自己防衛

本日(5月26日)は、こんな場所をお借りしまして・・・

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先般ご案内、「てらこや(第32回少年少女研修旅行)」関連の、資料作成を。

日蓮宗寺院(千葉県東部管区)や、昨年の参加者には、本日・・・

以下を直送させていただきましたので、ご確認ください!

 

まず、“ポスター(チラシ)”と・・・

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・・・“募集要項”です。

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当ページをご覧の方で、参加希望の方は・・・

“申込用紙”をプリントアウトの上、募集要項に従って、お申し込みください!

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近年、申込者が増加の一途を辿っておりまして・・・

募集要項の通り、早期の募集締め切りも有り得ますので、申込みはお早めに。

 

また、お問い合わせ等は私(宗勝寺)の方でも承ります!

→「宗勝寺 お問い合わせフォームへ」

 

さて。

 

今般のポスター(チラシ)や募集要項にも使用させていただいた、この“イラスト”。

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実は、(限られた人間には超有名な)ある素材集が、出所だったりするのですが・・・

個人的にも雰囲気が好きで、愛用させていただいております。

 

「お坊さんが、作務衣(さむえ)で雑巾がけ」

 

これが恐らく、一般的な方から見れば、何の違和感もないお坊さんの姿。

しかしながら、現実というものは厳しく、残酷なもので。

 

うちのような(住職ひとりで、ほぼすべての業務をこなす)寺院では・・・

これをやっていたら、一日が24時間では足りなくなってしまうのですよ。

 

「金掛けるか、手間掛けるか」ってやつですから。

そして、手間を助けてくれるのは、“道具”しかありません。

 

結果、“ホウキ・ハタキ・雑巾”よりも、“ブロアー・ダイソン・ケルヒャー”になる訳ですが・・・

まぁ、効率を取るか雰囲気を取るかは、お寺によっても異なるのかもしれません。

 

・・・そういえば。

私事ですが、先日今年初めて、“熱中症”になりました。

 

頭痛から、薄々危険を感じてはいたものの・・・

大好きな“セブンアップ”を飲んだら、見事回復。

 

・・・しかしながらこれは、安心ではなく、油断でしかありませんでした。

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その後、吐き気・寒気・脱力感など・・・

最終的には動けなくなり、妻に車で迎えに来てもらう羽目に。

 

ある事情が・・・とは言え、炎天下に9時間もいた私がバカでした。

「自己防衛(休憩・補給・服装 etc.)」、大切ですね。

 

・・・そんな訳で、どうか皆さま、お見逃し下さい。

“Tシャツ・短パン・麦わら帽子”で、境内を掃除する私を。

 

暦の上では、“夏”に入って20日と少々。

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私はすでに、“ツートン化”しております。。。

「さて、“久々”にブログでも更新するかな。。。」

・・・と、パソコンを開きますと、本当に久々だったことに、ビックリ。

 

実は私、このところ毎日のように、遊んでおりました。

 

・・・なんて書き方をいたしましたのは、もちろん“含み”あってのこと。

「遊」という文字には、大きく分けて“3つ”の意味がございます。

 

① 「有意義な働きをしない状態」のこと。

仕事(価値あること)を、しなかったり・・・

職を得られない状態や、道具・場所が使われていない状態のことを言ったりもしますよね。

 

② 「物事を楽しむ」こと。

実生活の煩わしさから離れ、(趣味など)好きなことをして過ごすことです。

 

③ 「家(故郷)を離れる」こと。

この意味の熟語としては、“遊学・遊行・外遊”といったところでしょうか。

 

・・・とにかく、振り返る間がないほどあっという間に過ぎた、数日間。

ある日は笑い、またある日は歯を食いしばり、夜は“バタンキュー”なのでした。

 

さて。

 

先日は、多古町「妙暹寺」さまへ。

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本堂の新築が、完工(付帯工事中。。。)したばかりの、お寺をお借りし・・・

日蓮宗千葉県東部青年会の、役員会が行われました。

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この日、いくつかの議題がありましたが、その中心は・・・

毎年恒例、「てらこや(第32回少年少女研修旅行)」について。

 

“百聞は一見に如かず”と、いうことで。。。

SHUSHOJI Tubeは、宗勝寺公式YouTubeページです!)

