりしますしね。

 

ベタ、侮ることなかれ。

そんな、今日この頃でした。

昨年、地元(千葉県香取市)の「佐原の山車行事」が・・・

ユネスコ世界無形文化遺産に、登録されまして。

 

4月29・30日には、祝賀記念としての曳き廻しを。

人混みが得意ではない私にとっては・・・中々のものでした。

地元に生まれ、地元で育ち、今なお地元で暮らす私ですが・・・

日常、地元を徒歩移動することなど、皆無で。

 

良い機会と、(生まれて初めて)地元の和風カフェにて一服。

ここ数年、古い町並みの建造物を活用した、テナント化が進み・・・

この手のお店が、だいぶ増えてまいりました。

「祭りのあと」じゃありませんが、私が子どもの頃は、お祭りが終わると・・・

町中が、異様な匂いに包まれていたんですよね(主観です)。

 

あの頃は分かりませんでしたが、あれは・・・

お酒・タバコ・生ゴミ・ゲ〇の、混ざった匂い。

 

当時は、下を見ればゴミとタバコの吸い殻、酔っ払いが寝てたりしてたもんです。

今は・・・(それなりに)綺麗。

 

もちろん、そんな状況が続いていたのなら・・・

町並みの観光地化や、文化遺産登録も、あったものではありませんが。

5月に入り、最初の行事は、朝6時半から。

寺宿区主催による「三峯(みつみね)神社例祭」にて、ご祈祷仕りました。

 

三峯神社の本社は、埼玉県。

当地区に、火災が相次いだ際、分祀されたと伺っております。

 

また、毎月1日は宗勝寺題目講の日。

 

お題目(南無妙法蓮華経)に合わせ、団扇太鼓を叩く孫のために・・・

私の両親はいつの間にか、こっそりと団扇太鼓を、特注。

・・・この日に間に合うよう、染筆させていただきました。

 

5月に入れば、宗勝寺古墳の筍も、いよいよ終焉へ。

この、1日おきの重労働から、ようやく解放されると思うと。。。

今年も、たくさんの方にお分けし、喜んでいただくことが出来ました。

 

さて。

 

お知らせも兼ねて、ということになりますが、昨日(5月3日)・・・

境内(主に、空き墓地区画・墓地通路)に、除草剤を散布いたしました。

しばらくは、地面に手を触れぬよう、よろしくお願いいたします。

(お子さま連れの方は、眼を離さぬようご注意ください!)

 

宗勝寺では、(毎年数回)除草剤の散布を行っております。

除草剤は所詮、毒物。賛否はあると思います。

 

「文句がある奴は、お前が全部草抜けよ」とは、申しません。

ただ私も、体はひとつ、1日に24時間しか使えません。

 

宗勝寺の美化に、誰よりも心を寄せ、バランスを考え・・・

現状とする次第ですので、何とぞご理解ください。

 

・・・そんな、今日この頃でした。

近頃の若いモンは

先日(4月17日)、日蓮宗千葉県東部青年会の主催による・・・

「報恩読誦会」に、参加して参りました。

 

我が日蓮宗の中にも、いくつもの組織がありますが・・・

(名称からご推察の通り)唯一、年齢制限のある組織が青年会。

午前中に、千葉市「本休寺」さま(↑)へ。

さらに午後からは、香取市「真浄寺」さま(↓)へ。

 

本年度、定年退会される、2名の先輩のご自坊にて・・・

報恩感謝の読経、記念品の贈呈をさせていただきました。

真浄寺さまでは、引き続き場所をお借りして「通常総会」を。

 

前年度の「活動報告・決算承認」や、今年度の「活動計画・予算承認」など・・・

また今回は、議案のひとつとして、新年度役員人事の承認も。

 

私も(2年間務めさせていただいた)事務局長の任を・・・

何とか、バトンタッチすることが出来ました。

 

・・・思えば、私の青年会活動は、今年度で14年目。

 

当時、新兵の登竜門的役職がありまして・・・

「〇〇幹事、やってほしいんだけど、、、」と、先輩からの電話。

 

確か、右も左も分からない、2年目の時でしたから・・・

激しく動揺したのを、今でも覚えています。

 

さて。

 

青年会に限らず、日蓮宗の寺院・僧侶として活動する上で・・・

様々な組織があり、(私自身)複数の団体に籍を置き、活動しています。

 

実際、こういった活動に実入りは無く、労力と時間を削られます。

もちろん、経験や学びが「プライスレス」と言えば、聞こえが良いですが。

 

嫌がるのも、理解できます。

でも、皆んな通ってきたのも事実。

今回、新役員人事の選定に関しても、ご想像の通り・・・

業を煮やす方々の姿も、ありました。

 

・・・信行道場では、(毎日のように)この言葉を耳にします。

「給仕第一・行法第二・学解第三」と。

【信行道場:日蓮宗の僧侶(教師)となるための、必須修行】

 

つまり、修行や勉強より重んじられるのが、お給仕。

「させていただく」という心構えが、最も大事だということ。

 

もう、この言葉に尽きると思っています。

個人的には、「誘われるうちが華」かな。

 

「近頃の若いモンは」という言葉の、歴史は古く・・・

5千年前のピラミッドの壁画にも、そんな象形文字があるんだとか。

 

我々も、言われてきたし、今でも言われてるんでしょう。

そして、言い始めてきたし、言い続けていくのでしょう。

 

まったく、しょうがねぇな。。。

キレ

先日(4月23日)、華燭の典にお招きいただきまして。

 

ちょうどその日は、千葉市内にて法務がございましたが・・・

事前リサーチによれば、会場(都内ホテル)までは約45分。

 

開場1時間前に、出発することが出来まして・・・

「ホッ」としたのも、束の間。

・・・日曜日って、怖いね。

 

失礼極まりない話ですが、経験者はご存知でしょう。

結婚披露宴だけ(?)は、遅刻したくなかったのに。

 

つまり、受付が閉まった後の、ご祝儀は・・・

新郎(新婦)の親御さんに、直接手渡し。

 

今回もご両親、わざわざ席をお立ちいただき・・・

その丁寧な対応が、余計に申し訳なく。

 

「おいしい・・・けど、さっき火葬場で弁当食わなきゃ良かったな。いや、でもあの状況で手を付けないことの方が、失礼だしな。。。」

・・・なんて考えながら、コース料理も堪能。

 

慶賀の雰囲気と相まって、楽しい時を過ごすことが出来たのでした。

・・・ある方より、「コジマ君のブログさぁ、この頃キレが無いよ」と。

 

伺うに、以前は「物申す」的で「バッサリ」的な内容が・・・

当ブログの、持ち味(?)だったらしく。

 

私としては、苦笑いしか出来なかった訳ですが・・・

開始当初から今に至るまで、ノンフィクションにして、盛りもせず。

 

ただ単に、一個人の活動・感情を書き留めている当ブログに・・・

「キレが、無くなった」と。

 

そういえば。

 

今回ご結婚されたのは、初行(日蓮宗大荒行堂にて初めの修行)の同期。

披露宴とは言え、ちょっとした同窓会のようでもありまして。

 

初行成満より、ちょうど10年。

久々でも久々感が無いのは、やはり同じ釜の飯を食ったからなのでしょう。

 

あの、肉体的にも精神的にも極限状態の中、見えるのは人間の「底の底」。

当然、気が合う者だけではない訳です。

 

ところがですよ。

 

当時、そんな感情をもったヤツでも、今話してみればそんなこと無くて。

むしろ、話していても皆んな落ち着いているし、こちらも楽なんですよね。

 

この「SHUSHOJI Blog」も、開設から約7年。

(前期4年間分のデータは消失してしまっています。。。)

 

キレが、無くなったんじゃない。

丸くなったんだよ、俺も皆んなも。

そんなことを考えてたら、懐かしくなって・・・

初行の一百日間で、ビリビリになったお経本を、修繕してみました。

 

今度、皆さんにお会いする時は・・・

私が未だ言われたことが無い、あの言葉をかけていただきたいものです。

 

「大人になった」と。

春真っ盛り

先日(4月9日)、師匠のお寺「浄国寺」にて・・・

「千部会(せんぶえ)」が、厳修されました。

「千部会」の趣旨については、前回書かせていただいた通り。

 

約60名の檀信徒の皆さんとともに、読経させていただき・・・

後半には、各位の安泰を願い、ご祈祷させていただきました。

季節は、春真っ盛り。

 