 

次世代を担う子どもたちに、仏教の教えに触れる研修や・・・

お寺での、共同生活。

 

子どもたちが心身共に、成長できるよう・・・

また、夏休みの思い出の1ページとなるよう、企画させていただきます。

 

親元を離れて学び、友と過ごす時間は、まさに「遊」の一字。

たかだか“2泊3日”のことですが、親御さんたちは口を揃えて仰います。

 

「子どもが変わった、成長した」と。

 

・・・思えば昨年は、募集の“150%”の申込み。

様々な意見が飛び交う中、その全てを受け入れることになりました。

 

そのお蔭か、参加のお子さまだけでなく・・・

私たちスタッフや、青年会という組織としても成長することが出来た、と確信しております。

 

とにかく、今年も「てらこや」に関しては、スタートを切りました!

募集要項など、完成次第ご報告させていただきます!

命を、お預かりしようか

人間と犬が共存するイギリスには、こんな“諺(ことわざ)”があるそうな。

 

子どもが生まれたら、犬を飼いなさい。

赤ん坊の時、良き守り手となるだろう。

幼年期の時、良き遊び相手となるだろう。

少年期の時、良き理解者となるだろう。

そして子どもが青年になった時、自らの死をもって命の尊さを教えるだろう。

 

・・・宗勝寺のペット供養墓「追想墓」が完成してから、早6年。

DSCN2835この間、多数のご依頼を賜ることが出来ましたが・・・

その度に、皆さま方のペットへの“想い”というものを、純粋に感じた日々でした。

 

さて。

 

私の息子も、動物全般に興味を持つようになりまして・・・

家族会議の結果、何かしら「命を、お預かりしようか」と。

 

・・・という訳で、宗勝寺で“金魚”を飼うことにしました。

 

昔、“熱帯魚”に手を出した経験もあり、雰囲気もお寺に合うでしょうし・・・

早速、“セットもの(水槽・ろ過装置・照明 etc.)”を、ネットにて購入。

 

水槽に“バックスクリーン”を貼ろうと、ホームセンターに行くものの・・・

合うサイズが無かったため、代わりに“(クルマ用)スモークフィルム”を、購入。

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貼って剥がしてを繰り返してたのは、もう15年前くらいだっけ。。。

(フルスモークは、危険かつ違法です!絶対に止めましょう!)

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砂利を入れたら、水には“カルキ抜き剤・バクテリア”を投入。

水質安定のため、10日間ほど放置しました。

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(今どきの照明はLED、その薄さには驚きました。。。)

・・・で、肝心の“金魚”ですが。

 

ペットショップなどで購入するのが、通常なのでしょうが・・・

「そう言えば、確か。。。」と、“養魚場”を営む檀家さんのお宅へ。

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市場への出荷を翌日に控えた、ご多用中のところ・・・

突然のご連絡にも、快くお出迎え頂きました。

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旦那さんによれば、先般の「日本観賞魚フェア2016」にて・・・

当養魚場の出目金が、見事“東京都知事賞”を受賞したそうです!

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家族でお邪魔したからか、お気遣いいただき・・・

突然の、“金魚すくい”大会に発展。

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結局、(檀家さんの)お孫さんも参戦し・・・

IMG_2146ほとんどの金魚をすくいきるほどの、盛り上がりを見せたのでした。

(良い“GW(ゴールデンウィーク)”のひと時を、過ごすことが出来ました。。。)

 

【注:普段、こちらでは小売りをしておらず、無理を言って特別にお分け頂きました】

 

・・・という訳で、宗勝寺にお参りの際にはぜひご覧ください。

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大切に、育てさせていただきます!

IMG_2148ありがとうございました!

横の繋がり

昨日(5月1日)、“寺宿区”さまの主催による・・・

「三峯(みつみね)神社例祭」にて、ご祈祷させていただきました。

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“火伏せ”の霊験が顕著な「三峯神社(埼玉県)」が、こちらに分祀されたのは・・・

当地区に、“火災”が相次いだ際のことだそうで。

 

毎年5月1日には、町内の皆さまによる清掃の後・・・

朝の清々しい空気(開式は6時半です。。。)の中、当行事が厳修されます。

 

・・・ひと息ついて、一路(銚子市)「妙福寺」さまへ。

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名物、樹齢750年超の藤の花は、見事で芳しい香りを放っていました。

(昨年の花房は、なんとMAX193cmだとか。。。)

 

こちらで、(私にとって今年最後の)「千部会(せんぶえ)」に、出仕させていただき・・・

午前に一座、午後に二座の法要が厳修されました。

 

また、途中にはこちらでお祀りされている“北辰妙見大菩薩”の・・・

御神輿(おみこし)の、渡御が。

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一日中、境内に人が絶えることはありませんでした。

 

さて。

 

以前、年中行事の重要性に関して、語らせていただいたこともありましたが・・・

日程の決定に関しては、大きく分けて“ふたつ”かと。

 

つまり、「日にち固定(毎年〇月△日)」か・・・

もしくは、「曜日固定(毎年×月第☆日曜日)」か。

 

「日にち固定」で行事をすることは、大切ですよね。

(誕生パーティを開催するのは、やっぱり誕生日でしょう。。。)

 

「曜日固定」のメリットは、現役世代の集客を見込めること。

(何だかんだ言って、日曜日が休日の方は多いですから。。。)

 

・・・実は、上記「千部会」は、毎年5月第一日曜日 = 5月1日(日)

うち(宗勝寺)の「題目講」が、毎月一日 = 5月1日(日)

 

思案した結果、今回に限っては・・・

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師匠のお寺(浄国寺)の、「お経を読む会」との・・・

“合同開催(題目講+お経を読む会)”と、させていただいた次第です。

 

そう、なんとこちらの開催日も・・・

毎月第一日曜日 = 5月1日(日)、ということで。

 

こんなことを書きますと、日程調整としては・・・

弊害しかないように感じる方も、いらっしゃるかもしれませんが。

 

お寺の行事は、住職ひとりでは為し得ないものが、多々ありまして・・・

意外にも(?)「横の繋がり」にて、互助している訳です。

 

宗派が同じなら、同じ趣旨の行事がその時季に重なる訳で・・・

開催日をお互いに微妙にずらすことで、うまく回す。

 

・・・という、ある意味業界の“裏話”でした。

新陳代謝

「住職~!筍(タケノコ)2、3本もらってって良いかな~??」

・・・と、スコップを片手に檀家さんが。

 

せっかくなので、筍掘りをお手伝いさせていただき・・・

こっそりと、すべて檀家さんのクルマに。

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筍が美味しい時季も、終焉を迎えつつあります。

(後半は、“アク”が強くなっていきます。。。)

 

昨日も、お墓参り中の檀家さんに「持ってく??」と、お声掛けしたところ・・・

苦笑いして、首を横に振られる始末。

 

そういえば、スーパーで今年初めて見た筍は、“一本980円(ヌカ付き)”でした。

それが現在は、“一本100~180円”といったところ。

 

“需要と供給”というのものなのでしょうが、(出始めの)強気の価格設定は・・・

やはり、「初物=プレミアム価格」といったところなのでしょう。

 

・・・という話の流れから行けば。

この時季思い浮かんでしまうのは、江戸っ子の代名詞“初鰹(カツオ)”。

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江戸時代の価格を、現在の貨幣価値に換算すると・・・

一尾あたり、“約8~25万円”というのですから、驚きです。

 

・・・これからの時季は、素性の良さそうなものを「筍→竹」へ、と。

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“竹林・竹山”というものは、お寺(和風)の雰囲気にも合うと思いますし・・・

個人的にも、見ていて清々しいものです。

 

しかしながら、放置すればそれはただの“竹やぶ”。

“薄気味悪さ・荒廃”を演出するには、もってこい。

 

残念ながら、竹の寿命はさほど長くないため・・・

こうした「新陳代謝」が欠かせない訳ですが、管理は“重労働”の一言。

 

聞けば、同じく竹林を所有する、先輩のお寺では・・・

お子さんに、“1本数十円”のアルバイト代を支払い、対処しているそうな。

 

こうなってくると・・・

いよいよ、息子の成長が待ち遠しくもなってまいりますが。。。

 

さて。

 

先日は、“日蓮宗千葉県東部青年会”の「退会報恩読誦会」が・・・

多古町「光明寺」さまにて行われ、参加して参りました。

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こちらのご住職が、青年会の退会年齢を迎え、というもの。

 

お世話になった先輩が、ひとりまたひとり、というのは寂しいものですが・・・

それを増長させるのは、「新陳代謝」が出来ていないこと。

 

会員数の増減は、“波”というものもあるでしょうし・・・

どの業界でも「若手がねぇ。。。」という悩みは、同じかもしれませんが。

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今日は久々に、宗勝寺古墳を“丸刈り”に。

 