今年は、天候と(私の)予定が合わず・・・

例年(家族恒例)のお花見も「よもや、、、」と、ハラハラしましたが。

今年も、しっかりと「花より団子」を、満喫。

 

こんな時に、何かと記録を残したくなるのは、世の父親の常。

運動会シーズンの前になると、家電業界では、ビデオカメラ商戦が始まるとか。

 

あれ、撮って(DVD・Blu-rayに)焼いて・・・

上映会?ってのも、私個人的には、ピンと来ませんで。

 

・・・こんなの、仕入れてみました。

スマホ用の、ジンバル(スタビライザー)。

中々、良いですよ。。。

レジャーには、必ず持参しております。

 

さて。

 

「今年は、筍(タケノコ)が不作だ」なんて、私の耳にも入りましたが・・・

確かに、うち(宗勝寺古墳)の初堀りも、3日前(4月13日)のこと。

 

不作、と言うよりは、恐らく遅いのでしょう。

例年、筍の収穫時期は、桜の開花時期とリンクしますからね。
ちなみに、私・・・

4月~10月は、基本「短パン」です。

 

・・・とは言え、今月頭はちょっと肌寒かったですから。

やはり、地面の温度も低かったのでしょう。

 

先日、今春初の、草刈りをしまして・・・

休憩無し、5時間かけてサッパリと。

シャワーで、ガッと汗を流しまして・・・

慌てて、ある会議に直行してしまったのです。短パンで。

すると、思いのほか(同業の)皆さま、イジってくださる。

 

「遊びに来たのか」とか。

「若いねぇ」とか。

「ラフ過ぎるだろ」とか。

 

仕舞いには、大先輩(70代)から、懇々と諭される訳です。

「私は以前、体が〇〇となってねぇ。病院に行ったら、△△さん、これは冷えが原因だよ、と言われたんだよ。冷えというものは、本当に良くないよ。若いうちは、大丈夫かもしれないよ、でも、内臓が冷えるとねぇ、、、」と。

 

短パンは・・・ホッとするんですよね。

反動と言えば、反動かもしれません。

 

我々の業界、仕事中はガッチリ着物を着こみますから・・・

オフの時くらい、思いっきりラフにいきたい訳です。

 

会議は・・・オフではありません。

以後、気を付けます。

先日(4月3日)は、多古町「妙光寺」さまにて・・・

「千部会(せんぶえ)」に、出仕させていただきました。

 

「千部会」は、直訳すれば「1000回、読経する法要」のこと。

 

たくさんの読経の功徳を以て「ご祈願・ご供養」をする、という趣旨で・・・

例年、大勢の僧侶が一堂に会します。


(動画は、平成24年のものです。。。)

 

法要は、午前・午後の計2座。

境内の特設ステージでは、日舞や地元歌手の公演に、賑わいを見せました。

 

また、法要に先駆けて行われたのは、「花まつり稚児(ちご)法要」。

「花まつり」とは、お釈迦さまの誕生(4月8日)をお祝いする、法要のこと。

お稚児さん、理屈抜きにかわいいですね。。。

 

多古町では「春」の風物詩とも言える、当行事。

日増しに春を実感するような陽気に、なってまいりました。

 

もうさすがに、路面凍結はないでしょうから・・・

妻のクルマを、スタッドレスからサマータイヤへ。

腰が・・・男はつらいね。。。

 

都内では、桜が満開に近いようですが・・・

うち(宗勝寺)では、まだまだこれから。

当ブログをご覧の皆さまの中には、新年度を迎え・・・

環境や立場が変わり、心機一転という方も、いらっしゃるでしょう。

 

我々の、業界も、、、

 

つまり、業界ということは、縦や横の繋がり・組織というものが、存在。

そして団体ともなれば、やはり「年度切り替え」なるものが、存在。

会議・事務作業と、どうしてもお寺を空けることが多くなる、この時期。

仕方ないことですが・・・ですね。

 

さて。

 

先日、久々にお寺に籠れる日がありまして・・・

すると、外から「カタン!カタン!」と、音が。

 

覗くと、スケボー少年たち。

妻に聞けば(休日には)ちょいちょい、いらっしゃるようで。

 

うちの境内は・・・最高でしょうね。

滑らかなフルフラットの舗装で、(お参り以外)車通りも無い。

うちの息子も、これを活用。

ただの親バカなのですが、中々のライディングテクニックでして。

・・・話を戻しますが。

 

スケボー少年たち、私が表に出ていくなり・・・

蜘蛛の子を散らすように、チャリにて散会。

 

怒られるとでも、思ったのでしょうか??