悩んでも、物事が好転する訳ではありませんが・・・

草を刈りながら、ため息が漏れてしまうのでした。。。

雑草

先ず以て、熊本県を中心とした地震災害による被災者の方々には、心からお見舞い申し上げる次第です。

様々なご意見があるでしょうが、当ブログに関しては、通常通りの内容にて更新を続けていく所存です。

 

本日(4月17日)、師匠のお寺「浄国寺」にて・・・

恒例の年中行事、「千部会(せんぶえ)」が厳修されました。

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浄国寺の千部会は、特に“参加型”の法要と言えます。

 

“読経”ということに関して、普段から触れていらっしゃる方も、そうでない方も・・・

懸命にお経本の一字一字を目で追い、声に出していきます。

(そう出来る範疇で、内容を組んでいます。。。)

 

50名以上の檀信徒とともに、たくさんのお経を読ませていただきましたが・・・

そこに、もはや僧俗の垣根など無いことは、場に居合わせた方は感じられたことでしょう。

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法要の最後には、参列の檀信徒へのご祈祷も行われ・・・

本年も、無事に当行事を終えることが出来ました。

 

さて。

 

現在、外は大風(竹が折れそう。。。)。

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すっかり散り切ってしまいそうな桜の花と、バトンタッチするかのように・・・

境内中に、「雑草」が芽吹いてまいりました。

 

「雑草という名前の草は無い」と、かの昭和天皇は仰せになったそうですが・・・

こちらは、“方喰(カタバミ)”。

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根がしぶとくて、抜き難いっスよね。。。

 

水耕に従事する方や、釣り好きの方なら目にするのは・・・

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こちら、“沢瀉(オモダカ)”といいます。

 

この二種類に、共通することは・・・

家紋、それも日本の“十大紋”に選出されるほどの植物だということです。

 

西洋では、家紋(紋章)と言えば、華やかなもの(バラ・アヤメ・ユリ etc.)が多いですが・・・

かの徳川家ですら、家紋に用いたのは地味な“二葉葵”の葉っぱ。

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(“三つ葉葵”とは、架空の植物なんだとか。。。)

 

下剋上の戦国時代、その“生命力の強さ”から・・・

いわゆる「雑草」は、戦国武将に家紋として、好んで用いられたそうな。

 

この感覚、いかにも日本人らしくて、個人的には好感が持てます。

粋な“験(ゲン)担ぎ”で、洒落てますよね。。。

 

境内で楽しそうに遊ぶ、子どもたち(息子を含む)のことを鑑みて・・・

近年は、除草剤の使用範囲も、最小限に。

 

そんな訳で最近は、ヒマさえあれば草抜き(草刈り)に、勤しんでおります。

“内股の筋肉痛 & 立ちくらみ”と、戦いながら。。。

季節の営み

昨日(4月10日)法務で訪れた“某霊園”の、桜並木。

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満開を過ぎかけてはいたものの、見事なものでした。

(写真では伝わらないものがありますが。。。)

 

バタバタしているうちに、季節だけが先に進んでしまっているようで・・・

最近はとにかく、気ばかりが焦ります。

 

本来なら、花まつり(お釈迦さまの誕生日:4月8日)の際、外すはずだった・・・

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綿帽子の“着けっぱなし”を、家族に指摘される始末。

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来年からは、このようなことが無きよう。。。

 

・・・午後からは、“日蓮宗千葉県東部宗務所”へ。

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“報恩法要(管内僧侶・寺族の追善法要)”へ、出仕させていただきまして・・・

・・・引き続き、会議へ突入。

 

前回、“年度切り替え”なんて書かせていただきましたが・・・まさに、ですね。

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どうでも良い話ですが、“初夏”のような気温になった、この日この時・・・

プロジェクターから排出される“熱風”の直撃に、目眩が。。。

 

さて。

 

数か月前、こちらのお寺にお邪魔した際のことです。

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当時、職人さんたちが(赤〇印)庭を施工していたんですね。

その中に、それは綺麗な“巨石”が、鎮座していました。

 

私、親方に伺いました。

「これ、作り物でしょ??」と。

 

モルタル成型&塗装で、某テーマパークの岩場を制作していることを知っていましたし・・・

(立地的に)あれだけの巨石が、ここまで運搬されるはずがない、と。

 

結果、私は親方に、リアルなトーンで怒られることとなった訳です。。。

 

それはそのはず、巨石は北海道産の本物(20トンだそうです)。

特殊な車両を用いて、「死ぬ気で、ここまで上げた」とのこと。

 

・・・やはり、プロというものは、こうでなくちゃ。

 

仕事に“プライド”を持つことが出来る人間は、素晴らしいし・・・

そんな仕事を持つことが出来た人間は、幸せだと思います。

 

私ですか??