別に、悪さしてる訳じゃないのに、逃げなくても。。。

 

一昨年の「境内拡張・整備事業」以降・・・

檀家外の方に、足を運んでいただけるようになったと、実感します。

 

その多くが、子どもや子連れの方。

安心・安全に遊ぶことが出来る、ということなのでしょう。

 

・・・スケボー少年たちよ。

私は君たちに、ウィールのメーカーについて、教えてもらおうと思ったのだよ。

レアケース

今年も無事に、春の「お彼岸」が終了。

・・・なんて畏まって書くのも、憚れるほど。

 

うち(宗勝寺)自体は、行事やお経廻りの慣習も無く・・・

会議・会合の類も避けられる期間。

 

「お彼岸=お坊さんは繁忙」というイメージからか・・・

(不思議と)うちの檀家さんも、キッチリと法務依頼を避けてくれたり。

 

そんな訳で、お彼岸は・・・

「一年で最もお寺にいられる一週間」と言っても、過言ではありません。

 

・・・これは、もちろん「レアケース」ですが。

今年も中日(3月20日)には、都内目黒区「妙見寺」さまにて・・・

「春季彼岸会」に、出仕させていただきました。

 

100名近くの檀信徒さんで、ひしめき合っておりましたが・・・

年々、参列者が増えていっているように感じます。

 

これも、現在のお寺事情としては、レアケースに入るのでしょう。

 

多くのお寺では、集客(単語に語弊あり)に、苦戦を強いられているはず。

うちも、「キープがやっと」といったところでしょうか。

 

単発の、物珍しいイベントを打ったり、複数の寺院が共催したり。

そんな行事ですと、割と人は集まりやすいのかもしれません。

 

それに対し、昔から粛々と続けられてきた物事で、となると。

つまり、(個々の)寺院の年中行事の底上げが、いかに難しいか。

18日には、多古町「能満寺」さまにて・・・

「春季彼岸会/大黒祭」に、出仕させていただきました。

 

法要の後、総代(役員)さん方から「任期満了にて退任」のお話が。

人のお寺とは言え、(お世話になっただけに)寂しいものです。

 

お寺は、宗教法人として、決して住職の所有物ではございません。

そのため、複数の立場もって、法人の役員構成が行われます。

 

檀家総代も、その中のひとりで、任期は3年。

形だけのものではなく、包括法人(日蓮宗)や法務局にも、登記されます。

 

うちの場合、総代(役員)任期は・・・基本、終身です。

これは、レアケースという訳ではなく、再任を妨げないものですので。

 

「(任期交代と終身)どっちが、良いのかねぇ??」

・・・なんて、(退任される総代さんが)仰っていましたが。

 

これは、何とも言えないところ。

 

協力的な総代さんなら、いつまでも務めていただきたいものですし・・・

多くの方に、お寺の内情に触れてもらうことも、大切でしょう。

明日の来客に向け、水槽を掃除しました。

 

やっぱりうちは、レアケース。

お彼岸が終わったので(?)、明日から法務が目白押しです。。。

寝る子は育つ

先般、「初午」に関連して、書かせていただきましたが・・・

本日(3月8日)が、初午(平成29年・旧暦の場合)の日。

 

南横宿区さまより、毎年のご依頼を賜り・・・

出世稲荷大明神の祭礼にて、ご祈祷仕りました。

画像上部の本社に対し、下に見える小さなお宮は・・・

町内各家の持ち回りにより、一年ごとにお祀りされるそうです。

 

うちの地元(千葉県香取市)が、商人の町だからか・・・

町内の多くに(商売繁盛を願ってか)お稲荷さんが、お祀りされています。

 

なぜか、通りに面してお祀りされることは少なく・・・

今回の南横宿さまの立地も例外なく、路地の奥の奥。

 

かのWikipediaにて「初午」を検索(2017/3/8現在)すると・・・

表示画像が地元、ということは盛ん?それとも珍しいのでしょうか??