これでも一応、譲らない部分は持っているつもりです。

 

・・・とはいえ、“バタバタ”してる時なんかは、気を付けなくてはいけませんね。

 

私にとっては、数十件のうちのひとつでも・・・

相手にとっては、唯一の機会かもしれませんから。

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今年も実家の床の間に、“兜飾り”を飾り付けました。

 

ちなみに、後ろに掛かっているのは・・・

師匠のお寺「浄国寺」にもお祀りされている、“清正公大神祇”の軸

(ひい爺ちゃんの“遺影”のバックも、この軸だったりします。。。)

 

こんな、「季節の営み」が、自分を冷静にさせてくれるような気がします。

・・・ジジイになったか??

真似ぶ

昨日(4月3日)は、多古町「妙光寺」さまの最大行事でもある・・・

「千部会(せんぶえ)」に、出仕させていただきました。

 

「千部会」を直訳すれば、“お経を千回読む法要”。

たくさんのお経を読み、その功徳を以て“ご祈願・ご供養”をする訳です。

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満開の桜のもと、(午前・午後と)計2座の法要が厳修され・・・

境内の特設ステージでは、日舞や地元歌手の公演に、賑わいを見せました。


(動画は平成24年のものです。。。)

 

これだけ大勢のお上人方と、“みっちり”読経させていただく機会は、そう多くなく・・・

“テクニカル”なことに限定したとしても、その情報量たるや。。。

 

(一説には)「学ぶ」の語源は「真似(まね)ぶ」だ、といいます。

 

サル真似を嫌う方も、いらっしゃるかもしれませんが・・・

“とっかかり”としては、良いことではないでしょうか。

 

私、(若かりし頃)剣道をかじったことがありますが・・・

武道などでは、(練習ではなく)“稽古”という言葉を用います。

 

稽古とは、「古(いにしえ)を稽(かんが)える」の意。

師とするものの一挙一動を、繰り返し習うことが学ぶことだ、と捉えられている訳です。

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昨今、息子(1才7か月)は成長著しく、見るもの全てを吸収しようとしています。

 

億劫がって、物を投げて渡した私を真似て・・・

・・・といったこともありましたので、こちらも気を付けなければいけませんね。

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宗勝寺古墳の筍(たけのこ)も、本日“初収穫”を迎えまして・・・

外を見れば、春休みを終えた学生さんたちが、登下校していました。

 

“新年度”というものは、実は我々の業界にも言えることでして・・・

現在は、業界内の様々な団体における“年度切り替え”の作業に雑多となります。

 

かくいう私も、様々な組織の様々なお役を務めさせていただいておりますので・・・

空き時間を利用しての事務作業に、目を「シパシパ」させております。

 

そんな時の昼食は、総じて“3分で出来るヤツ”だったりするのですが・・・

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本日は、ネットで話題の“10分ど〇兵衛”に、初挑戦。

 

いわゆる、「どん〇衛は、お湯を入れて10分待った方がうまい」ってやつですが・・・

・・・お試しあれ(次回は8分で食べてみようかな。。。)。

 

また、夕方からは(夕食を兼ねた)会議のため、外出予定ですが・・・

そういった機会がめっぽう増えるのも、この時期。

 

仕方ないことですが、食生活乱れますね。

早く、採れたての初物(筍)を食べて、寿命を“75日”延ばしたいものです。。。

ルーティン

葬儀専用設計で、利便性に優れた“セレモニーホール”は・・・

現在、多くの方にご葬儀の会場として、利用されるようになりました。

 

私の場合、セレモニーホールにお邪魔するのは・・・

関わらせていただくご葬儀の、“約半数”といったところ。

 

しかしながら、これは割合としてはかなり低い方ではないか、と。

檀家さんのほぼ100%が活用する、というお寺も少なくないでしょう。

 

一般(ご遺族以外)の方には、中々目にする機会も無いと思いますが・・・

こちらは、セレモニーホールの“(一般的な)僧侶控室”。

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こちらで、着替えや打ち合わせ(葬儀スタッフ・司会者)をする訳です。

 

地元(千葉県香取市)では、通夜・葬儀を僧侶ひとりで勤めることが多い(?)ため・・・

僧侶控室の広さは、やや狭め(3~6畳程度でしょうか)。

 