さて。

 

・・・目をつぶったと思ったら、朝。

そんな深い睡眠、目覚めも良いですよね。

 

ところが最近(私自身)途中で起きるは、夢を見まくるは・・・

起床時、首や背中が痛むことも、しばしば。

 

「人生の3分の1は睡眠」と言うように、睡眠は大切。

(荒行堂では、12分の1ですが、、、)

 

それなりに、小さいながらも悩みの種だった訳ですが・・・

結論から申せば、何年も使った(ヘタった)枕が原因だったようで。

 

ある方におススメいただいた、ブツを購入。

 

早速、使用してみましたところ・・・

目をつぶったと思ったら、朝。

 

劇的に、良質な睡眠を取り戻すことに成功。

あまりの感動に、ブログのネタにしてみたのでした。

 

【※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。】

今月(3月1日)も無事・・・

毎月恒例の題目講を、お勤めすることが出来ました。

 

読経の後には、参加者一同にて・・・

団扇太鼓を叩き、唱題(お題目:南無妙法蓮華経を唱えること)いたします。

 

これを息子は、殊のほか楽しみにしておりまして・・・

リズムは滅茶苦茶ながら、見よう見まねで叩く訳です。

今回、彼は読経中に、寝落ち。

 

目覚めるやいなや、本堂へダッシュしたものの・・・

彼が目の当たりにしたのは、静まりかえった本堂。

 

・・・彼にとっては、一瞬目を閉じただけだったのでしょうか。

彼の、混乱・動揺っぷりは、ご想像の通り。

 

「寝る子は育つ」との言葉通り、心身ともに成長していってもらいたいものです。

 

悪事千里を走る

本日(2月28日)で、2月も終わり。

結局、今月は1日の休みも取れなかったなぁ。。。

 

「1月は行く、2月は逃げる」との言葉通りの、2月でした。

やはり「3月は去る」ということに、なってしまうのでしょうか。

 

・・・もはや自分でも、忘れかけていましたが。

 

昨年、修復に出した「曼荼羅(まんだら:日蓮宗のご本尊)」が・・・

無事完成し、手元に帰ってまいりました。

↑上が、修復前で・・・

↓下が、修復後。

こちらが、いつ誰の手によって染筆されたものか・・・

また、現在どこに保管されているかは、開示しかねます。

 

残念ながら、世知辛い世の中になってしまいまして・・・

寺宝を護持するためには、防犯にも気を使わなければならない訳です。

 

うち(宗勝寺)も、防犯会社との契約はしておりますが・・・

都会や観光地の寺社のご苦労は、きっと想像以上。

 

「管理者責任」というものが、どうしても付きまといますから・・・

ひとりの悪事のために、規制の対象が全員に及ぶことは、当然なのでしょう。

 

さて。

 

「悪事千里を走る」とは、よく言ったものですが・・・

そんなのは、アッという間に皆んなの知るところとなってしまうものです。

 

お寺は、皆さんが想像している以上(?)に、ネットワークが豊富。

ある意味、客商売的な要素もありますしね。

 

狭~い業界でもありますので・・・

同業間の横の繋がりというものも、ご多聞に漏れず、といったところ。

 

先日も、年回忌法事でいらっしゃった、ご親族の方。

お話しさせていただくに、「私、〇〇寺の檀家でね、、、」と。

 

「そうでしたか。あちらのご住職にはお世話になって、、、」

「あぁ、ご存知でしたか、、、」

・・・なんて具合に、話が弾み。

 

「いや、ウチの住職が×△※◇でね、、、」

「それで、副住職に♠$♡#って言ったんですよ、、、」

・・・と、もう止まらない訳で。

 

決して、悪口の類ではないのですが、褒めてもいないので・・・

もはや、笑うしかない。

 

しかし、皆さんよくよく、分かってらっしゃる。

・・・菩提寺だから、当たり前か。

1日に10分でも草抜きが出来たら、年中キレイなんでしょうが、中々・・・

(花粉症による)鼻水を垂れ流しながら、境内の美化に努めております。

 

まだ寒い日が続くとは言え、季節は着実に進んでいますね。

 

「年度切り替え」も、待ったなし。

やはり、お坊さんの組織でも、組織というものは組織なのです。

 

ちなみに、お坊さんの会議開始は、法務が少ない午後や夕方から。

・・・来月の目標は、心身の「休息」です。

でも、もうお彼岸か。。。

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