複数名の僧侶でお勤めをすることが、慣習となっている地域は・・・

やはり、広めに設定されています。

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以前、あるセレモニーホールで、スタッフの方が控室にお持ちくださったのは・・・

通常のお茶ではなく、“お白湯(さゆ)”でした。

 

「ご住職は法要前、お茶は飲まないと伺ったもので」とのこと。

(ちなみに、出されたものに文句を言ったことはございません。。。)

 

・・・実は私、ひとりでお勤めをする時に限って、なぜか“緊張”してしまい。

(自分なりに)上手くいった時の手順を乱すことに、抵抗があったりする訳です。

 

格好良く最近の言葉で言えば、「ルーティン」ってやつなんでしょうが・・・

during the 2015 Rugby World Cup Pool B match between USA and Japan at Kingsholm Stadium on October 11, 2015 in Gloucester, United Kingdom.法要2時間前からは固形物をとらず、口にするのは“水”だけだったりします。

 

そういった感情が強い時は、朝食に決まったものしか口にしない時もあるのですが・・・

まぁ、平たく言えば“気が小さい”んですね。

 

もし上記、僧侶控室を“覗き見”したのなら・・・

ソワソワと落ち着きのない私を、もれなくご覧いただくことが出来るでしょう。

 

しかしながら、葬儀スタッフの皆さまのお心遣いにより・・・

最大限、心穏やかに法要開式を迎えることが出来ることに、感謝しております。

 

さて。

 

実は、現在(2週間ほど前から)・・・

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私のクルマが、すべて“代車”になってしまいました。

(理由は、様々です。。。)

 

「ルーティン」ではありませんが、これがどうもしっくりこない。

どこに行くにも、人様からお借りしたクルマというのは、アガりません。

 

どうやら、私は・・・

仕事も遊びも、“テンション”でこなしているようです。。。

贅沢

本日(3月20日)は、(春の)お彼岸の“中日”。

→お彼岸について(その1)

→お彼岸について(その2)

 

“お彼岸”に関しましては、以前にも書かせていただいたので・・・

上記リンクを以て、割愛させていただきたいと思います。。。

 

さて。

 

自分が、いくら頑張ったとしても・・・

それが求められていないものだったとしたら、どうでしょうか??

 

全くの無意味だ、という方もいらっしゃるでしょう。

自分が納得出来れば、それで良いという方もいらっしゃるでしょう。

 

個人的には、大きな“温度差”があったとしたら、それなりにショックを受けますが・・・

とにかく、自分を客観視することは、大事なのかもしれません。

 

・・・では、あなたから見て「僧侶(寺院)に求めること」とは、何でしょうか??

 

「教えを説くこと(布教)」とか。

「困ったときに相談にのること」とか。

「先祖(故人)を弔うこと」とか。

「環境(諸堂・境内)の整備」とか。

「コミュニティとしての場を提供すること」とか。

「仏事を通した、特別な雰囲気づくり」とか。

 

人それぞれに、重要と思うことは違うと思います。

私としては、「何もない」という回答を除いては、どのようなご意見でも大歓迎ですが。

 

じゃ、「お前が重要だと思っていることは、何なんだ??」と、聞かれましたら・・・

私なら、「年中行事です」と、お答えします。。。

 

今月(3月)も、“題目講(毎月1日)”に始まり。

13日の旧初午には、“南横宿区”主催の「出世稲荷大明神祭」に、お招きいただき・・・

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18日には、多古町「能満寺」さまの、「彼岸会・大黒祭」に。

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そして本日(20日)は、東京は目黒区「妙見寺」さまにて・・・

「彼岸会」に、出仕させていただきました。

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こうして、自坊(宗勝寺)だけでなく、様々な地域・寺院の皆さまから、お声掛けいただき・・・

年中行事に関わらせていただけること、本当に有難く思っております。

 

正月とお盆とクリスマスを、まとめて行うお宅はありますか??

1才と2才と3才の誕生日(お祝い)を、一緒にやりますか??

・・・答えは決まっているでしょう。

 

その時にやるからこそ価値を持つことを、その時に行うということは・・・

豊かさ、いや「贅沢」と言っても良いかもしれません。

 

“百聞は一見に如かず”と言うように、体験することでしか感じられないこともありますし・・・

微力ながら、そのお手伝いが出来れば、と思っております。

 

たった一度の人生、せっかくなら「贅沢」しましょうよ。。。

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